花オクラのおひたしで ちょっと一杯

 亀岡の国道9号沿いにあるJA農産物直売所をのぞきました。
 花オクラが並んでいました。オクラの花ですが、花弁を生食用に栽培したエディブルフラワーです。このシーズンだけ、しかもあまり市場に出回りません。
 おひたしにして、夕食のビールとともにいただきました。
 花弁の先にはほとんど味はありませんが、根元のあたりはねっとりとして甘みも感じられます。いくつでも食べてしまいます。

 肉じゃがに添えられていたオクラと食べ比べてみました。同じ味です。

 きれいな黄色をしています。

 熱湯でしゃぶしゃぶしました。

 水を切って、薄めた白出汁をかけ、鰹節をふりかけただけです。

 1パック210円でした。オクラと並んでました。

大阪・水無瀬 「あおば」でちょっと一杯

 お盆を前に、わが家に孫娘3人と娘、息子夫婦がやってきて、大にぎわいとなりました。
 夕食を前に、男どもは足りない材料を買いに出かけました。阪急・水無瀬駅前で「一杯、やるか!」と開いていた「あおば」の暖簾をくぐりました。
 「おまかせ おつまみ2品」を前に乾杯です。娘婿、息子とこんな風に飲むのは初めてでした。

 ナポリタンや鶏肉などが載ってました。通勤帰りのちょっと一杯にはぴったりのアテです。
 もはや通勤とは無縁の身には、横目で通り過ぎるだけの気になっていた小さな飲み屋でした。

 朝からはモーニング営業。夕刻からは居酒屋風になるようです。

 あおば
 大阪府三島郡島本町水無瀬2-4-7

 わが家のテーブルを9人で囲んでのパーティーとなりました。

 包丁使いが上手な娘婿が、冊のタイやマグロを切り分けてくれました。

 朝から大阪・南港で自ら釣り上げたばかりの新鮮なアジももってきて、なめろうにしてくれました。サイコーにおいしかったです。

 処理した中骨は、カラっと揚げて骨せんべいになりました。

 小学2年の2人の孫といっしょに、用意していたキットのビー玉コースターをつくりました。夏休みの工作とはいきませんが、喜んでくれました。

紀伊田辺 「廻鮮 心鮨」 の金目鯛

 「熊野九十九王子を歩く」の「その11」は、昨秋以来の切目から20キロほど。紀伊田辺まで歩きました。駅前のホテルにチェックインしてシャワーを浴びてひと段落。夕食に出かけました。
 スマホの「回転寿司」でヒットした「廻鮮 心鮨」です。ホテルから7分ほどでした。
 頼んだのは、とりあえずのサッポロ・赤星と金目鯛です。「本日のお薦め」ということでした。
 

 マグロも回ってました。

 わたしはカツオです。

 イクラも外せません。

 タイに真蛸にゲソ。
 回ってくるネタは多くなく、食べたいんネタは板さんに直に注文します。

 仕上げは鉄火巻です。

 これで3000円でお釣りでした。こんな店が、わが家近くにも欲しいです。

 廻鮮 心鮨
 0739-26-0087
 田辺市宝来町10-16

 

小荒島岳 ニリンソウが咲き乱れ

 日本百名山、荒島岳の前衛峰にあたる小荒島岳です。それでも1186mもあります。
 向こうに深田久弥が幼いころから愛した荒島岳がドーンとそびえていました。でも高さで500mは急坂を登る先でした。現在のわたしの体力からすると、この辺りで留めておくのが賢明かと判断。仲間に迷惑をかけることなく、わたしだけはここでピストンとしました。
 仲間3人は頂上を踏破しました。若干の心残りはありましたが、久しぶりの1000m峰と咲き乱れる高原の花々に大満足でした。

 ニリンソウ(二輪草)が見事でした。山道の両脇に、これほどに咲き乱れているのは初めてでした。

 ヤマブキでしょうか。咲き乱れていました。

 小荒島岳からも雪を残した白山が、堂々とそびえていました。

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越前大野 弥生旅館のおいしい夕飯

 日本百名山の荒島岳登山の前夜(4日)は、越前大野の「弥生旅館」に泊まりました。城下町の一角にある古い旅館です。
 1泊夕食付きで1万2000円ほど。この物価高のおり、はなはだリーズナブルな宿でしたが、その夕食にも大満足でした。
 この日は、取立山などに登りました。たくさんの山の花に癒されました。ただし山道は予想外にハードでした。おまけに真夏を思わせる日射に干上がりました。
 乾杯のビールが最高にうまかったです。

