自分でつくらなかった 中華丼

中華丼1

 午前中は、五輪・男子マラソンを横目に、草津の写真の整理やブログのアップをしました。
 昼飯は、冷凍庫にあった「中華丼の具」を温めて、簡単に食べました。イカ、エビ、ホタテといろいろはいっています。スーパーの「イカリ」のオリジナルです。

中華丼2

中華丼3

 それにしても、暑いですね、ひところのようではありませんが。昨日は、毛糸のカーディガンを羽織るほどの環境にいたので、ことさらです。

草津音楽祭~2 最高のパフォーマンス「ブランデンブルク5番」

草津音楽祭1

 草津音楽祭のために建設された「草津音楽の森コンサートホール」です。6角形をしています。開演前には、正面の窓が開いてます。

草津音楽祭2

 ワイドスクリーンのような窓の向こうには、雄大な浅間山が見えます。自然を取り入れた、すばらしい環境です。

草津音楽祭3

 22日のプログラムは「バッハとその息子たち」でした。
 息子のW.F.Bach、J.C.Bach、C.P.E.Bach、弟子のJ.L.Krebs、それに大バッハと、いろなな曲が並びました。アントニー・シビリ(ケルン音大教授)のピアノや、前日に続いてインデアミューレのオーボエ(シェレンベルガーの方は客席に)が登場。バッハ「フルート協奏曲ニ長調」には、ウィーン・フィルの首席奏者、ヴォルフガング・シュルツが、渋い音色を響かせました。
 圧巻は、最後の「ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050」でした。ヴァイオリンは18歳でベルリン・フィルのコンサートマスターたなったサシコ・カヴリロフ、フルートはシュルツ、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャも加わりましたが、そんなそうそうたるメンバーをみんな食ってしまったのが、チェンバロのクラウディオ・ブリツィ(ステージ中央)でした。
 それまでも派手な動きで指揮者のいない演奏をリードしていました。第3楽章のカデンツァ(独奏演奏)に入ると、面目躍如。乗りにのってヴァリエーションを変化させ、チェンバロという古楽器を前に踊りださんばかりの演奏。ジャズのようなインプロビゼーション(即興演奏)ではないとは思いますが、そのパフォーマンスに演奏途中でも拍手したくなるほどでした。こんなに楽しいパフォーマンスはじめてでした。クラシックの楽しみが、ぐっと広がりました。 

草津音楽祭4

 1階は有料の入場客、2階はアカデミーの参加者で満席でした。

草津音楽祭5

 この日もサインをもらいました。左側で、上がシュルツ、下がブリツィです。

草津音楽祭6

 音楽祭のチケットは、ネットで予約しました。1枚たったの4000円です。2人で2日、計16000円です。秋のベルリン・フィルのチケットは、1枚でこの2倍もしました。大満足の2日間でした。

草津音楽祭7

 コンサートホールは、草津温泉の高台にあります。

草津音楽祭~1 2つのオーボエとペルージャに酔う

草津音楽祭1

 「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」という正式名称通り、若い音楽家を育てるアカデミーと、その講師陣の音楽家が演奏するコンサートで構成されています。今年で29回目という歴史をもっています。「18世紀の音楽~バロックからクラシックへ」が、2週間にわたって繰り広げられるプログラムのテーマです。
 高原のリゾートで夏に開かれるスイス・ヴェルビエ音楽祭とよく似ています。
 ザルツブルク、プラハの春、サイトウキネンin松本、ブレゲンツと
このところ毎年、音楽祭に出かけています。ことしは、ヴェルビエへの夢は叶わず、草津音楽祭となりました。
 演奏会の開始を告げるアルペンホルンが、「草津音楽の森国際コンサートホール」の緑いっぱいの庭に響きます。

草津音楽祭2

 21日のプログラムは、「イタリアの18世紀~イ・ソリスティ・ディ・ペルージャを迎えて」です。
 最も期待していたのが、アルビノーニ「2つのオーボエのための協奏曲ヘ長調作品9-3」です。
 ハンスイェルク・シェレンベルガー(ステージ左)は、ベルリン・フィルの元首席オーボエ奏者です。
 トーマス・インディアミューレ(同右)は、ホリガーの弟子のソロ奏者で、カールスルーエ音楽大学(ドイツ)の教授です。
 こんなすごい奏者が並び、しかもあまり聞くことはできない「2つの~」を朗々と響かせます。息をのむばかりのすごい演奏でした。 

