市庁舎前広場のクリスマス・マーケット

 小雨が降り続き、時折り小雪も舞う夜でした。それでもおとずれました。ウィーンの市庁舎前広場のクリスマス・マーケットです。
 イルミネーションが輝いてました。屋台が並びます。人でいっぱいです。
 万全の防寒対策で行きました。でも思っていたほど寒くはありませんでした。

 左手で傘をさし、右手にコンデジで撮影しました。シンバルは、まだ使ってません。

 プンシュも飲みました。アップル味です。シナモンが香ります。体がポカポカとしてきました。

 スケートリンクでは、市民が楽しそうに滑ってます。

 帰り道のオペラ座です。こちらもクリスマスのカウントダウンのイルミネーションが光ってました。

カフェ巡り シュロスカフェ・イム・ベルヴェデーレのアインシュペナー

 ウィーンは朝から小雨模様です。あまり歩かなくても良いところとベルヴェデーレ宮殿に行きました。
 上宮の美術館で、クリムトやシーレと再開しました。2005年にやって来て以来です。
 ひと休みと併設のカフェです。
 アインスシュペナーは、温かいブラックコーヒーをホイップした生クリームが覆っています。
 思っていたほど重たくはありませんでした。

 顔を上げれば壁には皇妃エリザベート(シシー)の肖像画です。

 対面には夫のフランツ・ヨーゼツがいます。

 ケーキのショーケースをのぞきました。なんとクリムト・トルテがありました。「接吻」がホワイトチョコレートに描かれています、もちろん本家のザッハートルテも並んでいました。

 朝イチに行ったので、クリムトの前もまだガラガラ。ゆっくりと対面しました。

 窓の下にはベルヴェデーレの下宮と、遥かにシュテファン大聖堂が臨めました。

カフェ巡り ドー・ウント・コー・アルベルティーナの赤ワイン

 冬のウィーンです。寒空の下を歩き回るのは無理です。カフェ巡りを、今回の旅の一つのテーマにしました。
 まず最初に訪れたのはアルベルティーナ美術館のすぐ横にある「ドー・ウント・コー・アルベルティーナ」でした。ウィーンに着いて最初に昼飯でもありました。
 まずは飲み物を聞かれました。さりげなく「ハウス・ワインの赤をちょうだい」という
ほど格好よくはまいりませんが、望みのワインです。酸味の少ない、飲みやすいワインでした。

 料理は2人で2皿で十分です。
 「イベリコ・ハモンとマンチェゴ」です。ハモン(生ハム)は、スペイン巡礼中に覚えた味です。これは柔らかくて、塩分もほどほど。おいしくいただきました。
 マンチェゴは、同じスペイン・ラマンチャ地方の羊乳でつくられています。クセのあるチーズではありませんが、燻製の香りがおいしかったです。

 もう一皿は「地中海アーティチョーク・サラダ」です。アーティチョークとパルメザンチーズが薄く切られて載っていました。こちらは舌触りを楽しむ料理のようでした。

 最初に出てきたアツアツの紙袋を開けると、オイルがたっぷりとかかったフォーカッチャがでてきました。これだけでワインのアテになります。

 英語とドイツ語の2種のメニューがありました。

 正午すぎに予約なしで入ったときは、客はパラパラでした。食事を終えて出るときには、満杯になっていました。

 アルベルティーナ美術館の入口の脇にあります。ポスターの左のドアです。

ウィーンの響き アウグティーナー教会のパイプオルガン

 ウィーンにやってきました。2019年の「ウィーンでのんびりと」の旅で1週間ほど滞在した同じアパートメントホテルにチェックインしました。またやって来れたという喜びがつのりました。
 ひと休みして、さっそく町に出ました。オペラ座から歩き始めてハプスブルク家の王宮へ。
 アウグティーナー教会に入ると、背後のパイプオルガンがものすごいヴォリュームで響き渡っていました。しばし、聞き惚れました。
 この感動の一部を伝えられたらと動画をアップします。ボリュームに気を付けて再生したください。

