島本・若山神社 青もみじと花いかだ

 「3密」を避けて散歩に出かけました。大阪・水無瀬の自宅から2.5キロほどの若山神社です。大宝元年(701)に、行基が文武天皇の勅命を受けて勧請したとされる古い社です。
 太閤道を歩いてここを訪れた4日前には、桜が満開でした。それが、すでに散り始めています。
 代わるように新緑が美しくなってます。中でもカエデの緑が素敵です。もみじといえば紅葉ですが、新緑の「青もみじ」も負けじと清々しいです。
 薄い葉がフィルターとなって、枝に緑の影を落としていました。 

 池面には、桜の花弁が散り、花いかだになってます。

 尺代という集落に向けて山道を歩くと、大きな木の根元に、涎掛けをまとったお地蔵さんが祀られていました。

 自宅発着で、すれ違う人もほとんどいない静かな道を、気持ちよくゆっくりと歩いてきました。

小塩山のカタクリの花 2020

 京都・西山にある小塩山のカタクリです。下界を騒がせているコロナウイルスとは無縁の世界で、ことしも可憐に咲いていました。
 「外出自粛」が求めれています。「3密」には該当しないだろうと自己弁護して、独りマイカーで出かけました。麓の大原野神社の駐車場に車を止めて、何度も登っているルートをたどりました。最初のカタクリ保護地「炭の谷」まで1時間ちょっとでした。
 先週末くらいから一斉に開花したカタクリの花です。1輪だけですが、真っ白なカタクリにも出会えました。 

 花粉の運んでくれるギフチョウも飛んでました。でも、撮影はできませんでした。

 色エンピツでなぞったような模様が素敵です。

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携帯用 アルコール消毒液を作る

 新型コロナウイルス予防策として、手洗いが欠かせません。アルコール消毒も有効です。
 知り合いに教えられて、アルコール消毒液を作りました。材料は、無水エタノールと精製水です。
 無水エタノールは、品薄になっていて、近所のドラッグストアやホームセンターからは姿を消しています。それでもネットで探すと見つかりました。1000ccで3000円でした。
 わたしの机の上には、いつも無水エタノールの小瓶が載っています。スマホの画面が汚れると、ティッシュにとってふいたり、カメラの掃除なんかに重宝しています。100cc入りで1000円はしたと記憶しています。

 無水エタノールと精製水を、4:1の比率で混ぜます。
 適当に無水エタノールをボトルに詰め、その4分の1の精製水を加えました。

 匂いをつけるためのエッセンシャル・オイルです。3つありました。花粉用というブレンド・オイルを数滴、垂らしておきました。

 スプレーに小分けして、1つを車に置きました。買い物などから車に戻ったそのときに、シュツ、シュツとすることを心がけます。

神峰山の森自然園 春の草花


 
 カタクリの花と出会いました。
 ポンポン山の高槻市側の登山口のひとつ、神峯山寺(かぶさんじ)の「神峰山の森自然園」です。2月末に自宅から歩いてきたときは、まだ冬季休園中でした。リベンジしました。
 春の陽ざしを浴びてイナバウアーしたカタクリです。その美しさに、新型コロナウイルスにまつわる鬱陶しい気分がしばし癒されました。

 ミツバツツジが鮮やかです。3枚の葉が育っています。

 2株だけ花を咲かせていた可憐なニリンソウです。2つ目の花のつぼみも膨らんでいます。

 純白のイカリソウです。4枚の花弁が、船の錨(いかり)のようです。

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京都人の密かな愉しみ その10 洛北・花背「逢瀬の桜」の魚ヶ渕吊り橋

 桜は咲きました。「3密」の花見は避けて、洛北・花背へドライブしました。
 向かったのは「京都人の密かな愉しみ」のロケ地となった京北町周山近くの「魚ヶ渕吊り橋」です。オムニバスドラマ「逢瀬の桜」で描かれた「山桜が咲き誇る里でひっそりと燃え上がった、大人の恋の物語」の、その枝垂れ桜です。
 雨が上がり、太陽も顔を見せてくれました。洗われたピンクが輝き、「3枚の四方皿の欠けた真ん中の皿に描かれた横向きの枝」が、皿の図柄そのままに伸びていました。

 上桂川(京都を流れる桂川の上流)にかかる吊り橋です。向こうの民家との往来のためにあるようです。

 吊り橋は、京都一周トレイルの京北ルートの一部になっています。
 京都市内を一周する京都一周トレイルは、何度も歩いてますが、京北ルートは歩いたことがありません。

 魚ヶ渕吊り橋は「京北十景」の1つです。

 京都市右京区京北周山町山キハ22

 ここまで来たのでと、ちょっと離れてますが大悲山峰定寺までやって来ました。修験道の聖地です。冬の間は閉じてますが、4月から拝観可能なはずです。ただし「雨天の日は入山できません」。

 門前には、摘草料理の「美山荘」があります。「京都人~」では、料理研究家の大原千鶴さんが、この生家で京料理を披露しています。NHKドキュメンタリー「山里の宿『花脊の四季の物語』」でも、その四季が美しく描かれています。
 残念ながら、ここの摘草料理は食べたことがありません。というか、わたしの懐具合ではちょっと届きません。

 大原さんが、「小さいころは、唇を紫色にして泳いでいた」という川です。

 三椏(みつまた)が咲いてます。

 とうが立った蕗の薹です。

 シャクナゲがつぼみを膨らませています。

 広河原まで走りました。
 陶芸家の小松華功さんの「蕗竃」です。オムニバスドラマでは、桜守の佐野藤右衛門さんが登って花の具合を調べていた桜は、真冬のような寒空の下でまだまだ「蕾堅し」でした。

 これまでの「京都人の密かな愉しみ