西に、西に向かって歩いてきた巡礼です。聖地のサンティアゴ・デ・コンポステーラからさらに100 キロほど進むと大西洋に突き当たります。フィステーラの岬です。その先に、はるかエルサレムがあると信じられていました。
ここまで歩く巡礼者も多いですが、わたしにはその体力、気力は残っておらず、バスツアーでその地に立ちました。
ここで巡礼で着古した衣服を燃やすのが、古来の習わしでした。その跡が残っています。
今では焼却は禁止です。それでも、旅でお世話になった五本指ソックスを捨てて来ました。気持ちの区切りをつけたかったのです。
こんな形で区切りをつけた人も多いようです。
零キロのモホンです。
旅で親しくなったリタイア三人組にとっても、新たな旅の始まりです。
日本語のポールがありました。
大西洋の波が、いつまでも打ち返していました。