 壁にはアウグティーナー教会で開けれるコンサートのポスターが張られていました。スケジュールがあえば、聴きに来たいです。

 皇妃エリザベートとフランツ・ヨーゼフ1世の結婚式も行われ王家の教会です。

X’masマーケットを楽しむ ウィーンの旅

 12月になると、ヨーロッパの町のあちこちでクリスマス・マーケットがにぎやかになります。オーストリアのウィーンでも、市庁舎前広場やシェーンブルン宮殿など、あちこちがイルミネーションに輝きます。
 夫婦で訪れる5回目のウィーンです。このシーズンは初めてです。
 音楽も楽しみにしています。ムジーク・フェライン(楽友協会)で、アルゲリッチ(ピアノ)、ミッシャマイスキー(チェロ)らのピアノ三重奏曲「ある芸術家の思い出のために」(チャイコフスキー)を聴きます。
 メーンイベントは、モーツァルトが亡くなった同じ12月5日の同じ時間にモーツァルトの結婚式も葬儀も行われたシュテファン大聖堂に響く「レクイエム」です。深夜の午前零時から始まります。そのため、この夜は大聖堂近くにホテルに泊まります。この演奏を指揮するがのが、なんとピアニストにして指揮者も目指している反田恭平です。実は反田クンを追っかけてウィーンにまで、というわけです。

 ウィーンは数日前に初雪が降ったそうです。その寒さに耐えられるかが気がかりです。
 モンベルのメリノウールやユニクロのヒートテックの超極暖下着を準備しました。使い捨てカイロもドッサリと買い込みました。

 航空券は格安エコノミーを探した結果、今回は初めて乗るEVA AIR(台湾)になりました。まずは関西空港から台北に飛びました。

  今日の関空は、これまでにない大混雑。インターネット・チェックインは済ませていましたが、手荷物預かりは長蛇の列。1時間半も待たされました。さらに保安検査もまたもやの長い列。ボーディングの時間が迫ってきて気にしていたら、EVA AIRの係員が別の窓口に案内してくれました。搭乗口では待つことなく機上になりました。

 というわけで、すでに台北の桃園空港です。3時間ほど待ってウィーン行きに搭乗します。行ってきます!!

グラーツ・エッゲンベルグ城の魅力と「豊臣期大坂図屏風」

 大阪城がオーストリア第2の都市、グラーツにあるエッゲンベルク城と友好城郭提携を結んで10周年となる11月2日、大阪歴史博物館で開かれた記念フォーラムを聞きました。
 グラーツからやって来た博物館長や学芸員が、グラーツの魅力や「大坂図屏風」があるエッゲンベルク城の城主などについて説明しました。残念ながらパワポの画質が悪く、説明も通訳は事前に用意されたテキストを読み上げているだけといった印象でした。
 広い会場は、わたしと同年配のいかにもヒマなリタイア組らで満員でした。それが、あちこちでコクリとしていました。
 この催しはエッゲンベルグ城と「グ」と表記していますが、わたしはこれまでエッゲンベルク城としてきました。

 エッゲンベルク城は、9月に訪れたばかりです。「エッゲンベルク城の『大坂図屏風』」に書いています。
 このときは英語のガイドツアーに入りました。おかげで「大坂図屏風」と対面できました。でも説明の方は、あまり理解できませんでした。もう一度、じっくり理解したかったのです。
 

 大阪城天守閣の北川央館長の話になると、がぜん、おもしろくなりました。やはり日本語です。
 豊臣期に城は黒色、徳川期は白色という通説はウソ。という説明の結論は、屏風の大坂城は白黒のミックスです。再建された大阪城も白黒です。これで正解です。
 屏風では大坂城を正面にして「極楽橋」(赤丸印)がかかっています。橋には壁があり、屋根には櫓が載っています。この櫓が、後に徳川家の命で豊国神社(京都)に移築され、さらにびわ湖に浮かぶ竹生島に移されたそうです。
 北川館長らのこんな分析から、屏風が慶長元年(1596年)から同5年の間の大坂を描いていると時代特定がされたのです。

