淀水路 河津桜とメジロとちらしずし

 京都・淀の淀水路に咲く早咲きの河津桜が満開でした。
 朝起きると、予報とは違って青空が広がっていました。急に思い立って歩きました。水無瀬のわが家から片道8キロほど。平地ばかりですので時速6キロほどでした。
 メジロが、あちこちでチーチーと泣いてました。止まっている花より、動いているそちらにレンズを向けてしまいました。
 白いアイリングがあるから、そのものずばりのメジロです。繍眼児と書くそうです。

 早咲きの河津桜です。今を盛りと咲いています。

 昼飯のお弁当は、ちらしずしを弁当箱代わりにメスティンに詰めてきました。
 きのうはひな祭りでした。2人の孫娘とは一緒に祝えませんでした。ちらしずしは登場しましたが、夫婦では食べきれずに残っていました。
 暖かな日差しを浴びて、ひとりでのんびりといただきました。

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丹波篠山 大山宮で「春の妖精」と出会う

 スプリングエフェメラル(春の妖精)と会いに、丹波篠山の大山宮に行きました。咲いてました。セツブンソウなどの春を告げる花々が。
 一昨年の春、丹波市との境にある金山(きんざん、540m)に登り、下山後に追手神社辺りで花々を楽しみました。2日前に山友が訪れて、咲いているよとレポートしてくれました。
 ならばわたしも行くしかないです。高速料金をけちって亀岡からデカンショ街道(国道372号)を経由したので、ちょっと時間はかかりました。良く晴れてましたが、気温は6度までしか上がらず、風が冷たかったです。

 セツブンソウが辺り一面に咲き乱れています。

 真っ白ですが、ニリンソウほど純白ではなくて、かえって優しさが漂います。

 セリバオーレンです。
 小さな星が散らばっているようです。

 雄花、雌花、両性花とあるようですが、違いは判別できません。

 リュウキンカは、寒さのせいか堅いつぼみです。

 黄金色の輝きは見ることができませんでした。

 ユキワリイチゲがお日様に向かって延びています。

 「雪割」は早春植物を意味し、「一華」は一茎に一輪の花を咲かせるという意味だそうです。

 開花にはちょっと早すぎたようです。

 アズマイチゲも下を向いてます。

 2年前にフキノトウをいっぱい摘んだ大乗寺の辺りです。ことしもつぼみを膨らませていました。

 春の妖精の花々を愛で楽しんだあとは、口でも春を感じようと、たくさん摘んで持ち帰りました。

 向こうにが立派な山寺の大乗寺です。

 丹波篠山 金山~春を告げる花と、奇岩、トンネル

「妙法」 松ヶ崎東山・西山と宝ヶ池、深泥池

 裏大文字に続いての京都低山ハイクは、五山送り火の「大」の次に点火される「妙法」の火床がある松ヶ崎東山(法)と松ヶ崎西山(妙)です。
 火床の松ヶ崎東山は麓からの入山が禁止になっています。稜線側から下ると、金属製の火床を確認することができました。向こうには大文字が見えています。
 少年時代を過ごした家にも近く、そのころには登ったこともあるはずです。昔の思い出が、あれこれと浮かんできました。

 松ヶ崎西山には「妙」の火床が並んでいました。送り火の中では画数が多いので、火床もあちこちの方向に延びてます。

 昼飯は、宝ヶ池公園の東屋でいただきました。
 烏丸四条で阪急から地下鉄に乗り換えるとき、途中の成城石井で買ってきました。「直火焼ハンバーグ明太ひじき飯弁当」です。即席のとん汁とともにおいしかったです。

 深泥池(みどろがいけ、みぞろがいけとも)にも回りました。京都最古の天然池で、氷河期からの動植物群が生き続けているそうです。


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裏大文字 熊一族と鹿親子にごあいさつ

 裏大文字。そんなネーミングがあるのですね。ネットアプリのYAMAPで検索しているとヒットしました。裏なんばなら知ってますが。
 京都五山の送り火の大文字がある大文字山(465.3m)の北斜面の山々のことです。そのピークの名が、熊一族と鹿親子なんです。
 玄孫(やしゃご)は、親からすると4代後です。玄孫熊山まで大文字山から尾根を伝ってたどってきました。
 ピークハントというよりは、プレートハントの低山ハイキングでした。

 最初は親の熊山です。

 子、孫、曾孫と続きます。

 ひとつ西の尾根には鹿の親子がいました。

 ざっとこんな位置関係でした。

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天王山 ミツマタロードは咲き始め

 天王山のミツマタロードから開花の知らせが届きました。ネットにそんな書き込みがありました。暖かさが戻り、天気も良くなりました。早速、カメラをもって出かけました。
 咲き始めていました。満開の黄色となるのはまだ先ですが、周辺の花が開花しています。新葉が芽吹く前の枝先に咲く春の便りです。

