淡路島 諭鶴羽山と灘黒岩水仙郷の満開のスイセン

 淡路島の最高峰、諭鶴羽山に登りました。
 登山口の近くにある灘黒岩水仙郷は、初春のような日差しを浴びてスイセンが満開でした。真っ青な空に向けて、すっくと花を広げ、甘い香りを振りまいていました。

 諭鶴羽山(607.95m)の頂上からは、春霞の彼方に紀泉アルプスからダイヤモンドトレイルに連なるスカイラインが見渡せました。
 

 いつもの山の仲間と登りました。温かいコーヒーとともにいただくM子さん手作りのお菓子と、Uさんの果物をつまむひと時がいつもながらの楽しみです。

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黄昏の空から眺める 富士山

 久しぶりの東京からは、これまた久しぶりの空路で帰阪しました。
 富士山が、黄昏に浮かび上がりました。
 もう少し近くに来るのを待っていると、雲間に突入してしまいました。

 かなたの山並みは南アルプスでしょう。

 羽田空港を飛び立って直後です。

 羽田空港の第2ターミナルから飛ぶのは初めてでした。空港だけでなく、チェックインもスマホの2次元バーコードをかざすだけと、初めてのことばかりでした。

京都西山 柳谷観音のあじさいウイーク

 日差しもこぼれるようになった午後。米朝首脳会談もワーキングランチに入ったことなので、テレビを離れて柳谷観音楊谷寺に行きました。クルマで山道を登ること15分ほどです。
 「あじさいウイーク」(7月1日まで)が始まったばかりですが、白、ピンク、ブルーといろんな色のあじさいが咲き競ってました。ベンチの背面に、ハートの穴が開いてました。

 「押し花朱印」(500円)をいただきました。愛染明王のご朱印とあじさいの押し花をあしらったあじさいウイーク限定です。縁結びとは、もうご縁はありませんが…。
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ベランダから眺める 季節外れ、遠目の花火 

 部屋でパソコンに向かっていると、窓の外で「ボーン、ボーン」と音がします。昼の英会話教室で出会ったカメラ好きさんが、「今夜、淀で花火大会があるので撮影に行く」と話していたのを思いだしました。
 あわてて、わたしもカメラに望遠レンズをセットして廊下に出ました。ちょっと移動すると、遠方ですが花火が何発も上がるのが見えました。
 もっと色彩豊かなのも上がっていました。動画撮影も試みましたが、失敗しました。準備不足でした。

 調べてみると、淀の京都競馬場で「花火と音楽のマリアージュ 京都芸術花火2018」なる催しが行われていました。
 わが家から京都競馬場までは、直線距離で7キロほどでしょう。近いですが、馬を見に行ったことはありません。

信州・上高地を歩く ニリンソウと5月の花

 上高地を訪れました(16日)。初夏のような快晴の下、雪を残した西穂から奥穂、前穂と穂高のスカイラインがくっきりと望めました。
 明神のあたりでは、白いニリンソウがあちこちに群生してました。

 きんぽうげ科の二輪草です。確かに1本の茎から2輪の花を咲かせています。

 花弁の周辺が薄いピンクにそまったのもありました。

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雨の日、ベランダのアジサイ

 朝から雨が降ってきました。ベランダのアジサイをフェンス際に寄せて、水滴をかぶらせました。

 「伊予の五月雨」という品種です。山アジサイとコガクウツギの自然交雑種だそうです。株全体に五月雨が降りそそぐ様に見えるようになるそうです。 

 もう1株のアジサイです。こちらの花は、白からピンクに変化します。

 よく根付いています。開花も間もなくでしょう。

京都・古知谷 阿弥陀寺の黄色いクリンソウ

 「クリンソウが見たい」という要望に応えて、古知谷の阿弥陀寺でクリンソウを見て、焼杉山に登ることになりました。いつもの英会話教室のお仲間とそのお友だちです。
 クリンソウは、ちょうど見ごろでした。しかも、初めて見る黄色いクリンソウが咲いていました。

 クリンソウといえばサクラソウ科の植物で、赤や紫色の花を咲かせます。突然変異なのか、そういう種があるのかは定かではありませんが、3株ほど咲いていました。

 白っつぽいのも咲いています。

 こちらは赤です。まさにいろんな色があるのですね。

 こちらは馴染みの紫色ですが、鮮やかです。

 さして広くはない弾誓上人石廟の前の庭に、クリンソウが満開です。

 本堂前の庭の隅でシライトソウが微風に揺れていました。

 水の音が聞こえる岩の上に、2株のクリンソウが花を咲かせていました。

 右の古木は、樹齢800年を超えるカエデで、京都市天然記念物に指定されています。

 大原からさらにバスで10分ほどのところにあります。
 中国風の山門をくぐり、美しい新緑を浴びて20分ほど急坂を登ったところです。

 古知谷 阿弥陀寺
 京都市左京区大原古知平

宇治市植物公園のハーブたち

 「植物園にでも散歩に行くか」ということになりました。といっても京都府立植物園は市内の人出の多さからちょっとおっくうです。初めて行った宇治市植物公園は、車で30分ほどでした。
 温室には、カラフルな熱帯の花々が咲き乱れていました。それはそれでインスタ映えしますが、わたしがレンズを向けたのはハーブの数々です。
 白い花はスイート・マジュラムです。肉料理に欠かせないハーブです。フジ色の花はチャイブ。名前だけは知ってますが、使ったことはありません。

