(10) 菅浦-今津 (03/10/25)
(水無瀬-JR山崎-永原-)菅浦-奥出浜園地-大浦-二本松水泳場-海津大崎-義経隠れ岩-海津-湖のテラス-白鷺橋-知内浜-今津浜-今津港(-JR近江今津-山崎-水無瀬)
距離=約26キロ、総歩数=35,139歩
7:26
JR京都駅。今回からは湖西線に乗る。永原行きの普通は7時37分発。連絡するバスのかげんで、これまでにない早い出発となる。
9:03
ログハウス風の永原駅では、福井との県境にある「山門水源の森」へのハイキング・ツアーの受付を準備中。弁当つきで2000円という。
9:29
湖国バスで前回の終点、菅浦へ。
須賀神社の参道が、ぐっと色づいている。
9:51
紅葉した桜の枝の間から、海津大崎がある岬を眺める。
湖面との境に赤い帯ができている。こちらと同じで桜並木が続いているのだろう。
9:58
丸子船が展示されている。
北陸と京阪神とを結ぶ湖上交通の手段とし使われていた琵琶湖独特の船。丸太を二つに割ったものが舷側につけてあり、「丸太船」が「丸子船」になったと説明版にある。
10:28
真鴨の飼育場。姿は見えないが「グワァ、グワァ」とにぎやかだ。
真鴨は、鴨のなかでも最も栄養価が高く、美味という。古くから北琵琶湖の冬の味の代表だったとか。
10:50
奥出浜園地の方位板。現在地は琵琶湖の北の端にある。
10:53
道端に咲く菊。黄色が鮮やか。
11:02
琵琶湖の北端のひとつ、大浦の浜。
近くには丸子船を展示する「北淡海・丸子船の館」もある。
11:06
真っ赤になったとうがらし。辛そう。
11:08
八幡神社の御旅所。社はなく、湖を背に狛犬が立っている。
11:18
ズラリと駐車したRVのうしろには、みんなボート・トレーラーがつながっている。
バスフィッシングをするボートが多いのも、これで納得する。
11:36
海津大崎へと続く道は桜のトンネルになっている。桜並木は4キロもある。
春にもう一度歩いてみたくなる。そのときは、こんなに静かではなさそうだが。
11:58
対岸の岬に菅浦が見える。あそこから歩いてくる。
竹生島の後ろには伊吹山がかすむ。
トンネルをくぐると海津大崎に着く。
12:13
「暁霧・海津大崎の岩礁」と琵琶湖八景のひとつに数えられる景勝地。
のんびりとコンビニ弁当を食べる。
12:49
「義経の隠れ岩」。源義経が北国へ逃れる途上、海津に上陸する際、しばし身を潜めたという言い伝えがある。
13:06
海津の町を抜ける。
造り酒屋の前には大きな樽。軒下には「さかばやし」と呼ばれる大きなすぎ玉がぶら下がる。昔は新しいすぎ玉を出すことで、新酒ができたことを宣伝した。
13:07
旧海津港跡。明治3年に、大津-海津間が蒸気船で結ばれた。その桟橋が、杭だけになって残っている。
13:08
入り江にそって波よけの石積みが続く海津独特の風景を振り返る。
13:09
道端のなんてことはない料理旅館の名前をみると「湖里庵」とある。かの狐狸庵先生こと遠藤周作が愛し、名付け親にもなった旅館である。改めて揮毫を見ると、「周作」と読める。
13:10
「湖里庵」の裏(湖側)に回ってみる。「1日1客」で知られるが、外観はなんてこともない建物である。
13:29