 3つの小枝に別れて、その先に咲くから三椏、三又とも書きます。

 まだ下を向いたままのつぼみは、光を受け銀白色に輝いています。

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交野 サンドイッチ山でサンドイッチを頬張る

 生駒山地の北端にある交野山(こうのさん)、国見山に登りました。その近くにサンドイッチ山がありるのは知ってましたが、ネットを見ていると新サンドイッチ山も登場していました。
 ここはサンドイッチ山の上でサンドイッチを頬張るしかないでしょう。自宅近くのパン屋でサンドイッチを買って出かけました。
 交野山の観音岩の上でへっぴり腰!でのポーズです。

 阪急・水無瀬駅前の「Pao(パオ)」の「ミニピクニックサンド」です。「交野いきものふれあいの里」のベンチでいただきました。

 国見山からも、遠く六甲まで見渡せます。

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京都・万灯呂山 大峰~北峰~龍王の滝を巡る

 大峰山といえば、奈良・吉野の奥にある「日本百名山」にも選ばれている山です。古くから修験道の場として知られています。
 同じ大峰山は京都にもあります。しかも京都・南部の井手町と宇治田原町に。さらにその近くの鷲峰山(じゅぶせん)も北大峰と呼ばれます。
 そのひとつ、万灯呂山(まんどろやま)とも呼ばれる大峰に登りました。
 出発が遅かったので、万灯呂山展望台に着いたらすぐに昼飯でした。奥さまにつくってもらった握り飯を頬張りました。湯を沸かして、途中のコンビニで買ってきたみそ汁もいただきました。

 目の下を流れる木津川、向こうには国見山、交野山などの北河内の山々が見渡せます。先日登った甘南備山も見えました。

 龍王の滝まで下りました。落差は13メートルありますが、全景は見ることができませんでした。

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ポンポン山 福寿草に会いに行く 2021

 スプリング・エフェメラル(春の妖精)のフクジュソウ(福寿草)が、ことしもポンポン山に咲き始めました。
 天気予報の「晴れ」を信じて大原野森林公園森の案内所から登りました。
 太陽の光をいっぱいに浴びて、黄金に光っていました。

 わたしはこれまで、3月になってから見に来ることが多かったです。昨年より1カ月も早いです。

 パラボラアンテナのような花弁を太陽に向け、反射させた光を花粉に当てて熱します。強くなった香りで、昆虫をおびき寄せて受粉するそうです。

 例年になく群生している花が多く感じられます。

 昔は、谷の斜面が黄色いジュータンになったそうです。

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JR京都線 ねじりまんぽの奥田ノ端橋梁

 ちょっと寒さが戻りましたが、よく晴れました。カメラをザックにウォーキングしました。
 西国街道を西に向けて歩きました。お隣の高槻に入りJR京都線に沿って歩くと、いくつもの「まんぽ」があります。
 鉄道や天井川の下をくぐるレンガや石積で作られたアーチ状の小規模トンネルです。その中でも積み上げられたレンガがねじれているのが「ねじりまんぽ」です。
 国内に30ほどしかない珍しいねじりまんぽのひとつが「奥田ノ端橋梁」です。

 線路に対してトンネルは斜めに貫いています。元は川が流れていたようです。
 そのためアーチ部のレンガが斜めにねじって積まれたのです。

 ワープゾーンに吸い込まれるような感覚です。

 基部は普通に積まれ、アーチ部がねじれています。
 アーチ部は交差する線路に対して直角になるよう積まれていて、交差角により左巻きも右巻きも存在します。

 「レンガ造りのアーチ橋」といして「高槻まちかど遺産」に登録され、プレートが設置されています。
 明治9(1876)年に京都-大阪間の官製鉄道が開業しました。このときに外国人技師の指導でつくられました。150年近くも現役です。

 北側から見ると、普通のコンクリート製です。「奥田畑」と書かれていますが、わたしは資料で調べた奥田ノ端橋梁としました。
 京都線が複々線化されたときに、北側に新たに2線が増設されました。トンネルもコンクリート製が延長されたのです。
 上部には、名神・高槻ICにつながる高架道路が走っています。

 ちょっと離れたところから振り返りました。尾根を太閤道が通っています。

 ねじれていないまんぽです。

 翼壁もきれいにレンガが積まれています。

 新名神高速の工事が始まっています。この辺りを通ります。それに関連する関電の鉄塔移設工事が行われていました。

 JR京都線の京都-茨木間に4つのねじりまんぽがあります。

神の宿る山「甘南備山」と一休寺

 甘南備山(かんなびやま)に登りました。京田辺市の独立峰です。標高200m余りですが、古くから神の宿る山として信仰の対象になってきました。
 三角点(201.6m)のある雌山で、昼飯のぜんざいをいただきました。正月のモチが真空パックのまま残っていました。缶詰の餡を加えました。
 甘さほどほどで、ちょっと風が冷たかったこんなシーンで食べると、ホッコリとしました。

 早咲きの梅が開いていました。でも、全体の開花はまだ先のようです。

 下山後に、車で5分ほどの一休寺(酬恩庵)に参りました。
 一休さん(一休宗純)の寺で、菊の御紋の隙間からのぞいた「宗純王廟」と呼ばれる廟所です。一休の出自は後小松天皇の落胤と伝えられ、そのため宮内庁が管理する陵墓になっています。

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