南山城 浄瑠璃寺と「あ志び乃店」のとろろ定食

 浄瑠璃寺の門前に「とろろ定食」と大書した看板を掲げた店がありました。「あ志び乃店」です。参拝を済ませた後に、昼飯にしました。
 「とろろ定食」(1100円)です。とろろの上に生卵が載っています。もちろん、白いご飯がついています。大好物の玉子かけご飯の豪華版です。
 とりあえずは形を崩さないようにそっとご飯の上に移動させ、醤油をひと回し。あとは一気にぐちゅぐちゅと混ぜ込みました。

 正月早々のTKGです。トロリと喉を滑ります。ゆっくりと、かき込みました。

 小鉢は、ダイコンとゴボウの煮物です。薄口です。
 シジミの佃煮かと食べてみると、生麩を加工した「精進志ぐれ」でした。味も食べ応えもシジミです。
 紫蘇の実も好きな味です。

 宇治田原の猿丸神社に参った後、GoogleMapが指示した細い山道を抜けて走ってきました。近道でしたが、あまり走りたくはない道でした。

 あ志び乃店
 0774-76-2791
 京都府木津川市加茂町西小札場56

 静かな浄瑠璃寺です。
 東を向いた阿弥陀堂の前に池を配し、対岸には三重塔が建ってます。

 均整のとれた三重塔です。藤原時代のもので、国宝です。

 水煙から上が陽の光を浴びて光っていました。

 塔内に安置された薬師如来は開帳されていました。

 阿弥陀堂の屋根が影を写す池の半分は、凍っていました。

 阿弥陀堂から見上げる三重塔です。

 阿弥陀堂には九体阿弥陀如来像(国宝)が安置されています。2体は修理のために不在でした。
 撮影は許されていません。いただいたパンフレットの写真です。

 阿弥陀堂の内部から見た三重塔です。

 馬酔木(アセビ)が早くも花をつけていました。

 辛夷(コブシ)も花芽を膨らませています。

 真言律宗小田原山 浄瑠璃寺
 0774-76-2390
 京都府木津川市加茂町西小

柳谷観音 赤黄の千両の花手水

 紅葉のシーズンが終わって、静かになった柳谷観音(楊谷寺)です。入山料も不要に戻りました。わが家から車で15分ほど山を登ったところです。
 花手水は、千両の実がアクセントになった師走バージョンです。
 水琴窟が、澄んだ音を響かせる琴手水です。ピーンと空気が張りつめています。

 庭手水には赤い千両が添えられています。

 恋手水には、いつもの3羽の小鳥が身を寄せ合っています。


 龍手水はお休みでした。

 柳谷観音楊谷寺 
 京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
 075-956-0017

神戸・須磨 ルアン 神戸迎賓館のコースランチと紅葉

 新しいマイカー、プジョー208で初めての遠出でした。名神高速に乗り、クルーズ・コントロールやレーン・アシスト機能などを試しました。
 目指したのは、神戸・須磨の須磨離宮近くにあるフレンチ・レストラン「LE UN(ルアン)神戸迎賓館」です。ジャケットを着て出かけました。
 ランチコースの肉と魚です。和食でも食べているのかと思うほどシンプルで、素材のおいしさが伝わってっくる料理でした。

 敷地約3000坪という広大な庭園は、紅葉で真っ赤でした。

 大正8(1919)年に建てられた神戸の貿易商、西尾類蔵の旧邸宅です。亡くなった母親と同い年です。大正モダンなたたずまいを残しています。

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京都・小塩 十輪寺の紅葉

 十輪寺の紅葉を楽しみました。カタクリの花が咲く小塩山の麓にあります。平安の歌人、在原業平の隠遁の地とされ、「なりひら寺」とも呼ばれます。
 善峯寺に上がるバスや車で門前は何度も通っていますが、お参りしたのは初めてです。この秋は「京城勝覧」で案内されているあちこちを訪ねましたが、知らない名所がたくさんあります。
 日差しがあまりなかったので鮮やかさには欠けます。でも参拝者は少なくて静かな晩秋でした。

