リスボンの町を市電28番は走る

【 paso a paso 3 2023/06/10-02 】

 リスボンの町です。坂道の曲がりくねった線路の向こうからトラムが走ってきました。ここでは「市電(エレクトリコ)」と呼びます。その28番線です。
 急いでカメラを構えました。走り去るのを追いました。
 これに乗るためにリスボンまでやってきたようなものです。次の停留所までいって、次の電車に乗り込みました。

 28番線は、「7つの丘」と呼ばれる起伏の多い町を、ガーガー、ギシギシと音を立てながら進みます。狭い路地も抜けていきます。

 町を半周するような路線です。1往復半も乗りました。(画像は「地球の歩きかたポルトガル」より)

 運転手は、長い髪の女性でした。

 始発駅のマルティン・モニスでは、定員しか乗せません。おかげで1時間ほど待たされました。
 走り始めると途中駅からどんどんと乗り込んできて、すぐにいっぱいになりました。

 カテドラル(リスボン大聖堂)の前で通過するのを待ち構えました。

 見飽きることなくシャッターを切りました。

京都・桂 中村軒の宇治ミルク

 きょうの京都は、最高気温が36.8度にも達しました。暑かったです。帰り道に桂の中村軒に寄って、かき氷をいただきました。
 「宇治ミルク」(940円)です。奥さまが頼んだ「あんみつ」の金時(あん)も回ってきました。宇治金のできあがりです。

 ほおばると、すぐに溶けるきめ細かなかき氷です。冷たくて、甘いです。
 若いころは「あんこ、怖い」でしたが、し好が変わったようです。

 「あんみつ」もおいしそうです。

 ねっとりとした白玉を口に含みながら、氷を流し込みます。たまりません。

 追いシロップです。食べ進んでも、変わらずに濃厚味です。

 床の間には、祇園祭の長刀鉾の扇が飾られていました。

 坪庭が涼し気です。

 祇園祭のミニチュアが展示されていました。

 これまでの中村軒

 御菓子司 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

トラムを横目に歩きました

【 paso a paso 3 2023/05/18-2 】
 ポルトの町は、大好きなトラム(路面電車)が走ってます。巡礼路のドウロ川沿いの道も、クラシックなトラムが行き来していました。乗車するわけにはまいりませんが、抜き去られるのも気持ちよかったです。

 前面にカゴをぶら下げた車両がやってきました。

 思わず振り返ります。格好良すぎます。

 ちょっと幅広に見えます。

 トラムの走り去る音です。モーターがうなるのがたまりません。

 STCPトラム博物館(Museu do Carro Eléctrico)がありました。これは見学するしかないでしょう。

 きれいに整備されています。

 トラムはポルトガル語でカーロ・エレークトリコ(carro eléctrico)、つまり電気馬車というそうです。
 1872年に馬車軌道として開通し、1895年に電化されました。

 チビッ子たちも見学に訪れていました。

 日本の平安貴族がのった牛車とよく似た格好をしています。

 これが開通当時の姿のようです。

 巡礼を再開しました。

 河口近くのカンタレイラで線路は途切れていました。
 昔は、わたしが巡礼初日を終えたマトジーニョスまでつながっていたそうです。

 

続・孫娘と遊ぶ ナイツポーカー

 もうすぐ横浜からやって来る孫娘と遊ぶおもちゃをつくりました。
 知恵の輪に続く第2段は「ナイツポーカー」です。人気ボードゲームで、市販されています。それを、百均で集めた材料で手作りしました。
 トランプのポーカーをまねた対戦ゲームです。役は4種類で、ロイヤルストレートが最強です。

 コマは1から6までの数字がふられたものが5色、全部で30個あります。 

 パソコンのエクセルで図形を描き、写真用紙に印刷。裏面に両面粘着テープを張り付けてカットしてシールにしました。
 アルミの丸い板は、「くるみボタン」です。百均の手芸コーナーで見つけました。これを布でくるんでボタンにするようです。そにシールを張りました。

