山崎聖天 黄葉と紅葉、皇帝ダリア

 天王山の麓にある山崎聖天(観音寺)まで散歩しました。黄色く色づいた大銀杏が、阪急の車窓からもひと際目立つ古寺です。
 敷き詰められた黄色の絨毯です。風が吹き、黄色い落ち葉が舞いました。息を飲む瞬間でした。 

 これほどに素敵なスポットなのに、訪れる人はまばらです。おまけに拝観料などは不要です。

 今秋の紅葉で、一番赤かったでしょう。

 紅葉の中に皇帝ダリアが鮮やかなピンクのラインを描いています。

 真っ青な秋空に向かって大輪の花を広げています。

 赤、黄、ピンクとそろいました。

 山崎聖天(観音寺)
 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字白味才62
 075-956-0016

大阪八低山を縦走 前編 天保山から茶臼山

 「大阪八低山」を全山縦走しようと登り(?)、いや、歩きました。
 「日本一低い山」としてその名を知られる天保山(4.53m)に登頂しました。何度も登ってますが、記念のポーズです。
 大阪の山で標高が低い順に、天保山、聖天山、御勝山、帝塚山、茶臼山を「大阪五低山」と呼びます。それに、昭和山、茶臼山、鶴見新山の3座を加えたのが「大阪八低山」です。
 渡船にも乗って、高低差はほとんどないものの20キロ近く歩きました。歩数は3万歩を超えていました。ちょっと疲れて前編は5座で終了しました。

 昭和山は、大正区千島にある地下鉄建設工事で出た残土を積み上げて昭和にできた人工の山です。標高は33mもあります。きょうの最高峰でした。

 帝塚山の住宅地にある帝塚山(19.88m)です。古墳が山頂で、立ち入ることはできませんでした。

 聖天山(14m)の山頂は、「天下茶屋の聖天さん」と呼ばれる聖天山正圓寺の本堂脇にありました。

 天王寺公園の一角ある茶臼山(26m)も前方後円墳です。大坂冬の陣では徳川家康が、夏の陣では真田幸村が本陣としました。

続きを読む 大阪八低山を縦走 前編 天保山から茶臼山

紅葉のリトル比良 タフな縦走

 比良山系の北端にあるリトル比良の縦走路を山友6人で歩きました。13キロほど。高低差1000mにしては、十分に歩き応えがありました。
 大きなピークが4つ。その間にも激下りなダウンアップもあり、汗をながして登ると雄大な眺めも。びわ湖を終始、眼下にするようなルートではありませんでした。
 それでもあちこちで出くわす紅葉や黄葉、そして真っ青な空に感嘆の声をあげました。

続きを読む 紅葉のリトル比良 タフな縦走

若山神社から尺代 秋 まっ盛り

 若山神社まで散歩しました。
 山の中腹にあります。太陽が照り、寒暖の差が大きい本殿の前は、真っ赤に紅葉してました。

 裏山は、まだ緑です。「そちらは十二月にはいってからですね」と神主さん。
 光が射しこむ枝に、一輪のツバキが花を開けていました。

 古い木の枝に落ち葉が。追加のドングリは、わたしの仕業です。

 ちょっとした山道を尺代に下ります。いつもコースです。

 お地蔵さまにあいさつします。

 ポツリとした赤い点に気づきました。今ごろ咲いているのはフユイチゴでしょうか。

 ♫ 赤い鳥 小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べた

 ♫ 青い実を食べた

 セージが紫の花をつけています。

 白くて小さな花です。

 ハナニラが咲いてます。

 フワリと綿毛を広げたタンポポのようです。今ごろ?

 尺代漁協のマス釣り場がオープンしていました。

 眺めていると、ヒットしました。

 あちこちで立ち止まり、カメラを構えながらのんびりと歩いてきました。

京都の渋~い時 阿弥陀ヶ峰と「土を喰らう十二ヵ月」

 映画なるものを独り、久しぶりに見ました。「土を喰らう十二ヵ月」です。何かやってないかなと、たまたま見つけただけです。
 京都で半日を過ごすプランを考える必要が生じました。ところが太陽が顔を見せてくれません。これではシーズンを迎えた紅葉も映えません。
 たどり着いたのが、渋~いメニューでした。

 マイカー・プジョー208の12ヵ月点検でした。それだけのことです。京都・西京極近くのディーラーに車を預けました。夕刻に引き取りにくるまで半日の時間がありました。
 まずは近くのバス停で京都市バスを待ちました。すぐにやってきたのは紅白の京阪バスでした。

 京都駅行きの市バスに乗り、「1日バス券」を買いました。700円ですから3回(230円×3)乗れば、ほぼ元は取れます。
 最初の降車時に日付がプリントされ、あとはこれを見せるだけです。
 京都市民だったら「敬老優待パス」がもらえるのですがね。

 烏丸五条で下車しました。

 五条通をさらに東へ向かう市バスに乗り換えました。向こうに清水寺が見えていました。

 大谷本廟の前もきれいに色づいています。
 清水坂は、観光客や修学旅行生でものすごい混雑でした。

 南西に1ブロックほど路地を入っただけです。静かなたたずまいの「河井寛次郎記念館」です。ここをゆっくりと見学するつもりでした。
 大正・昭和にかけて京都を拠点に活動した陶工、河井寬次郎の住まい兼仕事場を公開したものです。民藝運動の理論的指導者となった柳宗悦や、二人を取りもった濱田庄司らの息吹を感じることができるはずでした。

