熊野九十九王子を往く その7 紀伊宮原~湯浅


 
 「熊野九十九王子を往く」というタイトルで、大阪・天満橋から始まる熊野街道(古道)を歩き始めたのは9年も前のことです。6回目に紀伊宮原まで達したものの、「これ以上の日帰りは無理」と中断してしまってました。
 やはり達成したい熊野詣です。
 中途半端な距離で残っている紀伊宮原から湯浅までの7キロほどを歩きました。日差しはそれほどではありませんが、まだまだ汗びっしょりとなる暑い日でした。
 JR紀伊宮原駅は、9年前と同じでした。駅の横のアイスクリームの自動販売機まで、そのままでした。

 ミカン畑の急坂を登り、糸我峠を越えました。

 湯浅は醸造の町です。伝統的建築物群保存地区には、古い町家や土蔵が残されていました。

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立山登山 その2 立山からの絶景パノラマ

 立山登山の本番の日です。朝から秋のきれいな青空が広がりました。
 主峰の雄山です。ピークには雄山神社の祠が鎮座します。三角点からは北アルプスの峰々の絶景パノラマを見渡すことができました。
 わたしの頭で隠れている辺りには、槍ヶ岳が鋭い穂先を見せていました。

 くっきりと眺めることができました。まだ眠っている槍の穂先とそれに続く穂高の峰々です。

 富士山も堂々とした姿を見せてくれました。感激の瞬間でした。

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立山登山 その1 前泊の室堂へ

 立山登山の初日(9日)です。登山口のある室堂までやって来て、山仲間の4人と立山をバックに並びました。
 直前に日本に上陸した台風13号の影響を被りました。当初計画より1日延期しました。この日も午後からは降雨の予報でした。室堂に着いたときは、立山を覆っていた雲が徐々に晴れてゆきました。

 青空が広がった立山上空です。主峰の雄山(3003m)から鞍部の一の越までの稜線がくっきりと眺められました。
 翌日、この急な岩場の道を登りました。

 澄んだ湖面が美しいミクリガ池まで散歩しました。

 立山室堂山荘に泊まりました。夕食は地元の銘酒「立山」で乾杯しました。

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阿武山から摂津峡 冷し中華で冷やす

 「流水麺 冷し中華」をスーパーで見かけて買ってしまいました。どこか涼しいところでこれを食べようと考えて、阿武山から歩きました。本末転倒のようですが、摂津峡の水の流れを横目に汗だくの体を冷却しながらいただきました。
 ハムにキュウリ、チクワにゆで卵をトッピングした豪華版です。ピリ辛のための柑なんばも忘れませんでした。

 ラドラー(レモン・ビール)まで飲んで、サイコーです。
 サンティアゴ巡礼のポルトガルの道で、あちこちで飲んだ懐かしい味です。缶がひとつ、冷蔵庫に眠っていました。

 これだけを保冷バッグに詰め込んできました。
 ボトルの水を凍らせて、保冷剤代わりに一緒に入れてきました。

 賞味期限が迫っていたのですね。30%OFFでした。

 麺はほぐすだけでOKというのがウリです。まだ凍っているところもある冷たい水をもってました。麺にかけて冷しました。
 トッピングの具材は、家で切ってきました。

 ゆで卵はそのまま持ってきました。殻をむいて、半分に切って飾りました。
 若狭小浜産の柑なんばは、いろんな料理に登場させます。見た目(彩)よし、味よしの優れものです。

 思い通りのシチュエーションで食べることができました。

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湖南・笹間ヶ岳 サギソウを追いかけて

 サギソウを追いかけて滋賀・湖南アルプスの笹間ヶ岳に登りました。
 咲いていました。鷺草という和名の通りに、真っ白なシラサギが羽を伸ばして飛んでいるようです。
 ラン科の多年草で、低地の湿地に咲くそうです。
 笹間ヶ岳の稜線近くの小池の畔です。土曜日とあって、たくさんのハイカーと出会いました。

 つぼみもあります。

 

 大編隊で飛んでいるような姿はありませんでした。

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ポンポン山 ヤマジノホトトギスには早かった

 ポンポン山に登りました。2月に福寿草を見に行って以来です。
 高槻の古木、天狗杉の周りに立派なサークルができていました。老杉の根元を踏まないようにという配慮でしょうか。
 暑さを覚悟して7時半に出発しました。それでも中腹の本山寺駐車場(500円)には、先着が4台もとまっていました。

 本山寺の境内には、先日の台風による強風で吹き飛ばされたギンナンが熟することなく散乱していました。

 いつものように浄財を入れ、摩尼車(まにぐるま)をガラガラと回しました。

 ルート上の足元で昨年の9月12日にヤマジノホトトギスを見つけていました。そろそろ咲いてないかなと期待していましたが、早かったようです。
 代わって真っ白いキノコがあちこちに伸びていました。

 クリも青いままで落下していました。

 反対側からM君がやってきました。いつもわたしのFaceBookに「いいね」をくれます。
 ポンポン山の頂上から向こう側の麓にある善峯寺に下り、さらに登り返してきていました。「病み上がり」といいながら、真似ができないスピードです。

