今夜の一献 「トマトのマリネ」と「にしんとなすの炊いたん」

 自分でつくった2品で、ゆっくりとワインを開けました。
 「トマトのマリネ」です。朝食後に仕込みました。
 ワインはよく冷えていました。フルーティーですが、かなり甘口でした。

 もう1品は、「作っておいて」と外出先の奥さまからLINEで指示された「にしんとなすの炊いたん」です。京料理の杉本節子さんのレシピです。
 2度目ですので、余裕をもって煮込みました。砂糖は、ちょっと控えました。

 京都・大丸で買ってきたソフトニシンは、ちょっと骨が多かったです。でもだしかとを思えば、気になりません。
 なすが最高においしいです。

 メーンには豚肉が用意されてましたが、不要でした。
 京都のおばんさいのように、あれこれと並びました。順番につまんでいると、ボトルが空いてしまいました。

 ミニトマトは、楕円形で皮がしっかりとしていました。
 十字に切込みを入れて、新しいレシピに従って沸騰した湯を注ぎました。
 30秒して冷水にさらすと、皮はするりとむけるはずでした。ところがどうして、固い皮は、1個づつゆっくりとはがしました。
 マリネ液をつくり、漬け込みました。

 ベランダのイタリアンパセリを摘まんできました。
 冷蔵庫で冷やしておけば、完成でした。

今夜の一献 賀茂なすの田楽とリースリング

 賀茂なすは京都・上賀茂で古くから作られてきた丸なすの一種です。
 少量の油で両面をゆっくりと揚げて、田楽味噌でいただきます。引き締まった肉(?)がトロリと柔らかっくなて、暑い夏に欠かせない好物の味です。
 ビールもいいですが、よく冷やした「白「でいただきました。

 九条ねぎや聖護院だいこんなどとともに「京の伝統野菜」に認定されています。なすの女王とも呼ばれているそうです。

 メーンの座を奪われた格好のアナゴの一夜干し(冷凍)です。タレをつけてフライパンで焼きました。

 冷奴は、今夜は生醤油でいただきました。

 おばんざいの3品です。
 ぬか漬けの常連に混じって、ゴーヤが初登場でした。なかなかいけます。
 みんな、奥さまの作です。念のために。

 フランス産のリースリングでした。サッパリとして飲みやすかったです。

京都・四条河原町 ハウスミュンヘンの大ジョッキ

 「大ジョッキ」の生ビールです。長かった梅雨が明け、一気に夏がやってきた京都の昼下がり、というにはちょっと遅い時間でした。喉が渇いてました。腹も減ってました。
 そんな時間からビールとなればここでしょうと、老舗のビアホールに向かいました。その東隣に「ハウスミュンヘン」はありました。系列店であるのは明らかですが、どうすみ分けているのかはわかりませんでした。料理メニューが豊富そうだったので、コチラにしました。
 京都の大学病院で半年に一度の血液検査を受けました。腫瘍マーカー値は、今回も問題なく、気を良くしての一杯でした。ああ、うまい!! 

 ミュンヘンといえばから揚げです。向こうのカウンターの客も「骨付き」を頼んでました。ハモとか鰹のたたきなんかもありました。
 ゲソのバター焼きです。明太子のソースがかかっていて、シコシコとおいしい骨のある(ない)ゲソでした。

 「レーゲンス(白ソーセージ)」です。皮をむいて食べる太いソーセージを想像してましたが、よくあるウインナーと同じ大きさでした。皮ごといただきました。

 蒸し野菜のサラダです。カボチャが適度に甘くて上出来でした。
 どの料理もすぐに出てきました。

 もう少し食べたい、いや飲みたいー。というわけで追加した焼うどんとハーフ&ハーフです。
 刻みネギがたっぷりとかかっていて、ごちゃ混ぜにしていただきました。少食な人ととはいえ、2人で食べました。

 同じ生ビールでも、マグからピッチャーまで8種類の容器がありました。
 ビールもメニューもビアホールと同じです。こちらはカウンターを中心にテーブル席もあるダイニングバーの雰囲気でした。ただしオール喫煙可で
、後から入ってきた向こうの席のご老体が火をつけると、紫煙が漂ってきました。

