姫路 「まるまさ家 姫路駅前店」のひねももの炙り焼き

 姫路で独り、昼飯になりました。JR姫路駅前の商店街を歩くと、飲み屋がびっくりするほど多いです。しかも立ち飲みが。おまけに、土曜日とはいえ昼間からどの店にも客が。
 「のれん街」というビルの谷間の路地に入ってみると、テーブルを店の外にまで並べた焼き鳥屋などが並んでました。
 「まるまさ家 姫路駅前店」は、串焼きの店です。「ひねももの炙り焼き」は、シコシコとした鶏がじっくりと焼かれています。柚子胡椒をつけて味わいました。

 ヒゲのグラスはハイボールです。

 最初はこちらでした。皮と鶏ネギです。ちょっと甘めのタレが効いてます。

 暑い1日でした。とりあえずビールがたまりません。

 牛すじ串は、脂の塊がコリコリと気持ちよいです。

 仕上げは鶏皮揚げでした。すっかりでき上がりました。

 近くに本店があるそうです。

 まるまさ家 姫路駅前店
 079-222-5051
 姫路市駅前町363-1 フェスタ北館 1F

 駅の目の前にこんな飲み屋街とは、なかなかいい街です。

「近畿の駅百選」 この駅に降りた

 わたしが降り立った「近畿の駅百選」です。
 駅百選が認定されたのは2000年から2003年(1回25駅)です。それからの年月に駅舎の建て替えなどで認定証(プレート)は所在不明になっている駅ももあります。鉄道の駅なのに、交通の便が悪い駅もあります。プレートをいくつ発見できるか、ぼちぼちと旅を続けます。

 プレートが見つからない京都などを含めて、あと「7」です。

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青春18 長野の一夜、ゲストハウス初体験

 ちょうど1年前の8月24日のことです。サンティアゴ巡礼を歩き始める前夜です。フランス西南の町、サンジャン・ピエ・デ・ポーのドミトリー(男女相部屋)に泊まりました。プライベート(私営)のアルベルゲで、小さな部屋に2段ベッドが2台。同室は、台湾とカナダ(?)人の若い女性でした。ちょっとドギマギしたのが、昨日のことのようです。それから30数日間、毎夜のごとくドミトリーで寝泊まりして、すっかり慣れてしまいましたが。
 とはいえ、それはスペインでの話。日本でのゲストハウスは初体験でした。民泊がブームです。これからはこんな一夜を経験しておくのも良いかと。
 WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE-Pise は、楽天トラベルで予約しました。急に思い立っての旅だったので、長野駅前などのビジネスホテルは満室でした。
 1泊2778円。税込みで3000円ぽっきりです。楽天カードのポイントがあったので、支払ったのは1500円です。

 古い民家を改装しています。元は6畳ほどの部屋が、巧みにベニヤ板で仕切られて8ベッドとなってます。一応はカーテンもついて、かなりプライバシーも確保されています。
 スペインの公営アルベルゲのように、だだっ広い部屋にむき出しの2段ベッドがずらりと並んでいるだけといったところからすると、格段の上部屋です。
 エアコンも夜通し動いていたので、暑いことはありませんでした。

 まるで穴倉ですが、布団1つを敷くのがちょうどのスペースです。洗濯したての清潔なシーツが2枚、枕カバーがありました。これも寝袋必携だったスペインとは大違いです。

 きれいなトイレもあります。
 風呂はなく、シャワーですが、熱い湯がたっぷりと出ました。

 階下は各国料理が食べられるバーになってます。宿泊者は10%OFFでした。

 目の前の生ハムを眺めながら、ジントニックをいただきました。
 隣に座った、富士宮から独りでやってきたお嬢さんは、青春18きっぷで4連泊の旅の途中。サンティアゴ巡礼をする多くの女性のバイブルのようなパウロ・コエーリョの「星の巡礼」の愛読者で、「サンティアゴに行ってみたいです!」。巡礼の話なんかで盛り上がりました。

 カウンターの隅には真空管アンプが載っていました。これも世界各国を旅したというオーナーの趣味とか。ところが肝心のオーナーはこの夜は姿を見せてくれませんでした。

 善光寺門前の中央通りに面してます。

 WORLDTRECK DINER&GUESTHOUSE-Pise(ワールドトレック ダイナー アンド ゲストハウス ピセ)  
 長野市東後町2-1
 026-214-5656

