祇園祭・後祭巡行 南観音山のやり回し 

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 朝刊を見て、きょうが祇園祭の後祭であることを知りました。巡行のタイムスケジュールを見て、阪急・河原町から河原町通を北上して御池まで歩きました。すでにぎっしりの人垣ですが、その後ろからカメラを構えました。LUMIX GM1に望遠ズーム(45-150mm)を付けてます。35ミリ換算で最大300ミリ望遠です。
 南観音山のやり回しにくぎ付けになりました。先導役と呼ばれる扇をかざした2人の所作です。先導役の合図に合わせて、引手らの呼吸が合い、大きな図体の山が河原町御池の交差点を南にターンします。
 

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 「回れ右」のような合図なんでしょう。

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 手にする扇は、表が金に赤い日の丸、裏は銀です。巧みに使い分けてます。

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 格好いい~!!

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 南観音山は山と名乗ってますが、構造は車輪が付いた鉾そのものです。昔は後の祭りの殿(しんがり)でした。

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 屋根方とよばれる衆が、あたりに気を配ります。

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 巡行のルートは、前祭の山鉾巡行とは逆です。見物した河原町御池の交差点などで右に90度ターンします。

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 先頭の橋弁慶山と、続く北観音山です。

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 小ぶりな山は、車輪がなく、やすやすとターンします。

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 昨年、150年ぶりに復活した大船鉾です。

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 こちらも、ゆっくりとターンしました。

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八坂倶楽部で見る 「フェルメール 光の王国展」

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 猛暑日の京都に行ったのは、祇園祭ではなくこちらが目的でした。祇園甲部歌舞練場にある八坂倶楽部で開かれている「フェルメール 光の王国展」です。フェルメールの全作品37点が、リ・クリエイト(「フェルメール・センター・デルフト」より提供を受けた画像素材を最新技術によりフェルメールが描いた当時の色彩を求め、原寸大で鮮やかに再創造)で展示されています。
 この春、東京・六本木の国立新美術館で見た「天文学者」が、庭を背にした和室に展示されています。

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 フェルメールの数少ない風景画の名作「デルフトの眺望」です。
 昨年9月、オランダのデン・ハーグにある「マウリッツハイス美術館」の前まで行きながら、臨時休館で見れませんでした。「真珠の首飾りの少女」とも再会できませんでした。

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 音声ガイドを借りました。宮沢りえがフェルメールの娘役になって小林薫とともに解説してくれます。間には川井郁子のヴァイオリンが流れます。

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 歌舞練場の玄関です。祇園甲部ですが、表札には「祇園新地」とあります。大昔に一度だけ、都をどりを見たことがあります。

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 和室にフェルメールという、ちょっと変わった取り合わせです。

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 ドレスデンのアルテ・マイスター絵画館で見た「取り持ち女」です。
 現物は、こんなに明るかったかな。右のワインを入れた容器の青色が鮮やかです。似たような傾向はどの作品にも共通しています。「真珠の耳飾りの少女」も、暗いバックから浮き上がってくるような柔らかい光がとぼしくて、やや平板です。まあ、そんなのもなのでしょう。

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 肩の凝らない展示です。
 「耳飾の少女」のターバンは、ご自由にかぶってください。

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 こんなのもあります。

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 庭に降りてみました。

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 夜はライトアップされるようです。

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 最後の作品「ヴァージナルの前に座る若い女」です。
 これで37全作品を鑑賞しました。「フェルメール全点踏破の旅」なんて夢ですが、ほんの片鱗を味わうことができました。

 これまでにこのブログに登場したフェルメール

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 八坂倶楽部を出ると、弥栄会館が白く光ってました。暑そう!!

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京都・新京極 「京極スタンド」のすじ肉コンニャク煮込み

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 祇園祭の後祭(あとまつり)巡航が行われた京都は、よく晴れた猛暑日でした。カラカラになって飛び込んだのは、新京極の「京極スタンド」です。
 「きょうはランチやってないんですよ」と、若い女性客を断っている店員さん。その横をすり抜けて長いカウンターに座りました。とりあえず「大(ジョッキ)、ちょうだい」。それと頼んだのは「すじ肉コンニャク煮込み」です。

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 よく煮込んだ、ほろほろのすじ肉と、ツルリとしたコンニャクがいい食感です。

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 最初は、こちらを食べてました。「鯖寿司」です。皿には酢がついてます。すり生姜とともにいただきます。
 平日の昼から、こんな時間も過ごせる身となりました。

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 久しぶりに入ったスタンドは、タバコを吸う人もなくきれいな空気です。「禁煙にしたんですか」と聞いてみたら、「いいえ、言われないと灰皿を出してないだけです。こんなモヤモヤになってる日もありますよ」。たまたまだったようですが、よかった。

 これまでの京極スタンド

 京極スタンド
 京都市中京区新京極通り四条上ル中之町546
 075-221-4156

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