「パスタするんだったら、ヤリイカが残ってるよ」と奥さまは外出。となると、昼飯はイカのペペロンチーノという、お決まりのコースしか思い浮かびません。
ドバーッと放り込んだ白ワインのおかげで、ソースたっぷりになりました。文句なしの仕上がりです。
冷蔵庫に残っていたほうれん草と赤ピーマンも入れたので、彩もばっちりです。
30ミリ・マクロレンズで撮影しました。画角が狭いので、日本料理など大きなお盆に載って一度に運ばれてくる料理には使いづらいです。でもこんな被写体にはぴったりです。
究極の柑橘と呼ばれる「プリンセスせとか」でゼリーをつくりました。 蜜柑の甘さがストレートに伝わるきめの細かい贅沢なデザートとなりました。
もう少し柔らくできれば申し分なかったです。さっそく母が暮らす施設にもっていくと、「おいしい!」とペロリと食べてくれました。
朝食後の15分ほどの作業でした。
小袋のままハンドミキサーでつぶしました。
活躍してくれたのが、お菓子を作るときに使う粉振り器です。網目が細かいので、皮などの繊維ですぐに目詰まりしますが、粉を振る要領でレバーをカシャカシャすると、うまく漉してくれました。
最後はスプーンで押すと、せとか2個から158mlのジュースがとれました。
200mlに薄めて砂糖を少しだけいれて沸騰手前まで熱しました。
火を消してゼラチンを加えるだけです。ゼラチン1袋(5g)で250mlのゼリーができるそうなので、4g見当をいれました。もうちょっと少なくてもよかったです。
容器に分けて、粗熱を取った後、冷蔵庫に入れました。
いただきものの「プリンセスせとか」です。ありがとうございます。
生産者の小春農園は、熊本県山鹿市鹿北町にあります。母方の祖母の出身地に近く、懐かしんでいました。
「甘いものが食べたい」というリクエストがありました。長く茶道の師匠をしていた人です。食べたいのは和菓子とわかっていますが、固形物の摂取は止められています。
柔らかい水ようかんならいいかとデパートの和菓子店を巡りました。でも季節柄か、見つかりませんでした。
となると、自分でつくるしかありません。ネット検索すると、簡単なレシピがいくつも引っ掛かりました。さっそく挑戦しました。
ピントが、楊枝の方に来てませんが、おいしさを予感させるまずまずのビジュアルとなっていました。
用意したのはこちら。小豆のこしあんと寒天です。他に砂糖も入れました。葛は今回は使ってません。
鍋にこしあんと同量(同重量)の水に寒天と砂糖を入れて熱しました。
こしあんは乾燥粉末でした。ドバーッと入れると、予想以上の量です。
あわてて熱湯をそそぎ、思いの堅さに緩めました。砂糖も追加しました。
仕切りのついたケースに注ぎました。
待てない性格です。氷水で冷やして粗熱をとり、冷蔵庫に放り込みました。
冷蔵庫で1時間ほど。程よい堅さに固まりました。
仕切りを取り除き、二重底を持ち上げると、きれいに分割できました。さすがに道具です。
これでおいしければ良かったのですが・・・。
ヘンに粉っぽいです。小豆の甘みがしません。二口、三口でギブアップしました。ゴミ箱へ直行となりました。
何がいけなかったのでしょうか。乾燥あんの使い方を誤ったのでしょうか。改めてネット検索すると、ペースト状のこしあんもあるようです。小豆を炊いて、甑(こしき)でこすほどのエネルギーはありませんが、材料を吟味して再挑戦します。
春になるとわが家に必ず登場する「菜の花の温かいサラダ ホタルイカ風味」です。このブログにはなんと過去9年の記録が残っています。
ワインビネガーのあまり酸っぱいのは・・・という要望に、バルサミコ酢に変更。いつものだし醤油もちょっと追加して、味にパンチをつけました。ことしもおいしくいただきました。
朝のテレビ番組で、兵庫・新温泉町の獲れたてホタルイカを料理していました。ホタルイカの串揚げ、スパゲッティ、しゃぶしゃぶとどれもおいしそうでした。
近くの生協で買てきたホタルイカはボイルされてますが、兵庫・日本海沖産でした。
面倒ですが、ひとつずつ目を取り、ピンセットで舟(軟骨?)を取り除きました。口当たりに差が出ます。
もう一皿は、チャプチェでした。
2本1000円のスペイン産ワインで、機嫌よく酔いました。
これまでの菜の花の温かいサラダ ホタルイカ風味
新タマネギでスープをつくりました。先日の「鶏のブイヨン」が残ってました。
