青春18きっぷ 久しぶりに青春する

 学校が夏休みとなりました。と同時にシーズン・インです。
 JRの「青春18きっぷ」の夏季バージョンが、きのう20日から使用開始となりました。買いましたよ。久しぶりです。
 わが家近くのJR島本です。みどりの券売機で、いとも簡単に購入できました。
 (画像は一部を合成しています)


 
 券売機の「トクトクきっぷ」をタップすると、すぐに「青春18きっぷ」が出てきました。
 1枚と指定して、クレジットカードを挿入、パスワードを入力すると、あっという間でした。
 

 乗車券の他に、使い方や領収書、アンケート用紙までがプリントアウトされました。

 机の引き出しから平成20年前後の切符の残骸が出てきました。このころは、シーズンごとに買って、あちこちに出かけていました。
 調べてみると、29年の夏に、長野まで1泊で出かけたのが最後でした。もう6年も前です。
 さて、長時間の各駅停車の列車旅は今でも大丈夫でしょうか?

リスボンの町を市電28番は走る

【 paso a paso 3 2023/06/10-02 】

 リスボンの町です。坂道の曲がりくねった線路の向こうからトラムが走ってきました。ここでは「市電(エレクトリコ)」と呼びます。その28番線です。
 急いでカメラを構えました。走り去るのを追いました。
 これに乗るためにリスボンまでやってきたようなものです。次の停留所までいって、次の電車に乗り込みました。

 28番線は、「7つの丘」と呼ばれる起伏の多い町を、ガーガー、ギシギシと音を立てながら進みます。狭い路地も抜けていきます。

 町を半周するような路線です。1往復半も乗りました。(画像は「地球の歩きかたポルトガル」より)

 運転手は、長い髪の女性でした。

 始発駅のマルティン・モニスでは、定員しか乗せません。おかげで1時間ほど待たされました。
 走り始めると途中駅からどんどんと乗り込んできて、すぐにいっぱいになりました。

 カテドラル(リスボン大聖堂)の前で通過するのを待ち構えました。

 見飽きることなくシャッターを切りました。

トラムを横目に歩きました

【 paso a paso 3 2023/05/18-2 】
 ポルトの町は、大好きなトラム(路面電車)が走ってます。巡礼路のドウロ川沿いの道も、クラシックなトラムが行き来していました。乗車するわけにはまいりませんが、抜き去られるのも気持ちよかったです。

 前面にカゴをぶら下げた車両がやってきました。

 思わず振り返ります。格好良すぎます。

 ちょっと幅広に見えます。

 トラムの走り去る音です。モーターがうなるのがたまりません。

 STCPトラム博物館(Museu do Carro Eléctrico)がありました。これは見学するしかないでしょう。

 きれいに整備されています。

 トラムはポルトガル語でカーロ・エレークトリコ(carro eléctrico)、つまり電気馬車というそうです。
 1872年に馬車軌道として開通し、1895年に電化されました。

 チビッ子たちも見学に訪れていました。

 日本の平安貴族がのった牛車とよく似た格好をしています。

 これが開通当時の姿のようです。

 巡礼を再開しました。

 河口近くのカンタレイラで線路は途切れていました。
 昔は、わたしが巡礼初日を終えたマトジーニョスまでつながっていたそうです。

 

京都・大山崎 「古民家カフェいろはうす」のエビ入りピラフ

 大山崎山荘美術館からまっすぐに下った線路際に「古民家カフェいろはうす」はあります。その存在は以前から気になっていましたが、入ったのは初めてでした。
 ランチはすでに売り切れていました。「軽食ならできますよ」ということで、「海老入りピラフ」(800円)をいただきました。
 たっぷりの「鉄分!」を調味料に、おいしくいただきました。

 汗ばむほどの日和でした。乾いたノドに、冷たいビールがたまりません。

 窓に向いたカウンターです。心地よい風が吹き抜けます。

 目の間をJR京都線の特急はるかが横切ります。

 目の下は阪急京都線が走ってます。ちょっと上はJR新幹線が走り抜けます。
 「ずっと向こうですが、目のよい人は京阪も見えるんですよ」とか。
 ゴーっと音がするたびに、カメラを構えるのが忙しいです。鉄ちゃんには、たまらないシチュエーションです。 

 なんと営業はあす1日限りで、閉店となるそうです。

 路地の先にあります。 

 右上の古民家です。

 カフェいろはうす
 075-956-4622
 京都府乙訓郡大山崎町大山崎上ノ田93-5

 半月ほど前に訪れた「山崎ウラロジ食堂」もすぐ近くです。

 

