A3032の再生その4 音を出してみる

 一応のリペアが終わりました。
 その過程では、ウォーンというハム音がでたり、ちょっと手こずった場面もありました。前回、紹介したボリュームの調整を一度は失敗しました。電気部品でありながら、抵抗面を接点が移動する機械部品でもあります。微妙な接触具合を調整して2度目はばっちりでした。
 さっそく音出しをしました。ニヤリ!としました。いい音です。全体にまろやかな音となり、高音はすっきりとしています。
 床に置いているこれまでのプリアンプは、退役となりそうです。

 手持ちの真空管をあれこれと差し替えました。その都度、微妙に音が変わったり、期待に反してあまり変化が感じられなかったり。「ベスト7」(真空管は7本使用)を決めました。残りはベンチ行きです。

 熱くなった真空管を取り換える必需品は、耐熱指サックです。真空管が冷えるのを待っておれません。

 LPとCDととっかえひっかえ試聴しました。
 CDは、1年前にベルリンで生を聴いたアリス・紗良=オットのピアノ、キース・ジャレットの名盤、ケルン・コンサート、ゴールウェーのフルートなど。LPは、ネビル・マリナー&アカデミーのモーツァルト・ディベルティメントK136などです。

わたしの筆記具 2020

 鉛筆を買いました。前に買ったのはいつのことだったでしょうか。思いだせません。
 「三菱鉛筆 uni」です。懐かしいブランドです。昔の記憶では、2Bの次は4B。そこまででした。新たに買ったのは3Bと5Bです。そんなのあったかなと、思わず手に取りました。近くのホームセンターの文具売り場です。
 筆箱をひっくり返して並べました。下から2本目の緑色が「9800」のHBです。子どものころに一番よく使った鉛筆です。1本10円でした。それなのにuniは1958(昭和33)の発売価格がなんと50円。おいそれとは買ってもらえないシロモノではありました。

 最近の製品には、バーコードもプリントされています。
 型番の下3桁までは同じです。最後の数字で硬さを区別しているのでしょう。

 uni発売にあたって、いろんな軸の色が検討されたようです。品質も含めて「世界に一つ」という思いを込めたuniqueからの命名です。
 カラーは「エビ茶色」です。今の関西人なら「マルーン」というでしょう。阪急電車の車体カラーとよく似てます。
 上の画像の鉛筆削りは、独・ファーバー・カステル製です。ステッドラーとともに、uniが越えようとしたブランドです。

 新聞社の記者時代は、メモは会社のロゴがはいった支給のボールペンでした。でもゆっくりと企画記事を書くときは、柔らかい鉛筆が多かったです。万年筆やサインペンも使いました。デスク時代には、ツルリとした感光紙にプリントアウトされた原稿をチェックするために、ダーマトグラフも愛用してました。
 そして、手帳に細かな日程を書きこむのは、シャープペンシルでした。

 文字を書かなくなって久しいです。漢字が書けません。目の前のパソコン画面で検索して、「ああ、こんな字だったか」と。
 それでも机の上のメモ用紙に覚え書きするのは、柔らかな5Bの鉛筆です。

 こちらは、まだフツーに仕事をしていた15年前のわたしの筆記具です。

A3032の再生その3 ボリュームの分解

 管球プリアンプ、LUXKIT A3032のリペア作業は続きます。
 音量を調節するボリュームがスムーズに回りません。ガサガサと引っ掛かるような感じです。一番よく動かす部分だけに、気になります。取り外して分解修理しました。

 特殊な4連ボリュームが使われています。2連が使われることが多いパーツです。合計12ヵ所のハンダを吸い取ってプリント基板から外しました。

 ボリュームを分解してゆきます。

 元に戻す順序を間違えないように、順に並べてゆきます。

 抵抗被膜で覆われたメーンのパーツです。
 無水エタノールで丁寧にふき取り、接点復活剤を綿棒の先にわずかにつけて薄くコーティングしておきました。

 元の状態に戻しました。回転はスムーズになってました。

 後面パネルのコネクタです。ルーターに金属ブラシをつけて磨きました。

 真空管の脚も磨きました。左がきれいになった脚です。

 真空管を見ていて気が付きました。かつてはTOKYO SHIBAURA ELECTRICだったのです。

 ジャンク箱にあった真空管のパッケージ箱です。大きく東芝とありますが、小さく東京芝浦電気と書かれています。東芝と社名変したのは1984年のことです。
 わたしが務めた新聞社は、入社当時はカタカナの題字を使っていましたが、カラー化にあわせて漢字表記に戻りました。

