兵庫芸文 ティム・ミードの「ジュリオ・チェーザレ」

 「ジュリオ・チェーザレ」とは聞きなれませんが、ユリウス・カエサル、あるいはジュリアス・シーザーのイタリア語読みでした。ヘンデルのバロック・オペラを、鈴木優人指揮、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)で聴きました。
 チェーザレは現代最高のカウンター・テナーの一人と人気のティム・ミードでした。YouTubeで何度も聴いているオランダ・バッハ協会のマタイ受難曲などで、アルトに相当するその歌声は耳慣れていました。
 一本、ピーンと筋の通った堂々たる(?)カウンター・テナーでした。身長もあり、ローマの英雄にふさわしかったです。 
 兵庫芸術文化センターの大ホールです。セミ・ステージ形式で、BCJを取り囲むようにドーナッツ型のステージができてます。演奏中は、真っ暗にもなります。スポットライトがクレオパトラの森麻季のスパンコールをキラキラと反射させるシーンが印象的でした。

 長い舞台です。2度の休憩がありました。コーヒーでひと息つきました。
 兵庫芸文は、大阪バッハ合唱団の奥さまもステージで歌った演奏会から2週連続でした。

 カーテンはありませんが、コールが続きました。
 客席が明るくなっても呼び戻された指揮の鈴木優人やソリストたちです。

https://twitter.com/bach_collegium/status/1710616734494019942?thttps://twitter.com/bach_collegium/status/1710616734494019942?t=QpUDGcQ12Y16kKbBuJZ93Q&s=19=QpUDGcQ12Y16kKbBuJZ93Q&s=19

 午後3時に始まりました。合わせて小一時間の休憩がありましたが、終わったのは7時半すぎでした。
 前半こそ、ちょっとこっくりの時間もありましたが、クライマックスにかけては息もつかせませんでした。兵庫芸文は暗い夜空に包まれていました。

福山・リーデンローズ 反田恭平2023夏ツアーを聴く

 「反田恭平プロデュース ジャパン・ナショナル・オーケストラ2023夏ツアー」を追いかけて、はるばる広島・福山のふくやま芸術文化ホール リーデンローズ大ホールまでクルマで走ってきました(31日)。
 夏ツアーは全国7会場を巡りますが、どうしたことか関西での公演はありませんでした。一番近いのが福山でした。
 開演直前までスタインウェイが調律されていました。

 奥行きが広いプロセニアム形式のホールです。3層のバルコニーがあり、2000席を超えます。
 わたしの席は、舞台から5列目のほぼ中央と、最上のポジションでした。

 モーツァルトのピアノ協奏曲15番という初めて聞く曲でした。もちろん、反田くんの弾き振りです。ハッとさせられる美しい弦の響きに、反田くんのこれまた繊細に輝くピアノが重なりました。これまでに聴いたショパンやスクリャービン、ラフマニノフらのロシアものとは違う軽くてキラキラとする美音がひときわ冴えわたりました。
 チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲は、水野優也くんのソロでした。かのロストロポーヴィッチの芳醇な演奏のLPで聴き馴染んだ曲です。水野君も若々しくも大家に迫る演奏で、エンディングに向けての盛り上がりに大拍手でした。
 後半はモーツァルトの人気ナンバー1のシンフォニー40番でした。反田くんが指揮棒を右手に振るのを初めて見ました。フルートが、オーボエが、ホルンが、そして弦が存分に駆け巡り、楽しく乗せられて息つく間もありませんでした。

