大聖堂のボタフメイロ (再)

【 paso a paso 3 2023/06/01-02 】
 巡礼第14日 大聖堂のボタフメイロ (再)

 巡礼者のミサは毎日正午から始まります。わたしも参列しました。
 幸運なことに、ミサの最後にボタフメイロ(大香炉)がたかれました。巡礼者の体を浄めるためでした。多額のドナティボ(寄付)があったときだけだそうです。
 聖ヤコブ(サンティアゴ)さまの大きな背に触れることはできませんでしたが、無事に大聖堂に到着できたことを感謝しました。

 ミサを前に、大勢が行列をつくっていました。
 大きなザックを持っては入れません。近くの小荷物預かり所に預けて、わたしも並びました。

 ヤコブさまと3回目の対面となりました。

 大聖堂は、長い時間をかけて修復作業が行われていました。祭壇もきれいになった印象でした。

 2013年や16年の巡礼では、ヤコブさまの背後に回って、広い背中にハグすることも許されていました。
 新型コロナの影響で不許可となっていました。間もなく再開されるとの報道もあります。

 ボタフメイロが揺れる様を追いました。

 天井の大きな滑車にぶら下がっていたのです。

 静けさを取り戻した大聖堂です。

着いた!! サンティアゴ大聖堂

【 paso a paso 3 2023/06/01 】
 巡礼第14日 着いた!! サンティアゴ大聖堂

 サンティアゴ大聖堂までの距離は、15kmを切ってました。最後の朝は、ゆっくりと歩きました。
 フランス人の道では、初めて大聖堂を目にするのがモンテ・ド・ゴソ(歓喜の丘)です。この日は、ふいに前方の視界が開けて大聖堂の3本の尖塔が確認できました。
 3回目の感動でした。着きました。

 アルベルゲを出発しました。

 モホンの数字は「14.580km」でした。すでに15kmを切っていました。近づいていることを実感しました。

 同じ思いのたくさんの巡礼者が歩いていました。

  アジサイにうずもれています。

 きれいな花には、カメラを構えてしまします。

 ゆっくりと歩くと、違った景色も見えてきます。

 いつまでも続いてほしい道です。

 朝日が差し込んできました。

 光の束が降り注ぎます。

 この先のゴールは近いのです。

 朝日がわたしの影をつくります。こんなに足が長かったかな。

 3点セットの朝食をいただきました。

 都会郊外にあるバスターミナルのような場所でした。お世話になったバルではなくて、カフェテリアです。

 通学バスが生徒を乗せていました。

 何度も確認しました。

 ゴールへの緑のトンネルです。

 分かれ道でした。もう、どちらを歩いても変わらないでしょう。

 朝食を食べたばかりですが、最後のラドラーを楽しみました。

 新市街に入ってきました。ザック姿が重なります。

 アラメダ公園を抜けました。サンチアゴの名物姉妹に到着のご挨拶をしました。

 ザック姿の一団が進みます。

 大聖堂が目の前です。

 着きました。オブラドイロ広場に座り込んでしまいました。

 だれかと到着を祝いたい気分となります。

 「同行二人」の菅笠姿さんと。

 アルベルゲで知り合い、さっそく夕食を共にしたお二人とも。

 スマホの保存されている1日の歩数です。この日は木曜日でした。3万6500歩ほどと、それなりに歩いています。

ヤコブさまの思し召し~(再)

【 paso a paso 3 2023/05/31 】
 巡礼第13日 ヤコブさまの思し召し~(再)

 数日ぶりに太陽が顔を見せました。ヴィジャノーバ・デ・アロウサから、リアス式海岸の入り江の最奥部にあるポンテセシューレスまで運んでくれる乗合船は、わたしを乗せて青い海を進みました。
 アロウサでの1日停滞は、「あすまで待て」というヤコブさまの思し召しだったのでしょう。
 ヤコブさまの思し召し 青い海を渡る にすでに書いてますが、改めてー