 向こうが1952年創業の老舗のビアホール、ミュンヘンです。

 ハウスミュンヘン
 075-212-2247
 京都市中京区河原町通四条上ル一筋目東入ル 1F

今夜の一献 にしんとなすの炊いたん

 「にしんとなすの炊いたん」は、京都の夏の定番のおばんざいです。
 旬のなすが、とろとろに炊き上がりました。にしんのうまみがまったりとなすにしみ込んでいます。ちょっと甘めでしたが、いい仕上がりです。

 京都・錦市場を歩いていると、乾物店に並んだ身欠きにしん(乾燥)の上に、「ソフトにしん あります」と紙切れがのっていました。冷蔵庫から出してもらって買ってきたソフトにしんです。半乾きで、まだ柔らかいです。

 レシピは、生家の京町家の保存活動をしながら、杉本家代々に伝わる記録を元に京の食文化を研究されている杉本節子さんのものです。
 

 冷奴も欠かせません。

 イカはフライパンであぶって、マヨネーズ醤油でいただきました。

 冷蔵庫に残っていた甘口の「白」を飲み干しました。

今夜の一献 新生姜鍋

 連夜の「今夜の一献」となりました。急に強い雨が降ったり、Tシャツ1枚ではちょっと肌寒い1日でした。「鍋でも」となって、奥さまが愛読しているブログ「Mikageマダムの夕食レシピ」に登場していた「新生姜鍋」となりました。
 わたしは何もせず、横からカメラを構え、卓上コンロを運んでいるだけでした。
 千切りにした新生姜をドサリと放り込みました。
 アスパラガスも加えれば準備完了です。

 しゃぶしゃぶした肉に、新生姜とアスパラを巻いていただきました。
 生姜の香りが素敵な、さっぱりとした鍋です。さすがに汗が噴き出しましたが、食べ進みました。

 マダムのレシピは上等そうな牛肉でした。
 わが家は、沖縄県産のアグー豚ももしゃぶ用でした。

 材料はこれだけです。
 だしは、レシピ通りに京都・錦のうどん店、冨美家の「京のおだし」を使いました。
 このお店、わたしが小さかった60年ほど前に、大丸に買い物に行った折には立ち寄り、うどんか甘いものを食べた記憶があります。

 熱い鍋には、よくは冷えたビールです。
 びわ湖産の小アユの甘露煮とヒジキの煮物で、満足の一献でした。

今夜の一献 檀流クッキング「イカのスペイン風」

 このタイトルでのアップは4回目です。作家の壇一雄が残したレシピから「イカのスペイン風」です。
 昼に出かけた西武高槻店(実際は阪急阪神グループ)の地階鮮魚店に、おいしそうなスルメイカが並んでました。久しぶりに檀流クッキングとなりました。
 もう一品は、新ジャガイモのアンチョビー炒めです。バケットも添えました。
 よく冷やした白は、ドイツ産の甘口です。

 内臓も一緒にブツ切りして、薄塩、ワインで下味をつけます。後は、ニンニクとタカノツメを入れて熱したオリーブオイルに放り込めばあっという間に完成です。
 念のためにネットで調べていると、サフランを入れているレシピもありました。ひとつまみ入れてみましたが、あまり味に変化は感じられませんでした。
 最後にバターをたらすのを忘れてましたが、これで十分でした。
 ベランダのプランターから、この春に植えたバジルもちぎってきて、散らしました。


 
 こちらも簡単。よく洗った小玉のジャガイモを電子レンジで5分程加熱して柔らかくします。フライパンのオリーブオイルを潰したニンニクとともに熱してジャガイモを投入。最後に自家製のアンチョビを刻んで入れて、カリカリになるまで熱しただけです。アンチョビの塩味だけで、おいしくて何個でも食べてしまいます。

 富山県産のスルメイカは2杯400円ほどでした。

 これまでのイカのスペイン風

自分でつくる 寒い夜のグリューワイン

 寒い夜にはこれです。グリューワイン(ホットワイン)です。
 まだ体調は万全とはいえません。バーボン・ウイスキーも、年を明けてからは口にしていません。でも、そろそろ何か飲みたいです。
 風邪の引き際に最適といわれるグリューワインを、風邪の直りかけにいただきました。体がホカホカと温かくなりました。

