丹波・三尾山 イワウチワと出会う

 丹波の秀峰と呼ばれ、3つのピークをもつ三尾山に登りました。
 お目当てはこちら、イワウチワです。光沢のある丸い葉の形が団扇に似ているからその名はイワウチワです。
 薄暗い山の斜面に、純白やほのかに薄紅色の花弁が、華麗に咲いていました。

 日本の各地で咲くそうですが、兵庫県では危惧種に指定されています。わたしは初対面でした。

 5本の雄しべが踊っています。

 急斜面にへばりついてレンズを向けました。

 花弁は、花茎から分離してぶら下がっています。やがて落下するのでしょう。

 釣り鐘のようです。

 三尾山の頂上で山友と記念ポーズです。

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小塩山のカタクリの花 2022

 カタクリの花、三連荘です。飽きもせずに、きょうは京都西山の小塩山に登りました。
 「小塩山のカタクリ」は2013年以来の記録がこのブログに残っています。それを途切れさせるわけにはいきません。
 今年もきれいに咲いてました。その中でレンズを向けたのは、白いカタクリでした。白花変種か突然変異個体のようで、色素を失っています。華やかさが影を潜め、なんだかもの憂げにも見えます。

 開いたばかりのようです。
 同じ個体を昨年も撮影してます。そのときは、もっとイナバウアーしていました。

 白い花のつぼみです。これも普通のつぼみと比べると、白っぽいです。

 向こうに1輪、白いカタクリが咲いています。
 絵本の「ウォーリーを探せ」みたいです。

 カタクリの下に、同じ色をしたシハイスミレ(紫背菫)が咲いています。

 ミヤマカタバミもいっぱいです。

 3つの保護地のうち、炭の谷の下部はミヤマカタバミがすごく増えています。

 ネコノメソウの黄色ともコントラストを描きます。

 見つめていると、「猫の目」がイメージされてきます。

 ハコベでしょうか。

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ポンポン山の春 カタクリとタムシバ

 わたしにとっての「春の花」は、カタクリでしょう。
 今年は、兵庫・氷上の「清住かたくりの里」で紫色の花のジュータンに感嘆したばかりです。
 それでも、もっと見たくてポンポン山に登りました。春の陽ざしを浴びて、見事にイナバウアーしてました。

 スカートの内側ばかりをのぞき込んでいる気分です。ちょっと反省して頭から見つめました。花弁のこちら側にも色鉛筆でなぞったような文様があります。

 まだつぼみが多いです。
 左の緑色のひょろりとした茎のようなものは、実生(みしょう)かもしれません。昨年こぼれた種から芽をだ出して伸びてきたばかりです。開花するまでには10年ほどもかかります。

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丹波・氷上町 「清住かたくりの里」はカタクリのジュータン

 一面が薄紫のジュータンでした。カタクリの花が満開でした。これほどに密集して咲いているカタクリは初めてです。
 兵庫・多可町の竜ヶ岳に登りました。帰途、ちょっと寄り道して訪れた氷上町の「清住かたくりの里」です。
 飽きるほどにカメラのシャッターを押しました。

  濃いピンクに染まります。

 これでもかとイナバウアーして、そっくり返っています。

 目立ちたがりやです。

 花は小ぶりですが、密集度は圧倒的です。

 大満足の山友です。

 向こうの斜面が色づいてます。
 入場料は不要ですが、保護活動の助けにと300円を募金箱に投入しました。

 達身寺という丹波地方有数の古刹の近くです。

 清住かたくりの里
 兵庫県丹波市氷上町清住
 0795-87-2222

京城勝覧を巡る 第十六日 桜満開の石山寺

 江戸時代の儒学者、貝原益軒が記した京ガイド本「京城勝覧」に沿って京都近郊を巡ってきた17回のツアーも、きょうで最後となりました。
 順序が逆になりましたが、第十六日は「石山にゆく道をしるす」です。「道遠し朝はやく京を出べし」とあります。益軒は三条大橋から粟田口、蹴上、追分、大津、膳所と歩いて石山寺にたどり着きます。
 わたしは車で京滋バイパスを走り、水無瀬の自宅から半時間余りで石山寺の門前でした。

 参道は、予想外に閑散としています。それなりの人出でしたが、境内は広く、密を気にせずゆっくりと桜を鑑賞することができました。

 多宝塔を見上げます。
 「良弁杖桜」と名付けらた開山・良弁僧正の杖に根ついて育ったという古花の奈良八重桜です。

 本堂からも桜が臨めます。

 石(硅灰岩)の山にあるから石山寺ということがよくわかります。

 昨日とはうってかわって、暖かな日和となりました。月見亭から見る満開の桜です。

 枝垂れ桜もきれいに垂れ下がっています。

 ピンクが鮮やかです。

 石山寺といえばこの人です。紫式部の像の後ろにも桜です。

 本堂の脇には、源氏の間があります。
 「堂の東のわきに源氏の間あり。紫式部が源氏をかきし所なりといふ。源氏を書たる硯あり。一石の内に二面ならべめずらし。式部が面影あり。式部が歌二首を書たり。(略)寺僧に乞うてみるべし。」(京城勝覧)
 益軒の時代とさして変わっていないのでしょうか。