マキノサニービーチ(高木浜)にそびえる「湖のテラス」。上部のテラスには階段で上がれるようになっているが、施錠していないドアを開けるとくもの巣が張っている。ちょっとご遠慮する。
14:12
高木浜から今津浜に続く5キロほどの道は、防風林の黒松が植えられている。
クルマの騒音は聞こえず、土に枯れ葉ガ積もったクッションのある道は、疲れた足にやさしい。
14:18
松林の下を歩いてマキノ町から今津町にはいる。
「湖西の松林」は「日本の白砂青松百選」にも選ばれている。
14:50
浜分沼園地にはガチョウが飼われている。「ガー、ガー」とにぎやか。
15:11
石田川を渡ると、いつもの看板。全行程の3分の2にち近づいている。
15:29
今津の浜にある旅館「福田屋」。もう営業していないのだろう、かなり朽ちている。
小さなころに、ここに泊まったことがある。
15:30
「福田屋」の裏の琵琶湖。ここで釣り糸を垂れる写真が、わたしのアルバムに残っている。
15:39
竹生島に渡る観光船が着く今津港。
今回のゴールとする。
15:41
「きょうは今津か長浜か」のメロディーが流れてくる。「琵琶湖周航の歌記念館」だった。
JR今津駅の前にある。
琵琶湖周歩の旅 その9 賤ヶ岳ー菅浦
(9) 賤ケ岳-菅浦 (03/10/05)
(水無瀬-JR山崎-長浜-木ノ本-)近江山梨子-飯浦-藤ガ崎-塩津神社-塩津浜-月出-月出展望所-つつじ平野営場-須賀神社-菅浦(-JR永原-近江今津-水無瀬)
距離=約15キロ、総歩数=29,200歩
8:25
山崎-木ノ本間のJR運賃は1890円。琵琶湖周歩の旅では最高額となる。
山崎駅の自動券売機には運賃表示がなく、初めて駅員に行先を告げて購入する。「旅に出る」という気分だ。
10:20
新快速が長浜に着くと、観光客がドッツと降りてしまった。ものすごい数だ。みんなが「黒壁」を訪れるのだ。
近江今津行きに乗り換える。特急寝台車を改造した車両で座席が大きく、ベッドの名残が窓の上にある。交・直流の両区間を走るため、こんなヘンな車両が走っているのか…。
10:21
長浜の次は、全国で「虎」がつく駅はここだけという虎姫。
「阪神V」の記念入場券が話題になっている。途中下車したかったが、ダイヤをみればとても無理。
10:31
JR木ノ本駅の袴線橋から賤ケ岳(中央)を眺める。いい天気だ。
10:50
湖国バスに乗って賤ケ岳トンネルを抜けると、前回の終点「近江山梨子」。
バスはきょうの目的地の「菅浦」行き。たったひとりの乗客を降ろす運転手は「どこを歩くんですか?」と聞く。「はい、一日かけて後を追います」
10:50
あの岬の先端に菅浦はある。その先に竹生島が浮かんでいる。
前回から2週間もたっていないが、すっかり秋の空になっている。
11:04
飯浦の奥琵琶湖ドライブイン。竹生島から観光船が戻ってくる。
ドライブに、ツーリングに最高の季節だ。バイクもズラリと並んでいる。
11:09
藤ガ崎から振り返る。中央の海岸沿いに賤ケ岳トンネルの出口が見えている。その左上が賤ケ岳の山頂。
大きな琵琶湖だが、このあたりでは対岸の様子がよく見える。
11:25
西浅井町(にしあざいちょう)に入る。大津市、草津市、守山市…。いくつめの市・町だろうか?
