ソーリオで食べた アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

【LIVE】

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 ソーリオのホテルで食べたスパゲティです。アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノです。タカノツメがよくきいています。
 自分でつくるスパゲティもタカノツメを入れすぎたと反省しきりでしたが、本物の味と違わないことがわかって安心しまwした。

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 イタリア料理は、メニューを見ても安心でです。だいたいは見当がつきます。「ルッコラにパルメザン・チーズ、キノコとなんとか盛りのサラダ」です。もうひとつ、わからなかった単語はクルミでした。

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 ホテルの裏庭で心地よくいただきました。このまま、いつまでも座っていたいソーリオの昼下がりでした。

【追加画像】
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アルプスの村 アルプスの谷

【8月25日=ソーリオ】

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 Soglio/ソーリオの村を通り抜けて、小道をなおも進みました。しばらく歩くと明るい丘に出ました。振り返ると、教会を中心に広がる村が一望できました。

 「見えるかぎりの景観の中にひとつの無駄もなかった。教会を中心とした村も、緑一色の牧草畑も、くらい谷間をこえて向うの山々も、どれ一つとして、この景観から抜き去ることはできなかった」(新田次郎「アルプスの谷 アルプスの村」新潮文庫)。

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 「私たちは牧草畑の間の道を上へ上へと登っていった。教会を中心とする村は谷間に沈み、眼もくらむような日ざしが私たちを取りかこんだ。・・・村が足下に沈むにつれて対照的に私たちの前に姿を現して来た山があった。右側にピッツ・パディーレの北壁が見え、左にシオーラの山群が頭を並べていた」(同)

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 丘の上のベンチで老夫妻が休んでいます。わたしたちもここに座って、ゆっくりとした時間を過ごしました。

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 石瓦の民家越しに見る教会です。

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 黄色い花が咲きます。これも牧草として、やがては刈り取られます。

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 シレネ・ブルガリスでしょう。2年前に訪れたミューレンで見たのと同じです。

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 新田次郎が見あげた「カツラの古木」です。セガンティーニも見上げたかもしれません。

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 反対側に歩いた村の外れです。
 写真にも記録しました。それよりも、天国に行くときに迷わないようにと、わが脳裏にも記憶しようと眺めた「天国の入り口」でした。

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ソーリオの路地に迷い込む

【8月25日=ソーリオ】

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 「天国の入り口 ソーリオ」です。
 小さな村です。思うままに歩きました。どちらを向いても絵になります。たまに観光客とすれ違うくらいで、住民の姿はほとんどありません。
 よそ者のことなんか知らないよというかのように、静かに時が流れています。 

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 セガンティーニもこの村に滞在したのです。彼が見た風景とそれほど変わっていないでしょう。

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天国の入り口、ソーリオ

【LIVE】

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Segantini used to say: “Soglio,the soglia(threshold) of Paradise” 

「天国の入り口、ソーリオ」。アルプスの画家、セガンティーニの言葉です。

 サンモリッツにはセガンティーニ美術館があり、三部作「生」「自然」「死」が展示されています。初日に訪れました。彼の人生を象徴しているのか、どの絵も暗く、人の一生の重さが伝わります。
 美術館は、サンモリッツ湖を隔てた山頂にあるセガンティーニ小屋を向いて建てられています。セガンティーニはそこで、急性腹膜炎で亡くなりました。まだ41歳でした。

 セガンティーニのアトリエは、マローヤに残ってました。そかからマローヤ峠を越えて急勾配をブレガリアの谷に向けて一気に下ります。セガンティーニが晩年を過ごし、「生」のモデルとなった村、ソーリオを目指しました。ポストバスで1時間半ほどかかりました。

 急峻な山肌にへばりつくような村です。石葺きの屋根が寄り添うように並びます。迷路のような路地に迷い込みました。
 澄み切った空から、暖かな陽がこぼれ落ちてきます。名産の栗が実をつけようとしています。小さな小さな村です。観光客はまばらです。
 村のはずれまで歩きました。教会の向こうにアルプスがそびえます。氷河が光ります。

 天国の入り口まで行ってきました。

ブレガリアの谷を下る

【マローヤ=25日】

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 ロマンシュ語で「イン川の庭」を意味するエンガディン地方の上流、Oberengadin/オーバー・エンガディンの一番奥にMaloja/マローヤはあります。イン川はドナウの上流です。
 ローマ時代の街道は、マローヤの村のすぐ先にあるMaloja Pass/マローヤ峠を越えてVal Bregaglia/ブレガリア谷へと下っていきます。
 マローヤは、アルプスの画家、ジョヴァンニ・セガンティーニが晩年を過ごした場所です。
 Maloja Posta/マローヤ・ポスタでポストバスを降りて、20メートルほど歩いたところにセガンティーニのアトリエは残っていました。光が上の窓から差し込むように設計された木造、円形の建物です。

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 隣にはセガンティーニが過ごした家も残ってます。

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 「1894年、ジョバンニ・セガンティーニは妻と家族とともにSavogninからMaloja/マローヤに移り住んだ。彼は、1899年9月28日に亡くなるまで、ここに住んだ。この家は、現在もセガンティーニ一家が所有している」
 そんな風に書かれています。

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 残念ながら鍵がかかっています。開館は週一回、夕刻の2時間ほどです。

