ビーナス・ラインを気持ちよく走り、蓼科高原です。「バラクラ イングリッシュ ガーデン」でお茶にしました。
約1万平方メートルの広い庭は、テーマごとに分かれています。ここはローズガーデンです。
エントランスです。
「設計から石工、ガーデナーまで、すべて英国人専門家による日本初の本格的英国庭園」ということです。1990年にできました。その数年後に訪れたことがありますが、まだまだ整備中だったのか、あまり印象は残っていません。
ビーナス・ラインを気持ちよく走り、蓼科高原です。「バラクラ イングリッシュ ガーデン」でお茶にしました。
約1万平方メートルの広い庭は、テーマごとに分かれています。ここはローズガーデンです。
エントランスです。
「設計から石工、ガーデナーまで、すべて英国人専門家による日本初の本格的英国庭園」ということです。1990年にできました。その数年後に訪れたことがありますが、まだまだ整備中だったのか、あまり印象は残っていません。
エミール・ガレの代表作「ひとよ茸け」です。
諏訪湖畔にある北澤美術館。照明を落とした最初の展示室で、ゆるやかな光を発してました。
高さ50センチほどのガラスのランプです。光源は電気です。仏・ナンシーのガレの工場に電気が引かれ、この作品が生まれました。
一夜で枯れてしまうというキノコを模しています。それにしても温かい光です。
「GALLE」。そのサインが彫り込まれています。
パンフレットと入場券(1000円)です。いずれも「ひとよ茸け」が使われています。
「ストロボを使わなかったらカメラ撮影もいいですよ」というはなはだ鷹揚な美術館です。わたしも撮影しましたが、周りの光線が映り込んで、プロがカタログ用に撮影したもののようには写せませんでした。当然です。
「茅野市花巻産の真っ赤に熟したトマトをジュレにして」
Amuse に登場した一品です。信州・車山高原で宿泊した「オーベルジュ ドゥ ラ・メイジュ」のディナーが始まりました。
「ええ、この透明なのがトマト?」と半信半疑でスプーンをいれると、確かにトマトのちょっと酸っぱい味がします。レシピをプレゼントしますということで、ありがたくいただきました。
【トマトのジュレの作り方】(6~8人分)
完熟し甘みの増したトマト大を20個用意。皮むきし横半分にカット。ミキサーで十分ミキシングし、ペーパータオルを敷きつめたザルに入れ、冷蔵庫の中で96時間ひたすらエキスが落ちるのを待つ。エキスにゼラチンを少量加えて完成。ポイントは大量のトマトを仕込むこと。トマト自体の重みでエキスが抽出できる。
うーん、気が遠くなる。ギブアップ!!
オーベルジュとは、「宿泊施設付きのレストラン」のことだそうです。
「オーベルジュ ドゥ ラ・メイジュ」は、信州・車山高原にあります。9月10日は、ハイ・シーズンが終わったあとの日曜日でしたが、私たちを含めて4組が宿泊していました。1組は若いカップルでしたが、あとは同世代かちょっと上のようでした。
上高地に秋がやってきます。赤く色づいた実に、雨粒が光っています。
ナナカマド? コナシ? どうも違うようです。何の実なのでしょうか。おわかりのかた、お教えください。
ウエストンの碑から河童橋に向けて歩きました。サラシナショウマが群生してました。花の季節はすぎ、紅葉には早い。あまり色彩のない上高地です。
晴れていれば、こんな風景です。
田代橋から見上げる岳沢です。ちょっと雲がきれて、明神岳が鋭い稜線を見せてくれました。
2006/09/12
朝の女神湖です。霧の中にいます。立ち枯れが幻想的です。
湖周1.5キロほどの山の中の小さな湖です。クルマに積んできた折りたたみ自転車「DAHON」で一周しようと、朝食前にやってきました。これでは、濡れるだけです。
こちらも本日休業でしょう。商売道具が雨粒で光っています。
2006/09/11
【9月12日の第2昼食】