 会場で売り出されたCDを購入しました。水野くんのチェロ、反田くんのピアノです。最高の記念となりました。

 開演前にホール併設のカフェ「リドテリア」でカレー(から揚げ、サラダ付き 880円)をいただきました。
 わたしにも辛さはほどほどのおいしいカレーでした。
 

 奥さまは、簡単にパンと紅茶でした。

 同じパンがホールでも売られていて、カフェが満員で食事できなかった人らが買ってました。

 福山はJFEスチール(旧NKK日本鋼管)の企業城下町です。税収が豊かだった時代に建ったのでしょう。地方都市にしてはびっくりするほど立派なホールでした。

 ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ
 広島県福山市松浜町2-1-10

京都・アルティ 弦楽アンサンブルと前田珈琲の名物ナポリタン

 京都府民ホール アルティで「スォーノ・リッコ・アンサンブル京都」の第2回定期演奏会を聴きました。
 スォーノ・リッコとは、豊かな音という意味らしいです。これは弦楽アンサンブルを主宰(コンサートマスター)する村瀬理子さんにひっかけているのでしょう。京都市立京都堀川音楽高校で長くヴァイオリンを教えてこられました。奥さまの友だちです。
 ヘンデル、ヴィヴァルディ、J.S.バッハ、テレマンとバロックの楽しい曲が続きました。理子さんの愛弟子が入れ替わりでソロヴァイオリンを弾き、立派に成長した姿を披露していました。生で響く弦の音色を堪能しました。

 開演前に、アルティにある前田珈琲府民ホール アルティ店で「名物ナポリタンスパゲティ」(980円)で腹ごしらえをしました。アイスコーヒーをセット(+200円)しました。
 ふにゃりとした太い麺に、こってりとケチャップ味がまとわりついています。これぞ昭和の懐かしい味です。

 スプーンもついてきましたが、わたしはいつもフォーク一丁で食べます。昔からそうです。

 「京都人に愛され半世紀」というのがキャッチコピーです。今やアルティのほか、文博(文化博物館)、京博(国立博物館)、マンガミュージアム、文芸(文化芸術会館)、明倫店(文化センター)と、文化施設に集中的に出店しています。
 明倫店でも、文芸会館店でも、名物ナポリタンを食べてます。
 

 前田珈琲 府民ホール アルティ店
 075-432-2340
 京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1 府民ホール アルティ内

反田恭平ピアノリサイタル2023を聴く

 奈良・橿原の県立橿原文化会館大ホールで、「反田恭平ピアノリサイタル2023」を聴きました(13日夜)。
 1000人を超す大きなホールです。それがソールド・アウトの満席でした。大阪や京都などからもファンが詰めかけていたのです。
 開演直前まで、念入りに調律が行われていました。

 前から4列目の中央の席でした。
 目の前のスタインウェイのふたの裏側が、弦を反射して光っているのが印象的でした。

 プログラム(一部変更あり)は、近代ロシアのスクリャービン、ラフマニノフとショパンの影響を受けた2人から始まりました。
 わたしは、その日に病院で受診した2つの検査で疲れていたのか、不覚にもこっくりとする瞬間もありました。
 後半のショパンは、これは圧巻でした。雷が落ちたのかと思わせるほどの爆音が、ホールに鳴り響く場面もありました。でもそれは一瞬のこと。心にグイグイと迫ってきたのは、圧倒的な弱音!でした。これまでに聴いたことがない最弱音に息をのんでいると、その音色はいく重にも変化して、一音一音がしみわたりました。そのバリエーションの豊かさに驚きました。
 拍手にスタンディングにブラボーが途切れません。5曲もアンコールを弾いてくれました。
 その極みが、アンコールで弾いてくれたラルゴでした。何度も聴いています。でも、この夜のラルゴが、ショパンの母国・ポーランドに対する思いを、これまでになく静かに熱く表現しているように思えました。聴くたびに限りなく進化する反田くんでした。

 なんだか反田くん一座がどさ回りしているような案内です。

 ホール前には「増長天」が飾られていました。、

 近鉄・大和八木から歩いて5分ほどのところにありました。

 近鉄特急で帰宅しました。

 大和八木のホーム内にあるコンビニで、缶を買って乗り込みました。ガラガラの車内で、余韻とともに楽しみました。

高槻城公園芸術文化劇場 高槻市合唱祭を聴く

 高槻城公園芸術文化劇場のトリシマホール(大ホール)で第46回高槻市合唱祭を聴きました。
 今春、オープンしたばかりのホールです。初めて入りました。
 キリシタン大名の高山右近も城主をつとめた高槻城の二の丸跡に立っています。濠をめぐらせた現代風の天守閣のようでもあります。

