京城勝覧を巡る 第五日 喜撰山に喜撰法師を訪ねる

 『喜撰が庵のありしあと』を訪ねるのが、貝原益軒の記す京都ガイド「京城勝覧」の5日目です。
 この日は、『宇治にゆく道』として藤ノ森から六地蔵、黄檗山、御室戸寺(三室戸寺)と歩みますが、そこから20町(約2km)ほど行くと、喜撰法師が庵を結んだ跡があると書かれています。
 今も喜撰山の山腹に「喜撰洞」として残っていました。 
 でも江戸時代のトラベラーが、こんなところまで訪れたとはにわかに信じがたい場所でした。

 六歌仙のひとり、喜撰法師は小倉百人一首のこの歌で覚えてました。
 この「うぢ山」が、喜撰山のことでした。

 宇治川を堰き止める天ケ瀬ダム近くからひと回りしました。
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