朝の間は雲ひとつない青空でした。秋の鼻炎でズルズルとティッシュペーパが手放せませんでしたが、逆療法(?)とばかりに山歩きに出かけました。
京都西山の西山古道を柳谷観音から紅葉の名所の光明寺を目指しました。
昼ご飯は、メスティンで作りました。レシピを紹介していたNHK「にっぽん百名山」の尾瀬ではリゾットといってましたが、トマト味の洋風おじやといったところです。それでも熱々をおいしくパクつきました。
西山古道は、西山三山(善峯寺、楊谷寺=柳谷観音、光明寺)を結ぶ古くからの信仰の道です。2週間前に柳谷観音から西国札所の善峯寺まで歩いています。今回は麓の光明寺を目指しました。
向こうが柳谷観音です。紅葉が始まっていいるようです。「花手水」も新しい花に替わっていまるようですが、11月に入った紅葉シーズンは入山料が必要です。きょうは横をかすめただけで失礼しました。
ルートには激しい登りはなく、樹林の間を気持ちよく進みました。
光明寺は、紅葉の名所としてシーズンには観光客であふれかえります。まだちょっと早くて、境内はガラーンとしてましたが、見事に色づいている紅葉もありました。
【2020/11/10 10:05】
出かける奥さまに島本町の北部の集落、尺代まで送ってもらいました。おかげで水無瀬の自宅からここまで40分ほど短縮されました。
大きな木が色づいていました。
何台もの車に追い抜かれました。柳谷観音に向かう紅葉見物客でしょうか。
【10:48】
柳谷観音から西山古道が始まります。
Vの字の左上が善峯寺、下部の角が柳谷観音、右上が光明寺といった位置関係です。
熊鈴を鳴らして獣除けネットをくぐります。
分岐となる「道標10」です。古道の要所には道標が整備されています。
尾根道を気持ちよく進みます。
いくつかのルートがあります。しかし、メーンルート以外は、ちょっと荒れているようです。
立石橋に向けて急坂を下ります。
いくつもの橋が現れますが、どこも危険がないように補修されています。
立派な鉄パイプで補強された十人橋を渡ります。
最後は頑丈な鉄橋です。
左の谷から下ってきました。右の谷を詰めると、前回、昼飯を食べた京青の森です。
【11:36】
立石橋です。ここから西山キャンプ場までは林道がつながっています。
20分ほどでキャンプ場に着きました。4月からきょう、11月10日まで開設しているようですが、人の気配はありません。
立派なテーブルがあります。昼飯にしました。
ここで何度も昼飯を食べたことがあります。ポンポン山に毎月の登っていた7年ほど前のことです。
材料一覧です。トマトジュースと茶、缶は、途中のコンビニで買ってきました。あとは冷蔵庫から。
ベーコンとタマネギ、エリンギを刻みました。
アルコールランプで調理します。
オリーブオイルで炒めます。
トマトジュースを投入します。
「サトウのごはん」も放り込みます。
炊き上がったら最後に粉チーズを振りかけました。
恒例のプシューも忘れませんでした。
味付けは塩コショウだけですが、なかなかの出来栄えです。欲をいえば、コンソメでも入れるかニンニクで味付けするかすればベターだったでしょう。
食後のコーヒーをと思って、失敗に気づきました。湯を沸かす鍋がありません。
直火にかけられるシェラカップをゲットしましょう。
後ろに写っている衝立は、初デビューの折たたみ風防です。
【12:36】
光明寺に向け出発です。
この道標が、あらぬ方角を指しているのは以前のままです。
立派な橋を横目に尾根道を上ります。
後ろに善峯寺が見えました。
尾根筋を走る林道の終点に、人の手が加わった広場がありました。何が植えられているのでしょうか。
光明寺に向けて下ります。分岐がいくつかあります。
ルートを通じてほとんど視界はありませんでした。一瞬だけ、長岡京市街が見渡せる場所がありました。
このあたりな筍の産地です。
【13:32】
わき道から光明寺の山門の裏に飛びだしました。改めて正面から参拝しました。
陽がよく当たる紅葉は、すでに真っ赤になっています。
あいにく太陽が雲間に隠れて、彩がぱっとしません。
ベンチに腰掛けて、太陽が顔を見せてくれるのを待ちましたが、寒くなって退散しました。
この参道が真っ赤になるには、まだ半月はかかるようです。
光明寺の前にコスモス畑がありました。こちらも太陽がなくてさえまえん。
次の阪急バスまでちょっと時間がありました。2駅ほど歩きましたが、ゴールとしました。
阪急・長岡天神から3駅で帰り着きました。