サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂あたりでのんびりとした1日でした。
8時を過ぎてましたが、まだ街路灯が明るいです。
これが最後の道しるべです。
やっと尖塔が明るくなってきました。
大聖堂の裏側です。次々と巡礼者が到着します。
入場を待つ長い行列もできてます。
ばったりとK氏、あきちゃんと遭遇。カフェでひと休み。
思わぬ体験もしました。
バール街は大にぎわいです。
最後は大聖堂にタクシーで乗りつけました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂の横に、国営五つ星のパラドールがある。こんな豪華ホテルとは縁がないが、朝、昼、晩の3回、各10人に無料で食事がふるまわれている。建物が王立救護院だった歴史の名残らしい。
わたしも朝食をいただきに行った。パンとコーヒーだけのいたってつつましい食事だったが、ごちそうさまでした。
豪華なメーンダイニング。残念ながら見るだけだ。
夕食は、最後のタパスをつまんだ。
いや~、食った、食った!
食べ残した残がいの画像からスタートするコラムは、このブログ初です。
地の果て、フィステーラ近くのキンタナスという港のカフェです。魚介盛り合わせといった料理です。2人前です。ドーンと登場しました。
ご一緒したK氏とまずは乾杯。
魚介スープが懐かしい味です。やはり肉汁とは違います。
それではいただきます。
ホタテ貝は巡礼のシンボルです。それが最良の味になって、胃袋まで満たしてくれます。
ムール貝です。いい色してます。
フルボトルの白ワインがセットでついてきました。
とりあえずエビです。
こちらは手長エビです。
マテ貝も、やはりおいしいです。
ツアーバスの休憩時間は1 時間45 分。それがちょうどよい長さのスペインの昼飯でした。
豪華料理の代金は、ビール、ワインを合わせ一人3000円しませんでした。
目の前は、キンタナスの港です。
西に、西に向かって歩いてきた巡礼です。聖地のサンティアゴ・デ・コンポステーラからさらに100 キロほど進むと大西洋に突き当たります。フィステーラの岬です。その先に、はるかエルサレムがあると信じられていました。
ここまで歩く巡礼者も多いですが、わたしにはその体力、気力は残っておらず、バスツアーでその地に立ちました。
ここで巡礼で着古した衣服を燃やすのが、古来の習わしでした。その跡が残っています。
今では焼却は禁止です。それでも、旅でお世話になった五本指ソックスを捨てて来ました。気持ちの区切りをつけたかったのです。
こんな形で区切りをつけた人も多いようです。
零キロのモホンです。
旅で親しくなったリタイア三人組にとっても、新たな旅の始まりです。
日本語のポールがありました。
大西洋の波が、いつまでも打ち返していました。
プロローグがあったから、エピローグもあります。カミーノの旅は終わったが、スペインの旅はもう少し続いた。
この日は、サンティアゴ・デ・コンポステーラからさらに西へ100kmほど。大西洋に面した地の果て、フィステーラ、ムシアへのバスツアーに加わって、青い海を見た。
「西方浄土」は仏教の世界だが、キリスト教徒は海の向こうに何を見たのか。
フィステーラに立つ「0.0km」のモホン。ここがサンティアゴ巡礼のスタート地点でもある。
巡礼で親しくなったリタイア3人組も、新たな人生の出発点に立った。
ああ、腹いっぱい。昼飯には最高の海鮮とワインを味わった。