草津音楽祭7

 あまりのすばらしさに、思わずミーハーしてしまいました。パンフレットに2人の奏者のサインをもらいました。

草津音楽祭3

 イ・ソリスティ・ディ・ペルージャのことは、なにも知りませんでした。正直にいうと、あま期待してませんでした。でも、その清らかな音色が響いた瞬間から、虜になりました。
 イ・ムジチ合奏団で知られるピーナ・カルミレッリの愛弟子パオラ・フランチェスキーニを中心に、古楽器の演奏で有名なペルージャ音楽院の教授らによって結成されています。

草津音楽祭4

 アンコールはボッケリーニの「マドリードの夜警隊の行進」から終曲の「マドリードの帰営ラッパ」でした。はじめて聴く曲でした。弱音で遠くから聞こえてきた隊列が、目の前を通過して、去っていきます。最後は帰営して、消え入るように終わります。

草津音楽祭5

 会場でCDを購入して、旅行中はカーステレオでずっと聴いていました。

草津音楽祭6

 すばらしい音楽会に満足して席を立つと、後部の席に中曽根康弘元首相が座ってました。ここは群馬県なんだと実感しました。ステッキを突いてましたが、シャキと背を伸ばした元気そうな姿でした。
  

長野・上田 「刀屋」のもりそば、真田そば

刀屋1

 上田へはじめて行き、五日ほど滞在したときに〔刀屋(かたなや)〕の蕎麦を、これもはじめて口にした。
 東京では口にすることができぬ、本物の手打ちだ。
 (略)
 並のもりそばでも、東京の三倍はある。
 大盛りとなれば、とても私ひとりでは食べきれない。
 昼時は、客があふれんばかりに詰めかけて来るので、私はいつも、午後の空いた時間を選ぶことにしている。
 (略)
 この店の名を〔刀屋〕というのは、封建のころ、刀の鍔(つば)をつくる鍛冶職だったからである。
 いかにも、城下町の蕎麦屋らしいではないか。
   池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」(新潮文庫)より
 こんな文章を読めば、上田市にやってきて「刀屋」を外すことはできません。どんなガイドブックにも勝ります。21日の昼飯です。

刀屋2

 「もりそば」です。「並」でこの盛りです。隣のテーブルの「大」は、文字通り山を築いていました。

刀屋3

 もうひとつは、人気の「真田そば」です。出汁が味噌仕立てです。

刀屋4

 器に味噌となめこが入って出てきます。ここの別器の鰹のだし汁を入れます。好みでそば出汁も入れて混ぜると、冷や汁(みそ汁)のようです。これでそばを食べます。
 そのそばですが-
 あまり光沢はなく、ちょっとねっとりとした、悪く言えば団子のような感じです。スルスルと喉を流れるというわけではありません。しっかりと咀嚼(そしゃく)していきます。食べても、食べてもそばです。もちろん、きれいにいただきましたが、期待していただけに、ちょっと…という味でした。関東人とは、味覚の構造が違うのでしょうか。

刀屋5

 量もさることながら、価格にもびっくりします。もりの並(優に2人分)で650円です。
 メニューは多いですが、もり、ざる、真田の他を食べている人は見あたりませんでした。

刀屋6

 

刀屋7

刀屋8

 

刀屋9

 刀屋そば店  地図
 0268-22-2948
 〒 386-0012 長野県上田市中央2丁目13-23

長野・軽井沢 「村民食堂」の信州御膳

村民食堂1

 「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル」を2日連続で楽しみました。草津温泉の帰りに寄った軽井沢です。中軽井沢で遅めの昼食を食べて、午後3時半に佐久ICから高速に乗りました。関信越-長野-中央-名神と大山崎まで走って、水無瀬の自宅には予定通りの9時に着きました。草津温泉から540キロ。往復1000キロ超の、久しぶりのロングドライブでした。

村民食堂2

 「村民食堂」の「信州御膳」(1800円)です。観光地です。いい値段がついてます。
 野菜の天ぷら、ヒジキ、ナメコそば、具だくさんのみそ汁と食べ応えがあります。

村民食堂3

 サーモンの南蛮漬けです。
 漬け物の野沢菜がおいしいです。

村民食堂4

 「村民食堂」と名乗ってますが、軽井沢町とは関係ありません。

村民食堂5

 広い食堂です。窓の外には、緑が広がります。
 赤ちゃんもいれば、犬もいます。

村民

 ガイドブックに紹介されているので、客の列が続きます。だいぶ待たされました。
 2階では宴会も可能です。近くの軽井沢高原教会で挙式したカップルが、親族とともにやってきました。披露宴をするようです。
 「披露宴は村民食堂」と、招待状に書くのかなと笑ってしまいましたが、さすがに宴会場にはしゃれた名前がついてました。