A3032の再生その2 コンデンサの交換

 管球プリアンプ、LUXKIT A3032のレストア作業です。まずコンデンサを交換します。
 電源部には、黒い管状の電解コンデンサがたくさん使われています。いわば消耗品で、耐久時間は5000時間といわれています。毎日2時間使用すると、7年ほどでリミットに達します。熱に弱く、高熱にさらされると一気に劣化します。このプリアンプは1980年ころのものです。といういことは40年が経過しています。すべて交換することにしました。
 B(高圧)電源用に耐圧450Vの大きなブロック電解コンデンサが3本、350Vのものが4本、左にヒーター(低圧)電源用が1本、使われています。

 ブロックコンデンサは、プリント基板にはんだ付けされています。

 取り外したブロックコンデンサです。ホコリをはらえば、きれいです。容量も規定から大きくずれてはいません。でも内部の圧力が高くなって頭部がちょっと膨らんでいます。

 ヒーター電源用のブロックコンデンサです。これは見事に頭が膨らんでいます。いつ爆発するか心配で、とても使い続けるわけにはいきません。

 コンデンサの容量は、それほど変化はしていませんでした。

 プリント基板から部品を取り外します。この動画は、ハンダごてとハンダ吸い取り器を使って、基板上のハンダを吸い取っているところです。

 ハンダ吸い取り器です。
 左側のレバーを下に押し込みます。右の吸い取り口を溶けたハンダに押し当てて、中央のレバーを押します。ばねの力でレバーは上に飛び、その時に右の吸い取り口の内部圧力が下がって、ハンダが吸い取られるのです。

 取り外した電解コンデンサと、ネット通販で購入した同じ容量、同じ耐圧のコンデンサです。
 アンプ部分に使われているフィルムコンデンサなども、念のために交換します。一部パーツは、所持品を使いました。

 使われていたブロックコンデンサは、同容量の2本がパッケージされていました。同じものは手に入らないので、格好は気にせずバラバラのパーツをつけました。

 灰色のパーツもコンデンサです。このパーツも、ショートしたり破断したりで故障の原因となっていることが多いようです。

 手持ちの同容量ながら大きなパーツをつけました。

 同じ灰色のパーツはあちこちに使われています。
 青色の丸いパーツはタンタルコンデンサで、カソード・パスコンとして使われています。

 ついでのことなので、ぜーんぶ取り換えてすっきりとしました。

A3032の再生その1 管球プリアンプがやって来た

 巣ごもり生活も長くなり、退屈な日々が続きます。ヤフオク(ヤフー・オークション)をチラチラと見ているうちに、オーディオ熱という病が再発しました。
 落札したのは、真空管を使ったプリアンプです。正確にはラックスという音響メーカーが「LUXKIT A3032」という型番で1976年に発売した組立キットです。発売当初の価格は88,000円でした。わたしが社会人になって2年後のことです。当時の給料では、手が出るはずもありませんでした。この歳にして、やっと中古を手に入れて喜んでいるくらいです。
 古い製品ですが、まずまずのフェースをしていて、ひと安心でした。

 さっそく上部のふたをはずしました。
 ネットで調べていた様子とあまり変わりはありません。ヘンに手も加えられておらず、オリジナルのままのようです。
 キットですから、初代オーナーがみずから配線などの工作をしたはずです。はんだ付けもしっかりとしています。

 電源部の配線が、乱暴に切断されています。
 これは、「製品としての性能は保証しないよ。修理するなら自己責任で」という、出品者の責任回避のアピールです。

 真空管を外しました。オリジナルは松下電器製が使われているはずですが、すべて東芝製でした。しかも12AX7は5751、12AU7は5814Aというちょっと珍しい互換(差し替え可能)球になっていました。
 さて、どんな音がでるのかとはやりますが、その前にお決まりの不良部品を交換していきましょう。
 わたし自身への備忘録でもありますので、大方の方はスルーしてください。

