高槻楊梅山での迷走と、「ほっともっと」のお弁当

 高槻の里山、楊梅山に登りました。ポンポン山への登山口となる神峯山寺(かぶさんじ)の南東の一帯は「高槻楊梅山ふれあいの森」として整備されているようでした。ネットでその存在を知ったのは、数日前のことです。さっそくチャレンジしました。

 昼飯は、持ち帰り弁当の「ほっともっと(HottoMotto)」で買ってきました。「プラスベジ旨辛から揚弁当」(570円)です。
 朝から急に思いついて「高槻 テークアウト弁当」と検索しました。ご時世です。あの店も、この店もと知っている店がゾロゾロとひっかります。でも前日予約要だったり、開店時間がひっかかったりで、こちらにしました。 
 大きなから揚げ4個が、辛みたっぷりのネギソースをまとっています。ひと口目は「からっ~」と感じましたが、食べ進むといい味です。最後は、弁当箱のヘリに残ったソースもさらいました。

 ポンポン山を、マイ・ベスト・ウェイの水声の道から登るスタート地点となる高槻市バンの川久保バス停です。
 1時台のバスは行ってしまい、次のバスまでは時間があります。だれも来ないので、ここのベンチをお借りして昼飯をいただきました。

 「高槻楊梅山ふれあいの森」のゲートです。
 この付近は、木々に名札がぶら下がっていたりで整備されているようでした。ところがー

 ふれあいの森の概略図は、高槻里山ネットワークのホームページからダウンロードしていました。平成27年の改定版ですが、このあたりは30年の台風21号で大きな倒木被害がでました。その爪跡があちこちに残っていました。お目当てのヤマモモ広場、クスノキ広場、ミツバツツジ広場といった代表地点には到達できませんでした。

続きを読む 高槻楊梅山での迷走と、「ほっともっと」のお弁当

天王山で食べる 「出前一丁」

 天王山の「未踏ルート」を歩きました。といっても1時間余りで麓まで下ってきました。
 昼飯にするにはちょっと早かったのですが、せっかくなので開店しました。
 日清食品の「出前一丁」です。チキンラーメンと同じように古くから愛されています。焼豚とたっぷりのネギをトッピングした特製です。
 同じ即席でも、熱湯で茹でているので、麺がツルリとうまいです。 ラー油が効いて、香りもなかなかのものです。

 焼豚とネギは刻んで、保冷剤の役目も担った缶とともにかついできました。

 麺を3分間、茹でます。別の鍋に粉末スープをいれてゆで汁を加えてと、ちょっと面倒です。

 インスタントですが、コーヒーもいれてゆっくりとしました。

 麓の東大寺春日神社の休憩所を使わせていただきました。
 眼の下は名神高速で、走りすぎる車の騒音がうるさいですが、それ以外は満点の食堂でした。

続きを読む 天王山で食べる 「出前一丁」

天王山で食べる カレー焼きサンド

 天気が回復しました。お山歩(おさんぽ)がてら、天王山まで昼飯を食べに行きました。
 自分でつくるきょうの昼飯は、カレー焼きサンドでした。自宅近くの「コープこうべ」で買っていたレトルトカレーに、冷凍庫のサンドイッチ用パンを持ってきました。もうひとつ、胃を消毒する缶入りアルコールも忘れていません。
 両面こんがりとはなりませんでしたが、うまいです。

 肉も入っていて、適度な辛さのいい味です。
 ポンポン山の頂上でカレーうどんをつくって食べたことがあります。その時、横の男性がこれをつくっていました。いつか、真似をしようと狙ってました。

 調理にもってこいの上部が平らな大きな切り株がありました。
 ホットサンドメーカー(そういう名前らしいです)は、アウトドア用には柄が取り外せる製品があります。でも、それほど使うとは思えないので、自宅のものを持ってきました。十分です。
 バターを塗って重ねてきたパンに、カレーを入れて重ねます。
 両面をじっくりと焼けば、こんがりとするはずでした。
 大チョンボは、バーナーがガス欠となって、途中で火が止まってしまいました。

