ポンポン山 カタクリ、タムシバとナポリタン

 ポンポン山に登りました。頂上直下の保護地のカタクリは、すでに満開でした。
 毎年、訪れているお隣の小塩山はあす3日から開放されますが、一歩お先に咲き乱れていました。密集度は、こちらの方が高いかもしれません。
 予想に反して太陽が陰っていたので、イナバウアーしていない花も多かったです。でも色鉛筆でなぞったような模様もよく見えて、シャッターを押す手が止まりませんでした。

 山はこの白い花があちこちに咲き、花弁を散らしていました。
 タムシバです。コブシと同じモクレン科ですが、やや小型です。花には芳香があって、「ニオイコブシ」とも呼ぶそうです。

 昼飯は、メスティンで調理したナポリタンでした。

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花の百名山 霊仙山の福寿草

 花の百名山の霊仙山(りょうぜんざん、1094m)に登りました。
 鈴鹿山系の北の端にあります。関西百名山の一峰でもあり、そこを踏破している仲間と一緒です。
 昨秋、同じ仲間とお隣の御池岳に登って以来の1000m級峰でした。頂上付近の圧倒的スケールに驚かされ、満開の福寿草に癒され、残雪を横切り、急登に急降下、最後には渡渉まで出現する盛りだくさんの山でした。

 雨水で溶食された石灰岩が柱状に立ち並ぶカレンフェルトの急登です。ここを登り切っても霊仙山のピークはまだ先でした。

 福寿草が陽を浴びて輝いていました。

 汗ばむ陽気なのに、残雪が残っていました。

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京都・大山崎 パヴェナチュールのハムサンドと一気に咲いた桜

 おいしいバケットが欲しくて隣町のブーランジェリー・パヴェナチュールまで歩いていきました。昨日に続いて西国街道を東へ進みました。
 一気に花開いた桜や野草を見て歩いていると、いい時間になってました。イートイン・コーナーでカフェラテとともにいただきました。
 こぼれんばかりにハムがはさまった「ハムサンド」(300円)です。トマトも新鮮です。パンはソフト系でもしっかりとした粉の味があります。

 奥さまは鶏のサンドでした。ちょっと甘酸っぱい鶏肉がはさまっています。

 持ち帰ったパンの一部です。「ルヴァン バケット」に「フガスオリーブ」などです。どれもリーズナブルな価格設定です。

 明るい窓から大山崎の三川合流域方面が臨める素敵なコーナーです。

 店の前の桜は、まだつぼみが堅いです。

 植え込みには、きれいな花々が。

 このつるに咲く可憐な花は何という名でしょうか?
 アケビの花だそうです。知人が早速、教えてくださいました。

 パヴェナチュール
 075-952-1188
 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才51

 山崎聖天の前にある桜の広場公園の桜は、もう満開です。日当たりが良いからでしょう。

 山崎聖天の鳥居をバックにしたソメイヨシノは、開花したところです。

 竹林を抜けてアサヒビール大山崎山荘美術館まで歩きました。
 残念ながら20日から始まる開館25周年記念の準備のために臨時休館でした。「夢をめぐる 絵画の名品より」では、モディリアニの「少女の肖像」などが展示されます。

 離宮八幡宮までやってくると、枝垂れ桜がもう満開です。

 JR山崎近くの西国街道沿いの雑貨店、Relish(レリッシュ)をのぞきました。ワインのデキャンターにするのにぴったりのガラス容器を見つけました。0.5リットルと容量もぴったりで、700円ほどと手ごろです。WECKというイチゴがトレードマークのドイツ製でした。
 いただきもののバギンボックス(3リットル)の赤ワインと並べて撮影しました。早く飲みたいです。

 Relish(レリッシュ)
 075-953-1292
 京都府乙訓郡大山崎町大山崎竜光49

天王山 満開のミツマタロードから直登

 天気が良かったので急に思い立ってお散歩、いやお山歩に出かけました。
 西国街道を歩いて目指したのは天王山のミツマタロードです。
 満開のミツマタが、道に沿って黄色い帯をつくっていました。
 麓の椎尾神社の鳥居の前のひだまりの桜は、すでに開花していました。

 白い桜も花をいっぱいにつけています。

 三川合流域を見下ろします。黄砂のせいでしょうか。視界がぱっとしません。
 背割り堤の桜は、ことしは元気をとり戻してくれているかと気にかかります。

 ミツマタロードという呼び名が定着したようです。

 平日ですが、何人ものハイカーとすれ違いました。

 小さな花が集まって、ぼんぼりのようになっています。

 チョウチョが蜜を吸ってます。
 あわてて望遠レンズに取り換えて狙いました。

 なかなかこちらをむいてくれません。顔を見せないまま飛び去りました。

 作業用道の分岐です。右に行けばボランティア小屋、十七烈士の墓を通って山頂へ。左を行ってもぐるっと回って山頂に通じます。
 きょうは正面に見えている頂上に向けて「直登」を試みました。

