兵庫・西宮北口 「ピアノ・バー トップウイン」のおでん、野菜炒め

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 兵庫県立芸術文化センターでコンサートを聴きました。その流れで知人の同級生がやっているということで連れて行ってくれたおでん&ピアノバーという「ピアノ・バー トップウイン」です。店先の看板は「おでんでん」です。
 夏におでんですが、とりあえずの盛り合わせです。厚揚げ、大根、玉子、玉コンニャク、エノキ、糸コンニャク。薄口文化の関西人からすると、異様に黒いです。

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 お味は意外と薄口。でも、昆布とカツオというよりは、すじ肉なんかのエキスが浸み込んでいるようです。

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 ロールキャベツと子持ちコンニャクです。キャベツはトロトロになるほど、じっくりと煮込んであります。

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 出汁巻きです。「エッ、出し巻きのままじゃなくて、おでんですか?」と聞いてしまいました。おでんです。煮込んであります。味付けは関東風なのか、砂糖が入ったように甘いです。

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 知人、といっても奥さんのお友達と奥さんが頼んだベルギービールです。ヒューガルテンは小麦で作ったホワイトビールです。味見しましたが、さっぱりとした口当たりです。
 わたしはグラスワインの白を。

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 最初にオーダーした野菜炒めが、「忘れてませんよ」と出てきました。中華でも、エスニックでもない、初めての味付けです。
 ゴーヤやナスなどの野菜をオイルで炒めて、味付けはなんとポン酢。さらにエキストラバージンオイルをかけているマスターのオリジナルレシピだそうです。
 初めての味です。旨いものが、続きます。

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 マスターは、独りであれやこれやの料理をつくります。
 目の前に並んでいた本の著者が、マスターその人です。知人の大学時代の同級生です。

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 やっと手が空いたマスターが、タオルを首にかけたままスタィンウェーの前に座りました。弾き始めたのはショパンです。京都市立芸大ピアノ科卒のれっきとしたピアニストでした。

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 仕上げはペペロンチーノです。
 ニンニクがドーンと入ってます。タカノツメも満載です。おいしくないはずがありません。

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 店は2階ですが、1階の「桜咲くころ」も同じ経営で、冷えたビールなど融通しあってました。

 ピアノ・バー トップウイン (Piano bar TOPWIN)
 0798-63-7826
 西宮市甲風園1-7-10 2F

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京都・桂 「中村軒」のマンゴー氷と「タリス・スコラーズ」

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 京都・桂の「中村軒」です。6月のお薦めは「マンゴー氷」です。麦代餅(むぎてもち)で知られる御菓子司で食べる初めての氷です。

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 きめ細かなかき氷が、たっぷりのマンゴーシロップをまとってます。「薄くなったらおかけください」と、追加のシロップまでついてます。トッピングは、当然ながらマンゴーの実です。
 まったりとしてますが、自然な甘さです。

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 午後5時を過ぎていたのに、店内はいっぱい。店を出るときにも、まだ待ちの客がいました。
 表に「氷」の幟が翻ってます。そのためか、いつになく子ども連れの姿が多かったです。

 これまでの中村軒

 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

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 この日は、京都・上桂の「青山音楽記念館 バロックザール」でThe Tallis Scholars(タリス・スコラーズ)の「天から舞い降りる至高のア・カペラ」を聴きました。ルネサンス教会音楽の世界最高と称えられる合唱団です。
 天までスーっと一直線の延びるような、混じり気もビブラートもない澄みきった音色です。
 圧巻は、グレゴリオ・アレグリの「ミゼレーレ」でした。ヴァチカンのシステーナ礼拝堂の門外不出の秘曲は、一度聞いただけの14歳のモーツァルトによって暗譜され、楽譜にされたというエピソードがあるそうです。
 5声-テノール単唱-4声の構成ですが、それがステージと、ホール上手最後部、それにホールの外(?)に配置され、サラウンド・システムさながらの立体的な音の厚みを演出しました。200席の室内楽ホールならではの演奏は、教会の響きを、見事に再現しているようでした。

