京都・荒神口 花いちりんのお造りセット

 京都での昼飯です。どこにしようかとネットで調べていました。「花いちりん」は、定食からカレー、麺類、丼ものまである和食店です。
 「お造りセット」(980円)は、昼定食での1000円オーバーがあたり前になった今どきリーズナブルです。
 出てきたハマチを口にいれてびっくりしました。分厚くてコリコリと新鮮です。京都の夏に欠かせないハモの落としもいい味です。

 みそ汁ではなくて、うどんです。もちろん、京風のフニャフニャです。

 奥さまが頼んだ日替わりのエテかれいの煮つけも薄味ながらいい味です。「浜田港」とありました。

 時代を感じさせるびっくりするようなメニューです。和紙綴じが分解寸前です。常連さんは、こんなの不要なんでしょう。
 それだけの年月、価格が変わっていない証拠でもあります。

 壁に相撲の番付が張られていました。のぞき込むと横綱3人がそろってモンゴルです。平成29年初場所のものでした。周囲に馴染んで赤茶けてました。
 昭和ロマン漂う店といいかけましたが、平成からでも時が過ぎゆきました。 

 店先のサンプルは、やはり昭和です。

 河原町に面してますが、両隣は空き地です。
 先週、京都府立医大病院での検査でやって来たときも、前を通りました。その日は定休日でした。ここも閉店したのかと思わせるたたずまいでした。ネットでの評価を知らなければ、外観からは敬遠していたでしょう。
 夜は夜でにぎわっていそうです。

 花いちりん
 075-241-4552
 京都市上京区上生州町226-1

京都・出町 「みつばち」の宇治氷とあんみつ

 暑い京都の昼下がりです。ちょっと冷たいものをと、京都府立医大病院から河原町をちょっと上がった「みつばち」に寄りました。「京のちいさな あんみつ屋」です。
 わたしのセレクトではありません。奥さまは10数年前のわたしの入院時に、独りでやって来たことがあるそうです。
 「宇治氷(柳桜園さんの抹茶)」(850円)をいただきました。きめ細かなかき氷です。口に含むと、たちどころに消え去ります。冷たさと、濃厚な抹茶の香り、甘さが残ります。

 寒天と赤えんどうが別皿です。

 南房総産の天草(てんぐさ)を使ってじっくりと煮込んだこだわりの自家製寒天です。弾力がある口触りで、磯の香りすら感じるほどです。

 追い蜜をかけて、最後まで変わらないお味でした。

 奥さまはシンプルなあんみつでした。

 抹茶の柳桜園は、二条通御幸町にある茶道三千家の家元御用達の老舗です。

 女性たちでいつもにぎわっているのは知ってました。独りでこの暖簾をくぐる勇気はありませんでした。

 店先に木槿(むくげ)が一輪、大きな花を咲かせていました。

 みつばち
 075-213-2144
 京都市上京区河原町今出川下ル梶井町448-60

 河原町を渡った出町輸入食品を久しぶりにのぞきました。ちょっと買い物をすると、コーヒーのサービスがありました。

 ポテトチップスも一片を味見させてもらいました。

 スペイン産のポットチップスが並んでいました。気になりました。

 コーヒーが好きだった母が、ここのブルーマウンテンを愛飲していました。よく買いに来たものです。

 出町輸入食品 本店
 京都市上京区河原町通今出川下ル栄町359-2

 定期検診のほうは、CT、RI検査ともに異常はなく、腫瘍マーカー値も下がってひと安心でした。