 何に入れようかと食器棚をゴソゴソしていると、隅っこから出てきました。調べたら、大阪・新梅田シティで開かれた「ドイツクリスマスマーケット大阪2010」でゲットしたものでした。
 0.2Lのレベルが刻まれています。参考にしたレシピが2人分でワイン400mlとなっていたのがわかりました。

 赤ワインに砂糖、シナモンスティック、クローブ、レモンを入れて、沸騰寸前まで熱し、1時間ほど味をなじませました。
 飲む前に、もう一度、熱くしました。

 自宅近くのドラッグ・スーパーでアルパカ2本が960円台(税込み)でした。わたしが知る限りでは最安値の値札でした。

今夜の一献 自家製の「壬生菜の漬物」

 「この壬生菜、漬物にしたらおいしいよ」と、おばちゃんが教えてくれました。水菜は昨日、パスタにしました。
 半日で漬け上がりました。タカノツメがピリリと効いてますが、まがい物は一切なし。塩と昆布だけの味です。
 いつものように鉄瓶で沸かした湯で黒霧島を割っていただきました。日本人ですね。

 1杷100円だった壬生菜です。150グラムほどありました。

 塩は2%ほどが適量です。ということは3グラムでした。
 コンロであぶって柔らかくした昆布を刻みました。
 タカノツメも種を抜いたのを1本、入れました。
 ざっと混ぜて、ジップロップにいれれば作業完了です。

 重しをして、水が上がってくるのを待ちました。
 半日で完成でした。

 今夜のメーンは、白菜と豚肉の蒸し煮でした。

大阪・難波 ニューミュンヘン南大使館のから揚げとミナミの夜

 岩湧山に登りました。汗をいっぱいかきました。南海で難波まで戻ってきて、サッポロビアレストラン「ニューミュンヘン南大使館」に直行しました。
 まだ4時半だというのに、広いフロアーは客でいっぱい。関空閉鎖の影響でインバウンドは減っているとのことでしたが、ミナミの夜は相変わらず元気そうでした。
 なにはともあれ、「カンパ~い!」。

 ミュンヘンといえば、から揚げです。大きな鶏肉が、骨までカリカリに揚がっています。

 丸ごとトマトです。ドレッシングをかけていただきました。

 ソーセージの盛り合わせです。

 フライドポテトもはずせません。
 大ジョッキだけでは足りず、わたしはハーフ&ハーフの中を追加しました。

 ニューミュンヘン 南大使館
 06-6631-8827
 大阪市中央区難波千日前12-35 SWINGヨシモトビル2F

 酔い覚ましに夜のミナミを散歩しました。
 法善寺に行ったことがないというFさんと、水掛不動に参りました。

 相変わらずの原色の町です。人通りも変わりません。

 戎橋のグリコの前で、訪日客らに交じって記念撮影しました。

今夜の一献 スペイン風イカの鉄板焼きもどき

 スペインの美食の町、サンセバスチャンを紹介したテレビ番組で登場してました。バル巡りで食べていたのか、とにかくおいしそうだった小イカの鉄板焼きです。
 自宅近くの生協に買い物に行ったら、予定にはなかった「ヒイカ」が並んでました。そうだ、あの鉄板焼きにしようと買ってしまいました。
 さて、レシピはどんなのだったかとネット検索しました、見つかりません。「Chipirrones a la plancha」かもしれませんが、確信はありません。テキトーにつくりました。
 熱を加えると、すぐに縮んでしまい、ホタルイカほどの大きさになってしまいました。

 ちょっと塩辛かったですが、いい味です。似て非なるものでしょうが、おいしければそれで良しとしましょう。

 もう一品は、ピーマンのマリネです。
 本当は、ピメンドス・デ・パドロンというトウガラシの素揚げが欲しかったのですが、そんなトウガラシはスペインに行かなくては食べられません。

 ヒイカのゲソをフネから引き抜きます。ゲソは内臓と目の部分は捨てました。
 よく洗って、イタリアンパセリのみじん切りとニンニクを混ぜ込みました。
 岩塩を振りましたが、ちょっと多すぎました。
 よくなじませて、フライパンでサッと炒めました。 

 お相手は、夏中、冷蔵庫で出番を待っていた白です。
 信州・池田町のスイス村ワイナリーのシャルドネです。