京都・錦 「風景」のかつ丼のお別れ定食

 「かつ丼のお別れ定食」(880円)をいただきました。何がお別れなのかというと、卵とじをまとったかつと真っ白いご飯が別盛りになっているだけのことです。だれかとのお別れに、というわけではなさそうです。
 これ、わたしは好きです。
 ウィンナー・シュニッツェルのように❣ 丸く、大きく延ばされた豚かつが、卵とじの甘い出汁を吸って柔らくなっています。

 小皿は、ちくわとレンコン、ゴボウ、ニンジンの煮物です。

 寒い日です。中ビンでピッタリです。

 町食堂のメニューです。

 店は、L字型のカウンターと大テーブルが2つの洋風居酒屋のよう。ビートルズの写真があちこちにかかっていて、流れているのもビートルズです。

 ビルの2階なので、知っている人しか上がってこないようです。

 風景
 075-255-7650
 京都市中京区錦小路通高倉西入ル西魚屋町592 コーポ沢吉2F

 錦市場の麩嘉で山利の白味噌を買いました。年末恒例の買い物です。
 わが家の正月のお雑煮は、白味噌仕立てです。ここの白味噌が欠かせません。

 錦市場は、年末の買い物というより、観光客でいっぱいです。

和歌山・御坊 マルキ精肉御坊店の独り焼き肉

 「熊野九十九王子を往く」の8回目を歩きました。湯浅から紀伊内原まで18キロほど歩いて、今夜は御坊の駅前ホテル泊です。
 夕食に出かけました。ホテルで教えられた焼鳥店は、予約で満席。ちょっと探して「マルキ精肉御坊店」にしました。独り焼き肉です。
 焼き肉っていつ以来でしょうか。ま、鬼のいぬ間に洗濯(選択?)です。
 ボー、ボーと上がる炎と煙。網の上に強力なブロアーがついていてこそで、こんな真似は家ではできません。

 口いっぱいに脂がほとばしります。

 頼んだのは熟成切落しカルビ、やわらかハラミ、テッチャンと焼野菜盛合せです。

 とりあえず生中です。

 ビール2杯とジムビームハイボールとで3600円ほどでした。

 駅前ホテルから歩くと15分ほどかかります。自転車を借りてきました。

 マルキ精肉御坊店
 0738-32-2230
 和歌山県御坊市湯川町財部812

 熊野街道歩きのレポートは、帰宅後にアップします。
 谷村新司さんの訃報に接し、がく然としています。同じ74歳です。

 

京都・裏寺町 居酒屋 たつみでちょっと3杯

 昼飲み、立ち飲み、独り飲み-ああ、いい時間です。
 京都に出かけた帰り道。ちょと遅めの昼飯でした。裏寺町で行列が絶えないというモダンな立ち飲み店に行ってみましたが、予想通りの待ち。しばらく並びましたが、しびれを切らして転進しました。
 「居酒屋 たつみ」もいっぱいでしたが、すぐにカウンターにスペースを確保してくれました。
 とりあえずビールは、サッポロの「赤星」です。この秋、初めてのサンマを刺身でつまみました。

 牛スジどて焼きも外せません。

 焼き鳥は塩でお願いです。

 ゴボウの天ぷらが、予想以上でした。向こうの客に運ばれたのを見て、わたしもと。
 フィーラーで薄くそいだゴボウが、カリッと天ぷらになってます。パリパリとした食感にゴボウの土臭い味も残っていて、2杯目のチューハイが進みました。

 ぶら下がった黄色い短冊がメニューです。あれこれとあります。
 立ち飲みだけではなく、奥にはテーブル席もあります。

 居酒屋 たつみ
 075-256-4821
 京都市中京区裏寺町通四条上ル中之町572

若狭高浜のイカ刺しを、小浜産の柑なんばで

 「柑(かん)なんば」を探して福井・高浜まで足を延ばしました。
 高浜でゲットした赤いかを刺身にさばいていただきました。薬味は大葉とミョウガ、そしてオレンジ色の柑なんばです。
 柚子の香りと、唐辛子の辛さ、麹のまろやかさが混じったこれぞニッポンのスパイスです。
 昨夜の満足の一献でした。 

