京都・桂 「中村軒」の麦代餅とおうす

 10日ほど前に「白味噌雑煮」を食べたばかりの「中村軒」を再訪しました。創業明治16年のこの店の名物「麦代餅(むぎてもち)」(290円)をいただきました。つきたての柔らかいもちが、おくどさん(かまど)で上木(くぬぎの割り木)を燃やしてじっくりと炊き上げた餡を包んでいます。
 いつから甘党に宗旨替えしたのかと思われそうですが、たまにはいいものです。「おうす」(430円)も、いつ以来でしょうか。大昔には「お茶」を習っていたこともあります。

 前回は並んでいなかった大きな雛段がしつらえられていました。明治時代の飾りです。

 麦代餅には、ミニサイズもあります。百貨店などに並んでいるのは、そちらです。

 これまでの中村軒

 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

京都・伏見 「鳥せい」のやき鳥定食と蔵出し生原酒

 京都一周トレイルの追加となっている伏見・深草ルートを、先週に引き続いて同じメンバーと歩きました。ゴールは、清酒の酒蔵が並ぶ伏見でした。「鳥せい」で、松尾からずっと歩いてきたお仲間と祝杯をあげました。
 「やき鳥定食」(750円)です。さすがにおいしい焼き鳥が4串。なかでも手羽は絶品です。
 「金聖」の山本本家の「蔵出し生原酒」(430円)は、サラリとした辛口です。冷えた体が生き返りました。さすがにこの日はビールを敬遠してよかったです。

 プラス100円でみそ汁からグレードアップした「かす汁」です。酒粕たっぷりの濃厚な味です。温まります。

 きょうも混んでました。「30、40分、お待ち願います」とのことで、近くにある黄桜のカッパカントリーや坂本龍馬ゆかりの寺田屋を回ってくると、すぐに席につけました。

 鳥せい 本店
 050-5868-4951
 京都市伏見区上油掛町186

京丹波 「道の駅 味夢の里」の大黒本しめじご飯/温黒豆うどん

 舞鶴まで京都縦貫道を走りました。途中の京丹波の「道の駅 京丹波 味夢の里」で簡単に昼飯にしました。フードコートで食べた「大黒本しめじご飯/温黒豆うどん」(780円)です。
 丹波名産の黒豆を練り込んだ自家製麺のうどんです。もっちりと、そしてほのかに黒豆の香りがします。

 大きなシメジが炊き込まれたご飯です。

 すぐ横に製麺所がありました。うどんや瑞穂そばを打ってます。

 この日は暖かくなりました。でも、日陰にはまだ雪が残っていました。

 道の駅 味夢の里
 京都府船井郡京丹波町曽根深シノ65−1
 0771-89-2310

 帰りのトイレ休憩で売店をのぞくと、おいしそうなしめじが並んでました。1袋、ゲットです。

京都・桂 「中村軒」の白味噌雑煮

 一月もあっという間にお終いです。「中村軒のお雑煮が食べたい」というリクエストがありました。桂まで車を走らせました。
 「白味噌雑煮」(930円)です。柔らかいトロリと伸びる餅が二つ入ってます。飾らない、素直でまろやかなお味です。

 「お好みで」という別皿の削り鰹節をたっぷりとかけます。
 「昆布と鰹節、山利さんの白味噌の他に何か使ってられるんですか?」と奥さまが尋ねました。若い店員は調理場に行って聞いてました。「昆布と鰹節、白味噌だけだそうです」というのが答えでした。
 わが家のお正月の雑煮も、ここで教えてもらった山利の白味噌を使っています。充分においしかったですが、その上をいってます。

 小芋がひとつ、入ってました。

 「赤飯」(410円)も頼みました。ほっこりとします。

 奈良漬は、きっと田中長でしょう。

 お持ち帰りもありました。

 作り方が説明されています。
 熱湯で昆布だしをとり、白味噌を。柔らかくした餅をいれて、鰹節をふりかける。それだけでした。

 坪庭が、冬景色です。

 これまでの中村軒

 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

京都・伏見稲荷 「伏見庵」のいなりセット

 京都一周トレイルを、逆向きに蹴上から清水山を通って伏見稲荷まで歩きました。伏見稲荷大社の門前で、ちょっと遅い昼飯でした。
 参道は、歩くのが大変な大混雑でしたが、「伏見庵」はタイミングよくすぐに座れました。
 「おいなりさん(いなりずし)」が名物です。「いなりセット」を頼みました。そばの上にも揚げがのってます。

