後鳥羽上皇ゆかりの水無瀬神宮です。枝垂れ桜の老木が、本殿をバックにかすかな夕日を浴びていました。
国会証人喚問を午前、午後ともテレビで見てしまいました。ちょっと体を動かしたくなって、カメラをザックに散歩に出ました。ゆっくり歩いて15分ほどです。
月も出ていました。
社務所も閉まりました。
重要文化財の客殿にも夕日があたります。
水無瀬神宮
大阪府三島郡島本町広瀬3丁目10-24
「犬ふぐり」が咲いてました。JR島本の北側の畑です。
俳句では春の季語となっているのですね。直径1センチにも満たないかわいいブルーの花があたり一面です。
米国人男性が先日、三田市の女性の切断遺体を遺棄したのが見つかった現場につながる辺りです。JRで大阪から走ってくると、最初に見える「田舎」の風景かもしれません。だから男性もここを選んだのでしょうか。
Shimamoto,a little town in Osaka Prefecture は、米国や豪州のニュースでも取り上げられて、とんだところで名を広めました。
犬ふぐりも、種子の形からの連想からですが「イヌの陰嚢」とは、またかわいそうな名がついています。「日本の植物学の父」といわれる牧野富太郎博士の命名です。博士を顕彰する高知県立牧野植物園は、四国霊場31番札所、竹林寺近くの五台山にあります。訪れたのは、いつのことだったしょうか。
タンポポも黄色く光ってました。
「愛宕念仏寺」と書いて「あたご」ではなくて「おたぎねんぶつじ」と読みます。奈良時代に山城国愛宕郡(おたぎごうり、現在の東山松原通りあたり)に建立された寺で、大正時代になって嵯峨鳥居本に移築されました。
昭和30年に住職となった仏像作家の西村公朝さんが、荒廃した寺を復興。祈願した参拝者の手によって彫られた1200体の石造の羅漢さんが今では苔むして並んでます。
愛宕山や清滝への行き来には、すぐ前の道を何度も通ってますが、境内を参ったのは初めでした。
ネコを抱いたり、米俵を抱えたり。
重文の本堂の前も埋め尽くしています。
早くも師走です。天気が良さそうだったので、名残の紅葉を見に出かけました。
阪急嵐山から桂川の右岸を歩きました。観光客であふれる対岸と違ってこちらは静かです。大悲閣千光寺に登りました。対岸の亀山公園から五色の幟が翻っているのを見るばかりで、ここにやって来たのは初めてです。嵐山の紅葉と、比叡山から東山へと連なる山々が見渡せました。