青春18 善光寺と門前のモダン

 牛に引かれなくても、長野までくれば善光寺に参るしかありません。8年ほど前に、西国33所のお礼参りで訪れて以来です。大きな本堂に圧倒されました。

 朱印もいただきました。

 さて、後はどうしたものかと、門前をふらふらと歩きました。
 角のそば屋さん「大丸」では、ざるそばを食べたことがあります。

 反対側の角には、しゃれた建物が。
 その気になってカメラを構えると、次から次へと格好の被写体が続きました。

 立派な洋館の旅館です。

 うだつの上がる薬局です。坂道に直立しています。

 こちらは優雅な郵便局・

 レンガ造りで、現在は「楽茶れんが館」。

 堂々とした銀行そのもの。

 フラワーバスケットの向こうに古い家並みが続く。

 格子が美しい紙屋さん。

 「中沢時計」だから「丸に中」とわかりやすい。

 文具店には古くて大きなレジスターが展示されている。

 シンプルに「香」一文字。

 文芸座が現れた。

 額の金文字が素敵。「ウィンザーチェア」のポスターが張られていた。

 善光寺も門前はJR長野駅近くまで1.7キロ。楽しみながら歩いた。

青春18 長野県信濃美術館 「ウィンザーチェア」

 青春18きっぷで長野まで出かけたきっかけは、長野県信州美術館で開かれている「ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子」を観ることでした。
 自宅最寄りのJR島本を午前5時28分発の普通で出発。京都-米原―名古屋-中津川-松本と普通や快速を乗り継いで長野に着いたのは9時間16分後(乗車時間は7時間34分)の午後2時44分でした。

 長野駅前から善光寺の裏側にある美術館最寄り駅までバスに乗りました。 

 エントランスに、松本民芸家具と日本の作家の作ったウィンザーチェアが並んでました。でも写真撮影ははここまででした。
 ウィンザーチェアは、18世紀前半にイギリスで生まれたとされる木製の椅子です。座面も背もすべて木で造られ、シンプルな美しさと機能性を兼ね備えています。(パンフレットより)
 会場には、英国を中心としたいろんなデザインのウィンザーチェアが56脚もズラリと並んでいました。第2展示場には「同時代の多様な椅子」も並び、これだけの規模の展覧会は珍しいそうです。
 一つ一つ、ていねいに見て回りました。
 なかでもくぎ付けになったのが、かわいい子供用のスティックバックチェアでした。シンプルな背もたれがさりげなく、赤い塗装が施されていた痕跡もとどめていました。孫娘を座らせてやりたいという思いに駆られました。

 平日の閉館間際とあって、他に入場者は数えるほどで、心置きなく観ることができました。

 信濃美術館は、老朽化が進み、この展示が終わると休館になるそうです。お隣の東山魁夷館はすでに休館中でした。

 善光寺の参道には、フラッグもはためいていました。

 いただいたパンフレットです。最初の写真は、これをコラージュしています。

 わが家のダイニングテーブルの5脚目の椅子となっているペザントチェアを、飛騨・清見村のOak Villageで作ったのは10数年前のことです。もう一度、挑戦したいなという気にさせられました。

青春18 長野 「権堂かき小屋」で飲む

 長野での一夜。権堂通りのアーケードを一巡して入った「権堂かき小屋」です。内陸の長野ですが、カキを食べさせる店です。焼きガキが人気でしたが、「r」のつかない8月にカキはどんなものかと敬遠しました。
 「サンマの初物がはいってますよ」というお薦めの言葉に、刺し身にしてもらいました。トロリとうまいです。

 付け出しのバイ貝です。

 メゴチのから揚げです。

 たっぷりとマヨネーズをつけていただきました。

 やはりカキも食べたくなって、熱したら大丈夫とアヒージョを頼みました。
 白ワインといただきました。飲み放題(1000円)にしましたが、十分に元をとりました。

 バケットをオイルにひたします。

 飛び込みで入りましたが、支払いもリーズナブルで満足しました。

 権堂 かき小屋
 050-5590-4309
 長野市権堂町2373-1

青春18 信州・姨捨駅 スイッチバックと日本3大車窓

 急に思い立って「青春18きっぷの旅」に出かけました。向かった先は信州・長野。片道414.7キロ。JRの普通乗車券なら6800円。さすがに日帰りは無理で、ドミトリーの格安ゲストハウスに1泊しましたが、年金生活者の懐に優しいリーズナブルな2日間でした。
 目的のひとつが、姨捨駅での途中下車でした。「特急しなの」では何度も通過してますが、スイッチバックと日本3大車窓をゆっくりと楽しみたかったのです。

 川中島の戦い繰り広げられた善光寺平を一望する姨捨からのパノラマです。
 根室本線の狩勝峠、肥薩線の矢岳駅とともに「日本3大車窓」といわれています。

 棚田も広がり、小さな田も、きれいに耕されてます。

 姨捨公園からノ絶景です。向こうに千曲川が流れます。
 姨捨山伝説は、「60歳になった年寄りは山に捨てる」という昔の殿様のお触れから始まります。わたしなど、とっくに捨てられていてもいい歳です。

 わたしの興味は、こちら。
 右上に姨捨のホームや跨線橋があります。その下の線路を長野行の普通が通過しました。

 わたしは長野からやってきました。
 現代の馬力のある電車は、わざわざスイッチバックをして高度をかせがなくても、まっすぐ進むことができます。特急は、そのまま進みます。
 普通は、姨捨に停車するため、左の待避線に入ります。
 ワンマンカーの列車がどうしてバックするのかと思っていると、運転士が窓から顔を突き出して後方を確認して、コントローラーを手前の後退位置に入れ、動き出しました。
 対面式ホームとなっている引き込み線にバックします。
 ホームまで後退して停車しました。 