またもやガスの中、平湯温泉をノンストップで通過して、高山に下りました。さすがにケーキだけでは満腹にはならず、高山ラーメンです。ここもガイドブックに「地元の常連客も多い高山中華そばの老舗」と紹介されている店です。
メニューは中華そばの大盛(800円)と並(600円)しかありません。
醤油味ですが、ちょっとびっくりするほど濃い色のスープです。あとはチャーシューとやけに細くて長いシナチク、ネギだけです。彩りはいただけません。
麺は細めの縮れです。ちょっと日清チキンラーメンに似た(失礼!! でもどっちに??)麺です。スープは、色に似合わずさっぱりとしています。高山ラーメンの味を、初めて堪能しました。
観光客でいっぱいの表通りから離れた路地にあります。
【9月12日の第1昼食】
上高地にやってきました。松本市内のホテルを出たときにはどしゃ降り。「ダメなら高山に直行」と決めてハンドルを握りましたが、小雨模様となったので、沢渡(さわんど)の駐車場にクルマを止め、バスに乗りました。上高地は、通年マイカー乗り入れ禁止です。昔は、5月の連休までは釜トンネルを走ることが可能で、残雪の上高地に「117クーペ」を乗り入れたこともありますが…。
上高地帝国ホテルのケーキセット(1,600円)です。
わたしはアップルタルトです。リンゴがとろけるようにおいしいです。でも、甘かった。途中でギブアップです。
チーズケーキは、柔らかいケーキを飲み込んだ後に、カマンベルチーズの風味が口いっぱいにふくらんで、すばらしい!!!
紅茶とセットしましたが、当然、お代わりももいれてくれて、くつろぎました。
重厚なフロントです。写真には写っていませんが。このあたりにはボーイがズラーッと立っていて、入館者をチェックしています。4年前の夏、焼岳に登った後、仲間と入ろうとしたところ、厳しくガードされた苦い経験があります。
喫茶室の中央には、大きな暖炉があります。その集煙ダクトがそびえています。照明はほの暗く、写真ではうまく写っていません。
【9月11日の昼食】
1泊した車山高原から、ガスの中を霧ヶ峰-美ヶ原と走り、林道を松本に下りました。
わたしのカーナビは、ダッシュボードではなく助手席にあります。地図を読むのはちょっと不得意ですが、「蕎麦が食べたい」と声をかけると、ガイドブック(町の図書館で借りてきた)を開けてくれます。さすがに「蕎麦」の店は多いです。そんな中から「温かいの」を条件に、「野麦路」のとうじそば(1,500円)にしました。
野麦峠(「女工哀史」で知られます)地方の冬のそば料理です。「投じる汁そば」がなまって「とうじそば」となったそうです。
卓上コンロに鉄鍋の登場です。かつお出汁に、明らかにブロイラーではないシコシコとするカシワ、山菜、揚げなどがくつくつと煮えています。そこに、ざるに入れた蕎麦をくぐらせます。
器にとって、薬味のネギをいれていただきます。
いつまでも、温かい汁蕎麦です。おいしいです。
手打ち蕎麦は、盛りそばと同じようにゆであげたのが、一腕分ごとにざるに盛り分けて出てきます。
ざる蕎麦(900円)は、初めから2ざるが付いてきます。手打ちのおしい麺ですが、とうじそばの汁がたっぷりあるので、こちらも鍋にいれて食べてしまいました。
町はずれの、自動車修理工場の片隅といったところにあります。ちょっと入るのにたじろぐ雰囲気でした。でも内部は広く、常連さんが愛用しているようです。次々と客がやって来てました。
【9月10日の昼食です】
サイトウ・キネンを聞きに行く旅です。前日に出かけました。
名神・山崎ICから中央道岡谷ICまで、渋滞もなく走って3時間ほど。真っ青に晴れ上がった諏訪湖に降り立ちました。
浜名湖に流れ込む天竜川の源にあるためか、うなぎ店が多いようです。「うなぎ小林」の下諏訪店は、ガイドブックにのってました。有名店のようです。