 トリシマホールは、地元企業のポンプメーカー、酉島製作所の名を冠しています。
 内壁全面に、柱の断面が突き出しているようなデザインです。

 2階席まで983席あります。

 壁は柱の断面が飛び出しているのかと思いましたが、厚さ5センチ前後で厚いのや薄いのをおりまぜた木片が固定されていました。
 音響のことはわかりませんが、長い柱が埋め込まれていたら、もっと素晴らしい音響空間になったのではと仮想してしまいました。大量の木材を使えば、構造も大がかりになり費用も莫大になるでしょう。
 ホールの響き具合は、きょうの合唱だけではよくわかりませんでした。

 わたしの役目は、ビデオ撮影係でした。

 手前の三脚2台にカメラをそれぞれセットして、1台はステージ全体を見渡す固定焦点、もう1台は手動で動かす移動焦点で撮影しました。それを音源とあわせて1本の動画に編集します。

 トップバッターで登場した「女声アンサンブル クラルス・ヴォ―チェ」で、奥さまが歌っていました。

 26団体が出演しましたが、わたしの役目はすぐに終わりました。

 堺、豊中、東大阪、枚方と似たような規模の都市にできたホールで聴きました。昭和の高度成長期にできたた多目的大ホールが老朽化して建て替えられたのでしょう。
 設計は、兵庫芸文やフェスティバルホール、豊中と同じ日建設計の江副敏史氏です。

枚方市総合文化芸術センターで J.Sバッハ「マタイ受難曲」を聴く

 枚方市総合文化芸術センターの大ホールで、J.Sバッハ「マタイ受難曲」を聴きました。
 コーラスが好き、宗教曲を歌いたいというアマチュアが立ち上げた「マタイ・プロジェクト」が大舞台に上がりました。奥さまも歌っていました。
 3時間を超える大曲ですが、わたしも生演奏で聴いた回数は圧倒的に多いです。このブログに記録が残っている2008年以降だけでも12回目となります。
 バッハの最高傑作に魅かれるファンは多いです。きょうもチケットは完売。満席でした。

 難しいことはわかりません。1部は、昼食後のお休みタイムと重なって、ついうつらうつらしてしまうこともありました。「生」でも飲んでいたら、爆睡だったでしょう。
 それが2部になると、がぜん、テンポがよくなってきました。指揮は、初めてマタイを振るケイコ先生(永松圭子=奥さまたちはそう呼んでます)でした。これまではアルトの声を聞いてました。指揮・エバンゲリストだった畑儀文が、きょうはテノールに徹して絶好調です。
 圧巻はバリトンの三原剛でした。大きな体から発せられるイエスの声に圧倒されました。初めてウイーンに旅した2005年に、関西空港から同じオーストリア航空に搭乗したことがありました。それ以来でしょうか。
 アルトの八木寿子らソロがすべて素晴らしく、グイグイとひきつけられていきました。
 きょの主役のマタイ・プロジェクト合唱団も、マスクをつけてとはいえ、よく響いていました。

 ホール2階のウイング席で聴きました。
 「うまいあ」と感心したビオラ・ダ・ガンバなどすべての楽器の動きがよく見え、響きにも満足しました。

 終演時には、辺りは暗くなっていました。おまけに土砂降りでした。クルマでアッシーをしてよかったです。

 枚方市総合文化芸術センター 関西医科大 大ホール
 枚方市新町2-1-60
 072-845-4910

たつの 赤とんぼ文化ホールの反田恭平

 反田恭平のピアノを2日夜、兵庫・たつの市の赤とんぼ文化ホールで聴きました。なんと3週連続となりました。
 「岡本誠司&反田恭平 デュオコンサート」です。ヴァイオリンの岡本くんは、反田くんが主宰するJNO(ジャパン・ナショナル・オーケストラ)のコンサートマスターです。マーラーの交響曲「巨人」などで指揮者=コンマスの息のあった演奏は耳に残っています。
 この夜はシューマンの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番」などが演奏されました。演奏後、マイクを握った反田くんは「ピアノ伴奏といいますが、僕の方が音符が多くて、これは室内楽でした」と話していました。そのことば通りに、二人の掛け合いが楽しい演奏でした。
 アンコールの反田くんはグリーグの「トロルドハウゲンの婚礼の日」でした。かぎりなく美しい調べでした。

