自分でつくる とうふ丼

 いぶりがっこがスタートでした。秋田名物の燻った漬物です。そうだ、豆腐丼にしようと。
 炊き立てのご飯の上に豆腐を並べ、冷蔵庫にあったキムチ、納豆、刻んだミョウガを載せました。もちろん、いぶりがっこも。あとはだし醤油を回りがけしただけです。
 軟らかい豆腐と、シコシコとしたいぶりがっこの食感の違いがいいですね。

 YouTubeの料理番組で土井善晴さんが、なんでもひと手間かけるとおいしくなるんですと、花がつおをから焼きしてました。
 わたしも真似て、カリッとっせてからご飯の上に振りかけました、

 シンプル・イズ・ベストのお味となりました。

1日50ユーロの巡礼生活

【 paso a paso 3 2023/05/27 】
 巡礼第10日 1日50ユーロの巡礼生活

 1日で20kmほど歩く巡礼生活にも、すっかり慣れてきました。この日もレドンデラからポンテベドラまで20kmほど進みました。
 あとは食べて、飲んで、寝て。それがすべてです。
 こんな毎日の支出は限られています。この日はちょっと安上がりでしたが、ざっと計算してみると45€。50€なら上出来と予算をたてていましたから。


 ポンテべドラでの夕食です。どこで食べようかと、町の中をウロウロしました。GoogleMapで近くのレストランを検索して、行ってみてもまだ閉まっていたりしました。向こうのレストランは、開店が午後8時半なんてのがあたり前です。手ごろなメニュー・デル・ディア(日替わり定食)が見つかりませんでした。
 歩き疲れて入ったのは、ハンバーガー屋さんでした。ワンプレートの目玉焼きがあったからです。
 どこで食べても同じ味の目玉焼きが2個に、ポテトとサラダです。日本では目玉焼きがメーンのメニューなんて見たことがありませんが、コチラでは珍しくはありませんでした。

 目の前の噴水を見ながらビールを飲んで、目玉焼きが焼き上がるのを待ちました。

 お代は8.4€でした。安い夕食となりました。
 定食だと10€ほど。一品料理を頼むと15€ほどもします。きたない格好をした巡礼者が入るようなレストランの話で、おいしさだけを求めれば上のキリはありません。

 1日の順を追って、まず朝食です。歩き始めて最初に見つけたバルに飛び込みます。
 ポピュラーな3品セットです。この日のパンは、珍しく焼いてありました。バターとジャムをつけました。

 これで5.4€。生ジュースが一番高いです。付加価値税(消費税)は10%です。

 喉が渇いて、手が出ました。

 ここはドナティボ(寄付)だったはずです。支払額は自由ですが、2€を支払ったでしょうか。

 ラドラー(レモン入りビール)も飲んでます。お通しがついてきます。ヒヨコ豆の煮ものでした。2€ちょっとでしょう。

 バルを見かけると、寄っていきたくなります。巡礼中の唯一のぜい沢です。

 またもビールです。ポンテぺドラに着いての昼飯です。
 お通しで、立派なタパスが2個もついてきました。

 生ハムとトルティーヤです。

 ボガティージョには生ハムにトマトが塗られています。

 これで6.9€です。

 泊ったアルベルゲです。集合住宅の1階で、まだ新しかったです。

 男女同室のドミトリーですが、最近のアルベルゲはカプセルホテルのような簡単な仕切りがあるところが増えています。
 共同シャワーやキッチンがあります。

 宿泊代は20€でした。
 公営アルベルゲなら8€というところもありましたが、民営だとこれくらいします。

 で、この日の支出は45€ほどでした。予算は1日50€を目途にしていましたから、上出来でした。
 観光旅行風になった後半は、1泊50€の部屋にも泊ってますが、巡礼中は質素なものでした。

 レドンデラのアルベルゲを出ました。まだ街路灯がついていました。

 石畳の町を抜けていきます。

 renfe(国鉄)の高架橋です。
 京都・南禅寺の水路閣のようです。

 列車がやってきました。

 大西洋が入り江をつくっています。

 モホンの上に靴という、よく見るパターンです。

 静かな入り江です。

 親子のピルグリムがいました。

 大きな矢印です。迷うことはありません。

 気持ちよく歩きました。
 「ウォーカーズ・ハイ? 元気です」と、当日の書き込みにあります。

 スペインではバグパイプのことをガイタ・デ・ボトといって、珍しい楽器ではありません。ケルト地方の英国とつながっているようです。

 ウマが寄り添います。

 こんな道なら、いくらでも歩けます。

 分かれ道です。

 オレオと呼ばれる高床式の立派な倉庫でしょう。

 ポンテベドラのrenfeの駅に着きました。

 ペレグリーナ教会まで散歩しました。

 かつての繁栄を思い起こさせる内部でした。