11:29
道路脇のいつもの看板。遂に左回りに歩いてきた瀬田唐橋からの距離(写真右)が、これから歩く距離(同左)を上回る。旅も半ばを過ぎる。
11:40
湖畔の道をショートカットして塩津神社に着く。
11:45
琵琶湖の最北端まで来た。
「味鎌の塩津を指して漕ぐ船の名は告りてしお逢わざらめやも」(万葉集)
塩津浜は古来から湖上交通の要地で、京畿と北国を結ぶ旅人や物資の集積地としてにぎわったという。
12:14
日本全国、どこにでもありそうなコンビニだが、今回のコースではJR木ノ本駅からJR永原駅まで、駅前を含めてついにひとつもお目にかからなかった。
国道沿いに1軒だけあったラーメン店で焼きそば定食を食べる。
12:16
ムシロに干された大豆。秋の陽をいっぱいに浴びて、乾燥した鞘から「プチッ、プチッ」とマメが音を立てて飛び出している。
一粒ちょうだいして口に入れてみる。お天道さんの恵みを十分にすったマメは、それだけで甘さが感じられる。
12:37
クルマはほとんど走ってこない湖岸の道を、月出の集落を目指す。
道端に続く彼岸花は、さすがに色あせている。
12:53
里の秋-。
柿がたわわに実をつけている。
12:55
月出の集落から一気のに上り坂になる。
振り返ると、秋桜が風に揺れている。
13:12
月出展望所から見下ろす琵琶湖。
湖岸を右手から歩いてきた。賤ケ岳の向こうには伊吹山が。
13:23
奥琵琶湖パークウェーと平行して「近江湖辺の道」は続いている。
アップダウンの連続で、歩き応えがある。
14:39
「クマ出没、注意!」の看板があちこちにある。
ちょっと気にして歩いていると、お地蔵さんを祀る小さな祠に出合う。
15:14
急坂を下りると突然、きれいに掃き清められた須賀神社の参道に出る。
15:19
菅浦の浜。
ここも古くから琵琶湖の水運を担う漁村だった。
15:29
大きな銀杏の木が目印になっている「菅浦」の停留所から、木ノ本行きのバスに乗り込む。
1台の同じバスが片道1時間をかけて、日に何往復かするという。
15:47
バスは次回のコースを下見させてくれるように走りJR永原駅へ。
予定通りのゴールとなったが、ログハウス風の駅舎の中にも、あたりを見渡しても、缶ビールは売っていない、ああ…。
琵琶湖周歩の旅 その8 長浜ー賤ヶ岳
(8) 長浜-賤ケ岳 (03/09/23)
(水無瀬-JR山崎-長浜)-南浜-姉川大橋-八木浜-奥びわスポーツの森-早崎内湖ビオトープ-海老江港-道の駅・湖北みずどりステーション-石川-片山-古保利古墳群-有漏神社-近江山梨子(-JR近江塩津-水無瀬)
距離=20キロ、総歩数=23.030歩(歩いた距離からすると、ちょっと少ないような気がする)
9:35
JR長浜駅の袴線橋から北方を眺める。
9:40
長浜城跡。「バサラ大名」として知られる京極道誉が室町時代に出城を築いたのが始めという。姉川の合戦のあと、その功で湖北三郡を与えられた羽柴秀吉が、天正2年(1574)にここに城下町を移した。賤ケ岳の戦はここを根拠地として戦い、信長の後継者としての地位を築いた。
9:44
湖岸に出る。気温20度。曇天とはいえ、随分涼しくなった。
9:56
湖岸の気持ちよい道路。ハンドルを握ればついスピードを出しそうだが、滋賀県警が「ネズミ捕り」をしていた。レーダー式ではなく、道路と直角に小さなセンサーを2つ並べて、その間を通過するスピードを測定する。
「こんな1メートルほどの距離で正確に測れるの?」と、取締り中の警察官に声をかけると、「3メートル」とぶっきらぼうな答え。センサーにデジカメを向けると、「それはやめて」と取材拒否された。
10:05
長浜市湖岸相撲町。ちょっと変わった町名だ。
10:17
桜がいくつも狂い咲きしている。この夏の異常気象のせいだろう。
ミツバチもあわてて飛んできた。仕事だ、仕事といわんばかりに…。
10:18
桜並木が続く南浜。
10:26