 童謡「赤とんぼ」の作詩者、三木露風はたつの市で生まれました。生家が残り、歌碑もありますが、赤とんぼホールからはちょっと離れていました。

 兵庫県の西部にあります。広い駐車場は、県外ナンバーの車も多くていっぱいでした。

 演奏会の終了後、サイン会が開かれました。
 隣の席に座っていた大阪から独りでやって来たお嬢さんも、アンコールが終わると即座に席を立って行列に並んでました。後ろの方に並んだ知人によると、小一時間は待たされたそうです。

 知人が購入したCDに、2人のサインが入ってます(M.Tさん撮影)。

 大阪からは車で新名神-山陽道と走り、1時間半ほどでした。
 回転すし店に直行して、小腹を満たしました。ネットで見つけた「廻鮮寿し たいの鯛」です。まずは「鯛の三種盛り」です。

 「明石鯛」で有名な明石からも遠くありません。さすがに脂ののったうまい鯛です。

 「煮あなご」も、とろけるようです。

 ゲソ、アジ、イクラと、どれもうまいです。

 腹を満たそうと、鉄火巻きなども頼みました。

 時間が早く、レーンは回転してませんでした。タッチパネルで注文すると、手渡しでした。

 山陽道・龍野ICのすぐ近くでした。

 廻鮮寿し たいの鯛
 0791-63-1488
 兵庫県たつの市誉田町広山24-1

大阪 フェスティバルホールの反田恭平

 大阪・中之島のフェスティバルホールに、遅まきながら初見参でした。
 正面の赤ジュータンに圧倒されます。昔のホールを思いだします。何度も訪れました。報道向けご招待だったことも多いです。ショパンコンクール優勝直後のダン・タイ・ソンを聴いたのも思い出です。
 その後、ザ・シンフォニーホールが生まれ、兵庫県立芸術文化センターができてからは、箱が大きいばかりのこちらからは足が遠のいていました。

 きょうの席は前から6列目のやや下手寄りでした。
 「Kyohei Sorita & Japan National Orchestra Concert Tour 2023」は、4日前に奈良で聴いたばかりです。そちらのチケットは、急用ができた知り合いから譲ってもらいました。期せずして、同じプログラムを、違ったホールで聴くことになりまた。

 ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番が始まりました。まるで違う音でした。中でもソロ・トランペットは、ラッパの先がわたしに向いているよう。ベールを2枚ほどはいだようにクリアーに突き刺さってきました。
 弦の響きも違いました。マーラーの交響曲第1番「巨人」は、ほとんど音が出ているかどうかという息の長いパッセージが続きます。コンマスの岡本誠司のヴァイオリンは、微動だにしないようでした。息をのみました。
 やがて弦もはじけます。岡本くんは相変わらず不動の姿勢です。対照的に左端の女性ヴァイオリニスト(落合真子さん)は、楽しくて仕方ないかのように体を前後に振って。セカンドヴァイオリンの大江馨さんも、他のメンバーもズーッとニコニコ顔のアイコンタクトでした。
 そんなメンバーが反田くんの指揮で、同じ方向へ突き進みます。最終楽章の大爆発が、室内オーケストラ版とは信じられないような響きとなったのも納得です。人数こそ少ないものの、まさしく「ミニ・ベルリンフィル」でした。

 肥後橋側からみたフェスティバルホールです。壁の意匠が昔と同じです。

 熱気あふれる演奏に喉が渇きました。
 梅田に出たのは、コロナ以来初めてです。改装後の阪神百貨店も知りませんでした。相変わらずにぎわっている地下の食料品街をひと回りして、B2のバル横丁に行きました。
 よく冷えたセルヴェッサ(ビール)がしみわたります。