 薄いパンが2枚では満腹とはならず、家に帰って残りのパンを焼きました。
 今度はこんがりと仕上がりました。

 コーヒーも入れて、満足しました。
 味は上々でした。問題はカレーが柔らかくて、食べるのに苦労することです。次回は、ハムか何かでリベンジしようと思います。

続きを読む 天王山で食べる カレー焼きサンド

サントリー山 日清焼そばとプレモル

 家に籠ってばかりでは気が滅入ります。きょうは天気が良いので、「歩いて昼飯」に出かけました。とはいえ「3密」の食べ物屋は敬遠して、自炊しました。
 「サントリー山」という初めて聞いた名前の山の頂上です。天下分け目の天王山のすぐ西北にあります。
 「日清焼そば」をつくりました。
 自宅発着の気安さで、山ビールも解禁。サントリー山崎蒸溜所から登るのでと、敬意をこめてプレミアム・モルツを買ってきて大正解でした。

 暖かい日差し、心地よい風に吹かれて食べる焼きそばです。ひと汗かいたあとのプレモルも、サイコーのシチュエーションです。

 ストックしていた袋麺の「日清焼そば」です。これだけでもおいしいですが、せっかくなのでキャベツとタマネギを刻み、豚肉はなかったので冷凍ベーコンをそのまま持ってきました。小瓶に入れた油、アルミホイルに取り分けた塩、コショウも忘れませんでした。

 大小2重のコッフェルで料理しました。
 小さい方に油をしき、ベーコンと野菜を塩コショウして炒めました。
 大きな鍋に袋に書かれた220ccより多めの湯を沸かし、麺を放り込みました。
 箸でかき混ぜてほぐしました。
 水分が飛んだところで、粉末ソースをかけました。
 炒めた肉、野菜を合わせて混ぜれば完成でした。鍋からそのままいただきました。

 青のりを振りかけるのを忘れていました。それでも充分においしかったです。

 インスタントですが、食後のコーヒーもいれてのんびりとしました。
 ハイカーが一人、通り過ぎただけでした。

続きを読む サントリー山 日清焼そばとプレモル

大阪・島本 「かぎ卯」の絶品セットメニュー

 天王山でミツマタの花に会いました。帰り道の西国街道沿いにある「かぎ卯」で昼飯にしました。
 「絶品セットメニュー」(1100円)から、ぶっかけうどんと釜揚げしらすごはんの組み合わせです。
 ギンギンに冷やした腰のあるうどんが、ひと汗かいた後にはたまりません。

 温かなご飯を、しらすとおかか、ネギが覆ってます。醤油を注いでいただきます。これ、うまいです。

 谷崎潤一郎の「蘆刈」に登場する店です。その昔。淀川の対岸、橋本には遊郭もあり、そちらとを渡し舟が往復していました。

 かぎ卯
 075-962-0700
 大阪府三島郡島本町山崎3-4-1

ポンポン山 福寿草に会いに行く 2020

 ポンポン山に福寿草(フクジュソウ)を見にやってきました。
 ことしは2月の初めに開花したそうで、すでに3番花。満開は過ぎてました。でも、初夏のようなポカポカ陽気を浴びて、黄金色にピカピカと光っていました。

 これがヤマシロネコノメでしょう。雄しべが8本あります。この地域にしか生育しない固有種で、京都府の絶滅危惧種です。

 こちらはネコノメソウでしょう。

 ノーブルにも見えるこの白い花は、ハコベのようです。

続きを読む ポンポン山 福寿草に会いに行く 2020

歩いて昼飯 神峯山寺の散り梅、散り椿

 高槻市の北部、ポンポン山への登り口のひとつでもある神峯山寺(かぶさんじ)まで歩きました。
 晴れ間がのぞいたり、春時雨がポツリときたり。歩いている間は、うっすらと汗もかくほどでした。でも雨宿りしているととにかく寒かったです。
 境内の紅梅は、そのまま地面に散り、冷たい雨に濡れていました。