歩いて京都十六社 その1 長岡天満宮~西院春日神社

 京都にある16神社を巡って一年の祈願成就を願う「京都十六社朱印めぐり」を始めました。
 巡る順番や方法は自由です。わたしは歩くことにしました。GoogleMapでルート探索してみると、ざっと40㌔ほどになります。
 スタートは、自宅に近い長岡天満宮に参りました。ここで朱印巡りの朱印帳もいただきました。
 初回は、西院春日神社まで4社に参拝しました。20㌔に及ぶロングウォークとなりました。

 天満宮(天神さん)は、日本全国あちこちにあります。菅原道真を祭神とする神社であす。
 長岡天満宮は、道真が太宰府へ左遷されたときに立ち寄り「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しんだ縁故によって、道真作の木像をお祀りしたのが創立だそうです。
 十六社のうちでは、ここだけが京都市内から離れています。ここを起点に時計回りに歩くことにしました。

 長岡天満宮
 学問の神様 厄除開運
 長岡京市天神2-15-13

 吉祥院天満宮は、道真公誕生の地とされます。

 吉祥院天満宮
 受験合格 開運招福
 京都市南区吉祥院政所町3

 六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)は、清和源氏始祖の源経基を祭神とします。「源氏三神社」のひとつです。

 六孫王神社
 出世開運 家運隆盛
 京都市南区壬生川通八条角

 西院春日神社
 淳和天皇が退位に伴い淳和院離宮(別名西院)へ居を移すに際し、その鎮守社として創建されました。

 西院春日神社
 厄除 病気平癒 交通旅行安全
 京都市右京区西院春日町61

 「京都十六社朱印めぐり」は、2月15日までに16社の朱印を集めると巡拝成就となります。

続きを読む 歩いて京都十六社 その1 長岡天満宮~西院春日神社

予期せぬ雨の中、嵯峨野トロッコ列車に初乗車

 嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が走り始めて30年ほどにもなります。ところが、実は、一度も乗ったことがなかったのです。京都人が金閣寺に参ることはほとんどないのと同じですかね。
 そのトロッコ列車に乗る日帰りツアーの新聞広告に目がとまりました。観光支援の「京都府割」で半額のたった5000円ポッキリでした。新型コロナワクチンを3回接種済みという条件はクリアしているので、その恩恵(もちろん感染してないのが最大ですが)にあずかるかと。
 6月からの記録的猛暑の続きを覚悟していました。ところが、朝からシトシトと雨でした。 

 これはハプニングの証拠写真です。
 JR嵯峨野線を京都方面から馬堀で下車、トロッコ亀岡に向かうのが予定されたルートです。
 ところが、馬堀で京都行き電車から降りてます。方向がおかしいですが、詳しくは書きません。

 トロッコ亀岡まで10分ほど、炎天下を歩く覚悟でした。ところが傘をさしてます。

 ハプニングのフォローがうまくいって、ツアーご一行よりも先にトロッコ亀岡です。
 10時半発の折り返し一番列車が予約されていました。まだ券売カウンターは開いていません。

 一番列車が到着。折り返します。
 先頭をディーゼル機関車のDE10がけん引します。

 保津峡を眼下に走り始めました。
 保津川下りの観光船も下っていきます。雨模様のため、テントで覆われています。

 現在のJR嵯峨野線(山陰線)が頭上を通過します。
 今はトロッコ列車が走っている軌道が、昔の国鉄山陰線でした。

 小学生だったころ、夏休みに若狭の海に泊りがけで海水浴に出かけました。トンネルに入るたびに、客車の窓を閉めたのを覚えています。それでも蒸気機関車のばい煙でむせ返りそうでした。
 奥さまは中学生のころ、京都でのピアノレッスンのため、毎週のように乗っていたそうです。

 この雨の中、カヌーやゴムボートで川を下っていた一団が、手を振ってくれました。

 JR保津峡の鉄橋が見えてきました。

 ツアコンさんが撮ってくれました。珍しいツーショットです。

 トロッコ保津峡です。タヌキが整列して出迎えてくれます。

 隣の車両は、窓がありませんでした。雨が振り込み大変なようでしたが、風が心地よかったです。

 山の中腹に大悲閣千光寺の幟が見えました。下は星野リゾートです。

 トロッコ嵐山までやって来ました。小倉山の麓です。

 JR嵯峨野線と合流して、もうす到着です。

 20分ほどの旅は終わりました。
 トロッコ嵯峨嵐山で下車しました。

 トロッコ嵯峨嵐山の駅舎には、大きなジオラマがあります。SLも展示されていて、その前にはベーゼンドルファーのフルコンが置かれています。パイプオルガンやハープシコードもあって、コンサート会場としても使えるようです。

