森林鉄道のジオラマは、植樹計画が進まず前回撮影した「その1」のままで放置されていました。走らせるのもガソリン機関車だけでは格好がつきませんでした。
そこで木材を積載する運材車を導入しました。それらしい雰囲気になってきました。
動画は、ガーガーとうなりをあげながら重たい木材を運ぶという設定です。実際には、荷重とのバランスから機関車の動輪が空回りしているだけです。機関車にウエイトを付ければ、もう少しスムーズに動くかもしれません。
急カーブもなんとか曲がれます。
森林鉄道のジオラマは、植樹計画が進まず前回撮影した「その1」のままで放置されていました。走らせるのもガソリン機関車だけでは格好がつきませんでした。
そこで木材を積載する運材車を導入しました。それらしい雰囲気になってきました。
動画は、ガーガーとうなりをあげながら重たい木材を運ぶという設定です。実際には、荷重とのバランスから機関車の動輪が空回りしているだけです。機関車にウエイトを付ければ、もう少しスムーズに動くかもしれません。
急カーブもなんとか曲がれます。
森林鉄道のガソリン機関車を5月につくったまま、放り出していました。それを飾り、動かすジオラマ製作が徐々に進行しています。
とりあえず写真撮影できるところまでになりました。
森林鉄道が曲がりくねった谷を渡りながら下っていくイメージです。
屋久島で歩いた安房森林軌道の情景も込めました。
ガソリン機関車1両というのが寂しいです。木材運搬かなにかの貨物車を急造しなくてはなりません。
高架の丸太は、ホームセンターで買ってきた9ミリのバルサ丸棒でつくりました。スケール的にはちょっと太すぎたようですが、難しいことはいいません。
ほぼA4判の、ダイソー出身のコルクボードの上に組み立てています。
工事開始は1カ月以上も前のことです。発泡スチロールで地形をつくりました。
バルサ丸棒にノコギリの歯で筋をつけて丸太の雰囲気を出しました。
高架部分を塗装しました。
この後、レールの敷設、斜面の緑化と進みました。
ダイソーに行ってブラブラしていて見つけた「ゼオライト」です。園芸用の小物ですが、砕かれた鉱石が、川原をつくるのにぴったりでした。一気に工事が進捗しました。
あとは、山の植樹が課題です。
「教会のあるパイク」以来のジオラマです。
JR新幹線とSL北びわこ号に乗って、びわ湖一周の大回りの旅を楽しみました。大都市近郊区間の運賃計算の特例を使って、往復でたった2500円ぽっきりでした。
特例の特例として、新大阪-米原間の新幹線も特急券さえあれば乗車できます。SL北びわこ号といった臨時列車も、座席指定券があればいいのです。
最寄り駅の島本で買ったのは湖西線の大津京まで500円の乗車券です。
実際に乗車したのは、京都で新幹線に乗り換えて米原まで、そこからSL北びわこ号で木ノ本まで、さらに近江塩津まで行き、湖西線の新快速で大津京までです。これだけ乗っても、運賃計算は最短の山科を通って大津京に至るあたり前のルートです。
「近畿の駅百選」に選ばれながら未踏だった神戸電鉄の恵比寿駅です。三木市の玄関口にあたりますが、ご縁がありませんでした。
駅前に「戎神」の石像があり、切妻屋根になまこ壁を取り入れた・・・というのが選定理由です。
切妻の下でももえべっさんがほほ笑んでいます。
ありました。認定プレートです。カバーのアクリルがちょっと変色してますが、正面の目につくとことに掲げられていました。
青春18きっぷの旅でした。姫路から加古川に戻り、加古川線に乗り換えました。加古川線は「JR大回り乗車 雪の加古川線の旅」でこの冬に乗って以来です。粟生(小野市)で途中下車です。
北条鉄道は、北条町との間をつないでいます。でも今回は横目にしただけです。
神戸電鉄は、粟生線は鈴蘭台まで29.2キロ。そのまま神戸・新開地まで直通運転しています。青春18きっぷでは乗れませんので、きっぷを買って乗車しました。
粟生から20分ほどで1面1線の恵比寿駅が近づいてきました。
乗ってきた新開地行き準急を見送ります。昼間ダイヤはは1時間に1本ですが、朝夕はもう少し増えます。
近くに戎神社があるはずと、地図で探しました。駅から5分ほどのところに、立派な神社はありました。
湯の山街道に面しています。
他に見るところもなく、30分後にやってきた次の電車に乗りました。