 西国巡りをしていた時(2008年)に訪れた竹生島です。移築された唐門を記録していました。これが屏風に描かれた極楽橋の現存する姿だったのです。

 エッゲンベルク城でもらったのと同じ日本語のパンフレットを資料としていただきました。
 屏風の画像は、このパンフレットのものです。

 馬場町の交差点の南西角に立ってます。この辺りの景観は、大阪府警などわたしが新聞記者時代に毎日のように通っていた時とはすっかりと変わりました。大阪府庁だけはそのままでした。

 大阪歴史博物館
 大阪市中央区大手前4丁目1-32
 06-6946-5728

 大阪府庁前から見る大阪城は、あたりまえながら同じでした。

グラーツで見かけた My Shot

 グラーツで見かけた思い出のショットです。
 「大坂図屏風」が残るエッケンベルク城では、ウェディングが行われていました。
 お祭りだったのか、旧市街では多くの伝統衣装を着た人とすれ違いました。

 双頭の鷲が飾られた宮廷御用達の老舗パン屋です。でも休みでした。

 若者も、伝統衣装で。

 8年前に独りでやって来たときに昼飯を食べた広場のカフェが健在です。

 グラーツ中央駅の地下トラム乗り場で。

 きれいに整備された中央駅。

 にぎわう旧市街広場。細い道をトラムは走る。

 シュロスバルクに立つ時計塔。

 茶色い屋根が連なる旧市街を見下ろす。

インスブルック マルクトハレは真っ赤っか

 マルクト・ハレは新鮮な食材が並ぶ屋内市場です。真っ赤なトマトやザクロの実ではないかと思える小粒の赤い粒、旬を迎えるボルチーニ茸なんかが並んでいました。画像は改めてー。
 と、インスブルックで書いてました。そのトマトなんかの真っ赤な画像です。
 イン川沿いにある新鮮な食材が並ぶ屋内市場です。ここでマルガリータを食べ、Strumを飲みました。

 これがザクロ? いえ、独和辞書で調べると、コケモモ。

 Ribiselはスグリ。

 これはニンジン。好物のニンジン葉もついている。

 トマトにパプリカ。どれもカラフル。

 リキュールも気になる。

 上から下まで、みんなパスタ。

 クネーデルでしょう。パンをつぶしてこねたチロルの郷土料理。

 魚もいます。

 花屋もあります。

 ついでに入った地下のトイレは有料。でも窓口は無人で、だれも料金箱に50セントを投げ込まなかった。わたしは律義に払いました。

 市場を出ると、走ってきたトラムも赤色です。

エールフランス 帰国便の機内食

 帰りの便は、ベルリンからパリ経由のエールフランスでした。初めてのキャリアでしたが、機内食もサービスもなかなかのものです。
 メーンの食事は、カレーライスでした。温かなご飯に、懐かしいカレーです。白ワインといただきました。
  ウェルカム・ドリンクも白でした。

 ハイネケンも飲んでます。

 こちらはベルリン-パリ便。短いフライトでしたが、ビスケットと飲み物のサービスがありました。

 パリ上空まで飛んできました。

  CDG(シャルル・ド=ゴール空港)に初めて降り立ちました。

 パリも初めてです。1日くらい、滞在してもよかったです。

 食事のメニューが配られました。

 食後のコーヒーと、なんとコニャックです。

 アイスも出てきました。ただし、ピンボケです。

 映画は、有村架純の「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」を見ました。音楽のページには、アリス=紗良・オットのみやげに買った1枚が入っていました。

 日本近海まで戻ってきて、朝食でした。温かな卵料理です。最後まで、おいしくいただきました。