 最初は買ってきたラベルシールに印刷しました。でも鮮やかさがイマイチだったので、写真用紙に印刷し直しました。

 ボード、コマを入れいる袋、くるみボタン2袋で、材料費は計400円でした。

高槻城公園芸術文化劇場 高槻市合唱祭を聴く

 高槻城公園芸術文化劇場のトリシマホール(大ホール)で第46回高槻市合唱祭を聴きました。
 今春、オープンしたばかりのホールです。初めて入りました。
 キリシタン大名の高山右近も城主をつとめた高槻城の二の丸跡に立っています。濠をめぐらせた現代風の天守閣のようでもあります。

 トリシマホールは、地元企業のポンプメーカー、酉島製作所の名を冠しています。
 内壁全面に、柱の断面が突き出しているようなデザインです。

 2階席まで983席あります。

 壁は柱の断面が飛び出しているのかと思いましたが、厚さ5センチ前後で厚いのや薄いのをおりまぜた木片が固定されていました。
 音響のことはわかりませんが、長い柱が埋め込まれていたら、もっと素晴らしい音響空間になったのではと仮想してしまいました。大量の木材を使えば、構造も大がかりになり費用も莫大になるでしょう。
 ホールの響き具合は、きょうの合唱だけではよくわかりませんでした。

 わたしの役目は、ビデオ撮影係でした。

 手前の三脚2台にカメラをそれぞれセットして、1台はステージ全体を見渡す固定焦点、もう1台は手動で動かす移動焦点で撮影しました。それを音源とあわせて1本の動画に編集します。

 トップバッターで登場した「女声アンサンブル クラルス・ヴォ―チェ」で、奥さまが歌っていました。

 26団体が出演しましたが、わたしの役目はすぐに終わりました。

 堺、豊中、東大阪、枚方と似たような規模の都市にできたホールで聴きました。昭和の高度成長期にできたた多目的大ホールが老朽化して建て替えられたのでしょう。
 設計は、兵庫芸文やフェスティバルホール、豊中と同じ日建設計の江副敏史氏です。

枚方市総合文化芸術センターで J.Sバッハ「マタイ受難曲」を聴く

 枚方市総合文化芸術センターの大ホールで、J.Sバッハ「マタイ受難曲」を聴きました。
 コーラスが好き、宗教曲を歌いたいというアマチュアが立ち上げた「マタイ・プロジェクト」が大舞台に上がりました。奥さまも歌っていました。
 3時間を超える大曲ですが、わたしも生演奏で聴いた回数は圧倒的に多いです。このブログに記録が残っている2008年以降だけでも12回目となります。
 バッハの最高傑作に魅かれるファンは多いです。きょうもチケットは完売。満席でした。

 難しいことはわかりません。1部は、昼食後のお休みタイムと重なって、ついうつらうつらしてしまうこともありました。「生」でも飲んでいたら、爆睡だったでしょう。
 それが2部になると、がぜん、テンポがよくなってきました。指揮は、初めてマタイを振るケイコ先生(永松圭子=奥さまたちはそう呼んでます)でした。これまではアルトの声を聞いてました。指揮・エバンゲリストだった畑儀文が、きょうはテノールに徹して絶好調です。
 圧巻はバリトンの三原剛でした。大きな体から発せられるイエスの声に圧倒されました。初めてウイーンに旅した2005年に、関西空港から同じオーストリア航空に搭乗したことがありました。それ以来でしょうか。
 アルトの八木寿子らソロがすべて素晴らしく、グイグイとひきつけられていきました。
 きょの主役のマタイ・プロジェクト合唱団も、マスクをつけてとはいえ、よく響いていました。

 ホール2階のウイング席で聴きました。
 「うまいあ」と感心したビオラ・ダ・ガンバなどすべての楽器の動きがよく見え、響きにも満足しました。

 終演時には、辺りは暗くなっていました。おまけに土砂降りでした。クルマでアッシーをしてよかったです。

 枚方市総合文化芸術センター 関西医科大 大ホール
 枚方市新町2-1-60
 072-845-4910

孫娘と遊ぶ 知恵の環

 間もなくゴールデンウイークです。横浜に住む孫娘がやって来ます。一緒に遊ぶゲームを考えました。
 簡単に作った知恵の環です。もうひとりの孫娘にもと、2つ作りました。
 上の画像では、赤い玉が糸の両端についています。
 2枚目では、それが一方に固まってます。
 赤い玉は、中央の糸がくぐっている穴よりも大きいです。さて、どうして潜り抜けたのでしょうか。 