「アベリアエドワードコーチャー」。ずっと続く街路樹にごたいそうな名前がついている。
直径8ミリほどの、白とピンクの小さな花が咲いている。
10:35
ススキが穂を垂れている。
10:40
南浜の和田神社。ご神体を祀る湖に向いた小さな祠の前に鳥居。その前に奉納相撲をするのか立派な土俵がしつらえてある。
さっき見た「相撲町」とも関係あるのだろうか。
10:46 (5枚を合成)
湖岸で休憩。
中央やや右の小高いあたりが近江八幡あたりか。随分歩いてきたことを実感する。
10:58
姉川大橋を渡る。河口には数え切れないサギが舞っている。
11:15
きょうはお彼岸だ。マンジュシャゲがあちこちに咲いている。
11:32
「奥びわスポーツの森」を横目に歩く。
11:42
「早崎内湖ビオトープ調査」の垂れ幕が出ている。
後ろには伊吹山。
12:02
湖北町の水鳥公園。湖面に向いてバードウオッチャーのための観察小屋がある。
10月下旬にはコハクチョウが親子でシベリアから渡ってきて、冬を越すそうだ。
12:03
おなじみになった標識。右の「83キロ」が歩いてきた距離。中間点までもう少しだ。
12:23
「道の駅 湖北水鳥ステーション」で昼食に「水鳥弁当」(950円)を食べる。
地場産品も並んでいて、枝豆150円は絶対にお買い得と買い込む。栗300円、湖のエビとマメの煮込みもみやげにする。
13:31
「尾上温泉」はちっと気になったが、通り過ぎる。
ガイド本の今回のゴール「石川」にやってきたが、まだ時間があるので、そのまま歩き続けることに。
13:41
片山の民家の脇を曲がると、「湖辺の道」は突然山の中に向かう。「琵琶湖周歩の旅」ではじめての山歩きになる。
13:43
明治から昭和20年代まで、片山の子どもたちはこの山道を越えて高月町の小学校に通ったそうだ。
14:01
山道の途中に「古保利古墳群」の案内板がある。一見、なんてこともないこんもりとした盛り上がりが前方後円墳なのだという。
14:16
樹木の間から竹生島が見える。
ポツリと雨が降ってきたが、すぐにやむ。
14:48
再び湖岸に降りる。朽ちた和船が係留されている。
14:54
振り返ると、岬の先に有漏神社の鳥居が見える。そのあたりから道は途切れ、ブッシュをこぎ、波うちの岩場を歩いてくる。
15:10
ゴールにした「近江山梨子」バス停。国道の賤ケ岳トンネルを出たところにある。
15:54
バスで近江塩津駅へ。駅舎は和風の民芸茶屋のような風情だ。
16:02
隣のホームには近江今津行き普通が待っている。だが、長浜経由で新快速に乗り換えた方が早く帰ることができる。料金は、湖西線経由でも、北陸-東海道線経由でも同じ1620円だ。
琵琶湖周歩の旅 その7
(7) 彦根-長浜 (03/09/7)
(水無瀬-JR山崎-JR彦根-)彦根港-松原水泳場-磯公園-朝妻公園-道の駅近江母の郷-長浜新川-豊公園(-黒壁スクエア-JR長浜-水無瀬)
距離=11キロ、総歩数=23,275歩
1回分残った「青春18キップ」。娘から2000円で下取りした。
山崎-彦根(1280円)、長浜-山崎(1450円)を乗車すると730円のトク。正規運賃(11500/5)と比べても割安になっている。
青春気分! で出発。
8:09
JR山崎の下り線ホーム上には、京都と大阪の府境を示す案内板が立っている。
9:21
JR彦根駅前。城下巡りのボンネットバスが停まっていた。彦根港へは定期バスより早く着くことがわかる。「よっこらしょ」と乗り込んだオバサンの観光名所案内つき、団扇つき、冷房なしで200円ナリ。
10:00
彦根港を出発すると、すぐに松原水泳場。「かんぽの宿」などもある。
陰を求めながら、湖岸を歩く。
10:02
前方のよく目立つ建物など、どこかで見覚えがある。毎年、「鳥人間コンテスト」(YTV)の会場になっているのだ。
10:17
「ミシガン大学」の日本校。そんな大学があったんだ!
