青春18 明石・魚の棚 「立ち呑み処 たなか屋」でちょっと一杯

 青春18きっぷの2回目の旅です。昼飯は明石でした。魚の棚です。ひと回りして、「立ち呑み処 たなか屋」に入りました。
 とりあえず頼んだ「刺し身盛り」です。「トビにシマアジ、タコ・・・。しめさばは大丈夫ですか?」。そんな風に聞いてくれました。
 明石はやはりタコです。甘くとろけます。

 暑苦しい1日でした。生ビール最高です。
 ところが、生を飲んでいるのはわたしだけ。常連さんは瓶でした。

 カウンターに並んでいたのから指さした「夏野菜の揚げびたし」です。

 だしがよくしみ込んでいます。7種、それぞれの味です。

 グラスワインを頼みました。赤です。すっきりとした口当たりです。

 酒店の裏にある静かな空間です。清酒から焼酎、ワインまで何でもあり。店で選んで、すぐにここで飲むこともできるようです。
 昼から常連のお連れさんが盛り上がってました。

 酒店の左の暖簾が、立ち呑み処への入り口です。

 立ち呑み処 たなか屋
 078-912-2218
 兵庫県明石市本町1-1-13

 長蛇の列ができてひと際にぎわっているのは、ウナギ店でした。きょうは土用の丑でした。

 見ているだけで楽しい魚の棚です。

青春18 姫路 「姫路の地酒と姫路おでん本舗 」のほろ酔いセット

 青春18きっぷの旅は姫路(正確には上郡)から先で岡山~津山~佐用とループを作って姫路まで戻ってきました。ちょっと疲れたので、駅そばでも食べるかと隣のホームの新快速を横目に途中下車しました。 
 改札を出てコンコースを歩くと「播州うまいもの処」というフードコートがありました。なんとなく入ってみると、名物の姫路おでんが。「ほろ酔いセット」(700円)という手ごろなメニューにひかれました。姫路おでん3個に生ビールの組み合わせです。
 姫路おでんは、生姜醤油で食べるご当地おでんです。わたしはこぶ出汁で食べるからしたっぷりの大阪おでんの方が好きですが、これはこれでさっぱりといただけます。揚げ物は、かんべいレンコン棒だったのでしょうか。 

 うまそうな地酒も並んでました。

 姫路の地酒と姫路おでん本舗
 079-284-6677
 姫路市駅前町188-1 ピオレ姫路おみやげ館

 【14:25】
 平福の町を半時間ほど散策して、次の列車で帰途につきました。ああ暑かった。

 帰りの列車はロングシートでしたが、風鈴列車でした。
 佐用で下車して、連絡している姫新線に乗り換えるつもりでした。ところが途中の播磨新宮で乗り換えに1時間ほどの待ち時間があることが判明。そのまま智頭急行の上郡まで乗りました。

 【15:06】
 上郡でJR山陽線の相生行きに乗り換えました。相生でさらに姫路行へと乗り換えが続きました。
 幸いなことに、この日の全ルートを通じて座席を確保することができました。

