2大巨匠 カラヤンとベーム

 カラヤンとベーム。わたしがクラシック音楽を聞き始め、LPを買うのが楽しみだった1970年代の2大巨匠です。
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)はザルツブルクに生まれ、ザルツブルクで亡くなりました。郊外のAnif/アニフという村に眠るカラヤンの墓を参ることができました。指揮棒を振るこの像は、生家の庭にあります。

 わたしが一番よく聞いたLPはこれでしょう。ムスチスラフ・ロストロポーヴィッチのチェロ、カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニーによるドボルザークの「チェロ協奏曲」です。

 カール・ベーム(1894-1981)は、旧市街を歩いたグラーツの生まれです。ザルツブルクで亡くなりましたが、墓はグラーツにあるそうです。
 このサインは、ウィーンのオペラ座近くの歩道に埋め込まれていました。

 もうひとつの愛聴版です。ベーム指揮、ウィーンフィルハーモニーのモーツァルト「レクイエム」です。カバーのビニールがくっついてしまい、惨めなレーベルになってます。

 どちらも、もう一度、聞きたくなりました。まだターンテーブルは回るでしょうか?

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ウィーン 天井から柔らかい陽が降りてくる「郵便貯金局」

 【2010/09/21】

 ウィーンの世紀末を代表する建築家、オットー・ワーグナーが設計したPostsparkasse/郵便貯金局です。こんな建物が1912年に完成しているのです。

 窓口ホールには、緩やかなカーブのガラス天井から柔らかい陽の光がゆっくりと降りてきます。心地よい空間です。
 大学生とおぼしきグループが見学してました。客はまばらです。

 現在も郵便貯金局として使われています。

 壁面にオットー・ワーグナーの名が見えます。胸像は時の皇帝、フランツ・ヨーゼフ1世です。

 外壁は、石板がアルミニュームのボルトで固定されています。

 100年前の建築とはとても思えないモダンデザインです。

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あこがれの「楽友協会」だったのに・・・

 【2010/09/20】

 ウィーンのMusikferein/楽友協会です。ウィーンフィルの本拠地です。毎年正月にテレビ中継される「ニューイヤーコンサート」の舞台です。神聖なる、わがあこがれのホールです。
 コンサートは午後8時15分から始まります。すっかり暗闇の中に、こつ然と輝いています。

 ネット予約したチケットを引き替えにいったときは、まだ赤い外壁も美しかったです。

 2階バルコニーから見た舞台と客席です。

 目の前にパイプオルガンがあります。

 コンサートは終わりました。割れんばかりの拍手です。カメラのフラッシュがあちこちから光ります。わたしも写してますが、これって・・・。
 演奏は、チンドン屋とはいいませんが、当時の衣裳をまとってモーツァルトなんかのさわりだけを演奏する音楽ショーでした。おまけに、前列にいた中国人のおばさんのノリノリの動作に、吹き出しそうになって、どうにもこうにも。

 やはり、「定期」とはいはずともウィーンフィルの演奏を聴くまでは、あこがれは残しておくのでした。
 実は、このホールにはいるのは2度目なんですが。

 ネットで予約したのは、こんな場合も考えて一番安い席でした。

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乗ってみたかったコペンハーゲンのCityBike

 【2010/09/16】

 自転車大好きのコペンハーゲンにはCityBikeという無料自転車があります。人魚姫は不在でしたが運河クルーズを楽しんでNyhavn/ニューハウンに戻りました。そこの広場の隅に1台の自転車が止まってました。CityBikeです。だれでもが自由に乗り回すことができる無料自転車です。あった!!
 これがあれば市内観光が効率的に回れます。指示通りにロックをはずすためにコインを投入しました。何回もトライしましたが、うまくいきません。だれかに聞こうにも、中国人の観光客の一団以外にはだれもいません。コインを換えたりしてたいぶがんばりましたが、ギブアップです。キーがうまく作動しないから、1台だけ残っていたのかもしれません。

 コペンハーゲン中央駅前の朝の通勤ラッシュです。自転車の一団が、かなりのスピードで走り去ります。

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続・ルフトハンザの機内食~帰途編

 【2010/09/25~26】

 帰りはウィーン-フランクフルト-関西空港と飛びました。
 夕食は、カレーライスでした。牛肉ゴロゴロでした。

 前菜のマリネやそばもついてます。

 ウィーン離陸直後に配られたチョコバーです。

 ビールはヴァルシュタイナーですが、瓶ででています。重量制限の厳しい機内で瓶ビールとは珍しいです。

 これは朝食だったと思います。鶏肉や玉子、ポットがしっかりと詰まってます。

 パンにはバターやジャムが3個もついてました。

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続・ルフトハンザの機内食~往路編

 【2010/09/15】

 ルフトハンザ航空の機内食は、往路の昼食はすでに紹介しています。
 こちらは夕食です。メニューによると「牛丼-椎茸、ゴボウ、人参、唐辛子」となってます。牛丼といっても、値下げ競争を繰り広げている牛丼チェーンのとは違って、豪勢です。味付けもしっかりとしています。