 おいなりさんは大好物です。揚げがびっくりするほど甘く炊いてあります。

 雪も舞ってきましたが、到着ビールは欠かせません。

 店の前の通行人が途切れません。

 伏見庵
 075-641-6803
 京都市伏見区深草稲荷御前町82

京都・岡崎 「グリル小宝」のオムライス(中)

 京都・岡崎のロームシアター京都でハイドンのオラトリオ「天地創造」を聴きました。その前に食べたランチです。
 「グリル小宝」の前にも行列ができてました。とはいえ近くにある2時間待ちも当たり前といううどん店ほどではありません。半時間ほどで暖かな店に入れました。
 頼んだのは一番人気の「オムライス」です。大、中、小とボリュームで選べるようになってました。「中」(1000円)です。

 ケチャップライスを薄い玉子が覆っている、従来タイプの洋食屋のオムライスです。自慢のデミグラソースがたっぷりとかかっています。
 チキンではなく、牛肉が入ってます。食べごたえ十分です。
 ところで、オムライスって、どちらから食べたらいいのでしょうか、きょうは、なんとなく右から食べました。考えてみると、カメラ・アングルのせいか、いつもは左から食べてました。

 最近はあまり見かけない真っ赤な福神漬です。

 各大盛り500円増しだそうです。オムライス(大)の大盛りって、どんなんでしょうか。

 わたしが並んだときは、店の前から手前の角まで行列ができてました。その角から人力車が現れました。

 これまでのグリル小宝

 グリル 小宝 
 075-771-5893
 京都市左京区岡崎北御所町46

 オラトリオ「天地創造」は、同志社学生混声合唱団創立70周年記念演奏会でした。
 オケとあわせて300人という大編成の演奏でした。わたしの奥さまもステージの上でしたが、遠くてよく見えませんでした。
 ハイドンの作品の良さがあまりわかっていないため、というか初めて聞いた曲だったためか、途中で睡魔に負けた時間もありました。でも、統率のとれたきちっとした音楽の流れは心地よく、最後の「アーメン」まで惹きつけられました。

 多目的ホールの旧京都会館をよみがえらせたロームシアター京都には初めて入りました。メインホールは客席が4階まであり、天井桟敷のオペラハウスのようです。そういえば南座が改修中のため昨年の顔見世歌舞伎もここでやっていました。
 残念ながら音楽ホールとしては、響きがイマイチに感じました。

京都西院春日神社の若菜節句祭

 京都・西院の辺りをぶらりとしました。京都西院春日神社に参ると、予想を上回る人出でした。この日は「若菜節句祭」で若菜のおかゆがふるまわれていました。大地の恵みに感謝して神様に春の七草を供え、その七草の若菜をおかゆにしていただく事で健康を祈る神事です。
 わたしもいただきました。湯気をあげる温かなおかゆと、西院小芋の煮物、香の物が添えられていました。

 神社の辺りは小芋の特産物で、「西院の小芋」として人気があったそうです。ほくほくとしたおいしい小芋でした。

 佐井通り(春日通り)の四条をあがったところにあります。

 天長十年(西暦833年)淳和天皇が皇位を退き淳和院(西院)に移られたき、勅諚により奈良の春日四座大神を勧請し、守護神としたのが始まりだそうです。病気平癒・厄除け、旅行安全・交通安全の神さまとして参られています。

