オランダ、ドイツで「マタイ受難曲を歌う旅」から、奥さまが帰ってきました。お留守番のみやげは、スモークチーズとスイス・ワインでした。
スモークチーズにナイフを入れました。プーンと香ばしいスモークの香りが漂いました。こってり濃厚なチーズに、たっぷりのスモーク。飲みかけのワンコイン・赤ワインでしたが、1級の味になりました。
口直しは、春キャベツの漬物です。さっぱりとしました。
メーンは、久しぶりの鍋でした。座ってワイングラスを傾けているだけで、次の料理が出てくる幸せをかみしめました。
舞鶴からの帰り道です。JR西舞鶴駅前のいつもの鮮魚店、「丸富士食品」に立ち寄りました。カニのシーズン・インです。たくさん並んでます。でもいい値です。
買ったのは1杯500円のかわいいこっぺがにです。せこがにとも呼ぶ松葉がにの雌です。わずかしかありませんが、かにみそがたまりません。
娘が、スマホのレシピを横に見ながら、すでに茹で合っているこっぺがにを処理してくれました。
身もわずかですが、箸でつついてありがたくいただきました。
今夜のメーンはコチラのかわはぎのはずでした。調理にはずっと手間がかかってます。でも、並べてみると写真映えで負けてます。
自分でつくりました。薄造りとは言い難いです。でも味に変わりはないはずです。肝をペーストにして、これとともに食べると最高です。
刺し身用のかわはぎは1尾たったの300円でした。
まず口を落とし、皮をはぎます。おもしろいようにむけけます。
頭を落として肝を取り出します。
3枚におろして、さらに中骨を落として上下2切れにしてから、薄くそぎ切りしました。
今夜の一献は、赤霧島です。
「すじコン」で一杯やりました。「もう、独りで飲むの」という奥さまの声も遠くに、サイコーです。
牛すじって、わが家ではほとんど登場したことがないシロモノでした。先日、娘婿がお手製のおいしいのを持ってきてくれました。作り方を伝授してもらったので、さっそくトライしました。
お相手は、いつもの「浅茅生(あさじお)」です。
あさイチの生協で牛すじを仕入れてきました。小さなパックを4つも。これで650グラムほどです。
あとは、教えられたレシピで下茹でしました。
こんにゃくは、滋賀・永源寺のおいしいのがありました。いっしょに煮込んで、最高のアテが完成しました。
葉とうがらしが並んでました。思わず買ってしまったけれど、どうして食べたらいいのか? ま、「葉とうがらし+レシピ」でネット検索すれば答えはすぐにみつかる時代です。
できあがった佃煮です。ちょっと辛いのは、タカノツメを入れ過ぎたためでしょうか。でも、でもこの辛さにはついていけます。
温かいご飯と食べれば最高でしょう。でもわたしは、焼酎の湯割りで。
ビニール袋1袋の葉とうがらしですが、出してみると意外とたくさん。まず水洗いです。次に熱湯を注ぎます。これでしなっとしました。
包丁で刻みます。
鍋に油を敷き、葉とうがらしを炒めます。タカノツメも入れました。
味付けに醤油、みりん、清酒、砂糖、みそを適当に入れて混ぜ込みます。
最後にゴマと鰹節をふりかければ完成です。
葉とうがらしは、たったの100円でした。あまりの安さに、他にもいろいろと買ってしまいました。
京都縦貫道が貫通するまではよくお世話になった京丹波町・和知の国道27号沿いにある道の駅「和(なごみ)」です。わざわざ高速を降りて、回り道してみました。相変わらず繁盛しているようで安心しました。
この夜のもう一品は、今シーズン初の湯豆腐でした。
豆腐は、京都・錦市場の「近喜」で買ってきた「もめん」です。柔らかな豆腐でした。
湯豆腐に欠かせない七味とうがらしも詰め替え用を買ってきました。これは京都・清水寺の七味家のものです。冬の鍋は、これがなくては始まりません。
涼しくなってきました。ビールもいいですが、そろそろ焼酎の湯割りのシーズン到来です。
出番がやってきました。鉄瓶です。これで湯割りをつくろうと待ちわびてました。
鉄瓶で沸かしたお湯は、やはりまろやかでした。最後はさ湯でいただきましたが、これもおいしくいただけました。
焼酎は、紙パックの「黒霧島」を、備前焼の器に移し替えています。
カマスは昨日、舞鶴で生を買ってきました。スーパーの鮮魚売り場にあたりまえのように並んでました。
自分で頭を落とし、腹をさばいて開きました。塩をして半日ほど、ベランダに干しておいただけですが、立派なカマス干しになりました。たっぷりの大根おろしといただきました。
こんな魚が、手軽に手に入るところに暮らしている人がうらやましいです。
すっかり「赤」のファンになってしまいました。スペインでは、毎日のようにVino Tinto(赤ワイン)を飲んでいたからです。特に巡礼の前半に通ったリオハ地方特産のリオハ・ワインは、ほとんどが赤。おいしかったです。1本5€ほどでした。
で、安いスペイン産ワインを買ってきて、赤でも冷やしていただきました。ま、それなりにいけます。
お相手は、ホタルイカのオイル漬けです。燻製してからオイルに漬けているのか、いい香りです。いつもオイルサーディンを愛用している宮津の竹中缶詰製です。
メーンには、手巻き寿しをリクエストしました。こんな味がやはりいいです。
量ばかり多くて単調な味の向こうの料理には、ちょっと食傷気味でした。