京都・岡崎 ホーフベッカライのハンドカイザー

 オーストリア・ハプスブルク王家御用達のベーカリーのお味が、日本ではここだけで楽しめる「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス 京都店」で軽くランチをしました。岡崎公園の疏水端にあります。
 どれも食べてみたくなるパンが並んでいまいした。いくつかをテーク・アウェー、いくつかをイート・インしました。
 飲み物は、上がスパーリング白ブドウジュースです。ワイン醸造用のブドウでできているそうで、こってりと濃厚味でした。
 コーヒーはたっぷりのホイップクリームが層をつくっているメランジェです。お冷やのカップにスプーンがのっているのも、ウィーンのカフェを思い出させます。

 クロワッサンなどどれも軽やかな食感です。小麦粉の香りが味わい深いです。
 細長いザルツシュタンゲルは、キャラウェー・シードが独特の香りを放ちます。

 カイザーゼンメルを追加しました。一つずつ手で成型しているので「ハンドカイザー」と呼びます。

 ラドラー(レモンビール)がありました。昨年の今ごろ、ポルトガル巡礼で毎日のように飲んでいたのが懐かしいです。
 きょうはハンドルを握っていたので、がまんしました。

 窓際のテーブル席でいただきました。

 次々に客がやってきて、ケーキはすでにほとんど売り切れ。ザッハートルテが一切れになっていました。

 「皇妃エリザベートも愛した」とうたっている菓子類も並んでいました。

 オーストリア第2の都市、グラーツにある本店の写真などが飾られていました。

 テラス席も気持ちよさそうでした。

 ホーフベッカライ エーデッガー・タックス 京都店(Hofbäckerei Edegger-Tax)
 075-746-6875
 京都市左京区岡崎成勝寺町3-2

 世界遺産の町、グラーツは2010年と19年(写真)に訪れていています。1569年創業の店に掲げられたハプスブルク家御用達の紋章「双頭の鷲」を見上げました。
 エッゲンベルク城には、豊臣秀吉時代を描いた大阪図屏風が残っています。

越前みやげ 越前そばと生羽二重餅

 日本百名山の荒島岳に登ろうと越前(福井)まで旅しました。帰りの北陸道の道の駅で買ってきたみやげです。
 帰宅後、ちょっとバタバタすることもあって、きょうの昼飯に味わいました。
 辛味大根おろしそばは、福井のソウルフードのようです。わたしも冷蔵庫に残っていた春大根の尻尾をおろして、湯がいたそばにトッピングしました。ダイコン、辛いです。ネギ、かつお節との盛り方を間違えました。3つを重ねるのではなく、等分に並べるのでした。
 帰りに食べた道の駅のそば屋で「ワサビ、あります?」と聞くと、「福井ではワサビは使いません。お好みで七味か一味をふってください」とのことでした。なるほど、ダイコンの辛味にワサビは合わないのでしょう。

 氷水でよく冷やしました。シャキッとしたエッジが効いたそばです。

 デザートに生羽二重餅もいただきました。ねっとりと甘いです。

小荒島岳 ニリンソウが咲き乱れ

 日本百名山、荒島岳の前衛峰にあたる小荒島岳です。それでも1186mもあります。
 向こうに深田久弥が幼いころから愛した荒島岳がドーンとそびえていました。でも高さで500mは急坂を登る先でした。現在のわたしの体力からすると、この辺りで留めておくのが賢明かと判断。仲間に迷惑をかけることなく、わたしだけはここでピストンとしました。
 仲間3人は頂上を踏破しました。若干の心残りはありましたが、久しぶりの1000m峰と咲き乱れる高原の花々に大満足でした。

 ニリンソウ(二輪草)が見事でした。山道の両脇に、これほどに咲き乱れているのは初めてでした。

 ヤマブキでしょうか。咲き乱れていました。

 小荒島岳からも雪を残した白山が、堂々とそびえていました。

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越前大野 弥生旅館のおいしい夕飯

 日本百名山の荒島岳登山の前夜(4日)は、越前大野の「弥生旅館」に泊まりました。城下町の一角にある古い旅館です。
 1泊夕食付きで1万2000円ほど。この物価高のおり、はなはだリーズナブルな宿でしたが、その夕食にも大満足でした。
 この日は、取立山などに登りました。たくさんの山の花に癒されました。ただし山道は予想外にハードでした。おまけに真夏を思わせる日射に干上がりました。
 乾杯のビールが最高にうまかったです。

 まずはお造りです。

 酢のものはカニです。

 揚げたての天ぷらには、抹茶塩をつけました。ひと口ではほおばり切れない大きなエビでした。

 焼き魚はウナギとサワラかなにかでした。

 
 鉄板では牛と鶏肉を焼きました。
 

 締めのうどんは辛味大根が効いて、最後までいただきました。
 ご飯もおいしそうだったので、ひと口だけいただきました。もう満腹でした。

 デザートまで食べ尽くしました。

 10畳ほどの部屋で4人相部屋でした。
 洗面所やトイレなどもリニューアルされたばかりで、気持ちよかったです。
 温泉はなく内風呂です。わたしたりは山を下りてすぐに日帰り温泉に行って汗を流していました。