新開地(ここも駅百選)で下車すると、神戸新聞の号外が壁に張られていました。桐生の9秒台はすごいですが、大阪の夕刊紙で働いたわたしには壁新聞の方が懐かしかったです。
神戸駅(ここも駅百選)から新快速、普通と乗り継いで帰宅しました。
これで青春18きっぷの5回分を使い切りました。長野への旅や、駅百選探訪で十分に元をとりました。
青春18きっぷの最後の1回が残ってました。使用期限は10日です。ならばと、急に思い立って播州赤穂に向かいました。近畿の駅百選の未踏駅だったからです。
日生まで「カキオコ」を食べに行ったり、岡山から帰る途中に通過したことはありましたが、降り立ったのは初めてです。
折角ですから赤穂城の城跡まで歩いてみました。
立派な長屋門です。大石内蔵助の旧邸です。
すぐ裏は、これまた立派な大石神社です。
門前には四十七士の石像が並んでいます。兵馬俑のようにも見えて、ちょっとアンバランスな気もしました。
大願成就を祈ります。わたしには、もはや無縁の気もしますが…。
赤穂駅にも、「誠忠義士伝双六」なるものが掲げられています。
わたしが探している駅百選の認定プレートは見当たりません。
駅員に聞いてみると、「以前はあったのですが、どこに保管しているかわかりません」。ちょっとがっかりの返答でした。
姫路からやって来た播州赤穂行が到着すると、隣のホームから福山行の「ふるさとおこし6号」が発車していきました。青春18きっぷの利用者らしき一団が乗り継いでました。
姫路も駅百選に選ばれています。下車して認定プレートを探しましたが、こちらも発見できず、2連敗となりました。
姫路で独り、昼飯になりました。JR姫路駅前の商店街を歩くと、飲み屋がびっくりするほど多いです。しかも立ち飲みが。おまけに、土曜日とはいえ昼間からどの店にも客が。
「のれん街」というビルの谷間の路地に入ってみると、テーブルを店の外にまで並べた焼き鳥屋などが並んでました。
「まるまさ家 姫路駅前店」は、串焼きの店です。「ひねももの炙り焼き」は、シコシコとした鶏がじっくりと焼かれています。柚子胡椒をつけて味わいました。
ヒゲのグラスはハイボールです。
最初はこちらでした。皮と鶏ネギです。ちょっと甘めのタレが効いてます。
暑い1日でした。とりあえずビールがたまりません。
牛すじ串は、脂の塊がコリコリと気持ちよいです。
仕上げは鶏皮揚げでした。すっかりでき上がりました。
近くに本店があるそうです。
まるまさ家 姫路駅前店
079-222-5051
姫路市駅前町363-1 フェスタ北館 1F
駅の目の前にこんな飲み屋街とは、なかなかいい街です。
わたしが降り立った「近畿の駅百選」です。
駅百選が認定されたのは2000年から2003年(1回25駅)です。それからの年月に駅舎の建て替えなどで認定証(プレート)は所在不明になっている駅ももあります。鉄道の駅なのに、交通の便が悪い駅もあります。プレートをいくつ発見できるか、ぼちぼちと旅を続けます。
プレートが見つからない京都などを含めて、あと「7」です。
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ちょうど1年前の8月24日のことです。サンティアゴ巡礼を歩き始める前夜です。フランス西南の町、サンジャン・ピエ・デ・ポーのドミトリー(男女相部屋)に泊まりました。プライベート(私営)のアルベルゲで、小さな部屋に2段ベッドが2台。同室は、台湾とカナダ(?)人の若い女性でした。ちょっとドギマギしたのが、昨日のことのようです。それから30数日間、毎夜のごとくドミトリーで寝泊まりして、すっかり慣れてしまいましたが。
とはいえ、それはスペインでの話。日本でのゲストハウスは初体験でした。民泊がブームです。これからはこんな一夜を経験しておくのも良いかと。
WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE-Pise は、楽天トラベルで予約しました。急に思い立っての旅だったので、長野駅前などのビジネスホテルは満室でした。
1泊2778円。税込みで3000円ぽっきりです。楽天カードのポイントがあったので、支払ったのは1500円です。
古い民家を改装しています。元は6畳ほどの部屋が、巧みにベニヤ板で仕切られて8ベッドとなってます。一応はカーテンもついて、かなりプライバシーも確保されています。