 ホームに停車する車両です。
 右下の線路を向こうから走ってきました。

 駅の先は行き止まりです。

 複雑な姨捨の線路レイアウトです。

 次の松本行がやってきました。
 ホームの下の線路を通り過ぎます。
 左の待避線に入り、バックしてきます。
 ホームまでやって来たので、あわてて跨線橋を駆け下りてわたしも乗り込みました。
 ところが、特急の通過待ちでした。やがて長野行の「しなの」が、まっすぐに通過してい行きました。

 鉄ちゃんならずとも、この駅で途中下車する人は結構いるようです。

 無人の駅です。「乗車駅証明」が発行されました。

 姨捨駅 
 長野県千曲市大字八幡姨捨にある、JR東日本・篠ノ井線の駅です。標高551mの山の中腹にあります。

「鉄たび展」の「或る列車」

 大阪・梅田の阪急うめだ本店で開かれている「鉄たび展」を楽しみました。
 「模型の神様・原信太郎とデザイナー・水戸岡鋭治の鉄道ロマン」というサブタイトル通りに、原信太郎の1番ゲージの世界が広がっています。

 原信太郎製作の「或る列車」です。
 明治39年(1906年)、「九州鉄道」が米ブリル社に発注したものの、九州鉄道が国有化されて幻となった豪華客車、「九州鉄道ブリル客車」が「或る列車」と呼ばれています。

 JR九州で水戸岡デザインで再現された「或る列車」の原型がこれだったのです。

 鉄の音が響きます。

 残念ながら、特設会場では土台がしっかりしていないためか、ボタボタというベニヤ板の響きしかしませんでした。
 横浜の原鉄道模型博物館では、「ゴトン、シャカシャカ」と鉄路の継ぎ目を通過する音が、もっと本物のように聞こえた覚えがあります。

 入場料はおとな800円。わたしはSTASIAカードをもっていたので100円引きでした。

京都丹後鉄道 3つの駅

 「近畿の駅百選”熱”」が、長い潜伏期間をおいて再発したようです。お盆で帰省した奥さまの実家、舞鶴で半日ほど時間ができました。向かった先は、京都丹後鉄道(丹鉄、旧北近畿タンゴ鉄道)の3つの駅でした。
 駅百選に選ばれている西舞鶴です。選定理由はリニューアルされた、全面ガラス張りの開放的で近代的な駅舎です。旧駅舎の時代から何度も利用しており、認定証を探しに来たこともありました。でも、見つかりませんでした。橋上のJRの駅を探していたからです。1階に併設の京都丹後鉄道に行ってみました。
 豊岡まで走ります。コウノトリが描かれた車両が入線してきました。

 ありました。認定書とともに掲出されていました。駅百選に選ばれたことを記す案内文もありました。

 JR九州のユニークな列車を設計していることで知られる水戸岡鋭治デザインの「丹後くろまつ」も待機しています。

 京都丹後鉄道でもう一つ、駅百選に選ばれている網野までやってきました。国道はお盆とあって車が多く、2時間近くかかりました。
 ところが認定プレートは見当たりません。

 立派な跨線橋もある対面式のホームです。


 
 「屋根は帆、窓は船室の丸窓と夏の海に浮かぶヨットをイメージした駅舎」です。

 駅員に聞くと、以前は掲出していたが、今は宮津駅で保管しているとのことでした。

 ならばと宮津に転進しました。
 ところが、駅員は「わかりませんね」。期待はしてませんでしたが、西舞鶴の厚遇ぶりから、ちょっとがっくりでした。

 駅前は百日紅がきれいです。「フーテンの寅さん」でも出てきそうと以前に書いた駅前の食堂が、どうしたことか行列のできる店に変身してました。

スマホ用スピーカーの製作

 スマートフォンで音楽を聴くためのスピーカーを作りました。といっても、電気工作ではなくて、木工です。
 このところ、3日に一度は訪れている気がする近くのホームセンターに行き、材料を入手してきました。100×10×900mmのアガチス板(1274円)を購入。あらかじめ設計図をもとに計算した長さにカットしてもらいました。

 木材カットは有料(1カット20円)ですが、スマホにコーナン・アプリが入っていると、10カットまで無料サービスです。その場でインストールしました。
 大型の帯鋸です。これで切ってもらうと、素人には難しい直角が正確に出ます。

 自宅に持ち帰り、切断面のバリを取り除きました。
 設計図に従って接着していきます。
 下から2つ目の写真が内部の様子です。左上の入り口から右下の出口にいくにつれて内径が太くなっているのがミソです。
 スマホのスピーカーの前に、いうなればメガホンをつけて、音を大きくしようというわけです。フロント・フォールディング・ホーンといいます。

 表面をサンドペーパーで削って、ひとまず完成です。 

 このあと、窪み部分は黒、表面は白にラッカー塗装して、ツートーンに仕上げました。

 まずは、効果のほどをお聞きください。
 奥さまが歌っているChor Materの歌声です。スマホを自作スピーカーに差し込むと、音が大きく、ダイナミックに聞こえることがお分かりいただけるでしょう。風呂の中でうたっているようでもありますが、ひとまずは大成功です。奥さまは愛用してくれるでしょうか?