 おぼろ豆腐には、リスボン土産の塩を振りました。シンプルにうまいです。柑なんばもイケました。

 魚そうめんは、京都の夏の風物詩です。かまぼこの具をそうめん状にしています。薄い出汁でいただきます。

 柑なんばは、「小浜合衆国」の産です。小浜はオバマにかけてあり、元大統領が当選したときは町も話題となりました。

 何年も前に高浜の道の駅で柑なんばを買った覚えがありました。とりあえず車を走らせスマホで調べると、魚と旅するマーケット「UMIKARA」というのができていました。高浜の海岸沿いにありました。
 観光客向けのスーパーマーケットの趣の店に入ると、並んでいました。コレです。

 大きな生けすがありました。

 注文すると網ですくい揚げ、横の調理場でさばいてくれます。

 わたしは、こんなお安いジャンクフードを買いました。いまや高級魚と化したのどぐろのソーセージなんて、初めてお目にかかりました。

 「恐竜博士」という名の福井県のキャラクターです。
 青春18きっぷで訪れたJR敦賀のホームにもいました。

 うみから食堂
 福井県⼤飯郡⾼浜町塩⼟5-1
 
 

 新鮮な赤いかを刺身にしました。
 皮がおもしろいようにスルリと剥けました。

  JR高浜駅前のスーパーに並んでいました。

今夜の一献 向田邦子の「ピーマンと油揚げ」

 おいしそうな自家製ピーマンをいただきました。今夜もわが家の食卓を彩ってくれました。
 向田邦子が残したレシピに「ピーマンと油揚げ」があります。わたしも向田さんに倣ってピーマンを千切りにしました。ちょっと太いですが、まあよしとしましょう。
 焼いた揚げとともにだし醤油で和えれば完成です。
 「無限ピーマン」というレシピもありますが、よく似たものです。いくらでも食べ進んでしまいます。

 説明するまでもありません。
 ピーマンを30秒ほど湯通しします。
 揚げはフライパンで両面を焼きます。
 どちらも細く切って、だし醤油で和えました。

 冷奴には、冷蔵庫にあった大葉の醤油漬けを載せました。

 もう一品は、牛肉の切り落としをタマネギと炒めました。
 味付けは、甘辛くするのや、オイスターソースを使うレシピが多いです。わたしは、火を止める直前にウスターソースをかけただけです。

 ウスターソース、いや単純にソースです。ソースと醤油は、昭和の家庭の食卓にはこれしかない調味料でした。味の素も加わったかな。
 肉屋で揚げたトンカツやコロッケについてきた千切りキャベツに、ソースをかけて食べるのが、最高のごちそうでした。
 わたしの味覚は、そのころの原体験の延長線上にあるのでしょう。

京都・新京極 京極スタンドの生ビールセット

 きょうの京都は最高気温38.7度を記録しました。体温より高いです。となれば「水冷」するほかはありません。
 久しぶりの「京極スタンド」です。幸いにも程よい客数で、冷房も効いてひんやりとしてました。
 「生ビールセット 大ジョッキ」(1485円)です。ささみの串揚げなど5品が並びます。
 最近は定食だけの客も増えたようですが、ここはおじさん(おじいさんも)たちの昼飲みのメッカです。

 注文すると、すぐにドーンと登場です。なんといっても「大」です。うれしいほどに堂々としています。

 目の前の古いビールのポスターの上に色褪せた色紙が並んでいました。角野卓造さんです。サインされたのは「渡る世間は鬼ばかり」のころだったようですが、今なら「おやじ京都呑み」(BS11=YouTube)でしょう。「その1」に登場します。

 長い大理石のテーブルと円卓が4つ並びます。

 名物の伝票です。
 これでいくらになるんだろうとビール片手に計算してみました。1550円と読めますが、そんなはずはありません。
 レジのお兄さんに聞いてみました。飲み物の200と400のチェックのうち、左の200は計算外です。すると1350円(税抜き)となります。「追加注文で書き足してゆくのに便利なのです」とのことでした。

 「たばこ吸えます」は、うれしくない文言です。このために最近は敬遠してました。
 きょうも向こうの方で吸っている客がいましたが、離れていて大丈夫でした。

 京極スタンド
 075-221-4156
 京都市中京区新京極通四条上ル中之町546

青春18 宇野と姫路で食べました

 「青春18きっぷ」でやって来た岡山・宇野です。カンカン照りでした。
 昼飯は、「ブラタマノ 宇野港てくてくマップ」に1番で紹介されていた「大阪屋」です。
 「魚定食」(800円)の鯖煮は、テカテカに光ってました。ということは、甘くて濃い味付けでした。