 意外としっかりとした道がありました。

 関西電力の巡回路です。右がルートのようですが、山頂は左の方角なので、そちらに進みました。

 道は消えましたが、ピンクのテープを頼りによじ登りました。

 山頂直下で登山路と合流して、無事に到着です。
 きょうは昼飯を準備していなかったので、すぐに下山しました。

 山頂からまっすぐ西に降りられそうだったので、これまたピンクのテープを頼りに下りました。
 こちらの方が踏み跡は定かではありません。スリップしないように木の枝につかまり下りました。

 すぐ下に作業用道路が見えてきました。
 真っすぐに下ればよかったのですが、左へ左へと歩きやすい方向に進んでいるうちに、出発点に戻ってきました。
 YAMAPの軌跡を調べると、頂上付近で投げ縄のような輪を描いています。

 帰りもミツマタロードを下りました。

 白い花が咲いています。ハナニラでしょうか。

 スミレでしょうね。いや、ムラサキカタバミと教えられました。

 クサイチゴでしょう。
 野草が一斉に咲いています。

 椎尾神社の境内のヤマブキも、黄色い蕾を膨らませています。

 サントリー山崎蒸溜所ではコブシ (知人から)ハクモクレンとの指摘がありました。花弁が9枚ですから、そうでしょう-白い花が満開です。

 赤線がきょうの軌跡。青は、これまでの累積です。

ポンポン山 メスティンで焼きとり缶詰の炊き込みご飯

 きょうも天気が良さそうでした。ポンポン山に登りました。
 福寿草がまだ咲いているはずですが、花より昼飯。メスティンを使って炊き込みご飯をつくりました。味付けは焼きとりの缶詰です。
 シメジも入れ、冷蔵庫に残っていた小松菜も刻んで持ってきました。彩も美しく、大成功です。
 ちょっと柔らかかったので、スプーンの方が食べやすかったでしょう。
 それにしても山でご飯を炊いて食べたのは、学生時代の合宿以来でしょうか。

 銅板でつくったアルコールランプで炊飯しました。ちょっと風があったので、アルミの風防を立てました。
 火力が弱かったのか、想定よりもだいぶ長く、15分以上かかりました。

 シェラカップで湯を沸かし、即席のみそ汁をつくりました。
 同じシェラカップで、ティーバッグ入りの日本茶もいれました。温かいのにほっとしました。

 ポンポン山の山頂です。愛宕山がよく見えていました。

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京都・山科 随心院のフォトジェニックな極彩色襖絵

 小野小町で知られる随心院(正確には隨)を訪れました。お目当てはフォトジェニックな襖絵、「極彩色 梅匂小町絵図」です。先日、テレビ番組でその存在を知りました。写真撮影が許可されていて、SNS映えすると人気沸騰だそうです。
 「はねず色」が基調となっています。白色を帯びた紅色の古名です。この時期に境内に咲く梅の色だそうです。
 はねず踊り(今年は中止)という、はねず衣装と菅笠の小野小町と深草少将に扮した少女達の童唄と踊りもあちこちに描かれています。

 小町の生涯を4枚の絵で表現しています。
 1枚目の「生誕の国」は、出羽(秋田)で生まれ育った様子が描かれています。

 2枚目は「饗宴の国」。都での宮仕えの様子です。

 3枚目は「伝承の国」。宮仕えを辞し、山科小野の里で暮らす様です。

 4枚目は「夢幻の国」。山科小野を出て、全国を放浪する様です。

 描いたのは、「だるま商店」という2人組の若手アーティストです。

 2009年に制作された当時は、狩野派などが描いた花鳥山水の襖絵と同様に撮影禁止でした。ところが、「かわいい」「映える」と、撮影許可を求める声が多くなり、寺も方針転換。現在ではわざわざ「撮影可」と書かれています。
 そういえばヨーロッパでは、ウィーン美術史美術館やアムステルダム国立美術館、ベルリン絵画館などでも、「フラッシュ禁止」を条件に写真撮影はOKでした。

 この襖絵の前でカメラはスマホをかざす観光客が絶えません。かなりの時間、人影のなくなるチャンスを待ちました。

 玄関には、現代アートのジミー西村が描いた小野小町が飾られていました。

 百人一首の有名な歌の碑です。

 大玄関から見た薬医門です。

 反対向きに薬医門越しに見る大玄関です。正面にひな人形が飾られていますが、どうしたことか男雛が左に座っていました。

 サンシュユが黄色い花をつけています。

 桃山時代に建てられた本堂です。歩くと床がきしみます。

 いくつもの流れが複雑に交差します。

 境内の小野梅園には、はねず色の梅が満開です。

 早咲きの桜も開いていました。

 随心院
 京都市山科区小野御霊町35
 075-571-0025

「鳥居形松明」 嵯峨鳥居本・曼荼羅山から大沢池

 京都五山の送り火の最後に灯されるのが、嵯峨鳥居本(とりいもと)の「鳥居形松明」です。京都で育ったわたしですが、この鳥居形だけは、テレビ中継は別にして実際に燃えているのを見た記憶がありません。
 曼荼羅山は標高153mの低い山です。その山肌に「⛩」を描いているのですから、遠くからはよく見えないのも納得です。
 霞がかかったような視界が開けない日和でした。それでも正面の大文字山(大は確認できません)から比叡山にまで続くなだらかなスカイラインが一望できます。目の下には広沢池、大沢池も見えていました。 