 「タコのガリシア風」は、そりゃ「プルポ」でしょ。カミーノ巡礼で食べた思い出の味でした。

 ピンチョスを1つ。

 メニューを見なくても、でき上がったのが並んでます。

 ハモン(生ハム)を追加。
 といっても2人でシェアです。満足しました。

 ラ クッチャーラ デ ドノスティア(La Cuchara de Donostia)
 06-6345-0715
 大阪市北区梅田1-13-13 阪神百貨店梅田本店 B2F

奈良県文化会館 反田恭平指揮でマーラー「巨人」

 奈良県文化会館の国際ホールで「Kyohei Sorita & Japan National Orchestra Concert Tour 2023」を聴きました。
 ピアニストの反田恭平が、ピアノとの弾き振りからさらに飛躍して指揮者としての姿を見せてくれました。
 ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番は、初めて聴いた曲でした。反田くんのダイナミックなピアノが、聴衆をわしづかみにするようでした。
 その勢いにのってマーラーの交響曲第1番「巨人」(室内オーケストラ版)でした。
 もちろん、反田くんの指揮です。うねるように繰りかえされる静かなメロディーが、ゆっくりと盛り上がってゆき、やがて大爆発を迎えます。室内版ですので管楽器も少なく、ホルンはフルオーケストラなら6本並ぶところが3本でした。それでも若い奏者の迫力に圧倒されるエンディングでした。
 わたしの席は前から5列目の上手でした。いつもはあまり目に止まらない打楽器が目の前でした。後半にかけて大活躍する大小の太鼓、シンバル、トライアングル。それらを叩いてやるぞと待ち構えるやんちゃ坊主のような打楽器奏者の表情がおかしくて、一緒に固唾をのむ思いでした。
 奏者をそれほどにノリノリにさせる反田くんの指揮は、ホンマモノです。

 プログラムに反田くんや2人の奏者とのQ&Aがのってました。反田くんが初めて買ったCDは「だんご3兄弟」だったそうです。ちょと吹き出しました。

 わたしが学生時代に最初に買ったLPは、マーラーの「巨人」だったはずです。押し入れの中を捜索すると、出てきました。レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨークフィルの思い出の1枚が。
 そのころはマーラーやブルックナーなどの長大なシンフォニーが、ちょっとしたブームでした。何度も聴いたLPです。旋律が耳になじんでいます。ところが生オーケストラの演奏を聴いたのは、考えてみればきょうが初めてでした。50数年が流れています。
 だんご3兄弟を聴いても立派な音楽家は育ち、マーラーを聴いてもタダの人です。

 近鉄奈良の改札口には、JNOの掲示があります。奈良を本拠とするスポンサー企業の提供です。
 これを見た知り合いが、LINEで送ってくれました。わたしは車でした。

 

豊中・文化芸術センター ORION COFFEEの喫茶店のナポリタンと「復活祭オラトリオ」

 豊中市立文化芸術センターの大ホールで、大阪バッハ合唱団の第25回演奏会「復活祭オラトリオ」を聴きました。その前に食べた昼飯です。 
 地下駐車場に車を止めて1階に上がると、そこに「ORION COFFEE」がありました。ダウンジャケットも傘も車に置きっぱなしでした。
 メニューはスパゲティと飲み物くらいしかありません。カフェで食べる「喫茶店のナポリタン」(950円)は、どんなお味かと。
 予想通りでした。柔らかい麺にケチャップ味。お決まりのウィンナーとピーマンです。安心していただきました。
 ミニサラダがついてました。 

 ブレンドコーヒー(セットで350円)もいただきました。

 吹き抜けのゆったりとしたスペースです。

 ORION COFFEE
 06-4400-3760
 豊中市曽根東町3-7-2 豊中市立文化芸術センター

 奥さまがソプラノで舞台に立った大阪バッハ合唱団の演奏会でした。バッハの「復活祭オラトリオ BWV249」など、ちょっと渋いプログラムでした。
 合唱は相変わらずマスク姿。ソロの一人も体調不良とかで休演と、新型コロナの影響は拭い去れません。
 合唱はパートごとに並ぶのではなく、ステージに散らばっていました。こんな本番は初めてでした。そのためか、ハーモニーに広がりが生まれて響いていました。