 まずは朝食です。ここだけ開いていたバルは「まだパンがない」。ビスケットか何かをいただきました。

 船着場に乗客が集まってきました。

 定刻の9時半すぎに、前日より大きな乗合船がやってきました。

 無事に乗り込むことができました。

 入り江では貝の養殖が盛んでした。

 入り江の奥に進むと、何か所かに十字架がたっていました。

 サンティアゴうんむんとスペイン語の説明がありましたが、理解できません。どこかが、聖ヤコブ(サンティアゴ)の遺骸が陸に上がったポイントだったのかもしれません。

 海の底をエイが泳いでいました。

 乗合船から撮影した動画です。

 船内では飲み物などが無料でふるまわれました。

 わたしはパンとジュースをいただきました。

 1時間余りの船旅で、ポンテセシューレスに到着です。乗っていたのはほとんだが巡礼者で、みんなザックを背負っています。

 橋を渡ってパドロンに向かいます。
 この橋の手前でポンテベドラからまっすぐにやって来るセントラル・ルートと合流しました。

 市場の中を通り抜けました。

 広場でお年寄りたちが、ゲームを楽しんでいました。小石を投げて、十字の横木に当てるのを競っているようでした。命中すると、横木がクルクルと回転します。

 ひときわ大きなサンティアゴ教会です。

 10人ほどが神父さまの祝福を受けていました。巡礼者だったのかもしれません。

 広い墓地がありました。

 古い町を通り抜けました。

 レストランがあったので昼食です。
 メニューとにらめっこしました。上から2段目のパスタ・サラダを単品で頼みました。

 まずはこちらのアワを楽しみます。

 出てきました。大正解でした。

 ツナ入りパスタをおいしくいただきました。

 こちらの墓地は、集合住宅形式のようです。

 気持ちのよい道が続きます。

 サンティアゴ・デ・コンポステーラまであと15kmほどしかありません。

 アルベルゲが見えてきました。

 シャワーを浴びて、とうちゃこビールです。

 夕食の時間となりました。Googleで調べても近くにレストランはありません。
 アルベルゲの併設バルでピザを頼みました。

 冷凍を電子レンジで温めてくれました。

 胃袋が収縮したのか、1枚が食べきれませんでした。

 あすはサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着です。

 黄色い部分を歩きました。

乗せてゆけ~ by 俊寛

【 paso a paso 3 2023/05/30 】
 巡礼第12日 乗せてゆけ~ by 俊寛

 「乗せてゆけ~」と、喜界島にひとり取り残された俊寛僧都の心境でした。ちょっとおおげさですかね。
 ヴィジャノーバ・デ・アロウサから、リアス式海岸の入り江の最奥部にあるポンテセシューレスまで30kmほどを乗合船で渡るはずでした。
 聖ヤコブ(サンティアゴ)の遺骸が小舟で運ばれたというルートです。
 ところが、アロウサことか乗合船の予約にミスがあって、乗船を拒否されたのです。

 アロウサの港です。向こうに観光案内所があり、乗合船もそこから発着します。

 まずは開いていたバルに入り、朝食です。クロワッサンとコーヒーを頼みましたが、お通しの小さなクロワッサンがついてきました。
 フォークはブスリと刺さったスペイン流です。

 船着場は閉まったままです。予約している10時半を待ちました。

 10時50分ごろになって、折り返しとなる乗合船がやってきました。

 わたしも乗り込もうとしましたが、ここでハプニングの発生でした。
 船から降りてきた船長が持っている予約客の一覧に、わたしの名前がなかったのです。「そんなはずはない。昨日、電話で予約した」と抗議しましたが、通りませんでした。「この便は定員いっぱいで乗せられない。あすにしてくれ」と。

 わたしだけを残して、乗合船は出航してゆきました。

 港の近くにある乗合船の事務所に行ってみました。でも無人でした。この事務所は前日から、この日もずーっと閉まったままでした。

 以下は、乗船予約を失敗した顛末です。
 乗合船のパンフレットは、前日に泊ったアルメンテイラのアルベルゲにも並んでいました。アルベルゲのアルバイトのようなホスピタレイロに予約してほしいと頼みました。でも「英語が通じるから、自分で電話したら」と断られました。つまずきの第一歩でした。
 アロウサに着いて前日の昼、この事務所の下で窓に書かれた番号に電話しました。お互いにつたない英語でのやり取りで「あすの10時30分」という予約は取れたつもりでした。
 「SNSメールを送るから」ということでしたが、わたしのスマホ(現地SIM使用)ではショートメッセージは受信したことがなかったので、メアドを伝えました。復唱してくれて確認もできました。それでわたしは安心していました。
 メールはきませんでした。そこで再確認すべきだったのです。

