京都・古知谷 阿弥陀寺の黄色いクリンソウ

 「クリンソウが見たい」という要望に応えて、古知谷の阿弥陀寺でクリンソウを見て、焼杉山に登ることになりました。いつもの英会話教室のお仲間とそのお友だちです。
 クリンソウは、ちょうど見ごろでした。しかも、初めて見る黄色いクリンソウが咲いていました。

 クリンソウといえばサクラソウ科の植物で、赤や紫色の花を咲かせます。突然変異なのか、そういう種があるのかは定かではありませんが、3株ほど咲いていました。

 白っつぽいのも咲いています。

 こちらは赤です。まさにいろんな色があるのですね。

 こちらは馴染みの紫色ですが、鮮やかです。

 さして広くはない弾誓上人石廟の前の庭に、クリンソウが満開です。

 本堂前の庭の隅でシライトソウが微風に揺れていました。

 水の音が聞こえる岩の上に、2株のクリンソウが花を咲かせていました。

 右の古木は、樹齢800年を超えるカエデで、京都市天然記念物に指定されています。

 大原からさらにバスで10分ほどのところにあります。
 中国風の山門をくぐり、美しい新緑を浴びて20分ほど急坂を登ったところです。

 古知谷 阿弥陀寺
 京都市左京区大原古知平

宇治市植物公園のハーブたち

 「植物園にでも散歩に行くか」ということになりました。といっても京都府立植物園は市内の人出の多さからちょっとおっくうです。初めて行った宇治市植物公園は、車で30分ほどでした。
 温室には、カラフルな熱帯の花々が咲き乱れていました。それはそれでインスタ映えしますが、わたしがレンズを向けたのはハーブの数々です。
 白い花はスイート・マジュラムです。肉料理に欠かせないハーブです。フジ色の花はチャイブ。名前だけは知ってますが、使ったことはありません。

 セージです。サルビア近縁種だそうです。

 ジャーマン・カモマイルと表示されていましたが、カモミールですね。花はリンゴの果実に似た香りがするそうです。わたしは嗅覚が鈍いので、わかりませんでした。

 キャラウェイには、その匂いにさそわれてかテントウムシが。

 チャービルは「美食家のパセリ」と呼ばれるそうです。

 ギョウジャニンニクもハーブの一種ということで。

 河津桜が、サクランボをつけていました。真っ赤なのを一粒、口に含みましたが、あまりの酸っぱさにあわてて吐き出しました。

 修景池の観月台です。緑が清々しいです。

 若葉が美しいラクウチョウです。

 花の広場には、3675個のプランターを並べた高さ18メートル、幅62メートルのタペストリーが。ゴリラがおいしそうに黄色いバナナにかじりついています。

 わが家からさほど遠くないところに、こんなにすばらしい植物園がありました。休日だというのに、園内は人出もまばら。弁当持参で、木陰でゆっくりとするのもよさそうです。

 宇治市植物公園
 0774-39-9387
 宇治市広野町八軒屋谷25-1

神峰山の森自然園 ユキモチソウと春の花

 ユキモチソウが見たくて、高槻市郊外の「神峰山の森自然園」まで車を走らせました。ポンポン山登山の起点のひとつ、神峯山寺(かぶさんじ)の仁王門を通り過ぎたすぐの斜面にいろんな野草が咲いています。
 今年の春の花は、いずれも早くに開花したようです。「ユキモチソウはもう終わったかな」と、入り口辺りを清掃していた係員さん。遊歩道をひと巡りしてくると、「ありましたか? あそこならまだ咲いていたはず」と、遊歩道から外れた場所に連れていってくれました。ありました。
 雪のような、柔らかい餅のような付属体があるので、ユキモチソウ(雪餅草)と呼びます。初めて見ました。マシュマロのようでもありますが、食べたらたいへん、有毒です。

 ユキモチソウはサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。世界的に見ても日本の三重、奈良、四国の限られた地域に自生するだけだそうです。

 付属体から甘い匂いを発して虫を呼びこんで、花粉の授精をさせるのだそうです。

 こちらは、同じサトイモ科テンナンショウ属のムサシアブミでしょうか。仏炎苞と呼ばれる花の形が、武蔵の国でつくられた鐙(あぶみ)に似ていることから武蔵鐙と呼ばれるようになったそうです。

 花の先端から長い弦のようなものが伸びているのはウラシマソウでしょう。名前の起源は、浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見たてたからといわれます。
 いずれも絶妙なネーミングです。

