自分でつくる サーディン入りナポリタン

 リスボン土産のオイル・サーディンで豪華版ナポリタンをつくりました。昨日の夕食です。
 レシピは、ポルトガルの道で出会ったYさんにアルベルゲのキッチンでつくってもらったものです。思いだしながら真似ました。
 濃厚味です。サーディンは、あたりまえながらイワシのそもの味です。オリーブオイルに漬けただけです。

 ジュース代わりによく飲んだRadler(レモンビール)の味も忘れられません。品ぞろえが豊富な酒ディスカウント店で探しましたが、ドイツ産のこれ1種だけでした。同じ味です。

 サラダもいただきました。

 オリーブオイルにニンニクの香りを移し、タマネギ、ピーマン、パプリカを炒め、トマトとトマトジュースを投入しました。
 こってりとするまで煮込みました。

 トマトはそのままフォークに突き刺してガスコンロの直火であぶりました。水道の水をかければ、おもしろいように皮がむけます。

 これもリスボン土産のピリピリは、タバスコのように最後に振りかけるのでなく、調理段階で使うようです。タカノツメを入れずに、煮込む段階でこれを加えました。

 土産にした缶詰です。サーディーンの他は、バカリャウとプルポです。そこそこの価格がしました。

 リスボンにあるLoja das conservas(ロージャ・ダス・コンセルヴァス)には300種類もの缶詰が並んでいます。
 目がくらくらするような派手派手なショップです。

 開けて食べるのかもったいなくなるようなパッケージです。

 Loja das Conservas
 Rua do Arsenal, 130, Lisbon, Portugal
 

スピリチュアルの道を行く

【 paso a paso 3 2023/05/28 】
 巡礼第11日 スピリチュアルの道を行く

 ポンテペドラの町を出ると、ポルトガルに道は平野部をまっすぐに北上して、2日でパドロンです。ところが、そのヴァリエーション・ルートである「スピリチュアルの道」が、最近では人気となっています。山を越え、海を渡りと変化に富んでいます。
 2000年の昔、聖ヤコブ(サンティアゴ)の亡骸を載せた小舟が遡ったルートをなぞるという道です。そちらに進みました。

 ポンテペドラの町を抜けます。海に近いせいか、人気のない道をカモメが飛んでいました。

 この辺りはリアス式海岸になっていて、ポンテペドラは入り江の最奥部ににあります。

 しばらく歩くと分かれ道です。

 スピリチュアルの道の案内看板です。

 1日目は山を越えてアルメンテーラまで。2日目は大西洋に向けて下りヴィラノーバ・デ・アロウサまで。3日目は船でパドロン近くまで渡ります。
 詳しくは http://osalnes.com をご覧ください。 

 セントラル・ルートは、右の高架橋をくぐって行きます、

 わたしは少数派の左です。

 この日はうす曇りでした。

 道を誤ったかなとMAPを調べていると、このおじさんは反対側から歩いてきました。ちょっとわかりにくい区間でした。

 病院か何かに使われている立派な施設でした。

 カフェが開いていたので、朝食です。お決まりの3点セットです。

 降雨を警戒して派手なザックカバーをかぶせていました。

 入り江に沿って歩きました。

 海に向かったオレオ(高床式倉庫)です。

 峠に向かって、一気に登ります。

 ドナティボ(寄付)のクーラーボックスが置かれていました。汗をかいたところだったので、ありがたくペットボトルを1本、ちょうだいしました。もちろんお代は支払いました。

 登り道は続きました。

 道の先はガスっていました。

 スパニッシュブルームなんでしょうか。

 峠を越えて、谷を下りました。

 アルメンテーラ修道院です。クルマでやってくる人が絶えませんでした。

 修道院の前のバルです。客は多いですが、ほとんどが礼者ではありません。

 とうちゃこビールです。

 ここのお通しのヒヨコ豆煮込みもおいしかったです。

 この辺りではここだけの宿泊施設である公営アルベルゲです。チェックイン開始を待ちました。

 さて、夕食です。15分ほど歩いて修道院近くのレストランへ行きました。
 プルポ(タコ)です。

 日本のタコワサほどプリプリとはしていません。むしろムッチリですが、これがうまいです。

 ヴィーノ・ティント(赤ワイン)は欠かせません。

 アルベルゲに居合わせた6人でテーブルを囲みました。
 向かい合わせたオーストラリア人男性に、プルポをどうぞと勧めました。「ビーガンだからいらないよ」と、野菜サラダをほおばっていました。