 タリス・スコラーズ 

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紙管SPの製作 その9 ダンパーの改造

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 紙管スピーカーは、機嫌よく鳴ってます。でも、改造への意欲をかきたてられました。
 使用しているタイムドメインラボ社製のプロトタイプユニットを徹底的に改造した工程を、こと細かく掲載している「先達」がおられます。プロトタイプユニットの改造を読んでしまうと、次のテーマが決まりました。ダンパーの改造です。
 ダンパーというのは、ボイスコイルが巻かれた上下に動くボビンを正確な位置に保持することにあります。なぜそれを改造するかは、HPに詳しいですが、「すごく良い感じに変わりました」という言葉を信じました。

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 細かな細工ができるデザインカッターナイフの刃を新しくします。
 ダンパーの切り取る部分を、フェルトペンでマーキングします。
 ダンパーを切り取ります。
 3つの梁で支えるように切り取りました。

 さて、その効果です。確実に音が変わりました。高音がさらに澄み渡り、エマニュエル・パユのフルートはキラリと冴えわたります。伴奏のハープシコードも、弦をひっかく音がハッとするほど生々しいです。

 HPでは、次はダンパー撤去へと過激に進みますが、わたしはこの辺りでひと段落でしょうか。

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CD26巻、一挙完成

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 「女声アンサンブル コールマーテル」の8thコンサートから1週間。CDが完成しました。
 全部で26巻。2枚組ですので、52枚も焼きました。50枚入りのスピンドルケースCDでも足りませんでした。

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Raspberry Pi + i2s DAC をケースに収納

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 Rsapberry Pi + i2s DAC は、紙管スピーカーを心地よく鳴らしています。でも、いつまでもむき出しのままでは、格好がつきません。アルミケースに収納しました。上段がそれです。中段はこれまで使ってきたトランス式USB-DACです。同じケースです。

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 日曜工作は、ちょっとした金工です。
 ハンドニブラーというアルミの薄板を切る工具です。高校生のころに買った代物ですが、今もよく切れます。
 ドリルで開けた穴を広げるリーマも必需品です。シャーシパンチという、真空管ソケットの穴を開ける工具もありますが、今回は不要です。
 ヤスリで仕上げます。
 そこそこの格好で四角い穴が開いています。

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 Raspberry Piとi2s DAC、電源基板を配置しました。配線は、あまりきれいではないですが、蓋を閉めてしまう構造のため、余裕をもたせています。

 これで、定位置に収めることができます。

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紙管SPの製作 その8 制振と補強

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 飛脚さんが、通販で買った商品を届けてくれました。「セラックニス」です。いくつかのホームセンターやDIYの店で探したが、見つからなかったのです。
 紙管スピーカーに取り付けているTimedomain-labのプロトタイプスピーカーを補強するのです。
 さっそく先の細い面相筆で、紙製のボビンを塗装しました。このSPはボビンが長いのが特徴ですが、この強度を上げるのが目的です。このあたりの改造は、「プロトタイプユニットの改造」のまねをしているだけのことです。

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 セラックは、貝殻虫の一種のセラック虫が、自分の身を守るために体の周りに分泌する樹脂です。これを原料とするセラックニスは、被膜が固く、木製品との相性がいいので、バイオリンやギターなどの塗装にも使われてきました。

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 丸いドームの部分にも塗りました。

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 SPのフレームは、薄い金属のプレスです。この振動を抑えるために、紙管の制振のために張り付けた「REAL SCHILD(レアルシルト)」を細く切って張り付けました。

 さて、音です。まだ完全に硬化してませんが、確実に変化しました。高音がクリアーになりました。チェンバロのひっかく音が、ハッとするほどリアルです。ホロビッツのピアノもそれらしくなってきました。

 【追記】
 あまりの変化に感激して、コーンにもセラックニスを塗ってしまいました。ひと段落です。

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紙管SPの製作 その7 音出し

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 紙管スピーカは、やっと音出しまでこぎつけました。リビングのメーンスピーカー(DALI Royal Tower)の隣に並べました。背の高さはほぼ同じです。
 出てきた音は-。まるで違う響きです。これが音場スピーカーというものでしょうか。フワーッと広がる感じです。

