丹波篠山・福住:その2 けせら工房の優しすぎる色いろ

 「行ってみたいとこがあるの」と助手席の奥さまからの提案でした。予定外に京都縦貫道を千代川ICまで走り、1時間もかからずに丹波篠山の福住までやってきした。
 お目当ての「けせら工房」です。
 森で育てた植物や藍で染色したり 綿から糸を紡いで布にしたり 竹を切りひごを作りカゴを編んだり ~そんなコンセプトの工房でした。
 奥さまは気に入った草木染の綿布と刺し糸をお買い上げです。 

 窓から射しこむ日を浴びて、暖かそうです。

 パステルではなく、ナチュラル・カラーです。

 韓国のポシャギ風です。

 染料となる草木がグツグツと煮えています。
 たっぷりと時間をかけて染まります。

 軒下が華やかです。

 2歳半の女の子が、裸足で駆け回っていました。

 工房の場所がわからず、ちょっと探しました。あぜ道の先にありました。

 横の畑では、黒豆が実をつけていました。

 わたしが気になったのは、さりげなく置かれていたこのスピーカーでした。ご主人はジャズ・ギターを演奏されるとかで、オーディオにも関心がおありなのでしょう。

 福住Part1で紹介したMAGMUN COFFEEでも、天井の梁に同じとおもわれるスピーカーがありました。
 調べるてみと、エムズシステムというメーカーの波動スピーカーのようです。MAGMUNでは静かに音楽が流れていましたが、もう一度、その実力の音を聞きたくなりました。

 けせら工房
 丹波篠山市福住308

「ビバ・マエストロ! 指揮者ドゥダメルの挑戦」 ブラボー!!

 ベネズエラの若き指揮者、グスターボ・ドゥダメル。「栄光と苦悩そして挑戦に密着したドキュメンタリー」(パンフより)の映画「ビバ・マエストロ! 指揮者ドゥダメルの挑戦」を、京都・烏丸御池の新風館にある「UPLINK 京都」で見ました。待ちかねていた上映初日でした。
 1時間50分の上映が終わった瞬間、まだ暗い客席で立ち上がり、「ブラボー!!」と叫びたくなりました。コンサートではありませんので、当然ながら拍手もありませんでした。「よかったね」と奥さまと相槌をうちました。
 「ダ ダ ダ ダ~ン」。ベートーベンの交響曲第5番「運命」の出だしの4音が、わかりやすい口伝と指揮により、生き生きと精気を帯びました。小さな体全体から音楽が沸き上がってきました。
 2026年にはラテン系指揮者として初めてニューヨーク・フィルの音楽監督就任が決まっています。でも映画は、クラッシック界の新ヒーロー誕生物語では終わりません。
 激動の祖国・ベネズエラの現政権を批判したことから、祖国に足を踏み入れることができなくなりました。自身も育った音楽教育プログラム「エル・システマ」の創始者で恩師は死去します。それを乗り越えて同じ苦境に立つ仲間や、祖国の若い音楽家とともに奏で続ける挑戦が、ロサンゼルス・フィルやベルリン・フィルの演奏するドボルザークの「新世界」などの素晴らしいメロディーに乗って息もつかせないほどに展開しました。


 
 映画のパンフレットが売られていました。左下は、いただいたポストカードです。

 「UPLINK 京都」は4つのスクリーンがありますいが、合わせても200席ほどのコンパクトな映画館です。
 一番小さな38席のスクリーンでしたが、最前列を除くとほぼ埋まっていました。

 新風館の地下にあります。

 ドゥダメルは来年夏、ベルリン・フィルハーモニーとともに来日します。
 ベルリンで毎年行われている野外コンサート・ヴァルトビューネの引っ越し公演が河口湖畔で開かれます。これは聴ききに行くしかないでしょう。

 「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」予告編

 UPLINK 京都
 075-600-7890
 京都市中京区場之町586−2 新風館 地下 1階

アクセス・カウンターの再構築

 アクセス・カウンターを再構築しました。このブログの右下に表示されている数字です。
 皆さまがわたしのブログにアクセスされると、その都度、カウンターがアップしてゆくようになっています。いうなればこのブログの歴史を背負っているデータなのです。
 それが消えてしまっていました。最近になって気づきました。いつから消えていたのか、いくつで消えていたのかは定かではありません。
 新たなアクセス・カウンターを設置しました。ところが、ブログ開設からの通算のアクセス数はわからなくなってしまいました。とりあえず「105万…+250万」という表記での再スタートとなりました。合計して355万と読んでください。