 デザートはアップルシュトゥルーデルです。

 ビールはWarsteiner/ヴァルシュタイナーでした。口当たりが軽く、さっぱりとしています。ドイツでナンバー1のシェアを誇ります。

 間食はおにぎりでした。これまでに乗ったオーストリア航空やKLMではカップラーメンが定番でしたが。
 赤ワインもおししいです。

 こちらはフランクフルト-コペンハーゲン間での軽食です。パンが出てますが、食べた記憶はありません。白ワインは飲んでますが。

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Chor Mater ドイツ公演のDVD全5巻が完成

 Chor Materのドイツ公演を記録したDVD全5巻が、やっと完成しました。1週間に1本をリリースするペースで、旅行から帰国後、ずっとこれにかかっていたという感じです。
 1巻あたり20枚ほどをコピーしています。50枚パックのDVDメディアを、なんと3パックも使いました。その間、1.5T(テラバイト)の外付けハードディスクに始まって、編集用のソフトの導入、ビデオカード故障のため取り替え、はてはPCそのもののパワーアップのために心臓部のCPUの交換までしてしまいました。
 これで一段落です。

 vol.1
 Harburug/ハーブルクのSt.Johannis/聖ヨハネス教会で開かれたReinecke Festival/ライネッケ・フェスチバル初日のChor Materの歌声です。 

 vol.2
 Hanburg/ハンブルクのBlankenese/ブランケネーゼにあるSagebiels/ザーゲビールスというエルベ川に面したレストラン広間で開かれたライネッケ・フェスチバル2日目です。「Dornroeschen/いばら姫」を、地元の合唱団と歌いました。写真は作曲したライネッケです。

 vol.3
 Lueneburg/リューネブルクのST.Nicolai/聖ニコライ教会で、日曜ミサに献歌しました。天井の高いドームのある教会で歌いたいというChor Materの夢がかないました。最高の響きでした。
 洗礼を受けたパウルくんがかわいかったです。

 vol.4
 リューネブルク独日協会の30周年記念行事として、リューネブルク市庁舎の「忠誠の間」で行われたコンサートです。日本のわらべ歌も披露、「ほたるこい」を一緒に歌いました。

 vol.5
 ライネッケ・フェスティバルでの木管アンサンブルやチェロの演奏、バスの独唱などをまとめました。

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バッハも聞き惚れたマリエン教会のパイプオルガン

 【2010/09/17】

 「ハンザ同盟の女王」とも呼ばれるRuebeck/リューベックのマリエン教会です。かつてバッハはこの教会のパイプオルガンを聴くため、はるばる数百キロの道のりをやってきたそうです。 . 
 後方の壁には8512本のパイプを持つ世界有数の立派なパイプオルガンがあります。この教会は第2次大戦で爆撃にあって破壊されており、その後、復元されたものです。残念ながらバッハが耳にしたのとは同じ音色ではなさそうです。

 壁に掲げられていた石板です。後ろに立っているのがバッハです。

 ドイツでは3番目に大きな教会だそうです。

 ステンドグラスには、骸骨が描かれています

 1942年に空襲によって落下して壊れた鐘が、そのまま残されています。

 天文時計です。

 文字盤をよく見ると1911年から2080年までを表示しています。

 レンガ作りのゴシック建築です。レンガ作りの教会としては、世界最大だそうです。

 黒レンガ作りの市庁舎。
 旧市街は世界遺産に指定されています。

 マルクト広場から見た市庁舎。

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コペンハーゲンで食べたホットドッグ&缶ビール

 【2010/09/15】

 旅の初日は、コペンハーゲンのホテル「Nebo」。チェックインしたのは午後7時をまわっていました。機内食で、それほど腹は空いてません。というわけで、コンビニで仕入れてきたホットドックと缶ビール(カールスバーグ)です。最強の組み合わせです。翌日の「渡り鳥ライン」で、海峡を渡るフェリーでも食べました
 ホッとドッグと表現しましたが、正確にはなんというのでしょうか? 細長いパンは、真ん中に丸い穴が開いてます。そこにドレッシングを注ぎ込み、鉄板でパリッツと焼いたウインナーソーセージを差し込みます。

 ホテルの隣がコンビニでした。一目でわかりました。日本でもおなじみの「7-Eleven」です。本当に便利です。
 ドイツでは、午後10時ごろまで営業している小型スーパーがありましたが、コンビニの存在には気づきませんでした。

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Graz Hbf の驚くべき天井

 【2010/09/22】

 ウィーンからEC/急行で2時間半ほどで到着したGraz HauptBahnhof/グラーツ中央駅です。駅舎の壁から天井に掛けて一面に描かれた壁画に驚かされます。赤色が好きな国ですが、これはまたなんということでしょう!!

 ホームには赤い塗色のEL/電機機関車が2台。右はOeBB/オーストリア国鉄、左はDB/ドイツ国鉄のものです。

 駅の正面です。カラス壁に大きな時計が特徴的です。

 出発案内です。こちらの駅では到着案内とともに必ずあります。時間順に並んでいます。

 ウィーンに帰る列車までちょっと時間があったので、改札横のマック・カフェに入り、冷たいコーヒーを飲みました。

 マクドナルドは、どの店に行っても無線LANが設置されています。わたしもパソコンを取り出して試みましたが、電波は拾っているのにつながりませんでした。どういうわけかi-Phoneでやってみると、一発でつながりました。

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