村民食堂7

 日帰り温泉の「星野温泉 トンボの湯」が隣にあります。
 村民食堂
 0267-44-3571
 〒 389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町星野

大阪・湊町 「社員食堂」の鶏の四川ピリ辛ソース

社食1

 五輪・女子ソフトボールの米国戦を見ていて、1時前になりました。外に出るのも面倒で、2階の社員食堂ですませました。
 セットメニューの「鶏の四川ピリ辛ソース」(500円)です。大きなから揚げ3個に、ソースがかかってます。「ピリ辛」ということですので、もう少しピリッツとしてても良いのですが。まあ、小鉢とみそ汁、ご飯、漬け物がついて、近くて(同じビルの階下です)手軽なのと、価格を考えれば、よしとします。

社食2

 夜になっても女子ソフトの豪州戦です。延長にもつれこんだ試合に、しびれを切らしてパソコンに向かい合っていると、いま、勝ちました。おもしろいシステムですね。決勝で、また米国と戦うとは。

大阪・千日前 「福の助」のお造り定食

福の助1

 どこに行こうかと、ご近所さんのブログをひと巡りして、発見しました。「ごっつぉ屋ダイニング 福の助」まで歩きました。ひところと比べると、焼けるような暑さは去ってます。
 「お造り定食」(800円)は、刺身のほかに、小鉢、茶碗蒸しまでついてます。

福の助2

 5種盛りです。どれも分厚く、新鮮です。鳥取・赤碕漁港の魚らしいです。

福の助3

 飲み物まであってこの価格は、大満足です。

福の助4

 

福の助5

 カウンターに個室。、座敷もあります。どういうわけか「日本海新聞」が、壁一面にはり付けてありました。

福の助6

 パチンコ屋の2階です。よく通る道ですが、この看板には気づきませんでした。
 福の助  地図
 06-6633-6270
 〒 542-0076 大阪市中央区難波3丁目2-35

大阪・なんばウォーク 「若狭」の煮魚定食

若狭1

 鯖煮って好きなんですね。なんばウォークの西端にある「若狭」で「煮魚定食」(780円)です。同じ店の、同じメニューを紹介するのは、たぶん初めてです。
 若狭の魚が自慢の店です。鯖も若狭で揚がります。ひと塩して鯖街道を京に上れば鯖ずしになります。塩分が多いので、「血圧が心配」と奥さんに買ってもらえない「へしこ」にもなります。皮の模様で、縞が濃いのはノルウェー産が多いと、料理教室で習いました。いずれにしても、おいしいです。

若狭2

若狭3

 若狭なんばウォーク西店 地図
 06-6212-0336
 大阪市中央区難波2丁目虹のまち1-5

西国二十六番 山深い古刹「一乗寺」

一乗寺1

 清水をたたえる静かな池に、睡蓮がきれいです。

一乗寺2

 JR姫路駅前から1日4本しか走らない法華山一乗寺経由社(やしろ)行きの神姫バスでやってきました。冷房の効かないバスで、40分近くかかりました。

一乗寺3

 国宝の三重の塔です。承久元年(1171)に建立された古塔です。

一乗寺4

一乗寺5

 緑の中にたたずむ開山堂です。

一乗寺6

 法華山一乗寺

姫路城

 姫路城は、この暑さの中でも観光客が絶えません。
 

button2.gif

 

button3.gif

西国二十七番 雨上がりの「書写山圓教寺」

圓教寺1

 友人が「西国巡りにつきあう」というので、青春18きっぷを使って姫路の書写山圓教寺に参りました。30数年ぶりです。

圓教寺2

 JR姫路駅前からバスに乗ったあたりから雲行きが怪しくなりました。書写駅に着いたら、バスを降りるのをためらうほどの土砂降りです。
 ロープウエーは運行を見合わせています。
 しばらく待つと、運行が再開されましたが、雨は降り続いています。

圓教寺3

 雨に煙る山門です。参拝者も少なく、幻想的です。

圓教寺4

 魔尼殿(本堂)は、広い舞台になっています。

圓教寺6

圓

 立派な大講堂です。

圓教寺7

 「ひめじ田宴アート」の姫路城と兵庫県のマスコット「はばタン」です。異なった苗を植えて、田にアートしています。

圓教寺8

 書写山には、バストロープウエーの往復セット券(1300円)を買うと、お得です。

圓教寺9

 書写山圓教寺
 

button2.gif

 

button3.gif