スペインの公営アルベルゲのように、だだっ広い部屋にむき出しの2段ベッドがずらりと並んでいるだけといったところからすると、格段の上部屋です。
エアコンも夜通し動いていたので、暑いことはありませんでした。
まるで穴倉ですが、布団1つを敷くのがちょうどのスペースです。洗濯したての清潔なシーツが2枚、枕カバーがありました。これも寝袋必携だったスペインとは大違いです。
きれいなトイレもあります。
風呂はなく、シャワーですが、熱い湯がたっぷりと出ました。
階下は各国料理が食べられるバーになってます。宿泊者は10%OFFでした。
目の前の生ハムを眺めながら、ジントニックをいただきました。
隣に座った、富士宮から独りでやってきたお嬢さんは、青春18きっぷで4連泊の旅の途中。サンティアゴ巡礼をする多くの女性のバイブルのようなパウロ・コエーリョの「星の巡礼」の愛読者で、「サンティアゴに行ってみたいです!」。巡礼の話なんかで盛り上がりました。
カウンターの隅には真空管アンプが載っていました。これも世界各国を旅したというオーナーの趣味とか。ところが肝心のオーナーはこの夜は姿を見せてくれませんでした。
善光寺門前の中央通りに面してます。
WORLDTRECK DINER&GUESTHOUSE-Pise(ワールドトレック ダイナー アンド ゲストハウス ピセ)
長野市東後町2-1
026-214-5656
牛に引かれなくても、長野までくれば善光寺に参るしかありません。8年ほど前に、西国33所のお礼参りで訪れて以来です。大きな本堂に圧倒されました。
朱印もいただきました。
さて、後はどうしたものかと、門前をふらふらと歩きました。
角のそば屋さん「大丸」では、ざるそばを食べたことがあります。
反対側の角には、しゃれた建物が。
その気になってカメラを構えると、次から次へと格好の被写体が続きました。
立派な洋館の旅館です。
うだつの上がる薬局です。坂道に直立しています。
こちらは優雅な郵便局・
レンガ造りで、現在は「楽茶れんが館」。
堂々とした銀行そのもの。
フラワーバスケットの向こうに古い家並みが続く。
格子が美しい紙屋さん。
「中沢時計」だから「丸に中」とわかりやすい。
文具店には古くて大きなレジスターが展示されている。
シンプルに「香」一文字。
文芸座が現れた。
額の金文字が素敵。「ウィンザーチェア」のポスターが張られていた。
善光寺も門前はJR長野駅近くまで1.7キロ。楽しみながら歩いた。
青春18きっぷで長野まで出かけたきっかけは、長野県信州美術館で開かれている「ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子」を観ることでした。
自宅最寄りのJR島本を午前5時28分発の普通で出発。京都-米原―名古屋-中津川-松本と普通や快速を乗り継いで長野に着いたのは9時間16分後(乗車時間は7時間34分)の午後2時44分でした。
長野駅前から善光寺の裏側にある美術館最寄り駅までバスに乗りました。
エントランスに、松本民芸家具と日本の作家の作ったウィンザーチェアが並んでました。でも写真撮影ははここまででした。
ウィンザーチェアは、18世紀前半にイギリスで生まれたとされる木製の椅子です。座面も背もすべて木で造られ、シンプルな美しさと機能性を兼ね備えています。(パンフレットより)
会場には、英国を中心としたいろんなデザインのウィンザーチェアが56脚もズラリと並んでいました。第2展示場には「同時代の多様な椅子」も並び、これだけの規模の展覧会は珍しいそうです。
一つ一つ、ていねいに見て回りました。
なかでもくぎ付けになったのが、かわいい子供用のスティックバックチェアでした。シンプルな背もたれがさりげなく、赤い塗装が施されていた痕跡もとどめていました。孫娘を座らせてやりたいという思いに駆られました。
平日の閉館間際とあって、他に入場者は数えるほどで、心置きなく観ることができました。
信濃美術館は、老朽化が進み、この展示が終わると休館になるそうです。お隣の東山魁夷館はすでに休館中でした。
善光寺の参道には、フラッグもはためいていました。
いただいたパンフレットです。最初の写真は、これをコラージュしています。
わが家のダイニングテーブルの5脚目の椅子となっているペザントチェアを、飛騨・清見村のOak Villageで作ったのは10数年前のことです。もう一度、挑戦したいなという気にさせられました。