 風情がある城下町の町並みの一角にあります。

 弥生旅館
 0779-66-2860
 福井県大野市元町10-19

 側溝のふたもおしゃれでした。

 山の上に越前大野城の天守閣がそびえていました。

 時計塔の向こうには、翌日に登る荒島岳が独立峰の端正な姿を見せていました。

山の花咲き乱れる こつぶり山・取立山 

 ゴールデン・ウイークの最高の日和となった4、5日、日本百名山の越前・荒島岳に出かけました。
 初日は近くのこつぶり山と取立山を巡りました。ミズバショウ(水芭蕉)の群生地もありました。次々に現れる花々にレンズを向けるのが忙しかったです。
 雪を残した白山も眺めることができて、久しぶりの1000㍍峰を楽しみました。

 稜線近くの雪渓の雪解け水が流れ込む湿地に、ミズバショウが見事に咲いていました。

 サンカヨウ(山荷葉)が、白い小花をいっぱいにつけていました。水に濡れると透明になりますが、この日和では純白でした。

 イワウチワ(岩団扇)はピンクの花をいっぱいに開けていました。

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京都を歩く そすいさんぽ 鴨川運河コース

 琵琶湖疏水を巡る「そすいさんぽ」の後編は、四条大橋から南下。伏見を抜けて宇治川に放流される三栖閘門(みすこうもん)までの鴨川運河を歩きました。びわ湖から25.1kmポイントが京の都を潤した人工河川のゴールでした。

 疏水に沿った多くの部分が遊歩道として整備されていました。
 京阪電鉄とはルートが重なる部分が多く、何回か踏切を渡り、高架下を潜りました。

 疏水にかかるいくつかの小さな橋の橋脚に、六角形の星がデザインされていました。「六芒星」と呼ばれ、京都市電力局(当時)のマークでした。疏水は電力源でもあった名残のようです。

 京阪・墨染と丹波橋間の船溜です。
 こから西約290m、高低差15mの地点まで伏見インクラインが通じていました。明治28(1895)年に完成しました。
 この高低差を利用して墨染発電所もつくられました。

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自分でつくる ウィンナーとトマトソース・パスタ

 冷蔵庫に、きょうが賞味期限のウィンナーソーセージが2本、残っていました。これを消費するためにパスタで昼飯にしました。
 トマトソースも冷凍されていたので、簡単にワンパン・パスタにしました。この方法を知ってからは、ハマっています。食後に洗う鍋が一つという絶対的なアドヴァンテージがあります。
 こってり濃厚味に仕上がりました。

 ウィンナーとタマネギなどをざっと炒めました。
 あとはソース、水、塩などをいれてパスタの茹で時間ほどを煮込んで水分を飛ばせば完成です。

 ニンニク、タカノツメは必須です。

楊梅山から三好山 雪餅草をおかわり

 ポンポン山への高槻からの登山口にある神峯山寺(かぶさんじ)辺りにユキモチソウ(雪餅草)が咲いていました。
 白くて柔らかそう。じょうよまんじゅう(薯蕷饅頭)のようです。でもつまみ食いしたらたいへん。毒があります。
 カメラに収めるのだけを「おかわり」しました。次から次からで、メモリーがああ満腹です。

 花の外側は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、その中に先端が丸く膨らんだこん棒状の付属体があります。これを白い雪のような餅に見立てたのが名前の由来です。

 サトイモ科の植物ですが、根には強い毒があります。

 マムシグサとも同属です。あの真っ赤な毒々しさと、こちらの清楚な純白の対比がすごいです。

 ちょっと恥じらいの表情です。

 ツインズもいます。

 こちらは子どもですかね。

 1、2、3、4・・・。群生していました。

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京都・大原 シャクナゲ尾根の大ハズレ

 京都・大原の北に、シャクナゲ(石楠花)尾根はあります。このシーズン、東西2㌔ほどの尾根は、ピンクや白いシャクナゲのトンネルになります。
 それが、それが・・・。ちょっとのことですが、遅かったようです。おまけに「裏年」ということで、昨年はあれほど綺麗だったのがウソのようでした。
 パラパラと咲く花を、それでもよくぞ開いてくれたとレンズに収めました。

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若山神社への散歩道 キンランが咲いていた

 雨上がりの青空が広がりました。
 大阪・水無瀬の自宅から若山神社までカメラ片手に散歩しました。三川合流が見下ろせ、太閤道にスタート点でもあります。
 春は黄色い花が目立ちます。そんな中でとびっきりの金色のキンラン(金蘭)が、1株だけ咲いていました。

 わずか1センチほどのかわいい花弁です。

 昔は、さして珍しくもない里山の花だったようです。それが環境省レッドリストに掲載される絶滅危惧種です。

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