東京・大手町 「リトル小岩井」のバジリコ

リトル小岩井1

 東京・大手町の大手町ビル地下街にある「リトル小岩井」です。わたしが東京本社に出張するようになって30年近くになりますが、時間がない昼食は、いつもここです。最初からあったのかも、今では定かではありませんが、長いつきあいです。
 「正しい日本のスパゲッティー」です。「パスタ」なんてことばは似合いません。柔らかく茹で上げた極太の麺が、たくさんの具とともにフライパンで炒めてあります。
 「バジ大に別盛り」。これがわたしのお決まりです。入っているのは大葉(バジルではなく、メニューにはこう書かれていいます)、豚肉、海老、マッシュルーム、タマネギ、ピーマン…そんなところでしょうか。小岩井牧場と関連があるのか、粉チーズがテーブルにドンとのってます。スプーンですくって、山盛りにします。
 最初のうちは、いくら食べても減らない感じです。それほどの大盛りです。

リトル小岩井2

 「別盛り」の意味はこの通りです。キャベツの甘酢漬です。小さなほうは、だまっていても付いてきます。それに別盛りが加わり、一つにして食べます。油でねばねばした口の中がさっぱりします。

リトル小岩井3

 これでも昔と比べるとメニューが増えました。

リトル小岩井4

 大手町というビジネス街にあって、安くて(わたしは660円)、ボリュームがあって、おいしいとあれば、いつも行列です。店内は狭く、14席しかありませんが、相席でどんどん詰め込みます。客ももくもくと食べて、すぐに席を立つので、わりに回転は速いです。右側はサンドウィッチなどのテイクアウトですが、こちらにも行列ができます。

甲賀 櫟野寺の「十一面観音坐像」を拝む

櫟野寺1

 櫟野寺(らくやじ)の十一面観音坐像(重要文化財)は秘仏です。もちろん、「撮影禁止」ですので、パンフレットの複写です。
 「顔の彫りが深いのは、平安前期の特徴です。でも衣(ころも)のひだは薄くて繊細で、平安後期の特徴です。この仏様は、観世音菩薩といては珍しい坐像で、日本で最大級の大きさです」。京都市立芸大の仏教美術の先生の説明で、目の前で開帳された仏様を拝みました。

櫟野寺2

 櫟野寺は、天台宗の寺です。最澄感得(信心が神仏に通じて、宿願がかなえられること)の観音像を本尊とし、大同元年(806年)、坂上田村麻呂が建立したと伝えられる。平安時代の仏像が多数伝わっています。
 

櫟野寺3

 伽藍は戦国時代に焼失し、近代に再建されたものです。
 櫟野(いちいの)という地名から、「いちいの観音」とも呼ばれています。甲賀の南の端にあり、鈴鹿を越えればすぐに伊賀、三重県です。こんな遠くの寺までやって来る機会は、そんなにありません。

櫟野寺4

 紅葉が一本、赤く色づいていました。

近江・長浜 「北ビワコホテル グラツィエ」の和食会席

北ビワコ1

 NHK大河ドラマ「功名が辻」でブームになっている長浜です。重なるもので、この秋だけで3回目です。湖岸にある「北ビワコホテル グラツィエ」で和食会席を食べました。

北ビワコ2

 

北ビワコ3

 娘が通う大学の美術学部後援会が毎秋、各地の寺院を訪ねるバスツアーを行います。5年目にして、初めて参加しました。長浜の大通寺と、甲賀の櫟野寺(らくやじ)に行きました。
 1人5000円(2人9000円)のツアーなので、貸し切りバスの運賃などを計算したら、昼食は期待してませんでした。ところが、ちょっとした会席で、ビールまで付いてます。すっかり満足しました。

北ビワコ4

 「一豊と千代の功名膳」というののもあるようです。

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EXPRESS を読みながら

EXPRESS を読みながら

 「SANKEI EXPRESS(エクスプレス)」(1部70円)を買いました。JR京都駅のホーム売店に並んでました。左下は、自転車用の手袋をしたわたしの左手です。右手でシャッターを押しました。
 1日に創刊したばかりの 新しい新聞です。木村拓哉がかっこよいテレビCMも間もなく流れます。京都市内には宅配(月1860円)があります。と、わたしからもよろしくお願いします。
 もちろん、新聞を読みながら自転車には乗れません。目玉焼きはできますが…(この意味はキムタクのCMを見てください)。
 エクスプレスを読みながら堅田まで快速に乗って、スタートしました。琵琶湖大橋を渡り、瀬田唐橋へ。これで「琵琶湖周輪の旅」の完成です。そこから瀬田川を下り、宇治まで走りました。
 琵琶湖周輪の旅も終わりました。完結編「滋賀の都よいざさらば」はHPをご覧ください。

京都・宇治 「中村藤吉」平等院支店の抹茶金時ソフトクリーム

中村藤吉1

 「宇治十帖スタンプラリー」も行われていて、観光客でいっぱいです。平等院の参道を自転車を押しながら歩いていると、「中村藤吉」の平等院支店がありました。半月ほど前に本店カフェで一服しました。
 ここにもあるのかと立ち止まると、スタンドで美味しそうなソフトクリームを売っています。甘いものは、全般的に苦手ですが、ソフトクリームは好きな部類です。床机に腰かけて「抹茶金時ソフトクリーム」(350円)を食べました。
 琵琶湖から走ってきて、ちょっと疲れたました。小豆もペロリと食べてしまいました。