県道には「ミシガン通り」の表示も。
10:19
遠くから見えていたよく目立つ建物は「彦根プリンスホテル」だった。
10:21
米原(まいはら)町にはいる。JRの駅は今も「まいばら」のはずだが…。
10:22
磯付近は、湖岸に遊歩道があり、一部にはレンガ敷きになっていた。
湖から吹く風が心地よい。
10:25
正面に伊吹山が姿をあらわした。
10:37
道路わきに咲くヒマワリ。
10:43
畑の中にポンプが何本も立っている。まだ現役のようだ。
11:08
天野川を渡り、近江町にはいる。
この河口付近は七夕伝説の地という。
11:30
杭の上で羽を休めるシラサギが3羽。行き交うプレジャーボートの波を見ているのか。
11:45
長浜ドーム前を通り過ぎる。
12:06
湖面に背を向けて立つ大仏。
12:08
長浜が近づいてきた。ビルの谷間に天守閣も確認できる。
121:12
湖岸の柵の下のほうに「赤とんぼ」の歌詞と五線譜のプレートが。
はじめは、なんのことかわからなかった。
12:13
五線譜のオタマジャクシにあわせて、パイプがぶらさがっている。
それで納得、近くに落ちていた棒っきれで左端から順にたたくと、「赤とんぼ」のメロディーが響いた。
このあたりから見る夕日が「日本の夕陽百選」に選ばれているためらしい。
12:26
長浜市内に到着した。
時間は早いが、残暑が厳しいので、今回はここまでとする。
12:27
豊(ほう)公園の入り口から天守閣を臨む。
12:31
北陸本線わきにある旧長浜駅舎。日本最古の鉄道駅舎だそうだ。
12:37
黒壁スクエアのあたりは、この暑さの中なのに観光客でにぎわっていた。
12:39
黒壁スクエアの中心、黒壁ガラス館。
黒い壁で覆われた旧銀行庁舎を再生させたところから「黒壁」の名前がついた。
どたぐつ3 焼岳・上高地
2003年8月1日から3日まで、「どたぐつ3」のメンバー8人が、北アルプス・焼岳(日本百名山)に登り、中の湯温泉でくつろぎ、上高地散策を楽しみました。その写真集です。
(Photo by 鎌田、佐藤、原、田谷)
8:31
JR京都駅に集合。天気も良好。レンタカーに乗り込んでさあ出発
10:46
夏休みとあって名神は混雑していたが、一宮JCTから東海北陸道に入るとクルマはグッと減った。長良川SAでちょっと休憩
12:07
廣田と田谷が交代でハンドルを握った。名神・京都南ICから東海北陸道・飛騨清見ICまで246キロ、3時間ちょっと、高速料金は5550円
12:46
高山市内でガイドブックにのっていた高山ラーメンの「板蔵」へ。名物ラーメンはしょう油の色が濃く、ナルトがはいり、ネギも白い関東風だった
14:23
せっかちなわたしの提案で計画を変更して新穂高温泉に直行。駐車場に車を置き、すぐにロープウエーに乗り込む
廣田とわたしのザックは別料金を徴収された。それでも1500+300円で標高2156メートルの西穂高口駅まで運んでくれる
14:27
第1ロープウエー終点の鍋平高原駅から、第2ロープウエーのしらかば平駅に向かう
時間が遅いためか空いており、待ちなし
14:51
みどりちゃんが、ストックの代わり(?)にもってきたメロン。なぜ「代わり」なのかは、説明を聞いて納得
荷を軽くしようと、よく熟れたのをスイカのように切って胃袋に収める
15:40
樹林の中の道を行く。蒸し暑い
16:14
西穂山荘の手前にはクルマユリが咲いていた
16:15
西穂山荘に着いた。ガスがかかり、視界は不良。時間があれば独標くらいまで行きたかったが、断念する
16:52
これさえあればどこでも天国。なにはともあれ生ビールで乾杯。1杯800円ナリ