 まずはお造りです。

 酢のものはカニです。

 揚げたての天ぷらには、抹茶塩をつけました。ひと口ではほおばり切れない大きなエビでした。

 焼き魚はウナギとサワラかなにかでした。

 
 鉄板では牛と鶏肉を焼きました。
 

 締めのうどんは辛味大根が効いて、最後までいただきました。
 ご飯もおいしそうだったので、ひと口だけいただきました。もう満腹でした。

 デザートまで食べ尽くしました。

 10畳ほどの部屋で4人相部屋でした。
 洗面所やトイレなどもリニューアルされたばかりで、気持ちよかったです。
 温泉はなく内風呂です。わたしたりは山を下りてすぐに日帰り温泉に行って汗を流していました。

 風情がある城下町の町並みの一角にあります。

 弥生旅館
 0779-66-2860
 福井県大野市元町10-19

 側溝のふたもおしゃれでした。

 山の上に越前大野城の天守閣がそびえていました。

 時計塔の向こうには、翌日に登る荒島岳が独立峰の端正な姿を見せていました。

今夜の一献 牛すじの鉄板ビビンバ

 今夜は独り飯でした。わが家では登場したことがない料理、ビビンバに挑戦しました。焼酎の湯割り片手に、ああ、あったまる!。
 牛すじを下処理して、冷凍してました。出番でした。
 具は当然ながら、おこげがたまりません。

 コリコリと牛すじをかみます。うまさがしみ出てきます。

 わが家の食卓とは無縁の食材です。それを買ってしまいました。

 数日前。ゆっくりと下処理しました。
 まずは水から沸騰させて、大量のアクを取り除きます。
 よく洗って、ぬめりを取ります。
 2度目はネギの葉、ショウガとともに1時間ほど煮込みました。
 汁とともにジップロックに入れて冷凍保存していました。

 醤油、みりん、酒とニンニクで煮込んで味付けしました。

 スキレットの上にご飯を敷き、牛すじ、キムチ、モヤシ、小松菜を並べて、おこげができるまで焼きました。

福山・リーデンローズ 反田恭平2023夏ツアーを聴く

 「反田恭平プロデュース ジャパン・ナショナル・オーケストラ2023夏ツアー」を追いかけて、はるばる広島・福山のふくやま芸術文化ホール リーデンローズ大ホールまでクルマで走ってきました(31日)。
 夏ツアーは全国7会場を巡りますが、どうしたことか関西での公演はありませんでした。一番近いのが福山でした。
 開演直前までスタインウェイが調律されていました。

 奥行きが広いプロセニアム形式のホールです。3層のバルコニーがあり、2000席を超えます。
 わたしの席は、舞台から5列目のほぼ中央と、最上のポジションでした。

 モーツァルトのピアノ協奏曲15番という初めて聞く曲でした。もちろん、反田くんの弾き振りです。ハッとさせられる美しい弦の響きに、反田くんのこれまた繊細に輝くピアノが重なりました。これまでに聴いたショパンやスクリャービン、ラフマニノフらのロシアものとは違う軽くてキラキラとする美音がひときわ冴えわたりました。
 チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲は、水野優也くんのソロでした。かのロストロポーヴィッチの芳醇な演奏のLPで聴き馴染んだ曲です。水野君も若々しくも大家に迫る演奏で、エンディングに向けての盛り上がりに大拍手でした。
 後半はモーツァルトの人気ナンバー1のシンフォニー40番でした。反田くんが指揮棒を右手に振るのを初めて見ました。フルートが、オーボエが、ホルンが、そして弦が存分に駆け巡り、楽しく乗せられて息つく間もありませんでした。

 会場で売り出されたCDを購入しました。水野くんのチェロ、反田くんのピアノです。最高の記念となりました。

 開演前にホール併設のカフェ「リドテリア」でカレー(から揚げ、サラダ付き 880円)をいただきました。
 わたしにも辛さはほどほどのおいしいカレーでした。
 

 奥さまは、簡単にパンと紅茶でした。

 同じパンがホールでも売られていて、カフェが満員で食事できなかった人らが買ってました。

 福山はJFEスチール(旧NKK日本鋼管)の企業城下町です。税収が豊かだった時代に建ったのでしょう。地方都市にしてはびっくりするほど立派なホールでした。

 ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ
 広島県福山市松浜町2-1-10

京都・アルティ 弦楽アンサンブルと前田珈琲の名物ナポリタン

 京都府民ホール アルティで「スォーノ・リッコ・アンサンブル京都」の第2回定期演奏会を聴きました。
 スォーノ・リッコとは、豊かな音という意味らしいです。これは弦楽アンサンブルを主宰(コンサートマスター)する村瀬理子さんにひっかけているのでしょう。京都市立京都堀川音楽高校で長くヴァイオリンを教えてこられました。奥さまの友だちです。
 ヘンデル、ヴィヴァルディ、J.S.バッハ、テレマンとバロックの楽しい曲が続きました。理子さんの愛弟子が入れ替わりでソロヴァイオリンを弾き、立派に成長した姿を披露していました。生で響く弦の音色を堪能しました。