LUXKIT A3032

空きビール缶でアルコール・ストーブをつくる

 アルコール・ストーブをつくりました。アルコール・バーナーともいいます。アウトドアでメスティンなんかを加熱するコンロです。燃料には燃料用アルコールを使います。
 わたしのメスティンと同じトランギアの製品もありますが、そこそこの値がします。
 YouTubeを巡っていると、缶ビールのアルミ空き缶を使ったアルコール・ストーブの作り方が、いくつもアップされています。これなら材料費はタダです。さっそく挑戦しました。
 照明を落としたキッチンで、気持ちよく燃え上がりました。炎を見ているだけで、気持ちが良いです。 

 燃料用アルコール(メタノール+エタノール+α)は、500mlで500円ほどです。
 近くのホームセンターでは見つからず、ドラッグストアも欠品中。3軒目のドラッグストアで見つけました。コロナの消毒には使えませんが、一緒に品薄になっているそうです。

 空き缶の底に、小型ルータを使って直径1.5mmのドリルでズラリと穴を開けました。
 ニッパーで切り取ります。
 ネット上で「円 16等分」で検索した画像から適当なものをケント紙にプリントアウト。空き缶のそこの直径に合わせてサークル・カッターで切りぬきました。
 両面テープで円板を底に張り付けて、ドリルで16か所に穴を開けます。
 ルーターの刃を砥石に代えて、空き缶のバリを削りました。 

 高さが35mmとなる台の上に、カッターナイフの刃を置きます。
 空き缶に刃をあてながら、缶の方をぐるぐると回します。缶に深い筋目を入れて、あとはグシャグシャと折り曲げて切り離しました。
 中央に、境となる壁をつくります。(この辺りの作業の詳細は、YouTubeの動画を参考にしてください)
 2つの空き缶の底を合体させれば完成です。
 一番搾りのプリントが残っていても、それはそれでおもしろかったです。でも、ついでのことなので、ルータの先に堅いワイヤブラシをつけて、塗装をはがしてしまいました。

 燃料用アルコールを、カップで測りながら注入します。
 ライターで火をつけると、最初は底にたまったアルコールが直に燃え上がります。
 やがて、熱せられて気化したアルコールが、周囲の16か所の穴から噴き出します。そこに火がつけば本格燃焼で、火力が安定します。

 メスティンを載せてみました。いい具合です。

 300ccの水が、3分ほどで熱くなりました。沸騰するまでの時間とアルコール量の関係は、これから調べます。
 炎の立ち上り方が、予想以上に高いです。16か所の穴は、直径1.5mmのドリルで開けました。これを1.2mmくらいにしたものと比較してみるのもよいかもしれません。

滋賀・信楽 ブラウンライス&ウォーターの季節のプレート

 宇治・興聖寺で墓参りをしました。涼しいうちにと、朝早くに出かけました。そのまま宇治川に沿ってドライブして、信楽まで走りました。
 いくつかの窯元を見ました。でもこの暑さでは、のんびりと歩いて回るような状況ではありません。「陶芸の森」の信楽産業展示館の涼しいショップでほっとひと息つきました。
 昼飯は、併設のカフェ・レストラン「ブラウンライス&ウォーター」でいただきました。「無農薬玄米と地元のお野菜をたっぷりと」という「季節のプレート」(1400円)です。
 メーンは、自家製塩麹で味付けした鶏のフリットです。洋風の唐揚げといったところですが、シコシコとうま味のする鶏です。 

 付け合わせは、青菜のゴマ和えとカボチャのシナモン煮です。
 どちらも器がきれいです。

 デザートは、ほうじ茶のプリンでしょうか。

 大きな窓から、まわりの山々が見渡せるゆったりとした空間です。

 ブラウンライス&ウォーター(BROWN RiCE AND WATER)
 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 県立陶芸の森
 0748-83-2882

 信楽高原鉄道の信楽駅に行ってみました。「近畿の駅百選」の認定証を確認したくてやってきたことがあります。
 鉄ちゃんグッズが並んでいます。

 探していた「鉄印帳」は、やはり売り切れでした。18日から再発売されるそうですが、そちらには早すぎました。
 寺社仏閣を巡る朱印帳の鉄道版です。全国の第3セクター鉄道40社の共同企画で、この帳面をもって全国の3セクを乗り鉄体験しようというわけです。
 スタンプラリーには、すぐにノセられてしまう性格です。