鰻丼(1,360円)です。四万十川の天然鰻(3,600円から)や鰻重もいくつかありましたが、一番簡単な品です。
調理は「関西と関東の中間」とのことですが、背開き(関東風)のうえ、一度蒸しているようです。柔らかですが、関西人にはちょっと頼りがないかなあという味です。もう少しパリッとしているのが好みです。でもご飯はすばらしく、おいしくいただきました。
諏訪湖畔の下諏訪みずべ公園の近くです。座布団席ばかりですが、結構入ります。それでも、少し待たされました。人気のほどがうかがえます。
圧倒されました。全員が、その存在感をいっぱいに発揮した演奏でした。
ことばはなく、ただ拍手しました。スタンディング・オーべーションです。思わず立ち上がって、大きく手を打ちました。シャッターを押すことも忘れませんでしたが、「写真禁止」と制止する係員の目を盗んだ1枚です。
右から5人目くらいで左上を見ているのが小沢征爾です。一人おいた隣がヴァイオリンの潮田益子です。
すごい!! それが感想のすべてです。
Saito Kinen Festival Matsumoto が開かれた長野・松本市の県松本文化会館です。
駐車場にクルマをとめましたが、意外なほどに「松本」ナンバーが多く、県外、まして「大阪」にはでくわしませんでした。
右が公式パンフレット(2,000円)です。その上が2人分のチケット(奮発したS席は、1枚21,000円)。左は、15周年の歩みを伝えるチラシです。
9月11日の演奏会は「Bプログラム」でした。
ホールにはいると、でハープ奏者が音合わせをしていました。吉野直子です。まだ始まっていないのに、緊張感が漂います。
武満徹:ディスタンス
宮田まゆみの笙とオーボエが、不思議な時間を刻みます。リズムも拍もない。もちろん、初めて聞きました。息をつめて聞きました。
ベートーベン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
オケが入ってきます。先頭は、クラリネットを手にしたカール・ライスターです。元ベルリン・フィルの首席奏者です。モーツァルトのクラリネット協奏曲のCDは大好きです。ああ、あの人…と、テレビのサイトウ・キネンの映像などで見た顔が並びます。コンサート・マスターは潮田益子でした。
内田光子と小澤の登場です。ものすごい拍手です。
ピアノが鳴り響きます。あんなに細い体で、どこからあんなパワーがでるのかという音です。出だしにちょっと音をはずしましたが、そんなことは関係ない。ただ、すごい。グイグイと引き込まれました。
「あれだけバンバン弾いているようで、指はずーっと鍵盤から離れていない。タッチが滑らかで、フォルテになっても音が荒れないし、弱音は澄み切っている。モーションは激しいけれど…」とは、ピアノがわかる女房の感想です。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
かつては社会主義的リアリズムの忠実な作品とみなされていました。近年はショスタコーヴィッチが、旧ソ連の体制に批判的な姿勢をもていたことも明らかになっています。
そんなことより、テレビ創世時代にABCテレビが「部長刑事」という番組を放映していました。そのタイトルバックに流れていた、あの印象的な旋律で耳に残っています。ショスタコーヴィチの生誕100年ということで、登場したようです。
それにしても、小澤らしい選曲で、これでもか、これでもかといわんばかりに楽しませてくれた。第1楽章の圧倒的な盛り上がりでは、このところ耳が不調な女房がまた「聞こえなくなった」と言い出すのではと心配になるほどの大迫力だでした。コンマス・矢部達哉のヴァイオリンが弱音を綴り、吉野のハープが響き、工藤重典のフルートが歌います。管楽器は、残念ながらだれが吹いているのかよく見えませんでいたが、これまたヴィルトーゾがソロのオンパレードを聞かせてくれました。