カフェ巡り シシーも愛したシェーンブルンのカイザー・パビリオン

 シシー(皇妃エリザベート)がフランツ・ヨーゼフとともにお茶をしたカフェです。
 シェーンブルン宮殿のわきにある動物園の中にあるカイザー・パビリオンです。この窓の下のテーブルが二人の指定席でした。

 シシーの肖像画がかかっています。
 対抗面には当然、フランツ・ヨーゼフです。

 わたしたちも乾杯。きょうはワインです。

 

 シェーンブルン・ウインナーが2本。ボイルされています。

 ホースラディッシュの千切りといただきます。ワサビ味です。安心して食べ進みました。

 奥さまが頼んだのはロールキャベツです。ビオですので肉は入っておらず、コメ、ニンジン、干しブドウなどがキャベツに包まれて煮込まれています。経験したことがない酸っぱさでした。キャベツの繊維が切れずに、ナイフで格闘していました。でも、平らげました。

 宮殿からまっすぐな道が通じています。

 雪の宮殿です。

モーツァルト 命日に墓参り

 モーツァルトは1791年12月5日、ウイーンで亡くなりました。35歳でした。
 日本式にいうと「命日」のその日、シュテファン大聖堂で反田恭平指揮の「レクイエム」を聴きました(改めて記します)。
 墓参りもしました。雪が積もったザンクト・マルクス墓地です。モーツァルトが埋葬されたという場所には、「嘆きの天使」がたたずむさみしげな墓標が立っていました。
 墓地への道でわずか3人とすれ違っただけで、辺りは静まり返っていました。

 モーツァルトは死後、この共同墓地に運ばれ埋葬されました。ただし、その正確な場所はわかっていません。当然、遺骨もありません。

 ザンクト・マルクト墓地の入口です。OEBBのS7路線にあるザンクト・マルクト駅から歩いて10分ほどのところでした。

 墓地の中央の道を進みます。両側には古い墓が並んでいます。

 墓地はモーツァルトの死後、60年ほどで使われなくなり、中央墓地に移りました。モーツァルトの記念碑もその時に中央墓地に移りました。そちらはわたしが初めてウイーン訪れた2005年に訪れています。

 小高いところにキリストの像が立っています。その」すぐ左です。

 モーツァルトの葬儀はシュテファン大聖堂で行われました。といっても大聖堂の外壁にくっついたような小さい礼拝所でした。

 忘れ去られたような礼拝所です。観光客も素通りです。

 モーツァルトの死を記した銘版があります。

 モーツァルトは、ケルントナー通りの中間あたりにあった住居で亡くなりました。現在は建て替えられて百貨店のシュテッフルになってます。店を通り抜けた裏通りに面した壁に銘版がありました。

 通りの反対側には「3」と表示されたドアがあります。
 指揮者の佐渡裕さんよると、ここはウイーンの秘密結社、フリーメーソンの集会所ということです。

 モーツァルトもフリーメーソンだったそうです。