 白洲正子が愛した石仏です。
 大覚寺に向けて下りました。大沢池の畔に、古いのは平安時代という石仏群が並んでいます。白洲はその著、「私の古寺巡礼」(講談社)で、「池のふちにそって、左の方へ廻っていくと、おなじみの石仏群が並んでいる。これらの仏達は、いつ頃誰のために造られたか、何もわかっていない。」と記しています。 
 「京都人の密かな愉しみ BLUE」(NHK-BS)のテーマソング、「北山杉」では、「あの頃二人は 大覚の白い石仏 触れたり見たり」と歌われています。

 紅梅が、白梅が満開です。

 大沢池を一周しました。愛宕山が頭をのぞかせていました。

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「船形万灯籠」の西賀茂・船山と正伝寺

 京都五山送り火の3番目に点火される「船形万灯籠」がある船山(317m)に登りました。送り火の火床は、東山の大文字を除くと、どこも入山禁止です。背後の船山の頂上から火床の最上部まで下ってきました。
 大文字山、妙法が灯る松ヶ崎東山・西山、そして比叡山までが臨めます。
 船山の頂上には、保育園児の卒園記念登山のプレートがたくさんぶらさがっていました。わたしの足にもぴったりの京都低山ハイキングでした。 

 デヴィッド・ボウイが愛した涙した静寂です。
 麓の正伝寺に参りました。方丈の障子越しに見る借景の比叡山です。

 苔むした参道にも静けさがありました。

 西方寺の境内には、馬酔木が鈴なりでした。
 船形は、西方寺の檀家によって維持されています。

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淀水路 河津桜とメジロとちらしずし

 京都・淀の淀水路に咲く早咲きの河津桜が満開でした。
 朝起きると、予報とは違って青空が広がっていました。急に思い立って歩きました。水無瀬のわが家から片道8キロほど。平地ばかりですので時速6キロほどでした。
 メジロが、あちこちでチーチーと泣いてました。止まっている花より、動いているそちらにレンズを向けてしまいました。
 白いアイリングがあるから、そのものずばりのメジロです。繍眼児と書くそうです。

 早咲きの河津桜です。今を盛りと咲いています。

 昼飯のお弁当は、ちらしずしを弁当箱代わりにメスティンに詰めてきました。
 きのうはひな祭りでした。2人の孫娘とは一緒に祝えませんでした。ちらしずしは登場しましたが、夫婦では食べきれずに残っていました。
 暖かな日差しを浴びて、ひとりでのんびりといただきました。

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丹波篠山 大山宮で「春の妖精」と出会う

 スプリングエフェメラル(春の妖精)と会いに、丹波篠山の大山宮に行きました。咲いてました。セツブンソウなどの春を告げる花々が。
 一昨年の春、丹波市との境にある金山(きんざん、540m)に登り、下山後に追手神社辺りで花々を楽しみました。2日前に山友が訪れて、咲いているよとレポートしてくれました。
 ならばわたしも行くしかないです。高速料金をけちって亀岡からデカンショ街道(国道372号)を経由したので、ちょっと時間はかかりました。良く晴れてましたが、気温は6度までしか上がらず、風が冷たかったです。

 セツブンソウが辺り一面に咲き乱れています。

 真っ白ですが、ニリンソウほど純白ではなくて、かえって優しさが漂います。

 セリバオーレンです。
 小さな星が散らばっているようです。

 雄花、雌花、両性花とあるようですが、違いは判別できません。

 リュウキンカは、寒さのせいか堅いつぼみです。

 黄金色の輝きは見ることができませんでした。

 ユキワリイチゲがお日様に向かって延びています。

 「雪割」は早春植物を意味し、「一華」は一茎に一輪の花を咲かせるという意味だそうです。

 開花にはちょっと早すぎたようです。

 アズマイチゲも下を向いてます。

 2年前にフキノトウをいっぱい摘んだ大乗寺の辺りです。ことしもつぼみを膨らませていました。

 春の妖精の花々を愛で楽しんだあとは、口でも春を感じようと、たくさん摘んで持ち帰りました。

 向こうにが立派な山寺の大乗寺です。

 丹波篠山 金山~春を告げる花と、奇岩、トンネル