最近はアルプスの稜線でも、ジョッキを傾けることができる
18:24
西穂山荘の夕食。昨年の富士山の山小屋ほどではないが、「中の下」といったところか
18:25
時間になれば食堂に行けばよい。テント担いで自炊の学生時代と比べれば雲泥の差
18:55山荘前で暗闇のティーパーティー
マイボトル、要するにポケット瓶から手を放さなかったのは…
「ソフトクリーム(500円)と同じ値段や」と地酒に手を伸ばしたのは…
同じ夜に、東京・八王子の鎌田宅で出番を待つバーボン
前泊の佐藤の胃袋の中にこれ以上蒸発しないようにと、決意を込めてしっかりと封がされている。なくならないようにと、コルク栓も一緒にはいっている
4:42蒸し暑くて寝苦しい夜が明けた。残念ながら西穂山荘からはご来光は仰げない
4:52
「おはよう」「きょうは天気よさそう」と表情が和む
4:55蒸し暑くて、掛け布団も毛布もはねのけたが、3人でふとん2枚
シーズン・インの山小屋としては、空いていたほうか
5:37
まさに「笠」の格好をした笠ケ岳が、穂高の陰から抜け出して頭から明るくなる
6:02
さあ出発。近くの丸山(2452メートル)まで登ることに
6:16
右下にこれからたどる稜線が続く。雲がからんでいるのが焼岳。はるかに乗鞍岳が
6:16
西穂のピークがそびえる。次々と登っていく人たちを横目に「せめて独標まで行く時間があれば」。後ろ髪を引かれる思いで今回はここでUターン
6:37
ウッディーな広いデッキがある西穂山荘の先に、これからたどる道が。それほど悪路とは想像していなかった
6:58
焼岳と上高地の分岐
焼岳に向かう登山者はほとんどいなかった
7:37
前夜来の雨で道は池に、急坂ではスリップの連続。「えらい道やな」とぼやきながらの一服
7:40
「森の精」が舞っているような
8:06
槍見台から振り返っても、ついに槍は見えなかった。残念
9:01
ニッコウキスゲが鮮やかに咲く
9:59
予想外の悪路を下って焼岳小屋に到着した
とりあえず先が見えた安堵からか、笑みもこぼれる
10:08
上高地から登ってきた男性が、原の前にスタスタと歩み寄って尋ねた。「道、そんなに悪いんですか。スパッツしたほうがいいですかね」。たしかに足元の汚れ具合ではだれにも負けていなかった
10:27
反対側の中の湯温泉から登ってくる佐藤、鎌田と携帯電話で連絡を取り合う。コースタイムを知らないふたりに「あと1時間ほどがんばれば山頂」と激励をこめて
10:33
焼岳展望台に咲いていたリンドウ
10:38
黄色く小さなアキノキリンソウが一面を覆っていた
10:40
すっかり????な、おじさんになりました
5時すぎに東京・八王子の鎌田宅を出発したふたりは、中央道を150キロで吹っ飛ばして中の湯温泉へ。そこから脅威のペースで登ってきた
10:41
登山と言うよりはゴルフといういでたちに、いつもの帽子姿
11:42あれに見えるは、往年の健脚コンビ?
いやいや、あのゆっくりとした歩みは、天の(田谷の)声に導かれし従順な羊たちかな
11:59焼岳のコル
こんな時間に山頂で出会えるとは思っていなかった。わたしは帽子をかぶっていなかったが、ふたりのがんばりに脱帽
12:15
コック帽をすっぽりとかぶったコック長の指示に従い、ミネストローネの鍋がこぼれないように支える。あたりに漂う「ムトウハップ」(そんな薬があったでしょ)のような硫黄の臭いにも負けないような、おいしそうな匂いが
12:17
2400メートルの稜線で、ピクニック気分の豪勢でにぎやかな昼食。通り過ぎる人たちをうらやましがらせる(?)