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大津・石山寺 「小松家」のしじみめしセット

小松家1

 西国十三番札所、石山寺の前を通りました。紫式部ゆかりの寺です。紅葉はしてませんが、三連休とあってどっと観光客がやってくるのでしょう。まだ10時半で、門前も静かでした。それでも昼飯にしました。名物のしじみ飯が食べたかったのです。
 観光客相手に「しじみ飯定食」のメニューが並びます。でも2100円だったり、1850円だったり。これを食べるほどお腹は空いてません。
 「しじみめしセット」(950円)と、ちょうど良いボリュームの店を見つけました。「小松家」です。この日最初の客でした。炊きたてのしじみ飯です。5ミリほどの小さなしじみが炊き込まれていますが、ほどよく出汁になっています。
 昔は目の前の瀬田川でしじみがとれたのでしょう。きょうのしじみの故郷は、不明です。

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小松家3

 しじみ汁のほかに、しじみ山椒煮、じゃこ山椒ともう一品が並んでいました。肉の大和煮のような感じもしますが、舌触りがちょっと違うなと、それでもおいしく食べました。あとでメニューを調べると、「畑のお肉」でした。大豆グルテンですが、臭いもありませんでした。

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小松家5

大阪・難波 「モンコック」の香港煮豚砂鍋飯

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 1日1万歩。最近は万歩計こそ持ち歩いていませんが、時間がある昼休みは、できるだけ歩くことを心がけています。
 きょうも、あてもなく-。大阪府立体育会館の南側で、新しい店を見つけました。香港砂鍋飯(さーこーはん)の「モンコック」です。「香港煮豚砂鍋飯」(650円)を頼みました。
 
 説明によるとこんな具合です。香港の『砂鍋』を使ったオリジナル丼です。八角をきかせた豚の角煮がのってます。ご飯には、桂皮や陳皮で味付けした醤油がかかっています。これを直火にかけてます。
 なるほど、ホロリととろける角煮がおいしいです。味もいけます。もう少し熱々の石焼きビビンバみたいなのを想像していたので、その点ではちょっと拍子抜けでした。

モンコック2

 プラス100円で、スープとサラダ、食後のお茶(ウーロン茶を頼みました)がついてきます。スープは、中華風というより、キャベツの味がよくでたボルシチのようでした。

モンコック3

モンコック4

モンコック5

大阪・元町 「満腹」のAランチ

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 どこに行くかなと、会社を出ました。南に向かって歩き、元町です。難波八阪神社の横にある「お食事処 満腹」の前に、きょうもタクシーがとまっています。裏通りなのに道幅が広く、駐車しやすいのでしょう。それにしても、ドライバーが食べに入るということは…。
 Aランチ(850円)です。店名を裏切ってはいません。すごいボリュームです。からりとあがったとんかつに、ちょっと小ぶりだが、確かな味のハンバーグ。とんかつには、テーブルにのった「とんかつソース」を自分でかけます。練りカラシもチューブのままです。小鉢なんて、ほうれん草の胡麻和えの上に、切っただけの竹輪が二きれのっています。気取ったところはまるでない、ただの町の食堂です。でも、満腹!!しました。

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満腹3

初めての「落車」 雄松が里の乙女子は…

落車1

 初めての「落車」です。車から落ちる、転倒です。
 場所は、ここです。「琵琶湖周輪の旅」の最終回は、近江今津を出発して、今は同じ高島市になっている旧高島町内です。乙女ヶ池をすぎて、国道を横切るトンネルに入りました。進入路が下り坂なっていたので、かなりの速度が出ていました。
 危ない! と思ったときは、すでに遅すぎました。トンネルの出口あたりの路面は、向こうの湖岸から吹き込んできた砂をかぶってました。急ブレーキをかけたのがかえって悪く、前輪がロックしました。残念ながらわたしの自転車にはアンチ・ロック・ブレーキはついてません(ABS装置をつけた自転車なんて知りませんがね)。
 あとは、あ、あ、あ-。あと数ミリで顔面が路面とキスするところでした。なんとか両手の方が犠牲心を発揮してくれました。おかげで手の平はすり傷だらけ、左手は打撲です。まあ、これは時間とともに自己再生するでしょう。パンツは5センチばかりやぶれて、コチラは廃棄処分です。 

落車2

 手袋さえしておれば、被害は軽減できたはずということを思い知りました。さっそく買ってきました。Yバシカメラ(パソコンから自転車までお世話になってます)で3,192円でした。

落車3

 もうひとつ気になっている点です。やはりヘルメットは必要かと。
 「自転車ヘルメットの効用に関する真面目な意見」は「こぐこぐ自転車」(伊藤礼著、平凡社、1600円)の1章です。
 筆者の伊藤氏は、1ヶ月ほど前にNHK教育の番組で、古希や還暦を過ぎたりの仲間数人と東北を自転車で走る姿がドキュメンタリーで紹介されてました。小説と文芸評論の伊藤整の子息のようですが、エッセーとしてもすばらしい文章です。「古希をまたいで、こんどは自転車」という愉しい話です。「自転車が順繰りに増えて六台になった話」なんていうのは、わが奥さんにも読んでもらいたくて、「おもしろいよ」と薦めているんですがね。
 ヘルメットも考えます。
 「雄松が浜の乙女子は…」というタイトルにしましたが、実は手の痛さに気を取られて走っていて雄松が里(近江舞子)は通りすぎてしまいました。詳細はHP版にアップしています。

大阪・難波 「よしだ」の焼魚定食

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 12時半という中途半端な時間から会議がありました。それから昼食です。あっさりとしたものを、と外に出ました。
 高島屋前の交差点のすぐ北側にある「よしだ」です。夜は居酒屋になる、小さな店です。
 「焼き魚定食は何?」「鮭か鯖」「じゃ、鯖」
 2時に近く、他に客もなく、ひとり焼魚定食(700円)を食べました。小鉢が2品あり、ご飯が足らないくらいです。

よしだ2

よしだ3