 椿も散っています。

 雨粒が光ります。

 神峯山寺は、日本で最初に毘沙門天を安置した霊場としても知ら、1300年以上の歴史を持つ古刹です。

 わが家から歩いてきたのは、こちらが目的でした。「神峰山の森 自然園」です。そろそろ早春の野草が芽吹いているかと期待してました。ところが2月末まで冬季休園中でした。

 ここまで平均時速5.3キロで歩いてきました。途中、緩い上り坂も続いて累積で200㍍ほど登っているので、いつも通りのペースだったようです。
 雨脚が強くなったので、神峰山口のバス停まで歩いてゴールとしました。

 高槻市バスでJR高槻まで戻り、駅前の「からふね屋CAFE ビエラ高槻店」に飛び込みました。
 「日替わりランチ」(825円)のきょうのパスタは、エビとブロッコリーの明太子クリームでした。

 自分ではつくることがないクリームパスタです。たまにはいいものです。

 スープバーがついてます。

 ソフトドリンクもセットで、温かなカフェオレにしました。

歩いて昼飯:食 高槻 希志庵の竹籠ランチ

 阿武山から総持寺まで歩く途中に、おいしそうな昼飯どころはないかとネット検索して見つけた古民家カフェ「希志庵(きしあん)」です。
 「竹籠ランチ」(1350円、税抜き)をいただきました。きれいに盛られた料理の数々です。肉団子やキムチ風味のとうふなどと、どれもひと味工夫されてます。

 前菜3種です。枝豆はペペロンチーノ味です。真ん中は、何かと口に入れると、甘いサツマイモです。右は竹輪です。

 登場した前菜をみて、「やはり欲しいね」とビールを頼みました。ハートランドでした。

 メーンはこちら。竹籠とは別です。2つのセレクトから、わたしは「豚肉ときのこのオイスターソース炒め」です。あっさりとした口触りです。もう一つのエビマヨもおいしかったそうです。

 ご飯は雑穀を混ぜて、柔らかく炊いてありました。

 デザートに、コーヒー(200円)も追加しました。

 最初にこんなものをいただきました。「ご予約ありがとうございます」というわけで、その電話代の10円が包まれていました。うれしい心遣いです。

 和風の民家2間をぶち抜いて床張りとした部屋には、気になる音響機器があちこちに並んでいました。
 これは真空管のKT66を使ったパワーアンプです。どんな音が出るのか聞きたかったです。

 希志庵
 072-696-4126
 高槻市塚原1-3-18

茨木 キリシタン自然歩道を歩く

 茨木市北部の山間にある隠れキリシタンの里、千提寺(せんだいじ)辺りのキリシタン自然歩道を歩きました。
 トップの写真は、わたしのブログの「きょうの昼飯」さながらです。「縄文カフェ まだま村」で縄文定食を食べることも、楽しみでした。
 8キロほどのさして登りもなくて歩きやす、歴史と食に触れる道でした。、