 セージです。サルビア近縁種だそうです。

 ジャーマン・カモマイルと表示されていましたが、カモミールですね。花はリンゴの果実に似た香りがするそうです。わたしは嗅覚が鈍いので、わかりませんでした。

 キャラウェイには、その匂いにさそわれてかテントウムシが。

 チャービルは「美食家のパセリ」と呼ばれるそうです。

 ギョウジャニンニクもハーブの一種ということで。

 河津桜が、サクランボをつけていました。真っ赤なのを一粒、口に含みましたが、あまりの酸っぱさにあわてて吐き出しました。

 修景池の観月台です。緑が清々しいです。

 若葉が美しいラクウチョウです。

 花の広場には、3675個のプランターを並べた高さ18メートル、幅62メートルのタペストリーが。ゴリラがおいしそうに黄色いバナナにかじりついています。

 わが家からさほど遠くないところに、こんなにすばらしい植物園がありました。休日だというのに、園内は人出もまばら。弁当持参で、木陰でゆっくりとするのもよさそうです。

 宇治市植物公園
 0774-39-9387
 宇治市広野町八軒屋谷25-1

神峰山の森自然園 ユキモチソウと春の花

 ユキモチソウが見たくて、高槻市郊外の「神峰山の森自然園」まで車を走らせました。ポンポン山登山の起点のひとつ、神峯山寺(かぶさんじ)の仁王門を通り過ぎたすぐの斜面にいろんな野草が咲いています。
 今年の春の花は、いずれも早くに開花したようです。「ユキモチソウはもう終わったかな」と、入り口辺りを清掃していた係員さん。遊歩道をひと巡りしてくると、「ありましたか? あそこならまだ咲いていたはず」と、遊歩道から外れた場所に連れていってくれました。ありました。
 雪のような、柔らかい餅のような付属体があるので、ユキモチソウ(雪餅草)と呼びます。初めて見ました。マシュマロのようでもありますが、食べたらたいへん、有毒です。

 ユキモチソウはサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。世界的に見ても日本の三重、奈良、四国の限られた地域に自生するだけだそうです。

 付属体から甘い匂いを発して虫を呼びこんで、花粉の授精をさせるのだそうです。

 こちらは、同じサトイモ科テンナンショウ属のムサシアブミでしょうか。仏炎苞と呼ばれる花の形が、武蔵の国でつくられた鐙(あぶみ)に似ていることから武蔵鐙と呼ばれるようになったそうです。

 花の先端から長い弦のようなものが伸びているのはウラシマソウでしょう。名前の起源は、浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見たてたからといわれます。
 いずれも絶妙なネーミングです。

 ヒメシャガです。シャガよりは小ぶりで、紫色が鮮やかです。

ミヤマヨメナは春に咲く野菊です。園芸種がミヤコワスレ(都忘れ)です。

 タツナミソウです。同じ向きに花を咲かせる姿が波頭の文様を思わせることから、立浪草となりました。

 ニッコウキスゲが早くも咲いていました。辺りには、蕾がいっぱいありました。

 日本最初毘沙門天 根本山 神峯山寺 寶塔院
 高槻市原3301-1
 072-688-0788

ポンポン山 早くもクリンソウが花盛り

 ポンポン山に登りました。汗もかきましたが、清々しい良い天気でした。
 今年は、サクラをはじめ、カタクリの花も開花が早かったので、ヤマブキソウも咲いているかなと期待してました。残念ながら、黄色い山吹色は拝めませんでした。ところが、予想外のクリンソウが、すでに満開状態でした。明るい陽を浴びる紫色を堪能しました。

 道路の真ん中にも1株が花をつけてました。踏まれなければいいのですが。

 JR高槻の北口から高槻市営バスの中畑回転場行きに乗車。出灰(いずりは)で降りました。出灰川に沿って20分ほど歩くと橋を渡ったところが登山口の尸陀寺(しだじ)跡です。一休禅師ゆかりの場所です。
 その手前にクリンソウは咲いています。以前は民家の庭だったところですが、1軒の民家は取り壊されてしまいました。クリンソウも瓦礫とともに撤去されてしまうのかと心配してましたが、工事用トラックのタイヤ痕が残る土地のすぐ脇で元気に咲いてました。

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