 「感謝 2,000,000 アクセス!!」と書き込んでいるのは2013年11月23日です。
 このブログは2005年4月にスタートしています。それ以前の書き込みは、閉鎖したホームページのものを再編集しています。わずか8年余りで200万ページビューを達成していました。現在と違うシステムで構築されていました。
 現在のブログはWordPressという、コンテンツマネジメントシステムで動いています。以前とはカウントの仕方が違うようです。現在も生きている2015年3月からの記録は105万ちょっとです。+250万は、過去の積み足し分というわけです。
 人気YouTuberは、1回のアップで100万ものアクセスを獲得するものもあります。わたしの場合は20年もかけて、コツコツと積み上げてきた数字ですが、我ながらその重さに驚いています。これも読者のみなさんのアクセスのおかげです。感謝いたします。

ザ・シンフォニーホール ウィーン放送交響楽団の芳醇な響きに酔う

 来日中のマリン・オルソップ指揮・ウィーン放送交響楽団(RSO)と角野隼斗(ピアノ)を、大阪のザ・シンフォニーホールで聴きました。
 やや後列ながら中央の良い席でした。
 ウィーンで2度、会ったゥ゙ァイオリニストのちかちゃんが、RSOの正団員となっての「凱旋コンサート」でした。ちかちゃんにヴァイオリンを手ほどきした恩師、ピアノ伴奏したことがあるわたしの奥さま、ウィーンで食事をともにしたわたしまでもが招かれました。
 早くからチケット完売の人気コンサートでした。

 ベートーベンの交響曲第7番は、躍動感にあふれた劇的な響きのシンフォニーです。RSOは、弦と菅楽器が見事なまでに調和した明るくて細やかなハーモニーを奏でました。ワクワクするほどに惹きつけられる素晴らしい演奏でした。ホンモノのウィーンのオーケストラのふくよかな音に包み込まれることができました。
 第2ヴァイオリンの小柄なちかちゃんは、手前の大柄な男性ヴァイオリニストの陰に隠れてしまうほどでした。そんな中で正団員となったちかちゃんのファイトに触れることができました。
 アンコールの1曲は「シャンパンポルカ」でした。陽気なポルカにあわせて、シャンパンのボトルを空けるような音が空気鉄砲(?)からポン、ポンと心地よく発せられました。ノリノリの演奏でした。終わると大拍手。思わず立ち上がってのスタンディング・オーベーションとなりました。

 楽団員が下がったあともフルーティストらが戻ってきてポン、ポンをおまけしてくれました。2階バルコニーに向かって、白い弾が飛んでいきました。
 思わず「楽しかったね」と声をあげるコンサートでした。

 若い女性が目立ちました。お目当てはピアノのCateenこと角野くんであることは明らかでした。
 アンコールのイタリア協奏曲はジャズの「PLAY BACH」さながらのノリでした。ものすいごい指の回転で、かのジャック・ルーシェよりもスピードでは勝っていたでしょう。ただただあっけに取られました。

 パンフレットは2種類あり、Cateenが大きくデザインされている方が人気のようでした。
 女性指揮者のオルソップは、端正な指揮とチャーミングな所作で魅了しました。

 「大入御朱印」なるものが売り出されていました。

 ホールを出ようとしたとき、紙袋を手渡されました。公演のスポンサーだったのかヒガシマル醤油のうどんスープなど4箱詰め合わせでした。コンサートでこんなおみやげって、たぶん初めてでした。
 うどんスープは1箱8食入り。それが4箱もあり、全部で32食分。毎日うどんでも1カ月かかります。

 ザ・シンフォニーホールは久しぶりでした。よく響く素晴らしいホールだと改めて実感しました。
 1982年に開館したとき、報道陣へのプレビュー取材で「残響時間 2秒」を体感したことを思い出しました。

京都コンサートホール 反田恭平&JNO 2024 Summer Tour

 京都コンサートホールで反田恭平率いる「Japan National Orchestra 2024 Summer Tour」を聴きました。連日のコンサートでした。
 前から9列目という絶好のポジションです。反田くんがベートーベンのコリオラン序曲と交響曲第2番を振りました。JNOも遂にフル編成のシンフォニーを響かせるまでに進化しました。
 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」は、反田くんの弾き振りです。堂々のエンペラーでした。ホールのピアノがあまり響かず、フォルテがバシャバシャと聴こえるのは残念でした。このホールのピアノはなんとかしてほしいですが、そんなことは苦にもしない反田くんの音色に引きずり込まれました。

