鉄道遺跡を訪ねました。関西にも鉄道形成時代の面影を伝える遺産が数多く存在します。でも、ここはナンバー1スポットでしょう。近くは何度も通ってますが、初めてです。
明治初期の過去から、平成の現代に向けて開けた空間です。
「これやこの行くも帰るも別れつつしるもしらぬもあふさかの関」(蝉丸法師)で知られる逢坂関。ここを貫いて日本人技術者の手のみで「逢坂山隧道(ずいどう=トンネル)」は掘られました。1878(明治11)年11月に着工し、1880(明治13)年 6月に竣工しました。
日本初の山岳トンネルで、現存する最古の鉄道トンネルの東出口は、大津市の西端、国道1号沿いに残っています。右は、後に複線化のために掘られたトンネル跡です。
汽笛一声新橋を~で走り始めた汽車は、ここを抜けて京都-大阪に向かいました。