チェコといえばビールです

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 プラハの名物Pivnice(ピヴニツェ=ビアホール)、「ウ・カリハ」です。
 席につくと、ボーイが聞いてくれる。
 「食前酒はいるか?」、「ワインかビールか?」。
 でビールと頼むと、大きさなど聞かずにドーンと登場しました。日本の大ジョッキより二回りくらい大きなのが。さすがに女房には、だまっていたけどちょっと小ぶりのが。
 口当たりがものすごくよい。アルコール度は5.何度と日本のビールとも変わらないようなのに、いくらでも飲めてあまり酔わない。「水の感覚」という言葉が理解できる。
 料理は、スモークポークにクリネード、ザウアークラウト添え。クリネードはポテトをつぶして焼いたもので、ねっとりとした蒸しパンといった感じ。もう一皿のチキン料理も日本人の舌にあって、きれいに平らげた。

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 「ウ・カリハ」は作家のハシェクが通った店で、「兵士シュベイクの冒険」の舞台になったそうだ。壁には、小説を題材にした落書きがあり、主人公・シュベイクなどのグッズも売っていた。

ある偉大な芸術家の思い出のために

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 CNBホールは、なんとチェコ中央銀行の中にありました。
 Ceska narodni banka。なんだ、チェコ・ナショナル・バンクの頭文字か。
 チェコ・トリオの演奏はピアノ三重奏曲「ある偉大な芸術家の思い出のために」(チャイコフスキー)。大好きな曲です。ごっつい馬力のあるバイオリンのおばさんと、ひょうひょうとしたチェロ、二人を泳がせて出しゃばらないピアノの演奏でした。小さなホールでのアットホームなコンサート。日本人は、われわれ夫婦とあと一組(?)だけでした。
                (2005/05/18)

チケットは

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 チケットはインターネットで予約しました。
 昨夏のザルツブルク音楽祭のチケットは、すぐに郵送されてきました。ところが、今回は現地でのピックアップだけです。しかも代理店は住所しかわからず、わざわざ通り名が記されたチェコ語のプラハ市街図を堂島のジュンク堂で買っていきました。
 行ってみると、市街の真ん中、一番にぎやかな通りのよく目につくところにその代理店はありました。ネットで予約したときの受付ナンバーをプリントアウトした紙を見せると、簡単に発券してくれました。
 ヨハネ受難曲 800コルナ=3200円
 チェコトリオ  350コルナ=1400円
 安い。日本で聴けば、この何倍を支払わなければならないか。
                  (2005/05/18)
 
 

「プラハの春」音楽祭

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 「Prazské jaro 2005」(プラハの春音楽祭)のオープニング・コンサートは今年もスメタナの誕生日の5月12日に、市民会館のスメタナ・ホールで行われました。今年は、コリン・デービス指揮のロンドン・シンフォニーの演奏でした。曲は決まっていてスメタナの「わが祖国」です。
 チェコ民主化翌年の1990年5月12日。スメタナ・ホールに42年ぶりに亡命先から帰国したラファエル・クーベリックが立ち、「わが祖国」を演奏した姿は、テレビでみた記憶があります。バルコニーにはビロード革命の立役者、ハベル大統領の姿があったはずです。
 本当は、このコンサートを聴きたかったのですが、チケットがとれませんでした。         (2005/05/18)

ヨハネ受難曲

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 バッハの「ヨハネ受難曲」を聴きました。 
 ペーター・シュライヤー(テノール歌手=舞台中央)が指揮をし、物語を進めるエバンゲリスト(福音史家)を歌う2役でした。さすがに、ずっと昔に聞いた「美しい水車小屋の娘」ほど声にハリはありませんでしたが、すべて暗譜には感心しました。
 コーラスは6人×4声で24人。たったこれだけなのに、オルガンのような響きでした。
 Rudolfinum(ルドルフィヌム=芸術家の家)にあるドボルザーク・ホールは、本当に素晴らしいホールでした。こんなに音楽的なホールは、たぶん日本にはないでしょう。
 19世紀の後半に、約10年をかけて建設されたそうです。現在はプラハ交響楽団の本拠地になっています。  (2005/05/19)

この店の正体

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 気になってた店です。この液体は何なのか?
 答えは「ビネガー」でした。
「Gegenbauer」というこの店、なんと日本語のホムページまでありました。
Apfelessig mit Honig (Cider vinegar with honey)
Weinssig mit Bärlauch (Wine vinegar wild garlic)
Himbeeressig (Paspberry vinegar)
Paprikaessig (Red pepper vinegar)
Tomatenessig (tomato vinegar)
 いや、いろいろとあるもんです。今度は味が気になってきました。
                       (2005/05/17)

「鰻丼」はあるの?

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 ウナギだって、ほら元気なのが売られてます。
 ウィーンっ子の胃袋を満たすナッシュマルクトです。でも、まさか、ウナギを蒲焼きにしては食べないでしょう。日本食レストランは別にして。
 それにしても、おいしいものは世界共通ということを実感します。  (2005/07/17)

これ、なあに?

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 あちこちで日の丸に「Sushi」と書いた看板を見ました。もっとも、日本のすしとはちょっと違うようで、実際に経営者は韓国や中国系が多いそうです。
 この看板は、ハイリゲンシュタットの地下鉄にあったスタンドで見かけました。
 Sesamhühuchen 「ごま味の若鶏」となりますが、カレーソース風味とあるので、チキンカレーみたいなものでしょうか。
 Fischtempura  これはわかります「天丼」です
 Vegetarisvhe Box ベジタリアン・ボックスです。なぜか豆腐がのってます。
 Japan-Ente  Enteは鴨ですが、なぜJapanとつくのかわかりません。照り焼きソースでぱりぱりに焼いたとり肉が載ってます。
 どれも3.8eur、日本円にして530円ほど。コンビニ弁当と大差ありません。    (2005/05/17)

Beethoven Frieze

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「黄金のキャベツ」をいただくセセッション(分離派会館)の地下には、グスタフ・クリムトの壁画「ベートーベン・フリーズ」が展示されています。1902年に開かれた分離派展のために作られたフレスコ画で、壁面の三方に描かれています。ベートーベンの「交響曲9番」をモチーフに、社会への風刺と幸福への憧れを表現しているそうです。
 ちょっと戸惑ったのは、料金を払う場所が見あたらなかったこと。そのまま展示室まで入ってしまいました。どうやら無料だったようです。それならと、カタログを購入しました。   (2005/07/17)