 今度は黄色いキノコです。

 ゆっくりと登ってきました。1時間半ほどでポンポン山の頂上です。視界はイマイチでした。

 昼飯には早すぎました。途中のコンビニで買ってきたアイスクリームです。すでに溶けてましたが、冷たい甘さでクールダウンしました。

 ダンドボロギク(段戸襤褸菊)が白い綿毛をためていました。
 帰りは水分補給で立ち止まった以外はノンストップでした。

若山神社~尺代 ツユクサや野草を撮る

 大阪・水無瀬の自宅近くをカメラ片手に散歩しました。若山神社から尺代のあたりです。
 お盆も過ぎました。真夏の間はあまりお目にかからなかった花ですが、その気で探すといろいろ咲いていました。
 ツユクサの青色が涼しげです。3種の雄しべが特徴的なはかわいい花です。花期は初夏から秋までと長いです。

 ニガナの黄色い花です。

 カタバミも黄色い花を咲かせます。

 ガンクビソウ(雁首草)でしょうか。こちらも黄色い花を準備中です。

 こちらお黄色いですが…。

 黄色いチョウも飛んできました。

 ミヤマカラスアゲハが、足元をヒラリヒラリと舞いました。

 尺代に抜ける山道の石仏に花が供えられていました。

 こちらのお地蔵さんには、きょうは花がありませんでした。

 アマゴ釣り場(休業中)から家庭菜園に上がる道に、ゲートができてました。作業中のおじさんに聞くと、「シカがやって来て、ナスを食べてしまう」とのことでした。

 ユリのつぼみのようです。このシーズンに咲くのって何でしょう。
 タカサゴユリ(高砂百合)だそうです。

 ヨメナ、それともノコンギク? 野菊ではありそうです。

 こちらは野草ではなくて栽培種。マリーゴールドもそろそろお終いでしょうか。

 キバナコスモス(黄花秋桜)も、その名の通りに黄色が目立ちます。

 サフランモドキと書かれた名札がありました。 

 クサギはハートになってました。

 この日は直射はなかったですが、雨上がりで湿度は高かったのでしょう。汗だくになりました。

ポンポン山・竃ヶ谷 咲き始めたオオキツネノカミソリ

 ポンポン山の花の谷、竃ヶ谷(かまがたに)のオオキツネノカミソリが咲き始めたとの情報です。さっそく訪ねてみました。
 咲いてました。数からすればほんのわずかです。でも開花した花は見事です。
 朝ドラの「らんまん」で、万太郎がタキから名前を教えてもらった花、「キツネノカミソリ」の変種です。名前にあるように花が大きく、長く突き出るおしべが特徴的です。

 和名は「大狐の剃刀」、洋名はリコリスです。
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属です。秋に咲く真っ赤なヒガンバナ(曼珠沙華)を大きく、そしてオレンジ色にしたようです。

 保護地はフェンスで仕切られています。内部には入れません。
 撮影は望遠レンズです。

 ガマズミは、秋には真っ赤な実になるのでしょう。

 ミゾホオズキがあちこちに小さな花を咲かせています。

 急に思い立って車でやって来ました。大原野森林公園森の案内所の駐車場(無料)にとめさせていただきます。

 きょうは祝日ですが、出会ったのはこの家族だけでした。

 出灰(いずりは)川を渡って竃ヶ谷に入ります。

 この数日、大阪は雨が降っていないので水量は多くはありません。

 何回も渡渉を繰り返します。

 オオキツネノカミソリの保護地です。フェンスで区切られています。
 満開になると、辺り一面がオレンジ色のジュータンになります。ちょっと早すぎたようです。あまりの暑さに、ここでUターンしました。

水無瀬神宮の茅の輪くぐり

 朝の散歩で水無瀬神宮まで歩きました。
 30日の「夏越し(なごし)の大祓」を前に、新しい茅の輪が設えられていました。さっそく礼儀に従って左回り、右回りと潜りました。
 今年も、もう半分が終わります。

 「招福の風」と名付けられ、風鈴が風に揺れ、風車が回るのは、神社の案内では7月1日からです。それを前に、一部の風鈴が風に揺れていました。

 前夜来の水滴が光ります。光線がないので、輝きはイマイチです。

 アジサイもきれいに咲いていました。

 近くの保育園児がペットボトルで作った風鈴風もブラさがっていました。

 水無瀬神宮
 大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24

京都北山 雲ケ畑・足谷のヤマシャクとクリンソウ

 京都北山の雲ケ畑・足谷までヤマシャクヤク(山芍薬)に会いに行きました。ちょっと盛りは過ぎていました。すでに花弁を落としたのも混じりましたが、わたしを待っていてくれたのも。
 ノーブルな純白の花弁の内に、雄しべが放射状に並んでいます。
 飽きることなくシャッターを切りました。

 のぞき込んでしまいます。

 花の命は短いです。

 

 つぼみもあります。

 恥じらいの表情です。

 日本在来種のヤマシャクヤクは、茎頂に1つの花をつけます。
 ボタやシャクヤクは茎頂と腋芽に花をつけるそうです。

 親子のように。

 そ知らぬふりして。

 クリンソウとコラボも。

 わかりにくいですが、あちこちに咲いています。

 ヤマシャクヤクなどの保護活動をしている「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」が発刊しているガイドブックです。

 ページをくると、ボタン科ボタン属の項で、ヤマシャクヤクとベニハナヤマシャクヤクの違いが説明されています。
 雲ケ畑での明確な違いは開花時期です、ヤマシャクヤクは5月初旬、ベニハナヤマシャクヤクは6月初旬に咲きます。

 2年前の6月にもやって来たことがあります。
 その時に見たのはベニハナヤマシャクヤク(上)でした。ヤマシャクヤク(下)と並べましたが、違いがわかりません。
 
 京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う

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