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 ベルリン・フィルハーモニーのショップで土産に買ったエマニュエル・パユ(ベルリンフィル首席フルート)のバロックを中心としたフルート集です。
 CD-管球プリアンプ-管球メーンアンプ(2A3PP)-DALIで聞くと、あたり前ながら満足のいつもの音です。
 聞き比べたのは、同じCDを取り込んだNASが音源です。ネットワークでつながったRaspberry-Pi(Volumio)-USB-DAC(+タムラ製トランス使用のLPF)-デジタルアンプ(SMSL SA-98E)-紙管SPの構成です。
 心地よい音がします。でも、肝心のフルートの音が、ちょっと違う。マイルドすぎるのです。BGMとして聞くのにはベターですが、向き合って聞くと、ピリッとしたところがありません。
 弦楽器ではわかりにくいですが、ピアノを聞くと、明らかです。打楽器のバーンという爆発音が苦手なようです。

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 朝から仕上げの行程に入りました。
 まず、目の細かいサンドペーパーで表面をならしました。
 ラッカースプレーで仕上げの塗装をします。
 ボンドでドーナッツ状のバッフルと紙管を接着しました。

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 紙管SPをドライブしたのは、こんな簡単な面々です。メーンアンプですら中華製で、それなりの評価を受けてますが、お値段は福沢諭吉でお釣りがきます。Raspberry-Piは、教育用のコンピューターですが、4000円ほど。USB-DACは、秋葉原で2000円もしないキットを組み立てました。タムラ製トランスは、ヤフオクでいい値で取引されてますが、もらい物です。
 こんなラインナップでこれだけの音がでるのですから、上出来です。自分が聞く音響システムに、コストパフォーマンスなんて概念は存在しませんが、サブシステムとしては申し分ありません。
 さて、次はネットで見つけた先達の製作記を参考にしたスピーカーの改造です。紙管SPの製作はまだまだ続きます。

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「ピアノ発表会 2015」 これでおしまい

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 わたしの「ピアノ発表会 2015」が、やっと終わりました。「ピアノ発表会のスタッフ弁当 2015」を食べて、1カ月余りです。
 最後になったのが、DVD製作(撮影は別人)。DVDはコピーするのに時間がかかります。それを30枚ほど。ジャケットやレーベルの印刷は、プリンターのインキがすぐになくなり、補充の連続でした。
 その前には、撮影した1800カット写真から、1人5カットづつを選択しました。プリントはネットで頼む業者利用です。CDも作りました。
 来月には、女声合唱団「コールマーテル」のコンサートがあります。また仕事ができます。

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紙管SPの製作 その6 制振と吸音

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 紙管SPの製作は続いています。
 カーステレオのスピーカーを交換した時に使ったデッドニング用の制振・防音シートが1枚残ってました。REAL SCHILD(レアルシルト)という商品です。薄い鉛の板に、緩衝材をはさみ、粘着テープが張ってあります。
 紙管SPにどれほどの効果があるかは不明ですが、物は試しに張ってみることにしました。

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 円筒形して張り付けようかと思いましたが。とても無理です。
 帯状に切って、張り付けました。

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 風呂上がりのかゆい背中を掻くために必需品の孫の手です。いつもそこらに転がってます。
 狭い筒の中を圧着するのに、ここでも大活躍です。

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 すき間はできましたが、なんとかスロートから20センチほどに張り付けました。

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 仮想グラウンドには、吸音のためにフィルター用材を巻きずしのように巻き付けました。

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 タコ糸で縛ります。正月用のローストビーフの要領です。

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 仮装着して、音出しです。いい音です。制振・吸音する前と比べると、ぐっと低音が締まり、それつれて中高音もしっかりと落ち着いてきました。
 バッフルなどのドーナッツは、きのうの日曜日に白色ラッカースプレーで塗装しました。使い残しのスプレーで、完全に塗装するにはちょっと足りませんでした。それでも、ほぼ完成形が見えてきました。
 机の横でインターネットラジオの「Barock Music.pls」が、途切れなく流れています。

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