太閤道を若山まで 山パスタを食べに登る

 おじいさんは山へ柴刈りに出かけました。
 そんな感じの裏山ともいうべき太閤道を若山まで登りました。
 昼飯は、メスティンでナポリタン風のパスタをつくり、のんびりといただきました。「プシュ―」と恒例の儀式も行いました。
 目の下には水無瀬のわがマンションや駐車場のマイカーまでが見えていました。

 太閤道は、高槻市の磐手橋から島本町の若山神社まで5キロほどあります。
 羽柴秀吉が本能寺の変を知って、水攻めの備中・高松城から「中国大返し」で戻ってきて、天下分け目の陣を山崎で張ったときに通った道といわれます。
 何度も歩いてますが、きょうは初めてのルートから登りました。

 見晴らし台からは、淀川の向こうに霞んだ大阪市内のビル群や、あべのハルカスも見えていました。

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高槻 神峯山寺の「赤」

 神峯山寺(かぶさんじ)に参りました。
 この秋、最高の「赤」でした。

 神峯山寺の本尊は3体(秘仏)の毘沙門天です。そのひとつ、兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)が年に一度、秋に公開されるのを記念する限定ご朱印です。

 根本山神峯山寺
 日本で最初に日本で最初に毘沙門天が安置された霊場としても知られ、1300年以上の歴史を持つ古刹です。
 高槻市の北部にあり、ポンポン山の登山口のひとつにもなっています。神峯山の森自然園には、野草を見にやってくるスポットです。
 11月から有料になった駐車場に車を止め、東海自然歩道に沿って谷間の道を山門まで歩きました。

関西百名山で鈴鹿最高峰 御池岳のそう快な秋空

 鈴鹿山系の最高峰、御池岳(1247m)に登りました。関西百名山の一峰で、花の百名山でもあります。
 山頂付近は広大なカルスト地形が広がっており、その上は真っ青な秋空でした。
 平地では、11月になって真夏日を観測したような好天でした。山の上でも汗ブルブルでした。コロナ肥りのわたしは、ちょっと苦しいシーンもありましたが、久しぶりに心が晴れた一日でした。

 ボタンブチから見上げる天狗の鼻です。秋の雲が清々しいです。

 全山が石灰岩で形成されている御池岳の山頂付近には、カルスト地形が広がっています。

 秋にしては視界はイマイチでしたが、北側には霊仙山が、さらにその先には伊吹山が見渡せました。
 
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京都・桂坂 モミジバフウの並木道

 真っ赤に色づいた長い並木道です。モミジバフウって、初めて聞いた木の名前です。
 漢字では紅葉葉楓と書きます。楓を「ふう」と読むところがミソです。フウ科フウ属の落葉高木です。
 楓は「かえで」とも読めます。こちらはムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の落葉高木の総称です。よく似てますが、違った木でした。
 京都・西京区のニュータウン、桂坂の街路樹が見事に成長して、赤い帯を描いていました。 

 アメリカフウとも呼びます。スペインのサンティアゴ巡礼で知り合った金沢のKさんがFBで四高記念館の並木を紹介しておられました。そこは「アメリカ楓通り」と呼ばれているそうです。
 桂坂は、別のFB友だちで勤務地がすぐ近くのOさんが先日、歩いてきたと書いておられました。
 さて、このブログを編集していると英会話教室で知り合った別のOさんがFBを更新されました。よく似た時間にニアミスしていたことがわかりました。 

 日本では珍しいロータリーです。

 振り向くと黄色の世界です。

 熟した果実です。イガイガがそれぞれのタネで、その集合体です。

 葉の形がカエルの手「蝦手」に似ていることから、カエデと呼ばれるようになりました。こちらもよく似てます。

 京都市バスはグリーン、ヤサカバスはイエロー、それに白地に赤い帯の京阪バスと、3社のバスが乗り入れています。

 「冬ソナ」のメタセコイアによく似ていますが、あちらはヒノキ科(またはスギ科)メタセコイア属だそうです。

 東海自然歩道の標柱がありました。そういえば大原野から苔寺の区間は歩いたことがありません。

 並木道から国際日本文化研究センター(日文研)の先にある桂坂野鳥遊園へ向かいました。静かな池で野鳥が休んでいました。

 観察スポットに置かれた望遠鏡で野鳥を観察しました。接眼レンズにカメラのレンズを押し付けると、このように写りました。

 こちらの紅葉も見事です。

 きょうのコースです。
 阪急桂から国道9号を越え、京大桂キャンパスを抜けて桂坂の並木道へ。その後、日文研のレストランで昼飯を食べて、桂坂野鳥遊園へ。帰りは市バスに乗車しました。

京都・西山古道 柳谷観音から光明寺

 朝の間は雲ひとつない青空でした。秋の鼻炎でズルズルとティッシュペーパが手放せませんでしたが、逆療法(?)とばかりに山歩きに出かけました。
 京都西山の西山古道を柳谷観音から紅葉の名所の光明寺を目指しました。
 昼ご飯は、メスティンで作りました。レシピを紹介していたNHK「にっぽん百名山」の尾瀬ではリゾットといってましたが、トマト味の洋風おじやといったところです。それでも熱々をおいしくパクつきました。

 西山古道は、西山三山(善峯寺、楊谷寺=柳谷観音、光明寺)を結ぶ古くからの信仰の道です。2週間前に柳谷観音から西国札所の善峯寺まで歩いています。今回は麓の光明寺を目指しました。
 向こうが柳谷観音です。紅葉が始まっていいるようです。「花手水」も新しい花に替わっていまるようですが、11月に入った紅葉シーズンは入山料が必要です。きょうは横をかすめただけで失礼しました。

