新しい愛車となったシトロエンC4の不満は、カーオーディオでした。折角のCDが、シャリシャリした昔のラジオのような音でしか鳴りません。ちょっとがっかりとしていました。でも、同じ思いをしている人はいるようす。DIYで、スピーカーを取り換えているブログがありました。ならば~。
秋晴れとなった日曜日ですが、わたしにとっては「日曜大工」の日となりました。以下のページは、作業の過程を追った、私自身のための備忘録です。
なんだかつぎはぎだらけのようなドアですが、笑わないでください。意味があるんです。
カテゴリー: 音楽、オーディオ
30数年ぶりの 「HOROWITZ PLAYS CHOPIN」
大阪・梅田の大阪駅前第1ビルには、大好きなレコード店というか、CDショップがあります。梅田勤務時代には、昼休みにちょっと立ち寄った店の歴史を継いでいます。
今は、クラシックの中古CDが主体ですが、LPも並んでいます。そんななからモーリス・アンドレのトランペット演奏を1枚買って、店を出ました。すぐ横にも中古レコード店があります。そこのバーゲン商品に目がとまりました。
「HOROWITZ PLAYS CHOPIN」です。たった500円です。あまり考えずに、「隣の店ので悪いけど、この袋に入れて」と衝動買いしました。
ジャケットのデザインに、なぜか記憶があったようです。
家に帰って保存LP(それほど多くはありません)を探索しました。やはりありました。おなじLPが。でもジャケットは見開きになっているオリジナルと、買ってきた1枚ものとはちょっと違いました。
演奏は同じです。ホロビッツのあの変幻自在な華麗な音がー。と言いたいですが、わが家のシステムから出てくるショパンは・・・。
大枚2300円をはたいたのはいつのことだったのか。記憶の彼方です。
カルテット! 人生のオペラハウス
大阪・北新地 ピアノに酔った夜
週末(12日)の夜。珍しく大阪・北新地です。
ゆったりとジントニックを味わい、2杯目はジンライムでした。
クラシックライブサロンでのピアノのミニコンサートでした。
スイス・ジュネーブから帰国した知り合いのお嬢さんが、素晴らしいシューマンとリストを聞かせてくれました。
ピアノはウィーン生まれのの名器、ベーゼンドルファーでした。
SALON D’ AVENE(サロン・ドゥ・アヴェンヌ)
大阪市北区堂島1-1-5 梅田新道ビルB1F
神戸松蔭女子大チャペルでBCJの「教会カンタータ」を聴く
J.S.バッハ「カンタータ第191番《いと高きところには神に栄光あれ》」のバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による心洗われる演奏が終わり、拍手に包まれる神戸松蔭女子学院大学チャペルです。どこかで聞いたことがあるようなと思ったら、「ロ短調ミサ」のグロリアと同じだそうです。
中央の白髪の指揮者が鈴木雅明さんです。カウンターテナーの青木洋也さんは、この日はソロの出番はありませんでしたが、後列左から5人目です。
BCJは、「教会カンタータ全曲シリーズ」として、バッハのカンタータを1曲づつ演奏し続けてきました。今回の64回が最終回でした。18年に及ぶ積み上げの歴史は、CDとして記録されています。
プログラムの最初は、鈴木さん自らのオルガン演奏による「プレリュードとフーガ 変ホ長調」でした。頭の上から、この大きなパイプオルガンが響きました。これまでに聞いたことがないクリアーな響きがするオルガンでした。
今年はオルガンの奉献30周年にあたるそうです。
BCJの演奏を聴くのは、昨年のライプツィヒ・聖トーマス教会以来です。
チャペルは、壁面がすべて非吸音性の石のような素材でできています。そのため、ものすごくライブです。一音、一音が踊るように繰り出されました。
聖トーマス教会では、天から音の洪水が流れ落ちてくるという感じでした。
ピストンのない古楽器のトランペットは、天まで昇るようなハイトーンを響かせました。なかでも真ん中の長身の外国人奏者は、左手一本でトランペットを支え、半身に構えて吹く様があまりに格好良すぎました。実は座席が後列で、他の演奏者はほとんど見えませんでした。
演奏会のチケットは完売でした。
初めてやってきた神戸松蔭女子学院大学です。きれいに整備されたキャンパスです。
バッハ・コレギウム・ジャパン
第223回神戸松蔭チャペルコンサート J.S.バッハ」教会カンタータシリーズVol.64
ライプツィヒ時代1730~40年代のカンタータ④
アナログ vs ハイレゾ
「アナログ回帰」を楽しんだ1年でした。
2A3ppの管球式メーンアンプに始まって、コントロールアンプ、イコライザー(EQ)アンプと管球化しました。やっとひと段落して、休日の朝は、LPから流れるカール・ライスター奏でるモーツァルトのクラリネット協奏曲にひたってました。