 開演前に、アルティにある前田珈琲府民ホール アルティ店で「名物ナポリタンスパゲティ」(980円)で腹ごしらえをしました。アイスコーヒーをセット(+200円)しました。
 ふにゃりとした太い麺に、こってりとケチャップ味がまとわりついています。これぞ昭和の懐かしい味です。

 スプーンもついてきましたが、わたしはいつもフォーク一丁で食べます。昔からそうです。

 「京都人に愛され半世紀」というのがキャッチコピーです。今やアルティのほか、文博(文化博物館)、京博(国立博物館)、マンガミュージアム、文芸(文化芸術会館)、明倫店(文化センター)と、文化施設に集中的に出店しています。
 明倫店でも、文芸会館店でも、名物ナポリタンを食べてます。
 

 前田珈琲 府民ホール アルティ店
 075-432-2340
 京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1 府民ホール アルティ内

vino blancoでもう満腹

 アルベルゲから300メートルほど歩いたレストランです。ここしかありません。きょうの夕食です。
 でも巡礼定食があります。一番軽そうなツナサラダにしました。
 ツナがメーンです。ライスの周りにトマト、レタス、玉ねぎ、にんじん、豆、ヒジキ?うそ。キャベツ、茹で玉子、ダイコンと、見事に並びました。

 セットのblanco(白)です。こちらでは、ほとんどの人がこれです。
 スペインでは赤ばかりで、白は別料金でした。

 スープもあります。

 満腹です。ここまででギブアップです。

 デキャンターのこちらは飲み干しました。

 食後のアメリカーノです。

 巡礼定食には、パン、スープ、ワイン、コーヒーが含まれています。

 これで10ユーロポッキリです。

 にぎわっています。ほとんどの人と、巡礼路で会いました。

 懐かしいゲーム機がありました。

 ここしか食堂はありませんでした。

 やっと日が暮れます。

vino blancoでもう満腹

大阪・シンフォニーホール ヴォルフ&関フィル・コアによる≪第九≫

 ザ・シンフォニーホールでベートーベンの交響曲第9番 「合唱付」を聴きました。
 指揮はユルゲン・ヴォルフ。関西フィルハーモニー管弦楽団、ソロはテノールの畑儀文らと関西フィルハーモニー合唱団でした。
 ヴォルフはドイツ・ライプツィッヒにあるバッハゆかりの聖ニコライ教会のカントル(音楽監督)を長く務めた人です。奥さまは、この人の指揮でバッハのマタイ受難曲を歌ったことがあります。
 数日前に「聴きに行こう」となりました。3階バルコニーという安い席でしたが、どんな第九か楽しみでした。

 第1、2楽章は、情熱的でエネルギッシュな演奏でした。
 3楽章は一転して、細やかで研ぎ澄まされた粘らないハーモニーに変わりました。4楽章初めのチェロやコントラバスの低く流れ始めるテーマも、息を飲むほどにきれいでした。管弦楽の配置が通常とはちょっと違ってチェロとコントラバスが左側でした。わたしの席からは、ちょうど見下ろす真正面となって、余計にストレートに音が届いたのでしょう。
 ここぞという時に、ホルンが音を外したのもご愛敬です。
 そして歓喜です。合唱もきれいにコントロールされて劇的にフィナーレに突き進みました。ベートーベンが古典派の音楽家であると感じさせる演奏でした。
 3年前にウィーンのムジークフェライン(楽友協会)で聴いた、一直線に爆発する第9とはひと味違いました。

 クリスマスの飾り付けがきれいでした。

 ザ・シンフォニーホールは1982年、日本初のクラシック音楽専用ホールとして誕生しました。創立40周年です。
 「ホールの残響が2.何秒」とかいったことを開館前に取材したことが思いだされます。

 サイモン・ラトル指揮のベルリンフィルを聴いたのもここです。後に、ベルリンでも聴きました。
 演奏会後のレセプションに招かれて、ピアニストの内田光子の生の声に接したこともあります。

 夕飯は、ホール横の「八百屋とごはん うらや福島店」でいただきました。便利なところに、夜でも定食が食べられる店ができていました。
 「元気定食」(1200円)をいただきました。から揚げに5皿もついています。生卵は、当然ながら卵かけご飯にしました。味は濃い目ですが、おいしくいただきました。

 急に込んできたなと思ったら、音楽会の前に食事する人が多いようでした。隣の夫婦もそうでした。

 向こうがザ・シンフォニーホールです。

 八百屋とごはん うらや福島店
 06-6346-3380
 大阪市北区大淀南2-1-1