 ルートには激しい登りはなく、樹林の間を気持ちよく進みました。

 光明寺は、紅葉の名所としてシーズンには観光客であふれかえります。まだちょっと早くて、境内はガラーンとしてましたが、見事に色づいている紅葉もありました。

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京都・周山 ウッディー京北の「京北のおばんざい定食」

 京都・京北の滝又の滝の秋を楽しんだあとは、周山にある「道の駅 ウッディー京北」のお食事処で昼飯にしました。ちょっと混んでましが、手際よく屋外のデッキのテーブルを用意してくれました。
 「京北のおばんざい定食」(1080円)です。メニューのトップにあったので、すぐに決まりました。
 メーンは鯖煮です。柔らかく煮てあります。甘いです。ご飯がすすみました。

 奥さまが頼んだのは「京北うどん」です。ごぼうのキンピラが載っています。素敵な取り合わせだったようで、「家でもやってみる!」とか。

 みやげに鯖寿司を買って帰り、夕食でいただきました。
 他にも真っ赤なタカノツメや、ちょっと変わった野菜なんかをゲットしました。

 美山牛乳などを使ったプリンやシュークリームが並びます。

 シュークリームがおいしそうだったのでデザートにテークアウェーして、車ですぐにかぶりつきました。
 柔らかい皮にトロ―リとしたクリームと、懐かしい味でした。

 道の駅 ウッディー京北
 075-852-1700
 京都市右京区京北周山町上寺田1-1

 帰り道は、魚ヶ渕吊り橋を見に行きました。桜もきれいでしたが、紅葉はと期待しました。
 「京都人の密かな愉しみ」の「逢瀬の桜」のロケ地となったところで、コロナが気になりだした春にもやって来ています

 だれもいない静かなつり橋です。

 大きな枝垂れ桜は、座残念ながら坊主になっていました。

 魚ヶ渕吊り橋は「京北十景」の1つです。
 京都市右京区京北周山町山キハ22

京都・京北 滝又の滝と石仏群の黄葉

 京都・京北の「滝又の滝(たきまたのたき)」に紅葉を見に行きました。期待に反して黄葉がメーンでした。それでも北山杉の森林に分け入った清々しさを満喫しました。
 京都の自然200選や京北10景のひとつです。京都一周トレイルの京北コースも通っています。その割にはあまり知られていない穴場でした。
 高さ25メートルの一枚岩から3段に流れ落ちる様は壮観でした。

 ちょっとした散歩気分でした。ところが途中の谷では何度も渡渉を繰り返しました。板がかかってましたが、雨上がりとあって滑りやすく、慎重に歩を進めました。

 滝又の石仏群です。谷の中流域には岩を背にした石仏はズラリと並んでいました。
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京都北山 50ん年ぶりの桟敷ヶ岳

 京都北山の桟敷ヶ岳(895.8m)に登りました。関西百名山の一峰で、全山踏破を目指しているSくんに付き合いました。
 わたしは、中学か高校生だったときに登って以来の50ん年ぶりの頂上でした。
 ご一緒したSくんの仲間のお一人は、なんと先日、傘寿(80歳)を迎えらえれたとか。びっくりするほどお元気で、お手本とさせていただきたいものです。

 暑くもなく、寒くもなく、おまけに風もなく、雲ひとつなく晴れ上がった最高の秋の一日でした。

 山頂直下からは、北東側の視界が開けました。蓬莱山から武奈ヶ岳と比良山系が臨めました。

 昼飯は、途中のコンビニで仕入れたそぼろ弁当でした。

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京都・西山古道 柳谷観音から善峯寺

 気持ちの良い秋晴れでした。「ちょっと歩いてくる」と、阪急・水無瀬近くの自宅から歩き始めました。まず目指したのは柳谷観音(楊谷寺)です。
 手水鉢(ちょうずばち)に季節の花を浮かべた「花手水」が格好の被写体となります。秋桜(こすもす)が、文字通りに秋を感じさせてくれます。
 書院から眺める名勝庭園、浄土苑が色づくのは、もう少し先のようです。

 西山古道を西国札所の善峯寺まで歩きました。こちらも紅葉はまだ先で、ひっそりとしていました。

 メスティンを使ってペペロンチーノを作りまし。「秋味」もうまくて、ひとり満足のランチです。

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大文字山 眺望よしも、思わぬトラブル続発

 京都五山の送り火で「左大文字」が灯される大文字山(231m)に登りました。東山の大文字山(465.3m)と同じ名前です。ところが、登山となるとあちらほどにはポピュラーではありません。そうとは知らずに、軽い気持ちで登った裏山のハズでした。思わぬトラブルの続発でした。
 それはともかく送り火の火床からの眺めは最高でした。正面の山肌が三角形のところに「大」がくっきりと見えました。

 左大文字の火床がある大文字山の斜面は、管理している左大文字保存会が入山を規制しています。
 このゲートは下山後に通りました。「大」の字の左の流れから下ってきたところですが、ここから登ることはできません。わたしが歩いたように反時計回りに山道をぐるっと回り道する必要があるのです。
 テレビ番組で、ここから松明を背負って送り火の火床へ登る若者のシーンがあったのを覚えています。ここから登れるのだと思っていました。

 下山後は、ブラブラと西陣あたりを歩いて、千本丸太町の角にあったラーメン屋までやって来ました。午後2時を回って、やっと昼飯にありつきました。

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