 材料となる角材を買いに、近くのホームセンターへ行きました。併設されている百均で良いものを見つけました。小さな額を立てるイーゼルです。この部材がぴったりでした。
 さっそく分解して、その用材の棒を2分しました。

 ドリルで糸を通す穴を開けました。

 赤い玉は、孫娘のファーストシューズをつくったときに靴紐のアクセントにつけたのが残っていました。色違いならよかったのですが。
 タコ糸を通しました。

 タコ糸の端末はボンドで接着して、すぐにでき上がりました。

 さて、この春に小学生になった孫娘は喜んでくれるでしょうか。

京都・大山崎 「古民家カフェいろはうす」のエビ入りピラフ

 大山崎山荘美術館からまっすぐに下った線路際に「古民家カフェいろはうす」はあります。その存在は以前から気になっていましたが、入ったのは初めてでした。
 ランチはすでに売り切れていました。「軽食ならできますよ」ということで、「海老入りピラフ」(800円)をいただきました。
 たっぷりの「鉄分!」を調味料に、おいしくいただきました。

 汗ばむほどの日和でした。乾いたノドに、冷たいビールがたまりません。

 窓に向いたカウンターです。心地よい風が吹き抜けます。

 目の間をJR京都線の特急はるかが横切ります。

 目の下は阪急京都線が走ってます。ちょっと上はJR新幹線が走り抜けます。
 「ずっと向こうですが、目のよい人は京阪も見えるんですよ」とか。
 ゴーっと音がするたびに、カメラを構えるのが忙しいです。鉄ちゃんには、たまらないシチュエーションです。 

 なんと営業はあす1日限りで、閉店となるそうです。

 路地の先にあります。 

 右上の古民家です。

 カフェいろはうす
 075-956-4622
 京都府乙訓郡大山崎町大山崎上ノ田93-5

 半月ほど前に訪れた「山崎ウラロジ食堂」もすぐ近くです。

 

たつの 赤とんぼ文化ホールの反田恭平

 反田恭平のピアノを2日夜、兵庫・たつの市の赤とんぼ文化ホールで聴きました。なんと3週連続となりました。
 「岡本誠司&反田恭平 デュオコンサート」です。ヴァイオリンの岡本くんは、反田くんが主宰するJNO(ジャパン・ナショナル・オーケストラ)のコンサートマスターです。マーラーの交響曲「巨人」などで指揮者=コンマスの息のあった演奏は耳に残っています。
 この夜はシューマンの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番」などが演奏されました。演奏後、マイクを握った反田くんは「ピアノ伴奏といいますが、僕の方が音符が多くて、これは室内楽でした」と話していました。そのことば通りに、二人の掛け合いが楽しい演奏でした。
 アンコールの反田くんはグリーグの「トロルドハウゲンの婚礼の日」でした。かぎりなく美しい調べでした。

 童謡「赤とんぼ」の作詩者、三木露風はたつの市で生まれました。生家が残り、歌碑もありますが、赤とんぼホールからはちょっと離れていました。

 兵庫県の西部にあります。広い駐車場は、県外ナンバーの車も多くていっぱいでした。

 演奏会の終了後、サイン会が開かれました。
 隣の席に座っていた大阪から独りでやって来たお嬢さんも、アンコールが終わると即座に席を立って行列に並んでました。後ろの方に並んだ知人によると、小一時間は待たされたそうです。

 知人が購入したCDに、2人のサインが入ってます(M.Tさん撮影)。

 大阪からは車で新名神-山陽道と走り、1時間半ほどでした。
 回転すし店に直行して、小腹を満たしました。ネットで見つけた「廻鮮寿し たいの鯛」です。まずは「鯛の三種盛り」です。

 「明石鯛」で有名な明石からも遠くありません。さすがに脂ののったうまい鯛です。

 「煮あなご」も、とろけるようです。

 ゲソ、アジ、イクラと、どれもうまいです。

 腹を満たそうと、鉄火巻きなども頼みました。

 時間が早く、レーンは回転してませんでした。タッチパネルで注文すると、手渡しでした。

 山陽道・龍野ICのすぐ近くでした。

 廻鮮寿し たいの鯛
 0791-63-1488
 兵庫県たつの市誉田町広山24-1