 「不惑梵鐘(まよわずのかね)」の鐘楼は、寛文6(1666)年の建立です。

 裏山には、在原業平の墓があります。

 塩竃で、業平が塩焼きの風流を楽しんだと伝えられます。

 境内に咲いていたキクタニギクは京都府の絶滅危惧種です。
 京城勝覧の初日に東山の菊渓(きくたに)を歩きました。ここに咲いていとことからネーミングされたキクです。

 冬桜が花を咲かせていました。

 小塩山 十輪寺
 京都市西京区大原野小塩町481
 075-331-0154

しょうざんリゾート京都の紅葉と、プジョー208

 PEUGEOT(プジョー)208です。新しい愛車です。
 昨日、納車されたばかりです。さっそく京都までドライブしました。鷹峯のしょうざんリゾート京都まで走ってきて、「撮影会」です。
 よく目立つ深い黄色です。年寄りが運転する車は、周りの人たちにその存在を早く気づいていただくのが何よりです。赤いシトロエンC4に続いて、信号カラーです。

 安全ブレーキなどがついたサポートカーの存在が、乗り換えのきっかけになりました。
 免許返上までの年月を指折りすると、わたしの最後の1台となるのは間違いありません。軽自動車ではぶつけられたときに怖いですが、ヤリスをはじめニッポン車の小型車にも素敵な車はいっぱいあります。選んだのはまたもやフランス車のプジョーで、一番小さい208でした。2台続いたシトロエンと同じPSAグループです。ブランドは違いますが、運転席周りの操作感などはよく似てます。

 後ろ姿に惚れました。

 動画も撮影しました。

 プジョー京都で昨日、受け取りました。
 8月中旬に予約しました。当初見込みより1カ月半以上待たされました。それでも、新型コロナや半導体不足の影響で、新車納入は半年、いや1年先なんていうディーラーもあります。比較的、早かった方です。

 納車の祝いにディーラーから花束をプレゼントされました。こんなの、初めてです。

 希望ナンバーの「ゆ117」です。C4と同じです。「ゆ」は偶然ですが奥さまの名の頭文字です。117は結婚前後に乗っていた「いすゞ117クーペ」の思い出です。

 京都・西京極に、プジョー京都とシトロエン京都のショールームは並んであります。外観は別のディーラーのようです。でも中に入るとつながっています。
 10数年の付き合いで3台目を購入した営業マンは、現在は同じグループの「DS」の所属です。

 しょうざんを散歩しました。御土居の上の紅葉です。

 御土居は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が天正19(1591)年、長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として多くの経費と労力を費やして築いた土塁です。

 しゃれた和食や中華の店などがたたずんでいますが、きょうは紅葉を楽しませていただくだけでした。

 高級ホテルや結婚式場、食事処、日本庭園などがあります。

 しょうざんリゾート京都
 京都市北区衣笠鏡石町47 
 075-491-5101

亀岡 神蔵寺の真っ赤っか

 天気も良さそうなので、紅葉を見に行こうということになりました。ネットで紅葉情報を調べると、早くも「色褪せ」なんてところもあります。あわてて見つけた穴場スポットです。
 亀岡の湯の花温泉に近い神蔵寺です。京都縦貫道の亀岡ICを降りて10分ほどでした。無料駐車場はガラガラ。拝観料は300円でした。
 でも大当たりでした。真っ赤な紅葉に圧倒されました。

 歴史は古く、創建から1200年を数えます。本尊の薬師如来は最澄作とされる由緒ある寺です。

 本堂前の石段下にあるイロハモミジは、残念ながらすでに枯れ果てていました。樹齢400年という名木は高さが13mもあり、大きく枝を広げています。見事な紅葉だったことでしょう。

 かわいいオブジェが石の上にいました。

 見ざる、いや見とり、言わとり、聞かとりということでしょうか。

 赤い実が下についているから万両でしょう。

 黄色い千両も実をつけています。

 境内のライトアップは、前夜で終了。照明機材の撤去作業が行われていました。

 わたしたちが帰ろうとしたとき、観光バス2台がやってきて、どっと見物客が詰めかけました。グッド・タイミングでした。

 臨済宗妙心寺派の寺院で、西国薬師霊場第四十三番札所です。

 朝日山神蔵寺
 亀岡市稗田野町佐伯岩谷ノ内院ノ芝60
 0771-23-5537

京都・桂坂 モミジバフウの並木道 2021

 京都・桂坂のモミジバフウの並木道が、早くもお終いを迎えつつあるという情報です。慌てて車で出かけました。
 赤い葉は、落ち葉となって、スカスカに冬枯れた幹までも。
 今年の紅葉は、ちょっと遅いとタカをくくっていました。季節は確実に移ろっていました。

