京の三十三食 十七番 祇園 おかるのひやしカレーうどん

 祇園・富永町のうどん屋さん「おかる」です。界隈の芸舞妓や地元民はもとより、観光客も多い名店です。創業は大正14(1925)年と、もうすぐ100年の老舗です。
 カレーうどん、なかでもチーズ肉カレーうどんが人気のようです。でも熱そうでした。夏季限定の「ひやしカレーうどん」(1110円)をいただきました。
 京都のうどんです。当然ながらフニャフニャです。出汁は、ベースの昆布、鰹がよく効いています。カレー味もほどほどです。
 一気に食べてしまいました。もう少し、ボリュームが欲しいところでした。でも、舞妓さんのおちょぼ口には、これくらいでピッタリなのでしょう。

 軟らかい牛肉が、甘辛く煮てあります。

 メニューは多いですが、夏はこれでしょう。

 細長い店内は、テーブル席の奥に小上りです。きれいどころの団扇が並んでいます。

 有名人の色紙もいっぱいです。目の前の1枚は、「TKO 木本」と話題になった人でした。

 夜はネオンでにぎやかな一角です。 

 おかる
 075-541-1001
 京都市東山区八坂新地富永町132

 久しぶりに白川まで歩いてみました。お盆明けのせいか、観光客はほとんどいません。

 吉井勇の「かにかくに碑」の前も静かです。
 

 四条大橋の畔に「出雲の阿国」の碑が立っています。ゆっくりと見たのは初めてです。

  歌舞伎の元祖は、向こうの南座を見上げています。

 鴨川は、これまでになく濁流となっていました。