 ここまでが第1ラウンドです。

ICOCA大回りの旅 敦賀まで雪を見に行く

 JR大回りの旅に出ました。琵琶湖を一周する(厳密には一周したらダメ)ルートなら何度か巡ったことがあります。それが、ICOCAエリアの拡大に伴って、上の写真の近江塩津から敦賀までを往復できる特例が適用されることがわかりました。
 北陸新幹線の延伸を2024年春に控えた敦賀は、在来線の向こうに背の高い高架ができ上がってました。
 島本をスタートして京都から特急サンダーバードに乗車。湖西線を敦賀までひと駅でした。帰りは琵琶湖を時計回りに近江塩津から米原経由で大津まで乗車しました。支払った乗車運賃は、島本-大津間の510円ぽっきりでした。これが正規運賃でした。 

 行きの湖西は小雪の中でした。湖東を走った午後になると晴れ上がり、白い伊吹山が堂々としていました。

 大津で下車しました。駅ビルにあったちゃんぽん亭で「海鮮ちゃんぽん」(970円)をいただきました。ちょっと遅い昼食でした。
 昔なら、あちこちの駅のホームで駅弁を買うことができました。駅そばもありました。多くが姿を消してしまいました。さみしい、そして不便なことです。 

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鎌倉 江ノ電、鶴ケ丘八幡宮と「小天丼セット」

 孫娘らといっしょに鎌倉での1日を楽しみました。5日のことです。
 昼飯は、鶴ケ丘八幡宮の門前にある天丼、そばの店「静久」に入りました。参道からちょっと外れているだけで、すぐに座れました。
 頼んだのは「小天丼セット」(1100円)です。濃いタレをまとった天丼です。関西人にはそれだけで異様です。でもお味は色黒とは関係なく、おいしかったです。
 そばの出汁も黒いです。対してネギは白いです。いや、東西での食の違いはなかなかおもしろいものです。

 卵焼きには、砂糖が入っているのでしょう。甘いです。

 静久
 0467-25-0250
 鎌倉市雪ノ下1-12-13

 江の島の駐車場に車を預けて、江ノ電(江ノ島電鉄)に乗りました。

 電車は込んでいて、座ることさえできません。

 ここは「稲村ジェーン」の舞台ですね。

 単線のレールは、民家の軒すれすれに走っています。

 終点の鎌倉に着きました。

 鶴岡八幡宮への参道、小町通りです。ものすごい「密」です。こんな光景は久しぶりでした。

 孫娘は、神妙な表情で茅の輪を潜りました。

 まだ紅葉がきれいでした。

 1日フリー切符を買っており、帰りも江ノ電に乗りました。またも立ったままでした。

 午前中よりは減ったとはいえ、あちこちでサーファーが波と戯れていました。寒いのに、ご苦労なことです。

 鎌倉大仏も拝んできました。

 帰りの車の頭上を、湘南モノレールが通過しました。

京城勝覧を巡る 第十三日 「らーめん切符」で鞍馬へ

 貝原益軒が記す江戸時代の京都ツアーガイドブック「京城勝覧」を巡る第十三日です。「鞍馬山にゆく道をしるす 京より三里あり」です。
 鞍馬や貴船は、いく度となく訪れたスポットです。鞍馬街道を都まで歩いたこともあります。でも、おもしろいものを見つけました。鞍馬まで走る叡山電車(叡電)の「えいでん麺 京都一乗寺らーめん切符」です。1700円で叡電が1日乗り放題のうえ、一乗寺ラーメン街道の7店のうちで好きなラーメンを食べることができます。
 展望電車「きらら」で鞍馬までやってきました。きららは、第十一日に比叡山に登った雲母坂からとられています。デオ900系には「メープルグリーン」と「メープルオレンジ」の2編成が走っています。

 二ノ瀬-市原間にある「もみじのトンネル」です。紅葉のシーズンには、電車がゆっくりと走ってくれます。
 真っ赤とはいえませんが、ずい分と色づいています。


 
 昼飯は、ラーメン激戦区の一乗寺で、もはや古参となった「中華そば 高安」でいただきました。

 観光列車「ひえい」で、比叡山の登山口・八瀬にも回りました。
 2路線計14.4キロの叡電ですが、全線踏破しました。
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