 魚は、カウンターに並んだのから一品を選びます。どれもうまそうでした。

 みそ汁に玉子が浮かんでいました。
 名物らしく、「かつ丼に玉子入り」と注文しているい常連もいました。

 わたしはこちらも。

 宇野は漁港ではないので、魚で食べさせる店ではなかったようです。何でもありです。工場のユニフォーム姿や高校生まで、地元に愛されている食堂でした。

 昭和23年創業と、わたしより1歳年上です。周囲は空き地になって、孤塁を守っています。

 大阪屋
 0863-21-4026
 岡山県玉野市築港2-3-20

 帰りの電車に乗り疲れて姫路で途中下車しました。改札を出たすぐ横の「播州うまいもの処」で目に止まりました。
 実は過去の青春18でも来ています。姫路おでんの「ちょい飲みセット」(1000円)です。

 おでん5種とまたもビールのセレクトです。

 薄味のおでんは、生姜醤油につけていただきます。

 出汁の薄さを写そうとレンズを向けて、コンニャクが姫路城に型抜きされていることに気づきました。

 お隣は「玉子焼き」の店でした。何だろうと不思議でしたが、明石焼きのことでした。

 姫路の地酒と姫路おでん本舗
 姫路市豆腐町222 ピオレ姫路おみやげ館うまいもん処

今夜の一献 「豆腐百珍」から六方焦着豆腐

 冷奴は好物ですが、ちょと変わった豆腐の食べ方もしてみたくなりました。
 本棚にはさまったままになっている「豆腐百珍」を取り出して、ペラペラとめくりました。
 これにしようと決めたのが六方焦着(やきめ)豆腐です。お菓子の六方焼のように、直方体に切った豆腐の六面をこんがりと焼いています。
 揚げ出汁豆腐のようでもありますが、おろし大根にだし醤油をかけてさっぱりといただきました。

 おろし大根とネギ、写ってませんがタカノツメの千切りを用意しました。

 わずかな油で焼きました。軟らかい豆腐をひっくり返すのは、至難の業です。

 今夜のメーンは、奥さま作の肉じゃがです。

 「豆腐百珍」は江戸時代に出版されたベストセラーの料理本でした。それを基に百の豆腐料理が再現されています。

歩いて昼飯 西国街道を京都まで ミスター・ギョーザ

 わが家からJR京都まで、西国街道を20キロほど歩きました。スタートが遅かったので、ゴール間近で、ああ腹減った。
 となれば九条新千本を1本上がったここしかありません。「ミスター・ギョーザ」です。
 頼むのも決まってます。餃子2人前、きゅりの丸漬け、生中です。
 焼きたての熱々、パリパリを舌を火傷しないようにほおばります。すぐに生で消火です。たまりません。

 キュウリをニンニク醤油につけています。餃子とのマッチングがサイコーです。

 店の前に待ちができてました。でもすぐに座れました。

 ミスター・ギョーザ
 075-691-1991
 京都市南区唐橋高田町42

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京都・西院 餃子の王将西院店の海鮮あんかけ焼そば

 北嵯峨の山を歩き、京都市バスで西大路四条(西院)まで戻ってきました。さて、遅くなった昼飯です。でも午後2時を過ぎて、多くの店の昼営業が終わってました。ここなら、ずーっと開いてます。餃子の王将西院店です。
 「海鮮あんかけ焼そば」が4月のキャンペーン商品のようで、ポスターが壁をうめていました。餃子などがセットとなった「フェアセットA」(950円)です。
 大きな火力でさっと調理するからでしょう。大きく切られた白菜も、ぱりっと火が通っています。シイタケもうま味が濃いです。もちろん、メーンの海鮮も、麺も。

 餃子は3個です。冷たいビールに最高です。

 餃子の~というくらいですから変わらぬ看板商品ですが、昔と比べるとずいぶんとおいしくなったと思います。

 

 ごま団子も揚げたてでうまかったです。

 餃子の王将 西院店
 075-314-3339
 京都市右京区西院高山寺町12-8