 乗合船は3社が運航しています。わたしが乗ったLa Barca del Peregrinoが最大手のようです。
 改めて看板に書かれているURL www.labarcadelperegrino.comにアクセスすると、予約ページが開きました。そこから航路、日時などを入力すると、簡単に予約は完了しました。最初から、電話ではなくこの予約サイトを使えばよかったのです。後の祭りでした。
 乗船バウチャーは、メールで送られてきました。料金は25€でした。 

 呆然としながら、バルに入って時間をつぶしました。

 あわててその夜に泊るオステルを予約しました。すでに予約していた2軒のアルベルゲは、日程を変更しました。

 チェックイン開始を待って、部屋に入りました。することもなく昼寝しました。

 何もない町でした。アロウサの印象は、あまりよくありません。見るべきところもありません。食べるべきレストランもありません。
 スーパー・メルカドはありました。

 何か食べるものはないかと、店内を見て回りました。

 パエージャやビールを買って帰りました。

 オステルのキッチンでチンしました。

 簡単にパエージャはでき上がりました。それなりにおいしかったです。

 この日は歩かなかったので、行程地図はありません。

飲んで~ 飲んで~

【 paso a paso 3 2023/05/29 】
 巡礼第12日 飲んで~ 飲んで~

 まだ旅の半ばを振り返ってますが、横道にそれて「ビール総集編」です。
 いや、よく飲みました。といっても ♫ 飲んまれて~ 飲んで~ ではなく、乾いたノドを潤した程度です。
 この日は、アルメンテーラのアルベルゲから水車小屋の谷を下り、大西洋岸のヴィジャノーバ・デ・アロウサまで24kmほど歩きました。

 ガリシア州のこの辺りでは、バルでビールを頼むと、小皿が出てきました。お通し文化は日本独自のものといわれますが、そうでもないようです。
 出てきたのは3軒続けてガルバンゾ(ヒヨコ豆)の煮ものです。ソーセージかチョリソーが一緒に煮込まれていました。パンがひと切れついてくるのが、ご愛敬です。
 1枚目と2枚目の画像はそっくりですが、並んでいるビールが違います。

 こちらもガルバンゾです。

 煮込んであるのはホルモンのようでした。牛のハチノス(胃)でしょうか。最高においしかったです。

 こちらはコンキリエのようなパスタでした。

 こんなお通しは珍しくありません。ポテトチップスをポリポリとつまみながらビールを飲むって、いいですね。

 パンを頼んだら、こんなのがついてきたときもあります。

 峠道に疲れ、脚を投げ出してラドラー(レモンビール)です。

 アルベルゲのプールサイドでも違う銘柄のラドラーです。

 こんなビールも飲んでます。

 都会ではハイネッケンも出てきました。

 ポルトガルでは、もっぱらSuperBockでした。

 缶でも瓶でも、うまいです。

 この日の行程は、水車小屋の谷を下る に書き尽くしています。

自分でつくる サーディン入りナポリタン

 リスボン土産のオイル・サーディンで豪華版ナポリタンをつくりました。昨日の夕食です。
 レシピは、ポルトガルの道で出会ったYさんにアルベルゲのキッチンでつくってもらったものです。思いだしながら真似ました。
 濃厚味です。サーディンは、あたりまえながらイワシのそもの味です。オリーブオイルに漬けただけです。

 ジュース代わりによく飲んだRadler(レモンビール)の味も忘れられません。品ぞろえが豊富な酒ディスカウント店で探しましたが、ドイツ産のこれ1種だけでした。同じ味です。

 サラダもいただきました。

 オリーブオイルにニンニクの香りを移し、タマネギ、ピーマン、パプリカを炒め、トマトとトマトジュースを投入しました。
 こってりとするまで煮込みました。

 トマトはそのままフォークに突き刺してガスコンロの直火であぶりました。水道の水をかければ、おもしろいように皮がむけます。

 これもリスボン土産のピリピリは、タバスコのように最後に振りかけるのでなく、調理段階で使うようです。タカノツメを入れずに、煮込む段階でこれを加えました。

 土産にした缶詰です。サーディーンの他は、バカリャウとプルポです。そこそこの価格がしました。

 リスボンにあるLoja das conservas(ロージャ・ダス・コンセルヴァス)には300種類もの缶詰が並んでいます。
 目がくらくらするような派手派手なショップです。