 アンコールは、2つのホルンと弦楽器のための六重奏曲でした。かわいさにいつも目がいってしまうホルンの鈴木優ちゃんです。小さな体から流れ出す柔らかいメロディーにほれ込みました。

 チケットは完売でした。
 京都コンサートホールは、わたしが育った家から歩いて10分ほどの地元です。ホールの響きも、ピアノの音色もイマイチなのが元京都府民としては残念でなりません。

 演奏終了後、サイン会が行われました。長い行列ができました。

 反田くんは、ひとりひとりと愛想よく話しながらサインに応じていました。

 奥さまも反田くんにウイーンのカフェで出会ったことを話したそうです。

 コンサートマスター(ヴァイオリン)の岡本誠司さんのサインもいただきました。

 CDに記念の2つのサインが並びました。

 開演前にホールの前を歩いていると、目の前に紙コップを手にした反田くんがいました。仲間が弁当を食べていました。

 半パン姿でリラックス・ムードが漂っていました。

いずみホール 大阪バッハのヘンデル「メサイア」と軽く一杯

 大阪・住友生命いずみホールで大阪バッハ合唱団のヘンデル「オラトリオ メサイア」を聴きました。
 外の暑さに負けじと、こちらも熱気あふれる演奏でした。ソロの3人が、三者三様にこれまたすごいエネルギーを放出しました。指揮兼テノールの畑儀文さんも、バッハのエバンゲリストでは出さないテノールを披露してくれました。
 奥さまも歌っていた合唱も、早いテンポに心地よく乗っていました。
 途中のハレルヤ・コーラスが終わると、思わず拍手が沸き上がりました。異例のアンコールで再びハレルヤが会場の大合唱(わたしは歌えません)ととも響き渡りました。

 たまたま出会った奥さまのお友だちと帰りました。JR大阪駅直結のKITTE大阪に行くというので、ご一緒して地下のイタリアンバル「コロッセオ バル」で乾いたノドを潤しました。

 よく冷えたシャルドネにほっとしました。

 小エビのグラタンもおいしかったです。

 KITTE大阪は相変わらず大混雑でした。

 コロッセオ バル
 06-6690-8338
 大阪市北区梅田3-2-2 KITTE大阪 B1F

京都タワー 鳥せい京都タワーサンド店へ大回り

 JR京都駅前にそびえる京都タワーには「ニデック京都タワー」と冠がつき、地下1階のFOOD HALLはすっかりリニューアルされています。その一角にある鳥せい京都タワーサンド店だけは、昔からのままでした。
 ひと回りして落ち着いたのは、こちらの「やきとり御膳」(980円)という無難な選択でした。
 焼き鳥4串にサラダやご飯、みそ汁などのセットです。やはりうまい焼き鳥です。
 もちろん生中もたまりません。
 JRの「大回り乗車」で大阪、奈良を経由して京都へ行ったのですが、そのくだりは後半です。

 うまいアテには飲み足らず「神聖」の蔵出し原酒を追加です。
 伏見にある本店は、神聖の山本酒造の蔵が店舗になってます。そこで飲むのと同じ神聖です。きりりと冷えている旨味がたまりません。

 9月4日は「くし」にひっかけて、焼き鳥が格安になってました。

 かわときもを追加しました。

 京都タワーサンド店
 075-353-6339
 京都市下京区東塩小路町721-1 ニデック京都タワービルB1F

 鳥せい以外にも、インバウンドを狙ったような店がたくさんできていました。

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六甲山 森の音ミュージアムの音と花

 「ROKKO 森の音ミュージアム」は、高山植物園の隣にあります。初めて入りました(26日)。
 古い大きなオルゴールが並びます。展示室を見ていると、コンサートルームで「演奏家のいないコンサート」が始まりました。
 自動ピアノが、ショパンのエチュード「革命」を力強く演奏しました。ペダルまではうまく踏めていないようで、音がぼそりと途切れ途切れにはなりましたが、立派なものでした。
 鍵盤の中央上部に巻かれている紙(?)のプログラムを読み込んで演奏しています。人間と違って音を外すことはありません。