 夕陽を浴びて、いっそう鮮やかに染まりました。

 洛西の高台にあるだけに、市内中心部よりは気温が低いようです。

宇治・興聖寺 お彼岸の曼殊沙華

 秋のお彼岸です。宇治の興聖寺に墓参りに行きました。
 山門に続く琴坂に、曼殊沙華(彼岸花)が真っ赤に咲いていました。
 爆発しています。

 花手水では、トルコ桔梗と競演しています。

 まるで手毬のような。

 清楚な白い曼殊沙華(シロバナマンジュシャゲ)も。

そばのつぼみ膨らむ 自分でつくるパスタを飾る

 蕎麦屋でいただいてきたそばの種を蒔いて20日です。高さ20センチほどに育った葉の間から、白いつぼみが膨らんできました。もうすぐ開花です。

 ポットに種を蒔いて、間引きをしないでほったらかしになってました。それにしてもすごい成長力です。

 蕎麦を蒔く ベランダのにぎわいに

 こちらは隣のプランターのバジルです。上の方に白い花が咲いています。

 ちょっと間引いたそばをパスタの飾りにしました。
 ベーコンにズッキーニ、ナス、タマネギ、赤パプリカをいれたパスタです。

 そばの葉は、残念ながらそばの味も香りもしませんでした。

京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う

 雲ケ畑の足谷にベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)を見に行きました。雲ケ畑を代表する花だそうです。
 京都北山の雲ケ畑は、中学生のころからハイキングルートとして何度となく歩いてますが、この花を見たのは初めてです。
 純白の花弁が、半開きでふんわりと蕊を覆って、はじらいの表情を見せています。

 めしべは、個体によって本数が違うようです。

 ヤマシャクヤク(ヤマシャク)にベニバナと冠しています。紅色をしているのが特徴なのでしょうが、ここで咲いているのはみんな真っ白です。

 ヤマシャクヤクはもう少し早い時期に咲くようです。別の品種です。

 アップで撮影しています。実際には花の直径は6-7センチほどとかわいいです。鑑賞用の大輪のシャクヤクとは大違いです。

 高さは50センチほど。スラリと伸びた茎の先に咲いています。

 つぼみもかわいいです。

 ベニバナヤマシャクヤクは京都府のレッド・データブックで絶滅危惧種に指定されています。
 京都府は、雲ケ畑出谷町足谷地区を「ベニバナヤマシャクヤク成育地保全地区」に指定して保護しています。

 「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」という団体が、京都府の委託を受けた巡視活動が行っています。
 ゲートとなっている足谷小屋です。ここで入山届に記入しました。わたしは事前にこの会にメールで問い合わせて、入山の許可をいただきました。

 ゲートから一本道で延びている作業用道路を進みます。かなりの急坂もありました。

 ゆっくりと歩いてちょうど1時間。作業道路の終点です。
 この辺りにベニバナヤマシャクヤクが咲いていました。

 「九芍亭」と名づけれたツリーハウスのような休憩施設があります。
 この前のテーブルを借りて昼飯の弁当を食べました。

 クリンソウの群生地を木道で抜けて、さらに奥まで山道は続いているようです。桟敷ヶ岳への稜線へとつながるようです。

 咲き遅れたクリンソウが、一輪だけ花をつけていました。

 クリンソウの大群落です。咲いているときにやってくればすごい光景でしょう。

 タツナミソウ(立浪草)が可憐な花をつけています。

 エゴノキが白い花を垂らしています。

 ツルアジサイ(蔓紫陽花)が、大きな花を咲かせています。

 コアジサイは、薄紫に輝きます。

 ヘビイチゴでしょうか。あまりおいしそうではありません。

 コショウノキとプレートに書かれていました。胡椒のように辛いそうです。

 京都市内を上り、上賀茂神社の横を通って雲ケ畑に向かいました。もくもくバスの終点、岩屋橋からさらに祖父谷峠への林道を走ったところです。

 ゲート付近では携帯電波が拾えず、YAMAPを作動させることができませんでした。途中から動いています。