 ヒメシャガです。シャガよりは小ぶりで、紫色が鮮やかです。

ミヤマヨメナは春に咲く野菊です。園芸種がミヤコワスレ(都忘れ)です。

 タツナミソウです。同じ向きに花を咲かせる姿が波頭の文様を思わせることから、立浪草となりました。

 ニッコウキスゲが早くも咲いていました。辺りには、蕾がいっぱいありました。

 日本最初毘沙門天 根本山 神峯山寺 寶塔院
 高槻市原3301-1
 072-688-0788

ポンポン山 早くもクリンソウが花盛り

 ポンポン山に登りました。汗もかきましたが、清々しい良い天気でした。
 今年は、サクラをはじめ、カタクリの花も開花が早かったので、ヤマブキソウも咲いているかなと期待してました。残念ながら、黄色い山吹色は拝めませんでした。ところが、予想外のクリンソウが、すでに満開状態でした。明るい陽を浴びる紫色を堪能しました。

 道路の真ん中にも1株が花をつけてました。踏まれなければいいのですが。

 JR高槻の北口から高槻市営バスの中畑回転場行きに乗車。出灰(いずりは)で降りました。出灰川に沿って20分ほど歩くと橋を渡ったところが登山口の尸陀寺(しだじ)跡です。一休禅師ゆかりの場所です。
 その手前にクリンソウは咲いています。以前は民家の庭だったところですが、1軒の民家は取り壊されてしまいました。クリンソウも瓦礫とともに撤去されてしまうのかと心配してましたが、工事用トラックのタイヤ痕が残る土地のすぐ脇で元気に咲いてました。

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大阪・島本 水無瀬川の河川敷にて

 2つになった孫娘と、わが家近くを流れる水無瀬川の河川敷を歩きました。
 黄色いタンポポが、あちこちで太陽をいっぱいに浴びてました。

 この黄色い花は何でしょうか?

 これは知らん! いや、紫蘭でしょう。 

 ポピー(ヒナゲシ)でしょうか。

 シロツメグサも懐かしいです。

 ムラサキツユクサでしょう。

 わがマンションの庭には、スズランが咲いてました。

奈良・宇陀 大野寺と佛隆寺の雨の花々

 奈良・宇陀の住塚山に登りました。あいにくの雨で、午前中は時間調整のため宇陀の名刹、大野寺と佛隆寺を巡りました。
 大野寺のシャクナゲです。雨露を溜めて、大柄の花を咲かせていました。

 佛隆寺のシャクナゲも見事でした。

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小塩山のカタクリの花 2018

 京都西山の小塩山に登りました。ことしもカタクリの花と出会うことができました。
 残念ながら薄曇りとなって、日差しがありません。おまけに気温も上がらず、花は堅く閉じたままです。イナバウアーしている花はほとんどなく、ちょっと寂しい光景でした。
 ことしはすべての花が早かったようです。カタクリも例外ではなく、3日には満開になっていたとか。毎年、早くなってます。

 日差しがないので、残念ながら鮮やかさはありません。

 8度ほどしかありません。花が開かないはずです。

 それでも熱心にカメラを構えるタイガースのタオルを首にした同行者2人です。
 昨日の日曜日は250人が訪れたそうですが、きょうはまばらでした。
 小塩山に山頂近くにある3つのカタクリ保護地は、西山自然保護ネットワークの皆さんによって守られています。カンパしてきました。
 山行については、改めて記します。

最後のお花見と美女 嵐山から嵯峨野へ

 満開のツツジの下で、お弁当を開けました。英会話教室・OakTreeClubのお仲間らと、花見に出かけた京都・嵐山です。

 なんと花の妖精のように出現した光景です。

 花の色に合わせたようなドレスです。それに素足です。

 連れの男性が撮影してましたが、それがスマホで。
 「お前ももっと撮れ」と促され、わたしの後ろ姿までいれて撮影している様子でした。
 どちらのお国の、どちらさまだったのでしょうか? そうか、英会話を習っているのでした。聞いておくのでした。

 ここで弁当を食べていました。不意に、そこに現れました。

 きょうの弁当は、奥さまが自分の弁当とともにつくってくれました。

 阪急・嵐山の売店で買ってきた缶ビールを開けて、最高です。
 京都麦酒は、伏見・黄桜酒造のペールエールでした。

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花の百名山・藤原岳 福寿草や春の花々

 花の百名山です。とりわけ福寿草が咲くことで人気の藤原岳(標高未確定。標識には1,120m)に登りました。鈴鹿山脈の北部に位置し、三重県と滋賀県の県境にあります。
 福寿草が、春の暖かな日差しを浴びて、黄金色に輝いていました。

 白い花弁が可憐なミヤマカタバミ。

 アズマイチゲのようです。

 紫色のも咲いてます。キクザキイチゲだそうです。

 葉が尖っているのは何でしたか? 花博士さん!
 ヒロハアマナというらしいです。

 コバイケイソウは花を開く準備中。

 アセビ(馬酔木)が白い花をつけていました。

 シャクナゲが咲くのももうすぐです。

 花吹雪の桜です。ここから出発しました。
 山登りについては、改めて記します。