熊野・小辺路(4) 果無峠を越えて、熊野詣

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 熊野・小辺路も熊野本宮大社まで15キロほどを残すだけとなりました。最終日(4日目)は、久しぶりに太陽が顔を出しました。
 十津川温泉を出発すると、急坂を登った先に果無(はてなし)集落があります。「にっぽんの里百選」に選ばれている、古道沿いのかわいい集落です。そこを抜けると「世界遺産」の石碑がありました。向こうは、前日までに歩いてきた山々です。
 わたしのカメラも復帰して、きょうの行程はすべて私が撮影したカットです。

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 本宮大社まであと2キロほどの三軒茶屋跡です。ここで中辺路(なかへち)と合流します。昨年、歩いた見覚えのある道です。
 小辺路は高野山まで約78キロとあります。ゴール間近です。

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熊野・小辺路(3) 快調に三浦峠越

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 熊野・小辺路も3日目です。ルートは毎日、峠を一つ越えては次の集落へと下ります。この日は、三浦口から三浦峠を越えて、十津川温泉までの19.2キロの道のりでした。
 三浦峠への登り道には、古道の石畳道が残っています。雨露に濡れてきれいに光りますが、スリップして歩きにくいです。

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 三浦峠直下から振り返る伯母子岳です。
 この日もわたしのカメラはザックの中で、撮影は同行のSくんです。

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熊野・小辺路(2) 眺望ゼロの伯母子岳越

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 熊野・小辺路の旅のベストショットはこれでしょう。伯母子岳から三浦口に下る途中にある「上西家跡」です。小雨に煙る廃墟に残る大木です。
 残念ながらこれを撮影したのは同行の友です。一足先にブログ公開してごめんなさい。
 わたしのカメラは、降り続いた雨に耐え切れずリタイア。ザックに収まってました。この日の記録は、ほとんどが防水型タフなカメラをもっていたSくん撮影です。

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 日本二百名山の伯母子岳山頂です。標高1246メートルは、小辺路の最高地点です。眺望もよく、大峰・奥駆の山々も見えるはずなのですが、視界はほとんどありません。
 前日に登った田中陽希さんは、どんな光景を見たのでしょう。テレビ放映が楽しみです。

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熊野・小辺路(1) 紅葉の水ヶ峰越

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 紅葉を存分に目に焼き付けた熊野・小辺路でした。

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 カサコソと落ち葉を踏んで歩きました。

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 宿泊した「民宿かわらび荘」の前の川原樋(かわらび)川には、都会近郊にあれば紅葉の名所としてどっと観光客が詰めかけそうなスポットも。

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小辺路 「民宿かわらび荘」で陽希さんと食べたボタン鍋

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 小辺路の初日の思わぬ出会い。NH-BSの「グレートトラバース2 日本二百名山ひと筆書」に挑戦中の田中陽希さんにばったりと同宿。大股の「民宿かわらび荘」です。
 当然のことながら。いっしょの夕飯です。近郊で獲れた猪肉のボタン鍋です。

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 いつもは黙々と独り、おいしい皿を写してます。この夜は、対面に座った友がそんな私を写してくれました。
 鍋がグツグツを煮えてます。「最初から猪肉もみんな入れて、よく炊いたらいい味になるのよ」と民宿のおばちゃん。ホントにおいしかった。

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 仕上げの雑炊も絶品でした。
 この夜のわたしのカメラはブレまくりでした。

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 宿帳は、陽希さんと並んでます。

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 靴箱も、手前が陽希さん、向こうがわたしのです。

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 写真撮影にも気軽に応じてくださいました。

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 民宿かわらび荘
 奈良県吉野郡野迫川村大字北今西841
 0747-38-0157

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小辺路・4日目 熊野本宮大社に参拝

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 高野山から小辺路を3泊4日。80キロ余を歩いて熊野本宮大社までやってきました。
 大阪・水無瀬の自宅から、東高野街道、高野街道、高野山、小辺路と歩きついで、念願の熊野詣です。長い道中でした。

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 最後は、太陽降り注ぐ明るい熊野本宮大社です。

 JR特急、くろしおで帰宅途中です。旅の報告は改めて。

小辺路・十津川温泉「民宿松乃屋」の露天風呂

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 小辺路三番目は、十津川温泉の「民宿松乃屋」に泊まってます。
 早く寝て、早く起きて。未明の屋上です。昨日はドシャ降りで入れなかった露天風呂です。
 イルミネーションの向こうは、きょう登る果無峠(はてなしとうげ)です。きょうこそは、太陽の下を歩きたいものです。

小辺路3日目 峠を越えて十津川へ

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 小辺路3日目は、三浦峠を越えて十津川温泉まで、20キロほど歩きまして。
 午前中は、小雨でした。三浦峠に、登る道からは、前日に登った伯母子岳が幻想的にふり返れました。
 山道を抜けて8キロほど舗装路を本降りの中を歩いたおかげで、同行者は、マメができてと足を引きずってました。

奈良・十津川村 「villaかんのがわ」で食べるスープカレー

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 小辺路2日目の宿は、十津川村神納川の「villaかんのがわ」てす。
 民宿を予約しようとしましたが、収容人数が少なく、すてにツアーなんかに押さえられてました。でもここに泊まらなくては小辺路を歩ききれません。民宿の親切なおばあちゃんに紹介さました。
 学校の横にある元教員宿舎です。きれいな二階建て住宅です。
 食事はなく、自炊です。コンビニなんてない過疎地で、食料は宅配品で送ってました。

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 メーンは、レトルトのスープカレーです。ゴロゴロと肉、ニンジン、ジャガイモが入ってます。そこそこにスパイスも効いてます。

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 IHで暖めました。

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 どういうわけか茹で卵も入ってます。

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 ピクルスは、自家製です。富士酢のピクル酢で漬けたのを詰めてました。作ってから日数がたってますが、いい漬かり具合です。

 テレビもない静かな夜です。オジサン2人、あとは焼酎でも飲むしかありません。

小辺路を往く 2日目は伯母子岳を越えて

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 小辺路の2日目は、大股から三浦口まで15キロほどでした。ところが朝から絶え間なく雨。当然、眺望はゼロです。
 前日、田中陽希さんが踏破した日本二百名山の伯母子岳からも何も見えず。陽希さんほどではないですが、ほとんど休憩なしで、ふっ飛ばしました。
 昼過ぎには、今夜の宿に入り、シャワーに昼飯、洗濯。一段落して焼酎の湯割りで暖まってます。

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  前夜の民宿では、陽希さんと記念撮影です。サービス精神旺盛です。

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 陽希さんは、われわれが前日歩いたコースを高野山に向けて出発されました。橋本まで行くそうです。