12:32
「ねー! みんなこっち向いてよ! 私の作ったミネストローネ、そんなにおいしくないの?」
食べるのに夢中になってるだけです。「失敗したらミナステヨーネなんていってすみません」
13:05
山頂の北峰は、コルから岩場を少し登ったところにある
13:10
「なんで4人そろって笑いながらこっち見てるの? そんなにお腹出てるの、おもろいの?」
13:12
元気に先陣を切る佐藤
岩の割れ目から噴煙があがり、真っ黄色に硫黄がこびりついている
13:16
噴気孔から硫黄の臭いが漂ってくる。北アで唯一の活火山であることを実感する
13:36
岩場を下る
13:50
エメラルド色に輝くカルデラ湖。南峰はいまも立ち入り禁止のままだ
13:51
南峰との鞍部を行く。左に下るのが中の湯温泉への道
13:55
振り返ると、青空をバックに溶岩でできた荒々しい頂上がそびえる
14:43
中の湯温泉への新旧ルートの分岐。ここからふたり1時間ほどで登ってきた。下りは1時間20分ほどかかる
18:45
ずらりと料理が並ぶ。鯉の洗いにイワナの塩焼き…と食べきれないほど
18:46
ビールをおいしく飲むために、思いっきり汗を流してきた。ひと風呂あびて最高の瞬間
18:56(鎌田) すっかり気分良く酔っ払ったお父さんは、—–。
なんーか、変なおじさんみたい!(鎌田談)
18:56
(佐藤)
18:57
(田谷)
18:57
(阪本)
18:57
(上村)
18:57
(吉本)
18:58
(廣田)
18:58
(原)
20:58
鎌田がもってきた、学生当時の写真をさかなに飲み始める
1回生の秋、千光寺ユースホステルで撮影した全員集合の記念写真をみて、全員の名前を思い出す。でも「4次元はどこにいる?」
盛り上がる、盛り上がる…
22:03
まだ、やってる
思い出話はいつまでも尽きない
5:00
部屋の窓から臨む明神岳から前穂にかけての稜線
朝湯につかり、いい気分
7:08
朴葉味噌がついた朝食。体を動かした翌日だ、うまい
7:08
おかわり、ちょうだい
8:10晴れ上がった空。最高の日和になった
それはいいのだが、このスロープを上り下りするのが苦しい
8:22
やはり温泉はいい
いずれは、「山はいい、温泉だけでいい」と言い出すのだろう
9:16一度は入ってみたい憧れの上高地帝国ホテル
ロビーにはいろうとしたが、ズラリとならんだホテルマンに阻まれる
9:19入れなかったホテルを横目に焼岳を見上げる
9:20
まだ元気です
9:23
懐が豊かなおふたりは「今度は泊まりにこようね」とわれわれを無視して約束しあっていた
1泊3万5000円でしたっけ
見る角度によって、焼岳は表情を変える
花の名前はわかりません
これはアザミです。それくらいはわかります
9:31
田代橋を渡る上高地ツアーご一行さま
9:32
梓川の向こうに穂高の連山が連なる
9:45
ウエストンの碑を横目に、「こんな川、昔から流れてたかなあ…」
視線は自然と焼岳の方を向いてしまう。これからも上高地にやってくると、あそこに登ったと自慢するんでしょうね
9:53
「恩師、足は大丈夫ですか? 肩でもおもみいたしましょうか」の図
9:59
「どたぐつ3」改め「恩師を囲む会」なんて失礼、いや的を得たことを、だれが言い出した?
そのうえに「恩師を偲ぶ会」にならなくてよかった、とは…
10:06
おばさんふたりは、川に桃の皮を剥きに行きました
向こうから水鳥が様子をうかがっていました
10:17
梓川を背にして、のんびりと昼食
桃にグレープフルーツ、チーズにカキの燻製、パンにクラッカー、もちろんコーヒーもついた豪華版
、
10:22
フルーツたっぷりのランチ
11:11
岳沢から奥穂
11:07
河童橋にて
けっしてお腹の出具合を競ってるわけではありません
11:15
観光客でにぎわう河童橋。こんなに晴れ上がった穂高を見上げたのは初めてだ
11:40
五千尺ホテル前のテーブルで、参加できなかった仲間にあてて寄せ書きをした
村田、西山、奥田ちゃん、中尾ちゃん、眞子ちゃん、来年はぜひともいっしょに!