フィステーラ岬は雲の中

【 paso a paso 3 2023/06/03-02 】

 「地の果て」という意味のスペイン語がフィステーラ(Fisterra)です。紀元前から中世初期まではフィステーラ岬が「世界の果て」だと考えられていました。
 サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼を果たした人にとっては、さらに足を延ばす第2の終着地となっています。
 わたしは、もはやそこまで歩き続けれる気力はなく、路線バスで訪れました。

 サンティアゴのrenfeの駅の裏に移転してきたバス・ステーションです。

 まずは併設のきれいなカフェで朝食です。パンがまだきてません。

 フィステーラ行きのバスがやってきました。アナウンスの類は一切ありません。
 乗合の路線バスですが、ハイデッカーの豪華仕様です。

 料金は7.15€でした。

 2時間以上かかってフィステーラに到着です。

 予約していた町はずれのオステルにチェックインしました。

 昼飯を食べたあと、岬に向かいました。片道で4キロ以上ありました。

 フィステーラの港のレストラン街です。帰りは、ここで食べました。

 静かな浜辺です。この辺りでは青空も見えていたのですが、見る見るガスが出てきました。

 ちょっと肌寒いようでしたが、海に入っている人もいました。

 多くの人が歩いていました。
 マイカーや観光バスはこの先まで通行可能でした。でも歩くしかありませんでした。

 0キロのモホンまでやって来ました。

 灯台がガスに霞みます。

 見覚えがある柱でした。
 前回は、右の写真のようにヘンな日本語が書かれていました。

 青い大西洋が広がるはずですが、何も見えませんでした。

 足元を見下ろすと、わずかに波が打ち寄せていることを確認できただけです。

 辺りを見渡しました。

 この天候では、夕陽なんてとても見れるような状況ではありません。早々に退散しました。

大西洋の岬、フィステーラで食べる

【 paso a paso 3 2023/06/03 】

 サンティアゴ・デ・コンポステーラからさらに西へ90kmほど歩くと、大西洋に突き当たります。先端の岬の町がフィステーラです。
 わたしはさらに4日もかけて歩く気力が失せて、路線バスという安易な方法を選択しました。
 大西洋に沈む夕日を見て、おいしい海鮮が食べたかったのです。

 ナッハス(マテ貝)にホタテ、エビにアサリとムール貝といっぱいです。

 この新鮮さがたまりません。

 ビールも進みます。

 これで2500円ほど。大満足の夕食でした。

 こちらは2016年にフランス人の道を歩いた後、Kさんと一緒に食べた海鮮です。同じ店でした。
 もう一度、これが食べたかったのです。こちらの方が一段と豪華ですが。

 44€(2人分)と書かれている料理だたのでしょう。あまり価格も変わらずに健在でした。

 フィステーラの港に面した広場の店でいただきました。

 フィステーラの中心部からはちょっと離れたオステルに泊まりました。その近くにあったレストランで昼飯を食べました。パエージャ(パエリア)です。

 エビやイカなんかに混ざってナッハスが入っていました。

 いくつ食べてもうまいです。

  パエージャが自慢の店のようでした。