 「京城勝覧」のさし絵です。
 これで「京城勝覧」に紹介されている17行程プラス拾遺(番外)をすべて巡ることができました。
 「京城勝覧を巡る」はコチラから見ることができます。

 西国三十三所詣りの時にもやってきました。
 学生時代には、境内に石山寺ユールホステルというのがありました。1泊したこともあります。

 きょうは4並びだったんですね。

 石山寺
 077-537-0013
 大津市石山寺1-1-1

石清水八幡宮と安産の御守

 京都・八幡の石清水八幡宮をお詣りしました。
 近ごろ、神社でも見かける光景です。善男善女は、神前で手を合わせるためにお行儀よく行列を作っておられます。これって必要なんでしょうか?
 せっかちなわたしは、とても待っておれず、横の方から手を合わせました。

 間もなく生まれてくる3人目の孫の安産を祈って、お守りを頂戴しました。

 お目当ては、この展望台でした。人出に反して、桜は多くはありませんでした。紅葉は素晴らしいのですが。
 京都市内が一望できます。曇っていて空の色もイマイチでした。

 三川合流域の背割堤がピンクのラインになっています。車で横を走ってきましたが、こんな密で大丈夫かと気になるくらいの大群衆でした。

 エジソンの記念碑の前のサクラも立派でした。

椎尾神社の咲き始めたヤマブキと満開のサクラ

 椎尾神社のヤマブキが、まさに山吹色の花をつけ始めていました。
 サントリー山崎蒸溜所の奥にある椎尾神社です。ヤマブキは、島本町の町の花です。

 ヤマブキの花は一重のものは5弁です。ところが、それ以上あるものや、八重咲きするものも混じります。

 

 シャガも花をつけています。

 椎尾神社は、天平時代に聖武天皇の勅を受けて草創されたそうです。後鳥羽上皇も水無瀬離宮から足を運んで参詣しました。

 あと10日もすると、この辺りが山吹色一色になるでしょう。

 椎尾神社のヤマブキと天王山

 水無瀬の自宅から歩いてきました。水無瀬川の岸辺はピンクに染まっています。

 ラッパスイセンと咲き競っています。

 ハナニラも真白に輝いています。。

 椎尾神社から社会福祉施設を通り抜けて、ちょとした山道を宝積寺(宝寺)までやってきました。

 裏道を抜けてアサヒビール大山崎山荘美術館です。こちらのヨシノザクラも満開です。

京都・岡崎 一番星の「中華そば 並 玉子入」と疏水の桜

 一気に桜、開きました。
 京都・鹿ケ谷の哲学の道から歩きました。岡崎までやってきて昔からある中華そばの「一番星」です。
 メニューはシンプルです。「中華そば 並 玉子入」(800円)です。喉を潤したかったのですが、そんな瓶はなく、水でガマンです。
 茶色く濁ったスープです。味もシンプルです。豚骨でしょう。細い麺ともやしが、うまく絡ん箸にひっかります。
 トッピングにスライスしたゆで卵というのは、初めてです。

 テイガクは、見たこともない漢字で「棣鄂(テイガク)」です。麺屋棣鄂は京都・上鳥羽にある製麺所で、全国300のラーメン店で使われています。麺が汁とよく絡むのだそうです。

 一番星
 075-751-9692
 京都市左京区岡崎北御所町28-4

 椿を鑑賞した霊鑑寺から疏水端の哲学の道に下ってきました。
 一気に開いたようです。

 すでに満開のこちらは、ソメイヨシノより一足早く咲く品種のようです。

 枝垂れ桜が満開です。

京都・鹿ケ谷 霊鑑寺の「落ち椿」

 京都・鹿ケ谷(ししがたに)の霊鑑寺の庭を初めて拝観しました。いつもは非公開の尼門跡寺院です。「椿の寺」として知られます。
 「谷の御所」とも呼ばれ、広い庭内には100種以上の椿が植えられています。
 今を盛りと咲いていますが、早くも苔むした庭に鮮やかな花弁がこぼれていました。

 花弁が別れずに、一輪がそのままポトリと枯れ落ちます。

 苔の上に咲いているようです。

 「こぼれ椿」と表現したかったのです。
 ところが、「桜散る 梅はこぼれる 椿落つ 牡丹崩れる」というそうです。

 木漏れ日の緑とピンクのコントラストが鮮やかです。

 灯篭にも一輪。

 手水鉢にも。

 瑞々しく咲いています。

 京都一周トレイルが前を通っていて、何度も歩いたことがありました。

 霊鑑寺
 075-203-2940
 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12

 春の特別拝観は4月10日まで

水無瀬神宮 満開近しの枝垂れ桜

 水無瀬神宮の枝垂れ桜が、早くもほぼ満開でした。
 朝の散歩で、歩いて行きました。20分ほどの道のりです。
 真っ赤な和傘と緋毛氈の床几がコントラストになっています。きょうから置かれたようです。

 後鳥羽天皇が都から足繁く通った水無瀬の離宮跡にあります。後鳥羽上皇ら隠岐、佐渡、阿波に流された三天皇を祀っています。

 「離宮の水」は、環境省の「全国名水百選」に選ばれています。

 6年前のこの日にも、枝垂れ桜をアップしています。
 これまでの水無瀬神宮

 水無瀬神宮
 大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24
 075-961-0078