 【16:06】
 姫路でちょっと一服して、野洲行きの新快速に乗りました。あとは三宮、大阪と止まるのを眠っているだけでした。

 【17:34】
 高槻着です。昇降式の安全策が設置されていますが、普通の乗り換えはホームが変わって、ちょっと面倒です。

 【17:42】
 JR島本に帰ってきました。12時間近くが経過していました。
 青春18きっぷで、目いっぱい遊んだ一日でした。まだ4回分、残ってます。

今夜の一献 立杭・丹窓窯の小皿でいただく冷奴

 兵庫・篠山の立杭にある丹窓窯の小皿のデビューでした。
 冷奴をいただきました。ミョウガをトッピングしただけです。
 濃い色あいの皿に、奴の白が映えます。

 青みがかったのと、茶色っぽいのとの2枚です。
 スリップウェアという、ストライプが升にひっかかれたようなバーナード・リーチ直伝の特徴ある意匠です。

 魚そうめんは、京都の夏に欠かせない味です。ひやりとした食感がたまりません。

 この夜のメーンは豚肉でした。

 京都・北野のとようけ屋のソフト豆腐です。絹ごしよりは堅く、木綿よりは柔らかい、京都ならではの豆腐です。
 京かまぼこの茨木屋は、明治2年創業の老舗です。

 急に思い立って訪れた丹窓窯です。娘のお気に入りです。

 美術品のような、しゃっきっとしたデザインが目を引く大皿が並んでいます。

 小皿なら、手が出ます。

 古い写真がかかってました。
 丹窓窯を訪れた「民藝運動」の柳宗悦、そしてかのバーナード・リーチ、右端は河井寛次郎です。丹窓窯の7代目、市野茂良さんは、英国のリーチ工房で修業されました。

 先代夫人で当代窯元の市野茂子さんが、気さくに説明してくださいました。ご自身もリーチ工房で学んでおられます。

 登り窯があります。火を入れると48時間、つきっきりだそうです。

 窯の内部です。釉薬がこびりついて光っています。

 丹窓窯
 兵庫県篠山市今田町上立杭327
 079-597-2057

茨木 「エスパーニャバル・ハポロコ」で乾杯!

 スペイン・バルで乾杯しました。わたしの記念日でした。
 「イカスミのパエリア」です。一番最後に食べました。この店の自慢の一品です。細長いカリフォルニア米(?)が、アサリのうま味も吸って、芯もなくほどよく炊けてます。

 スターターは、目の前に並んでいたタパスです。オリーブはほんと、付け出し感覚です。

 ハモン(生ハム)やサラミのセットです。塩気が効いてます。

 生ビールの次は、これでしょう。ビーノ・ティント(赤ワイン)。スペイン巡礼では、こればかり飲んでました。

 キノコのアヒージョです。マッシュルームがうまいです。
 ログローニョでつまんだシャンピリオン(マッシュルーム)をもう一度、食べたいです。

 ソパ・デ・アホ(ニンニク・スープ)です。でも、ちょっと違います。食べ残したパンをニンニクと煮込んだどろどろのスープだったはずです。

 玉子も入ったアヒージョのような感じでしたが、スープもそれなりの味でした。

 ビーノ・ブランコ(白ワイン)も頼みました。

 並んでいたトルティージャ(スペイン風オムレツ)です。ジャガイモではなくキノコが入ってました。

 ごちそうさまでした。ああ、またスペインを旅したくなりました。

 エスパーニャバル・ハポロコ
 072-628-5213
 茨木市春日1-8-28

大阪・梅田 「焼賣太樓」のフライ麺とシューマイ

 大阪・梅田に本社があったころ、よく食べに行った「焼賣太樓」です。泊まりの夜に出前を頼むと、フライ麺、シューマイ2個、チャーシュー2枚とご飯がワンプレートに盛られた「ランチ」をすぐに届けてくれました。
 懐かしい仲間と、当時の味を懐かしみました。
 「そう、そう、この味!」。パリッと揚がったフライ麺に、エビや豚肉、野菜のあんかけががかぶさっています。初めはパリパリの麺が、食べ進むにつれて汁を吸って柔らかくなる。ああ、たまりません。

 シューマイは、創業昭和27年以来の名物です。

 ちょっと甘い、これぞ大阪の味です。

 餃子は、夜に飲みに来た時につついたものです。

 いく人もの同僚の顔が浮かびました。あの時は、何を話していたのでしょうか。

 あたりの様子はすっかりと変わっています。でも、健在です。

 焼賣太樓 桜橋店
 050-5592-7344
 大阪市北区梅田2-1-16

今夜の一献 水無瀬「いちまる」の冷奴

 あっさりとした冷奴が食べたくなりました。散歩がてら、水無瀬の自宅近くの豆腐店「いちまる」まで歩いて「ミニきぬとうふ」(108円)と「おから炒り」(151円)を買ってきました。 
 先日、京都・和知の道の駅「和」で買ったままになっていたセリを載せました。