 オートマタ(機械人形)は、オルゴールにあわせて全身を使ってスケッチを描きました。指や腕は当然として、肩から上半身、組んでいる脚を動かし、もちろん顔の表情まで変化しました。思わず引きずりこまれました。

 ガーデンでカメラを向けたハナトラノオに笑われているみたいでした。

SIKIガーデン~音の散策道~には、いろんな花が咲いていました。

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孫娘とつくる パステル・デ・ナタと夏休みの工作

 夏休みの孫娘が、初めて独りで阪急電車に乗って遊びにやってきました。一緒にパステル・デ・ナタ(エッグ・タルト)をつくりました。
 リスボンのジェロ二モス修道院のすぐ横にあるパスティシュ・デ・ベレンで食べたナタの味を思い出しながら、初挑戦しました。
 大成功でした。甘くて柔らかいカスタード・クリームに頬が落ちました。孫娘もおいしそうに2つをペロリでした。

 パイ生地を延ばし、アルミホイルの型に押し込みました。
 フォークで底に穴を開けておきます。
 200度に熱したオーブンで10分間、焼きました。
 中心部も膨らんでしまいました。よく調べると、パイの内部に重しをしてカップ状に焼き上がるようです。

 カスタードクリーム作りの画像はありません。わたしの手がいっぱいでした。
 卵黄(7個分)にグラニュー糖を混ぜ、少量の小麦粉でとろみをつけて、温めた牛乳と生クリームに投入します。弱火にかけて粘りを出します。
 焼き上げたパイ生地にカスタードクリームを盛って、もう一度、オーブンで焼きました。
 パイ生地3枚で18個もできあがりました。孫娘にみやげに持ち帰らせました。

 パスティシュ・デ・ベレンで朝食を

 もう一つの課題が、小学校の夏休みの工作でした。
 キャンプに行ったびわ湖で拾ってきた流木でヨットをつくるんだと、帆にする端切れとともにもってきました。 
 型紙をつくって、生地を切りました。

 初めて手にした針です。真剣な表情で布の端を縫い進みました。上々の出来でした。

 2本の流木を組み合わせてヨットの本体と帆柱ができました。
 ありあわせの丸棒で筏(いかだ)もつくって、自立するようにしました。
 白い帆がうまくかかりました。青色の帆もつくりました。

 百均の手芸品売り場で見つけた小さな貝殻を3色に塗りました。孫娘は、初めて手にしたラッカー・スプレーから勢いよく飛び出す塗料にびっくりしながらも、うまく吹き付けることができました。
 貝殻に電動ルーターで小さな穴を開けて糸に結んだのはじーじの仕事でした。
 最後に旗もつけました。
 小学2年生の作品にしては、ちょっとでき過ぎでしょうか。孫娘は満足そうで、大事に持ち帰りました。

京都・二条城パガニーニ  String Trioを楽しむ

 京都・二条城のすぐ西隣にある二条城パガニーニで、スォーノ・リッコ・アンサンブル京都の「String Trio」を楽しみました。
 ヴァイオリン2人とヴィオラという珍しいトリオです。ドボルザークの三重奏曲など、初めて聴くプログラムでした。
 キラリと輝くヴァイオリンと芯のあるヴァイオリン、わが道をいくヴィオラと3人3様の音色が最前列のわたしの目の前で繰り出されました。

 奥さまの友だちのリッコさんのヴァイオリンの教え子ばかりです。
 左端のちかちゃんとは、昨年12月にウィーンで会いました。シュテファン大聖堂でモーツァルトのレクイエムを演奏するのを聞き、一緒に食事をして、カフェでは指揮をしていた反田恭平くんとも遭遇しました。
 9月には、ウィーン放送交響楽団のメンバーとしてまた戻ってきます。聴きに行かなくてはなりません。

 ホールの壁に気になる絵が飾られていました。
 近づくとRaoul Dufy(ラウル・デュフィ)のものでした。
 19世紀末から20世紀前半のフランスの画家で、「色彩の魔術師」と呼ばれました。

 こちらはオーケストラです。

 すべてデュフィでした。

 2階がホールです。赤いカーテンが降ろされていますが、開くと二条城がピアノのバックになるそうです。

 二条城パガニーニ
 京都市中京区西ノ京式部町50-2

 二条城の西南隅櫓の目の前です。