きょうの京都は最高気温が37.7度と、とんでもない暑さでした。できるだけ歩かないですむところと、阪急烏丸から遠くない前田珈琲明倫店で昼飯としました。
選んだのは「言わずとしれた前田の定番」とメニューにも書かれている「名物ナポリタン」(980円)です。
鉄板に載っていないのがちょっと残念ですが、昭和の味の喫茶店のナポリタンです。トロリと濃厚な安心のケチャップ味です。
具材は、ハムにタマネギ、マッシュルーム、ピーマンとまるで教科書通りです。スプーンもついてきましたが、フォークだけでいただきました。
タバスコを振るかけると、さらにパワーアップします。
口直しにはお決まりの「レーコー」、いや「アイスコーヒー」(+200円)です。
旧明倫小学校の教室が、そのまま店になっています。
壁にかかった額のロゴは、コースターにもプリントされています。
中国の現代美術作家、徐冰(シュ・ビン)氏によってデザインされた、ありそうでない漢字です。MAEDAと書かれています。
昭和46(1971)年の創業以来の味だそうです。
わたしが大学生活を送っていた時代です。喫茶店で初めて食べたスパゲッティとは、こんなものだったのです。
教室の一つがそのまま店になっています。
店名はなく、教室表示だけです。ここには1年2組とか書かれていたのでしょう。
前田珈琲明倫店
075-221-2224
京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2 京都芸術センター内1F
明倫校はこの夏、トマトやキュウリをたくさんいただいたYさんの母校です。「懐かしい!」と叫んでくれそうな風景は、さらに続きます。
続きを読む 京の三十三食 七番 室町 前田珈琲明倫店の名物ナポリタン