そこへ、今年の自分自身へのクリスマス・プレゼントが登場しました。ラックの隙間(写真下段右)にちょうど収まったDENON製のネットワークプレーヤー・DNP-F109です。
LPとは対極の、デジタル最先端。CDよりももっと解像度の高いハイレゾリューション音源を再生することができます。といってもまだそんな音源はゲットしていないので、CDをパソコンに取り込みました。それをネットワークを介して再生することができます。CDライブラリーをパソコンに取り込めば、CDを1枚づつ入れ替える手間がなくなるというわけです。
簡単なリモコンがついてます。でも、iPhoneにDENONが提供するアプリをインストールすると、iPhoneがリモコンに変身しました。それも、選択した曲名まで表示してくれます。
肝心の音は、アナログほどしっとりとはしておらず、特に高温が刺激的です。でも、しばらくは遊べそうです。
ein gesegnetes Weihnachtsfest
ein gesegnetes Weihnachtsfest (a Merry Christmas)
ドイツ・ライプツィヒのBach‐Archiv Leipzig(ライプツィヒ・バッハ資料行政財団)からカードが届きました。
創立800年を迎えた聖トーマス教会合唱団のクリスマスを前にした冬の夜のキャロリングを描いています。
DVDに保存している「ドキュメンタリー 聖トーマス教会合唱団 ~心と口と行いと命~ (2012年、ドイツ)」には、このキャロリングの場面も登場します。
6月にライプツィヒで行われた「バッハ音楽祭」を楽しみました。聖トーマス教会の前で出会った少年たちの一生懸命のパフォーマンスが懐かしいです。
アナログ回帰 MADE IN CZECHOSLOVAKIA
真空管をヤフオクでゲットしました。届いたのはTESLA製の整流管「6Z31」(6X4互換)です。きれいなガラスのプリントを見ると、「MADE IN CZECHOSLOVAKIA」でした。
なかなか思い通りの音を出してくれないLP用のEQアンプです。電源をシリコン整流器から真空管に変えてみようかと計画しています。
質の悪い紙箱からとりだすと、これまた白色化されていない紙に包まれていました。
「これって、あのトイレットペーパーといっしょ」の声。
この6月、プラハからチェスキー・クルムロフに旅した途中のトイレの一件を思い出したようです。
これまでのアナログ回帰はこちら
コーヒーブレークもあった「グレン・グールド トリビュート」
京都府立府民ホール「アルティ」で開かれたALTI芸術劇場「グレン・グールド トリビュート」を楽しみました。
カナダのピアニスト、グレン・グールドはことし生誕80年・没後30年ということで、いろいろと取り上げられています。
プログラムは、グールド出演の映画、グールド研究の宮澤淳一青山学院大教授と浅田彰京都造形芸大大学院長との対談、ゴールドベルク変奏曲の演奏(ピアノ、イメーリ・メジューエワ)などと盛りだくさんでした。
途中にはコーヒーブレークもあり、コーヒーがふるまわれました。こんな音楽会(?)は初めてです。
ロビーにはグールドの写真が。ギシギシという音が演奏中のLPにも収録されている愛用の背の低いイスを調べるグールドです。
本当は作曲家になりたかったといわれるグールド作曲の「フーガを書いてごらんなさい」という混成4部とピアノのための対位法的小品も演奏されました。初めて聞いた楽しい曲でした。
会場は、グールドのファンで満席でした。
ブログ内のグレン・グールド
アナログ回帰 グレン・グールドを聴き比べる
グレン・グールドが、生誕80年、没後30年ということで話題になることが多いです。グールドが弾くバッハの「ゴールドベルク変奏曲」は、何枚かのCDを持ってます。これをLPでも聴いてみたくなりました。
大阪駅前ビルには、中古のCD・LP店が何軒もあります。ゴールドベルクはないかとハシゴしました。
見つかったのは「2声と3声のインヴェンション」のLPでした。これもCDはもってます。さっそく聴き比べました。
ダメだ!! グールドの演奏の話ではありません。わたしの再生装置のことです。LPを聴くために、EQアンプというのを作りましたが、CDと比べて差は歴然です。ピアノの音色の厚みがまるで違うのです。
ロストロポーヴィッチ(チェロ)が弾く「アルペジョーネソナタ(シューベルト)」は、いい音で鳴ってたんですがね。
EQアンプの蓋を開けて、真空管をいろいろと差し替えて試しました。わずかですが、真空管によって音が変わります。なんとか最良の組み合わせにしましたが、満足の域にはほど遠いです。