 なんと休館日でした。1日の計画が崩れました。

 東山通を南に七条近くまで歩きました。豊国廟の参道を上ります。「女坂」と呼びます。この先に京都女子大・女子高があります。

 女子学生の姿が少ないと思ったら、皆さんはこの「プリンセス・ライン」という京都駅、四条河原町に直行する真っ赤な専用バスにご乗車でした。

 豊国廟は、太閤さん(豊臣秀吉)の墓所です。

 麓から563段もある石段を登って行きます。「そうですね、往復したら半時間はかかりますよ」と、落ち葉を掃除していた神社の人。

 一直線に石段はまだ続きました。

 頂まで上がってきました。 
 巨大な石造五輪塔は、豊太閤三百年祭が大々的に挙行された明治31(1898)年に建立されました。
 ここは東山三十六峰の第31峰である阿弥陀ヶ峰の頂上でもありました。

 大勢の参拝者で埋まっている清水寺の舞台が見下ろせました。

 山頂で1人、アマチュア無線を楽しんでいる方がおられました。しゃべりこみました。

 市バスに四条河原町まで乗りました。ぎゅうぎゅう詰めのバスでした。
 寺町通を三条まで上がり、「常盤」に直行しました。こじゃれたカフェ飯は敬遠して、ここは渋く「焼き魚定食」です。

 びっくりするほどおいしいわけではなく、当たり前の定食です。

 ふりかけがついているのがごあいきょうです。

 明治11(1878)年創業という、れっきとした百年食堂です。

 780円の、安心の味でした。

 常盤
 075-231-4517
 京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町523

 本日のメーンイベントは映画観賞でした。新京極の「MOVIX 京都」です。12スクリーンと関西最大級の規模です。高校生のころ、映画鑑賞でやってきた昔の松竹座です。

 「土を喰らう十二ヵ月」は、水上勉の原作を映画化しています。主演の沢田研二はともかく、松たか子に魅かれました。
 ストーリー性はあまりありませんが、「土を喰らう」そのままに土井善晴の料理が並びます。「おいしい」と松たか子が何度も繰り返します。えらく老けてしまったジュリー(わたしより1つ年長)の日々に、わが渋~い1日を重ね合わせてしまいました。

 河原町の丸善書店に寄って水上勉の「土を喰う日々-わが精進十二ヵ月-」(新潮文庫)を買いました。

 三条河原町からの帰りは、1本でカーディーラーの最寄バス停を通る市バスが発車したばかりでした。別ルートを3回も乗り継ぎました。これで1日バス券を有効に使うことができました。

東山三十六峰 その8 椿ヶ峰から紫雲山、吉田山へ

 東山三十六峰のウォーキングも終盤です。鹿ヶ谷(ししがだに)にある第15峰の椿ヶ峰から黒谷の金戒光明寺にある第13峰、紫雲山、そこから丘続きの第12峰、吉田山へと歩きました。
 吉田山の山頂展望台からは、目の前に京都五山送り火の大文字の火床が見えます。目をこらすとハイカーの姿が点になって数えることができました。

 椿ヶ峰に登る人は多くないようです。参考にしているToshiさんのホームページ「東山三十六峰」では、『お玉の橋を渡って登る』とあっけないほど簡単です。
 ところが、別のネット情報では、そのルートは『わかり難い道』と記されています。北側のノートルダム女学院の方から登りましたが、そちらもルートを見つけられず、YAMAPの位置情報と方向だけを頼りに雑木の中を汗だくで頂上を目指しました。

 紫雲山は光明寺の文殊塔の裏にあります。最高点には、清和天皇火葬塚があります。ここも宮内庁による「立入禁止」でした。

 哲学の道の紅葉も、疏水の上で真っ赤になってました。

続きを読む 東山三十六峰 その8 椿ヶ峰から紫雲山、吉田山へ

東山三十六峰 その7 御生山と赤山 赤山禅院の紅葉

 東山三十六峰を巡るウォーキングも未踏峰は数えるほどです。北の端の比叡山の麓にある第2峰の御生山(みあれやま)と3峰の赤山を歩きました。
 御生山には、期待していなかった山名のプレートもぶら下がっていました。「三十六峰」という文字まであってうれしくなりました。

 御生山という難読の説明は、麓の御蔭神社に書かれていました。
 『当神社は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ=下鴨神社のこと)御祭神の荒御魂(あらみたま=御生(みあれ)されたばかりの御神霊のこと)を祈祭する摂社である。』
 この御蔭神社の背後にあるご神体ともいうべき山が御生山でした。御蔭山とも呼び、山名プレートの1枚はそちらでした。

 赤山(せきざん)禅院の背後にあるのが赤山です。こちらのピークは、修学院離宮の境内にあり、宮内庁の「立入禁止」のフェンスの内側です。遠巻きにしました。

 赤山禅院は、御所から見て表鬼門の方角(北東)に当たるため、方除けの神として古来信仰を集めてきました。早くも真っ赤な紅葉に彩られていました。

続きを読む 東山三十六峰 その7 御生山と赤山 赤山禅院の紅葉

大沢山から釈迦岳 水無瀬までのウォーク

 きょうもよい天気でした。急に思い立って山歩きに出かけました。
 目指したのは「大沢山」です。そんな山名を最近、YAMAPで知りました。わが町・島本にあります。
 登ってみると、見晴らし抜群の知っている展望台でした。最高の風景を前に、昼飯をいただきました。

続きを読む 大沢山から釈迦岳 水無瀬までのウォーク

西日本最高峰 霊峰・石鎚山に登る

 四国の霊峰・石鎚山に登りました。標高1,982mは西日本で最も高く、日本百名山にも選定されています。
 山仲間8人と前泊となった麓の土小屋からスタート。表参道を下り成就社からロープウェイも使って下山しました。
 薄雲が広がり、天気はイマイチでした。それでも頂上付近では2日前に積もった雪に触れ、麓ではちょっと遅い紅葉も楽しみました。

続きを読む 西日本最高峰 霊峰・石鎚山に登る