ジャケ買いLP トーマス教会のパワー・ビッグス

 「ジャケ買い」してしまいました。高槻市内のブックオフのレコード(LP)売り場です。「200円均一」のコーナーで、1枚づつレコードを繰っていて目に止まりました。たった200円です。即買いでした。
 ドイツ・ライプツィヒにあるトーマス教会がデザインされています。それだけで十分でした。
 わが家のオーディオ装置では、トーマス教会のパイプオルガンの荘厳な響きを再現させるのは難しいです。それでも、雰囲気の一端に触れることができました。
 米国のオルガン奏者、パワー・ビッグスが弾く「トッカータとフーガニ短調BWV565」など、有名なオルガン曲です。

 小学校の音楽教室に掲げられていたのと同じ顔をしたJ.S.バッハが真ん中にいました。トーマス教会のステンドグラスです。
 奥さまたちの女声アンサンブル、クラルス・ヴォ―チェのテレ・コーラス動画の背景に使ったばかりでした。

 トーマス教会を訪れて、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のマタイ受難曲を聴いた8年前の感動の夜が蘇りました。

 ライプツィヒ 感動の夜 「マタイ受難曲」を聴く
 ライプツィヒ バッハの聖地、聖トーマス教会

パソコン メモリー増設と「テレコーラス」画像編集

 動画を編集する機会が増えました。
 奥さまのコーラス・グループが、ネット上のLINEやZOOMを使っての「テレコーラ」に挑んでいます。そのお助けで、画像を処理しています。
 ところが、わたしのデスクトップ・パソコンは古いエントリー機です。静止画中心のブログ作成では問題ありませんが、動画ファイルを何本も同時に切り張りしていると、処理能力オーバーとなります。上級機に買い代えればトラブルは解決することはわかっていても、おいそれとはいきません。せめてはメモリーだけでも増強することにしました。
 昨夜、ネットで購入すると、早くもきょうの午後、届きました。

 パソコンのケースを開けて、まずはエアダスターでホコリを吹き飛ばします。

 上が取り外したメモリー。4ギガが2枚セットで刺さっていました。
 あらたに購入した下の2枚は、それぞれが8ギガあります。計16ギガで、これまでの2倍になります。
 容量が2倍なのに、基板上のチップは少なくなってます。集積度が上がっているのでしょう。

 交換作業はほんの2、3分でした。電源を入れると、これまでと同様に立ち上がりました。
 パソコン内部の状況を診断するソフトで見ると、メモリーは確かに8ギガ(1枚)となってます。
 メーカーはパッケージ通りのADATAですが、チップの製造元はSAMSUNGでした。製造は2020年の第10週、つまり3月初旬だったことがわかります。

 わたしが動画編集を担当した「J.S.Bach 主よ、人の望みの喜びよ Kantate BWV 147 Clarus Voce」です。お聴きください。

コロナ対策 「シールド・スクリーン」をつくる

 ピアノ・レッスンのための「シールド・スクリーン」を作ってほしいと頼まれました。
 新型コロナ・ウイルスのため、奥さまのピアノ教室はzoomによるリモート・レッスンが続いています。そろそろ再開を模索する動きも出てきました。その対策として、教師と生徒との間にシールド・スクリーンを設置しました。
 ピアノの生徒と、手前の椅子の距離は2メートルほど離れているうえに、このスクリーンで飛沫を浴びることも少なくなるでしょう。

 近くのホームセンターで細い角材と透明シートなんかを買ってきました。合わせて2800円ほどでした。
 まずは窓枠のようなものをつくりました。10cm角の合板を半分に切った三角形の補強材に、角材をボンドで接着しました。 

 百均出身の白色ペイントを塗って格好をつけました。
 2枚の枠で透明シートをはさみ、木ネジで固定しました。

 枠を自立させることも考えましたが、面倒なうえ、いずれ長期間使用するものでもないだろうと、小さな脚立にひもで縛り付けるという安易な方法にしました。
 それにしても脚立が2つも。ひとつはzoomのためのノートパソコンが載っています。殺風景なことです。