ありあわせの材料で適当につくったので、「似て非なるもの」です。いい出汁がでてますが、ちょった淡白すぎる味になりました。
お相手は、オーストラリア産のシャルドネです。久しぶりのコルク栓でした。
メーンは奥さま作のハンバーグです。柔らかくてジューシーです。
口直しは、いただきものの京都・村上重の千枚漬です。
今冬は、千枚漬に使う蕪が不作でした。年末の贈答用にいつのもように頼むと、品切れになってました。今ごろになって、再登場のようです。
七味だけをふりかけていただきました。ヘンに甘くはない、シンプルな本物の味です。
タマネギが少なすぎました。梅干しは多すぎました。
昆布の後ろは、まだ凍ったままのブイヨンです。
ことことと煮て、タマネギを取り出し、ハンドブレンダーで細かくしました。
ジュース状タマネギをスープに戻せば完成です。
辰巳芳子さんのレシピ本です。奥さまの友だちが、「つくるのだったら」と貸してくださいました。まるで料理の設計図のように体系的に書かれており、読んでいるだけで楽しいです。
道具が欲しい人です。今度はホーロー鍋です。リビング用品店で1000円未満で並んでいたバーゲン商品です。
こんなのをゲットしてしまうと、次をつくらないわけにはいきません。
伊予柑に砂糖を加え、ゼラチンで固めただけの混じりけのないゼリーをつくりました。
ゼラチンの量が少なくて、ちょっと固まり切らずにユルユルですが、かえって伊予柑の甘みが感じられるゼリーとなりました。
自宅近くのスーパーに入ると、入り口の目につくところに伊予柑が山積みになっていました。
ちょっと面倒ですが、小房にわけ、それぞれの袋も取り除きました。
ハンドブレンダーですりつぶしてジュースにします。
水で薄めて鍋にかけ、砂糖とゼラチンも加えて加熱しました。
トロリとしたところで終了。粗熱をとったあと、カップに取り分け、冷蔵庫で冷やしました。
伊予柑2個で小さな4カップでした。
新しいことを始めると、道具が欲しくなる性分です。
今回は、ハンドブレンダーです。ネットで探すと3000円ほどのがありました。貯まっていたポイント利用で、半額ほどで手に入れました。
「イチゴが食べたい」というリクエストがありました。流動食しか食べられないので、初めてのムースに挑戦しました。
参考にしたのは「混ぜるだけ~簡単☆ふわっとイチゴムース」です。空気の穴がぽつぽつと開いていて、とてもプロの世界では通用しませんが、混じりけなしのイチゴの味が楽しめるムースが、なるほど簡単にできあがりました。
真っ赤な大きなイチゴです。長崎県産の「ゆめのか」です。
材料は、イチゴの他は生クリーム、砂糖、ゼラチンだけです。
簡単にミキサーで生クリームをホイップします。イチゴなんかを放り込みガーッツと混ぜれば完成です。ポリ容器に分けて冷蔵庫で冷やしました。
「おいしい、おいしい」と喜んでくれました。満足の味でした。
ポタージュ・ボン・ファムをつくりました。「いのちを支えるスープ」の辰巳芳子さんのレシピです。
化学調味料なんて一切、使ってません。材料に加えて手間を惜しまなかった味です。厳しい舌のセンセイには、「似て非なるもの」といわれるかもしれませんが、わたしにとっては渾身の作となりました。これまでにレストランなどで食べたものに負けてません。
今夜のメーンは、薄い豚肉のフライでした。サクッと揚がっていて、追加を頼むほどでした。
白菜と揚げの煮物に、口直しは野沢菜でした。このあたりは奥さまの作です。
「鶏のブイヨン」から始めました。鶏の首骨なんかは手に入らないので、手羽先で代用。たまねぎ、にんじん、セロリの野菜類に、昆布、シイタケとまるで和食のようなだしです。
大きな鍋でやさしく、じっくりと煮込んで、漉したらブイヨンの完成です。ここまでで1時間以上かかりました。
第2段階がポタージュ・ボン・ファム。たまねぎ、にんじん、セロリ、じゃがいもを順に炒めます。ブイヨンを加えて煮込み、柔らかくなったらミキサーでペーストにしました。
後は、ミルクとブイヨンを加えて飲みやすくしました。味付けは小さじ1杯ほどの塩だけでした。夕刻はこれにかかりっぱなし。家事がいかに重労働かを思い知りました。
残ったブイヨンはジップロップに入れて冷凍保存しました。
試飲がすんだポタージュ・ボン・ファムはあす、誤嚥性肺炎を起こしてからは流動食しか食べられなくなった母の病室に届けます。