 開けて食べるのかもったいなくなるようなパッケージです。

 Loja das Conservas
 Rua do Arsenal, 130, Lisbon, Portugal
 

スピリチュアルの道を行く

【 paso a paso 3 2023/05/28 】
 巡礼第11日 スピリチュアルの道を行く

 ポンテペドラの町を出ると、ポルトガルに道は平野部をまっすぐに北上して、2日でパドロンです。ところが、そのヴァリエーション・ルートである「スピリチュアルの道」が、最近では人気となっています。山を越え、海を渡りと変化に富んでいます。
 2000年の昔、聖ヤコブ(サンティアゴ)の亡骸を載せた小舟が遡ったルートをなぞるという道です。そちらに進みました。

 ポンテペドラの町を抜けます。海に近いせいか、人気のない道をカモメが飛んでいました。

 この辺りはリアス式海岸になっていて、ポンテペドラは入り江の最奥部ににあります。

 しばらく歩くと分かれ道です。

 スピリチュアルの道の案内看板です。

 1日目は山を越えてアルメンテーラまで。2日目は大西洋に向けて下りヴィラノーバ・デ・アロウサまで。3日目は船でパドロン近くまで渡ります。
 詳しくは http://osalnes.com をご覧ください。 

 セントラル・ルートは、右の高架橋をくぐって行きます、

 わたしは少数派の左です。

 この日はうす曇りでした。

 道を誤ったかなとMAPを調べていると、このおじさんは反対側から歩いてきました。ちょっとわかりにくい区間でした。

 病院か何かに使われている立派な施設でした。

 カフェが開いていたので、朝食です。お決まりの3点セットです。

 降雨を警戒して派手なザックカバーをかぶせていました。

 入り江に沿って歩きました。

 海に向かったオレオ(高床式倉庫)です。

 峠に向かって、一気に登ります。

 ドナティボ(寄付)のクーラーボックスが置かれていました。汗をかいたところだったので、ありがたくペットボトルを1本、ちょうだいしました。もちろんお代は支払いました。

 登り道は続きました。

 道の先はガスっていました。

 スパニッシュブルームなんでしょうか。

 峠を越えて、谷を下りました。

 アルメンテーラ修道院です。クルマでやってくる人が絶えませんでした。

 修道院の前のバルです。客は多いですが、ほとんどが礼者ではありません。

 とうちゃこビールです。

 ここのお通しのヒヨコ豆煮込みもおいしかったです。

 この辺りではここだけの宿泊施設である公営アルベルゲです。チェックイン開始を待ちました。

 さて、夕食です。15分ほど歩いて修道院近くのレストランへ行きました。
 プルポ(タコ)です。

 日本のタコワサほどプリプリとはしていません。むしろムッチリですが、これがうまいです。

 ヴィーノ・ティント(赤ワイン)は欠かせません。

 アルベルゲに居合わせた6人でテーブルを囲みました。
 向かい合わせたオーストラリア人男性に、プルポをどうぞと勧めました。「ビーガンだからいらないよ」と、野菜サラダをほおばっていました。

自分でつくる とうふ丼

 いぶりがっこがスタートでした。秋田名物の燻った漬物です。そうだ、豆腐丼にしようと。
 炊き立てのご飯の上に豆腐を並べ、冷蔵庫にあったキムチ、納豆、刻んだミョウガを載せました。もちろん、いぶりがっこも。あとはだし醤油を回りがけしただけです。
 軟らかい豆腐と、シコシコとしたいぶりがっこの食感の違いがいいですね。

 YouTubeの料理番組で土井善晴さんが、なんでもひと手間かけるとおいしくなるんですと、花がつおをから焼きしてました。
 わたしも真似て、カリッとっせてからご飯の上に振りかけました、

 シンプル・イズ・ベストのお味となりました。

1日50ユーロの巡礼生活

【 paso a paso 3 2023/05/27 】
 巡礼第10日 1日50ユーロの巡礼生活

 1日で20kmほど歩く巡礼生活にも、すっかり慣れてきました。この日もレドンデラからポンテベドラまで20kmほど進みました。
 あとは食べて、飲んで、寝て。それがすべてです。
 こんな毎日の支出は限られています。この日はちょっと安上がりでしたが、ざっと計算してみると45€。50€なら上出来と予算をたてていましたから。