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 マローヤからブレガリアの谷を下ってソーリオを目指します。

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 つづら折りの道を一気に下ります。
 サン・モリッツでレンタカーを借りて、自分で運転する計画も立てていましたが、バスにして正解でした。こんな道、走れません。

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 Stampa/スタンパ村です。芸術家のジャコメティ一家の古里です。 
 バスは幹線道路をはずれて村々を回って走ります。せいぜい馬車しか走らなかった昔の路地は狭いです。大型バスは壁から10センチほどしか離れていないところを走ります。

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 Promontogno/プロモントーノに着きました。乗ってきたバスは、そのまま谷を下り、イタリアのChiavenna/キアヴェンナに向かいます。Soglio/ソーリオに行くには、小型(といっても大きいですが)バスに乗り換えます。接続はばっちりで、乗客が乗り換えると、すぐに出発します。
 ソーリオはもうすぐです。

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朝のサンモリッツ駅~レーティッシュ鉄道の電気機関車

【8月25、26日=サンモリッツ】

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 朝食前にRhaetischen Bahn(RhB)/レーティッシュ鉄道のサン・モリッツ駅を散歩しました。ホテルの目の前です。
 「UNESCO世界遺産塗装」のEL/電気機関車「Ge 4/4 Ⅲ 650」が、氷河急行のパノラマ車両を引っ張って、引き込み線から入線してきました。 

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 「Ge 4/4 Ⅲ」は、RhBの本線で使用される山岳鉄道用の主力電気機関車です。

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 「氷河急行塗装」の「651」が、この朝はクール行きの始発として出発していきました。

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 「COOP塗装」の「641」は、入れ替え作業にあたっていました。

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 プルマン社製の豪華客車がとまっていました。オリエント急行でも使われいる客車です。
 ツアーの貸し切りとして併結されるようです。

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 「651」の顔は、前後で異なっています。

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 ホテルの部屋から見下ろすサン・モリッツ駅です。3泊の滞在中、いつでも、いつまでも眺めることができて、幸せでした。

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 サン・モリッツ駅の駅舎です。時計は目の前でした。

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夕暮れのサン・モリッツ、湖の散歩道

【8月24日=サン・モリッツ】

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 夕暮れのサン・モリッツ湖です。Seepromenade/湖の散歩道は、湖に沿って一周約4キロの遊歩道になっています。
 わたしは、イン川が流れ込むあたりまでバスに乗りました。3分の1ほどは省略しました。

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 ジョギングを楽しむ人が、とにかく多いです。

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 サン・モリッツの中心地、Dorf /ドルフを見あげます。

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 独り静かにフライフィッシュを楽しんでました。

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 レイティッシュ鉄道のサン・モリッツ駅に戻ってきました。突然、地下道があり、そこからホームに通じています。

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オードリーもやってきたハンゼルマンでスイーツを

【8月25日=サン・モリッツ】

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 オードリーといっても春日じゃありません。
 オードリー・ヘプバーンもサン・モリッツ滞在中にはやってきたというHanselmann/ハンゼルマンでひと休みしました。
 同行者が頼んだのはヘプバーンが好んだチョコレートケーキではなく、Apfelstrudel/アップルシュトゥルーデルです。甘いリンゴの味を和らげるために、たっぷりのホイップクルームがついてますが、それでも甘かったそうです。
 わたしは、いつもながらビールでした。

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 店に入ると、左側はチョコレート売り場、右側がスイーツやパンの売り場になっています。カフェはその奥にあります。
 カフェでスイーツを食べる場合は、売り場で買って、「すぐに食べる」と注文するようになってます。

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 こちらは飾り窓のある側面です。

Dort/ドルト地区という、サン・モリッツの中心街にあります。

Cafe Hanselmann
Via Maistra 8, St. Moritz CH-7500, Switzerland

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ピッツ・ネイルからベルニナ・アルプスを眺める

【8月24日=ピッツ・ネイル】

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 St.Moritz/サン・モリッツを代表する展望台Piz Nair/ピッツ・ネイルに上がりました。
 山頂近くで眼下を見下ろす野生のヤギ、シュタインボックです。

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 ケーブルカーから乗り継いで、ロープウエーで登っていくと、シュタインボックがお出迎えです。

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 この日の遅めの昼食は、麓のCO-OPで買ってきたパンとジュースでした。

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 午前中に登ったコルヴァッチ展望台からピッツ・ベルニナの方向ですが、雲がかかっています。

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 サン・モリッツの町に下ります。

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雲上のティータイム

【LIVE】

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 ベルニナ・アルプスの主峰、ピッツ・ベルニナが眼前に迫ります。堂々とした山です。ピッツ・ロゼックから流れるロゼック氷河も間近です。真っ青に晴れた空に、ピッツ・コルヴァッチの鋭い稜線が空を裂きます。ピッケルにアイゼンの登山者がナイフリッジを登っていくのを、ずっと見てました。やがて、登山者の黒い点が、青い空に吸い込まれました。時間がたつのを忘れていました。
 コルヴァッチ展望台(3303メートル)に登りました。もちろん、ロープウエーを乗り継いで行きました。日差しが強い展望レストランでお茶をしました。カフェ・メランジュ(コーヒー)です。砂糖をたっぷりいれて飲みました。甘い液体が、体を温めてくれました。

 やっと、ネットがつながりました。これは昨日、24日の記録です。