 下音羽の高雲寺境内にあるキリシタン墓碑です。ほとんど読めませんが、上部にくっきりと十字が刻まれています。

 気持ちのよい自然歩道を下ります。きょうはいつもの女性5人と歩きました。

 「巨石の丘」という表示に、この日、ここだけの山道を登って行くと、巨石が並んでいます。岩の上で瞑想するのにぴったりです。

 【2020/02/08 09:38】
 JR島本で待ち合わせ、茨木から阪急バスで下音羽までやってきました。

 高雲寺へのまっすぐな石段を登ります。

 万両が真っ赤な実をつけています。

 大正11年に発見されたキリシタン墓碑です。慶長時代のものですが、発見されたときは、一方は手水鉢の踏み台に、他方は寺の靴脱ぎ石として使われていました。

 農道を忍頂寺に向けて下ります。

 古い案内杭に「キリシタン自然歩道」と書かれています。

 【10:09】
 東海自然歩道が横切る忍頂寺です。同じ仲間と、ここから東へ竜王山を越えて高槻まで、反対向きに箕面まで歩いたことがあります。

 バス道を離れて静かな道に入ります。

 土の上を歩くのは気持ちがいいです。

 静まり返った見事な竹林です。

 下調べはしていなかった「巨石の丘」の表示があります。「350メートルくらいなら」と進みます。

 ひと汗かいて到着した巨石群です。

 千提寺までやってくると、これまた下調べになかった古民家を改装したカフェ「The Forest of Arts MS Cafe」に出くわしました。

 庭には手作りのピザ窯があります。バーベキューセットやスモーク釜まで。

 出てこられた奥さんが内部を見せてくれました。素晴らしい空間です。
 静かなジャズが流れており、どこから鳴っているのかと探すと、梁の上に使っていない古い真空管アンプが載ってました。

 道を隔てた新築棟は、「一棟貸しの民泊にしようかと」。薪ストーブの暖かさがたまりませんでした。

【11:35】
 この日のお目当ての「縄文カフェ まだま村」です。縄文時代の竪穴式住居を模しています。解体した古民家20棟の古材と使っているそうです。

 地元産の野菜が彩りよく並びます。右は豆腐なんかを卵で包んで揚げてあります。
 おいしくいただきましたが、冷たい料理ばかりで、冷えた体にはちょっと残念でした。

 こんな山奥だというのに、実際には新名神ができて千提寺ICから5分ほどですが、予想外ににぎわってました。

 この囲炉裏を囲んで食べたかったですが、先客がいました。

 キリシタン遺物資料館を見学しました。内部は撮影禁止でした。
 教科書にも載っていた「聖フランシスコ・ザビエル像」はこの隣の民家で発見されました。
 

 現在は神戸市立博物館にあるザビエル像です。

 この民家のかまどの上の柱に縛り付けられた箱から見つかりました。

 キリシタン大名の福者、高山右近の像もあります。


 
 千提寺の辺りは、昔は閉鎖された山村だったのでしょう。そのためキリスト教信仰が営々と受け継がれてきたのでしょう。
 今は新名神高速が走り、千提寺ICもできてすっかり様変わりです。

 振り返ると、竜王山が臨めます。

 【13:51】
 大岩八幡神社には、立派な五輪塔があります。

 【14:16】
 舗装道を下ってきましたが、天気も陰ってきて寒いので、サニータウンの団地入口にあるバス停をゴールとしました。

 バレンタインデーが近いです。「いつもあちこち、連れて行ってくださって」とチョコレートをプレゼントされました。ありがとうございます。

 わたしは道中の後半から気分が悪くなり、ついには嘔吐、発熱となりました。帰宅後は、何もせずにベッドへ直行。ポカリだけ飲んで1日を過ごしました。まだ微熱が下がりませんが、こたつで暖かくして、ノートパソコンからアップしました。

西国札所・勝尾寺の古参道から東海自然歩道を箕面へ

 西国霊場23番札所でもある勝尾寺につながる古参道を、旧西国街道筋にある大鳥居から歩きました。さらに稜線の東海自然歩道を箕面大滝までのんびりとした心地よいハイキングでした。
 暦通りに春の到来を感じさせる暖かで穏やかな一日でした。おかげでわたしは鼻炎が出て、鼻グジュグジュとなりました。

 国道171号沿いの阪急バス・新家バス停からちょっと南に入った旧西国街道にある大鳥居から勝尾寺への表参道は始まります。
 勝尾寺まで導いてくれる町石が残っています。「三十六町石」です。1町(丁)は、109.09㍍ですから、約4キロほどの道です。

 勝尾寺といえば、この勝ちだるまがあふれています。

 箕面大滝は、季節外れなのか、ウイルスの影響か、静かでした。
 いつもの山仲間と、先日、桂米二師匠の落語を聞いた「音太小屋(ねたごや)」オーナーのTさんと一緒しました。

続きを読む 西国札所・勝尾寺の古参道から東海自然歩道を箕面へ