 ポンテべドラでの夕食です。どこで食べようかと、町の中をウロウロしました。GoogleMapで近くのレストランを検索して、行ってみてもまだ閉まっていたりしました。向こうのレストランは、開店が午後8時半なんてのがあたり前です。手ごろなメニュー・デル・ディア(日替わり定食)が見つかりませんでした。
 歩き疲れて入ったのは、ハンバーガー屋さんでした。ワンプレートの目玉焼きがあったからです。
 どこで食べても同じ味の目玉焼きが2個に、ポテトとサラダです。日本では目玉焼きがメーンのメニューなんて見たことがありませんが、コチラでは珍しくはありませんでした。

 目の前の噴水を見ながらビールを飲んで、目玉焼きが焼き上がるのを待ちました。

 お代は8.4€でした。安い夕食となりました。
 定食だと10€ほど。一品料理を頼むと15€ほどもします。きたない格好をした巡礼者が入るようなレストランの話で、おいしさだけを求めれば上のキリはありません。

 1日の順を追って、まず朝食です。歩き始めて最初に見つけたバルに飛び込みます。
 ポピュラーな3品セットです。この日のパンは、珍しく焼いてありました。バターとジャムをつけました。

 これで5.4€。生ジュースが一番高いです。付加価値税(消費税)は10%です。

 喉が渇いて、手が出ました。

 ここはドナティボ(寄付)だったはずです。支払額は自由ですが、2€を支払ったでしょうか。

 ラドラー(レモン入りビール)も飲んでます。お通しがついてきます。ヒヨコ豆の煮ものでした。2€ちょっとでしょう。

 バルを見かけると、寄っていきたくなります。巡礼中の唯一のぜい沢です。

 またもビールです。ポンテぺドラに着いての昼飯です。
 お通しで、立派なタパスが2個もついてきました。

 生ハムとトルティーヤです。

 ボガティージョには生ハムにトマトが塗られています。

 これで6.9€です。

 泊ったアルベルゲです。集合住宅の1階で、まだ新しかったです。

 男女同室のドミトリーですが、最近のアルベルゲはカプセルホテルのような簡単な仕切りがあるところが増えています。
 共同シャワーやキッチンがあります。

 宿泊代は20€でした。
 公営アルベルゲなら8€というところもありましたが、民営だとこれくらいします。

 で、この日の支出は45€ほどでした。予算は1日50€を目途にしていましたから、上出来でした。
 観光旅行風になった後半は、1泊50€の部屋にも泊ってますが、巡礼中は質素なものでした。

 レドンデラのアルベルゲを出ました。まだ街路灯がついていました。

 石畳の町を抜けていきます。

 renfe(国鉄)の高架橋です。
 京都・南禅寺の水路閣のようです。

 列車がやってきました。

 大西洋が入り江をつくっています。

 モホンの上に靴という、よく見るパターンです。

 静かな入り江です。

 親子のピルグリムがいました。

 大きな矢印です。迷うことはありません。

 気持ちよく歩きました。
 「ウォーカーズ・ハイ? 元気です」と、当日の書き込みにあります。

 スペインではバグパイプのことをガイタ・デ・ボトといって、珍しい楽器ではありません。ケルト地方の英国とつながっているようです。

 ウマが寄り添います。

 こんな道なら、いくらでも歩けます。

 分かれ道です。

 オレオと呼ばれる高床式の立派な倉庫でしょう。

 ポンテベドラのrenfeの駅に着きました。

 ペレグリーナ教会まで散歩しました。

 かつての繁栄を思い起こさせる内部でした。

水無瀬神宮の茅の輪くぐり

 朝の散歩で水無瀬神宮まで歩きました。
 30日の「夏越し(なごし)の大祓」を前に、新しい茅の輪が設えられていました。さっそく礼儀に従って左回り、右回りと潜りました。
 今年も、もう半分が終わります。

 「招福の風」と名付けられ、風鈴が風に揺れ、風車が回るのは、神社の案内では7月1日からです。それを前に、一部の風鈴が風に揺れていました。

 前夜来の水滴が光ります。光線がないので、輝きはイマイチです。

 アジサイもきれいに咲いていました。

 近くの保育園児がペットボトルで作った風鈴風もブラさがっていました。

 水無瀬神宮
 大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24