 正午過ぎには、若菜かゆをいただこうとする人で、長い行列ができていました。

 参拝するにも行列でした。
 最近の若者は、驚くほど礼儀正しく行列を作ります。

 境内に100人分のテーブルが用意されていました。
 わたしがおかゆに箸を動かしたのは、行列に並んでからほぼ1時間後でした。

 京都西院春日神社 
 京都市右京区西院春日町61
 075-312-0474

京都・宇治田原 「魚よし」のにしんそば定食

 京都・宇治田原の猿丸神社に参りました。
 帰り道の国道沿いにあった「魚よし」に車を止めました。洋食、和食、喫茶の看板通りに、フライ物から丼、一品までそろい、2階では法事などの団体利用も可能な万能飲食店です。
 カツ丼やエビフライもおいしそうでしたが、頼んだのは「にしんそば定食」(1134円)です。
 年越しそばは、鴨鍋の続きで簡単に終わりました。そのせいか、にしんそばを食べたくなったからです。京都の冬には欠かせないそばです。
 大きなにしんが横たわり、細めの食べやすいそばでした。

 温かいそば汁と食べるすしは格別です。

 魚よし
 0774-88-2076
 京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字平岡66-1

 猿丸神社は、瘤(こぶ)取り、癌(がん)封じをはじめとする病気平癒や無病息災などに霊験あらたかなパワースポットです。

 古い願い笹をお返しして、新たな笹をいただきました。
 休憩所では、薪が赤々と炎を上げていました。

 狛犬ならぬ狛猿がしめ縄して並んでいます。
 5年前からがん封じのために毎年、お参りしています。

 猿丸神社
 0774-88-3782
 京都府綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字粽谷44

京都・平安神宮 たこ焼きをほおばる初詣

 初詣は平安神宮に参りました。大混雑の本殿で参拝し、静かな神泉苑を散歩しました。
 昼飯は、露店の大たこ焼きにしました。
 大きなたこがはいってます。熱々を食べれば、それだけでうまいです。

 この店は、15個1000円で、缶ビールがサービスでついてました。これはうれしいです。ハンドルを握っていなかったので、よろこんで長い列に並びました。

 富士宮焼きそばです。こちらも1000円で、トレーに取り放題だったそうです。

 玉子せんべいは300円。大きなせんべいの上にカレー味の天かすと目玉焼きが載ってました。初めて食べたました。

 テントの裏の芝生でほおばりました。孫娘も初めてのたこ焼きにかじりついていました。

 大群衆の参道です。両脇にたこ焼き屋なんかが並んでいました。

 本殿前は、参拝客で大にぎわい。青空が広がる良い天気でした。

京都・松尾 「Grand Plie(グランプリエ)」のPlie C

 買い物の続きで、天気の良さにつられてクルマを走らせました。「Grand Plie(グランプリエ)」は、予約がないとなかなか入れない人気イタリアンの「カザレッチョ」の姉妹店です。4つあるランチコースのうち、「Plie C」(1750円)を選びました。
 メーンはパスタ、ピザの選択から「漁師風スパゲティ」です。パスタは自分で何度もつくってますが、やはり頼んでしまいます。

 イカがゴロゴロと入ってます。すっきりとしたトマトスープとの相性は抜群です。

 奥さまが頼んだのはオイルベースの「海の幸とキノコのスパゲティ」でした。こちらの方が好みの味ですが、違った味にも挑戦できました。

 スタートは「ミネストローネ」でした。どの料理も熱々でサーブされました。このスープも舌をやけどするほどに熱かったです。自家製とは違った濃厚味でした。

 フォーカチャも温められていました。

 ボトルの中は水です。これが「白」だったらそれ以上のことはなかったのですがね。

 「前菜の盛り合わせ」です。これで1人分です。
 色だけでなく、味わいも様々で、これだけで楽しめました。

 デザートは「ティラミス」でした。甘さほどほどで、いい口直しでした。

 最後は「カプチーノ」でした。
 ここまですべての味、量、それに価格ともに十分に満足でした。

 1階だけで真ん中の大テーブルを中心に20人ほどが座れるスペースでしたが、満席でした。9割は女性で、お隣もちょっとおしゃれなおばさん4人連れでした。

 阪急・松尾大社のちょっと南です。

 Grand Plie (グラン プリエ )
 075-863-4123
 京都市西京区嵐山宮ノ前町44