 柔らかい、ホロリと崩れる豆腐です。ちょっとほろ苦いセリがたまらないです。

 おからも、やさしい味です。

 小さなジャガイモは、ジャーマンポテトでいただきました。

 いちまるとうふ
 大阪府三島郡島本町広瀬4丁目22−5
 075-961-5499

 地元・島本町のあちこちで見かけるポスターです。いちまるにも張られていました。
 「離宮の水」は、水無瀬神宮から湧き出している環境省選定「全国名水百選」のおいしい水です。これを使った商品をブランド化しようという取り組みです。
 島本町の町水道も、淀川水系にありながら、琵琶湖からの水にあまり頼らない(高度浄化水を一定程度ブレンドしている)おいしい水です。わが家でも、水道の蛇口から出る水を、四季を通じてそのまま飲んでます。いちまるのとうふも、サントリー山崎蒸溜所のウイスキーも、同じ水で作られています。

今夜の一献 コハダの酢締めと焼き野菜

 舞鶴で暮らす義母の様子をうかがいに行きました。帰りには、いつものようにJR西舞鶴駅前の魚屋「「丸富士食品」に立ち寄りました。遅かったので店じまい寸前でしたが、冷蔵庫から出してくれたのがコハダの酢締めです。売れ残りではなく、わたしを待っていてくれたのだと、「それちょうだい」。
 コハダといえば、江戸前の肴です。京都人にはあまりなじみがありませんが、鯖の生寿司が好物ですから、こちらもうまいです。昨夜の残りの赤ワインでいただきました。

 京都縦貫道が貫通してからは通らなくなった国道27号沿いの和知の道の駅「和(なごみ)」に、久しぶりに行ってみました。相変わらずいろんな野菜が並んでいて安心しました。きょうも「大人買い」してしまいました。
 その中から小粒のタマネギとジャガイモを、そのまま魚焼き機で焼きました。甘いタマネギには、岩塩を振っただけです。

 ジャガイモにはバターをたらしました。
 焼くというのは原始的ですが、甘みを逃さないおいしい調理法であることを再確認しました。

 セリにルッコラ、キュウリ、ズッキーニ、スナップエンドウなどなど。これだけ買い込んで2000円ほどでした。

今夜の一献 ティント・デ・ベラーノ

 今夜の一献は、ティント・デ・ベラーノ(tinto de verano)です。「夏の赤ワイン」という意味で、スペインでよく飲まれている赤ワインのソーダ割りです。
 イワシのかば焼きでいただきました。

 いつものワンコイン・ワイン、アルパカのカルメネールがよく冷えてました。炭酸水は、バーボンについてきたのがたまってました。この2つをカクテルにしただけです。
 ちょっと涼しい1日でしたが、暑い日にはたまらないでしょう。ビールのようにごくごくと飲めます。ワインそのものの味は、ちょっと薄くなってしまいますが、ワンコインワインには最適です。ストレートで飲むよりはボトルの減り方も少なく、飲みすぎにならなくて一石二鳥です。

今夜の一献 アジのソテー、トマトソースかけ

 アジの3枚開きをソテー。トマト、キュウリ、玉ねぎのドレッシングがかけてあります。
 ビジュアルがよければ、味もよいです。

 愛飲している1コイン、正確には498円だったAlpaca(アルパカ)です。ロゼは初めてです。ちょっと辛口です。

 アルパカは最初、赤と白の2種類だったはずですが、いつの間にか全部で8種類に増えてます。まだ飲んでいないスパーリングもあります。

今夜の一献 するめいかとイタリアンパセリのサラダ

 暑い一日でした。夕食はさっぱりと。
 今年は不漁というスルメイカがありました。ベランダのイタリアンパセリとあわせてサラダにしました。ミニトマトも添えて、ドレッシングをかけただけです。

 イタリアンパセリは、周辺の太くなった部分だったので、ちょっと堅かったです。でも香りはいいです。

 ほったらかしですが、ここまで成長したイタリアンパセリです。

 冷奴もいただきました。これからのシーズンは、冷たいビールとこれです。

 メーンは、豚肉にネギと長芋が巻かれています。

 京都市内は、最高気温が31.7度まで上がる真夏日でした。その一番暑かったころ、京都・岡崎の寺院で行われた友の葬儀に参列しました。誕生日が同じ。小学校、中学、高校も同じでした。会場には友が好きだったジョン・レノンのイマジンが流れていました。